英検は何級から履歴書に書ける?取得日・複数級の正しい書き方を解説!

履歴書には資格を記入する欄があり、自分が持っている資格を書くことで能力やスキルをアピールできます。特に英語力を客観的に証明できる英検は、しっかり記載しておきたい資格のひとつです。

本記事では「英検は何級から履歴書に書けるのか」という目安や正しい記入方法について解説します。

他にも、英検とTOEICの評価の違い履歴書に英検を書くメリットについても紹介しているので、履歴書作成時の参考にご活用ください。

履歴書に書ける英検の目安は2級以上

級数 理解力の目安となるレベル
1級 大学上級レベル
準1級 大学中級レベル
2級 高校卒業レベル
準2級 高校中級レベル
3級 中学卒業レベル
4級 中学中級レベル
5級 中学初級レベル

履歴書で評価されるのは高校卒業程度の「2級以上」

英検にはいくつかの級があり、中学初級レベルの5級から、大学上級レベルの1級まで難易度が分かれています。履歴書に英検を書く場合は、2級以上を目安にしましょう。

英検2級は高校卒業程度の英語力の証明になります。どの程度の英語スキルを求めているかは企業や業務内容によって異なりますが、2級以上であれば実務に活かせるレベルとしてみなされるでしょう。

また、日常会話レベルの英語力を求めている企業では、「英検2級以上」を必須条件としていることもあります。このように、選考においては英検2級以上が「書くべきレベル」といえます。

2級未満でも履歴書に書くこと自体は問題ない

英検2級未満であっても、履歴書に書くことは可能です。学歴が高卒の場合は準2級、中卒の場合は3級を書くことで在学中は英語の勉強に熱心に取り組んだことの証となります。

しかし、準2級や3級はビジネスレベルの英語を使いこなせるわけではありません。そのため、もし英語を活かした仕事をしたい場合は、入社後に上位資格へ挑戦したいという熱意を伝えることが大切です。

また、英検が2級未満であっても、「留学経験がある」「英語でビジネスメールのやり取りをしていた」などの実務経験があれば、即戦力として高い評価を得られるでしょう。

履歴書における英検の正しい書き方

英検の資格欄への書き方

資格・免許欄に記載する

英検は取得年月と共に履歴書の資格・免許欄に記載しましょう。誤った取得年月を書いてしまわないよう、合格時の書類などを探して正しい日付を確認しておくと安心です。

英検は「公益財団法人日本英語検定協会」主催の日本最大級の英語資格試験であり、正式な資格として認められています。日本国内でも認知度が高いため、履歴書に書くことで一定の英語力を保持していることをアピールできます。

また、英語力をより強くアピールしたい場合は、資格・免許欄に英検を記載したうえで、自己PR欄でも英検に触れるとよいでしょう。

自己PR欄では、取得までに工夫した学習方法や、取得後に英語力を活かした経験などを具体的に書くことで、資格の価値をより効果的に伝えられます。

正式名称の「実用英語技能検定」を用いる

英検の正式名称は「実用英語技能検定」です。そのため、履歴書に検定名称を記載する際は省略せずに正しい名称を使いましょう。

既に広く認知されているからといって、「英検」と略して記載するのはNGです。履歴書には情報を正確に記載することが求められるので、勘違いを招きかねない略称の使用はマナー違反となります。

一方、面接などの口頭で説明が必要な場面は「英検」と略しても問題ありません。正式名称が必須なのは、履歴書を含むフォーマルな書類のみです。

「取得」ではなく「合格」とする

英検は資格の特性上、「取得」ではなく「合格」と記載するのが正しい書き方です。英検は免許や国家資格のように「資格を付与される」ものではなく、「試験に合格した」ことを証明する試験制度であるためです。

「取得」と「合格」は似た表記ですが、使い方が不適切だと書類の信用性にも影響します。ささいなミスで評価を落としてしまうのは、履歴書でよくある失敗のひとつです。

正しい表記方法を用いることで、基本的な書類作成のスキルが備わっていることをアピールできるでしょう。

取得年月は合格証明書の発行日に合わせて記載する

英検の取得年月は、合格証明書の発行日に合わせて記載します。試験日や合格発表日ではないため注意しましょう。

英語スキルを必須とする職種の場合、企業から英検の合格証明書の提出を求められるケースがあります。その際に提出した合格証明書と履歴書の取得年月にズレが生じていると、取得の事実を疑われかねません。

年月の不備は不採用の決め手になるほどのミスではありませんが、確認不足や知識不足といった印象につながる可能性もあるため、しっかり確認した上で書くようにしましょう。

英検の合格証明書を紛失した場合は、英検の公式サイトから再発行することもできます。ただし、申請から実際に届くまでには数日以上かかることもあるので、提出が間に合わない場合は素直に申告することも大切です。

複数の級に合格している場合は上位級のみ記載する

英検で複数の級に合格している場合、上位級のみを記載するのが基本ルールです。

例えば、準2級と2級を所持している場合、上位の2級だけを記載すれば問題ありません。2級に合格していれば、準2級の知識も有していると判断されます。両方を記載するのも間違いではありませんが、履歴書の資格・免許欄のスペースには限りがあります。

また、複数の級を列挙することで採用担当者が混乱することもあるでしょう。そのため、基本は上位級のみ記載すれば十分です。

履歴書で英検とTOEICはどう評価が違う?

英検は「基礎的な英語力」を示す資格

英検は日本国内のみで行われる試験で「基礎的な英語力」を示す資格です。

企業側は英検を通して、「読む・書く・聞く・話す」といった英語の基礎技能をバランスよく学んできたかどうかを判断しています。

英検は新卒採用や第二新卒、英語を実務で使う頻度が高くない職種において、「一定水準の英語力があることを示す材料」として見られる傾向があります。

TOEICは「ビジネス英語の運用力」を示す指標

TOEICは世界160か国で行われている試験で「ビジネス英語の運用力」が試される資格です。TOEICは業務上のやり取りを想定した問題が多く、ビジネス英語をどの程度理解・処理できるかを測る指標として企業に認識されています。

企業はTOEICのスコアを通じて、「英語の指示や資料を理解できるか」「業務で英語を使えるのか」を見ています。特に、外資企業やグローバル展開をしている企業では、英検よりもTOEICのスコアを評価する傾向にあります。

TOEICは点数で英語力を客観的に比較できるため、採用や配置の判断材料として使われています。

職種や応募企業によって評価されやすい資格は異なる

英検 TOEIC
2級 550~650点(初中級)
準1級 700~850点(中上級)
1級 900~990点(最高難度)

英検とTOEICは、それぞれの級数と点数を上記のようなレベル別に分類できます。例えば、英検1級とTOEIC650点を持っている場合は、英検1級を優先して記載しすることがより高く評価されるでしょう。

英検は「基礎的な英語力」を示す資格であるのに対し、TOEICは「ビジネス英語の運用力」を示す指標です。

海外とのやり取りや英会話が必要な企業ではTOEICの方が評価されやすいですが、英語教材や国際的な市場分析などに携わる企業では英検の方が有利に働くでしょう。

一概に、どちらの方が優れていると決めつけることのできない資格のため、応募先に合わせて記載する優先度を変えるのが効果的です。

履歴書に英検を書くメリット

英語力が求められる職種で大きな強みになる

英検は英語力が求められるポジションにおいて、心強い武器となるでしょう。海外勤務のある営業や貿易事務、観光地の接客、ホテルのフロントなどは即戦力として評価されやすいです。

英語での読み書きだけではなく、電話応対などの接遇で発揮できる英会話スキルは貴重です。例えば、英検2級を履歴書に記載することで「高校卒業レベルの英語スキルは期待できる」と安心感を伝えられるでしょう。

英語スキルを重視する企業に応募する場合、英検は必ず記載しましょう。

職種を問わず学力の裏付けができる

英検は英語に関わる仕事でなくとも履歴書に書いてアピールすることができます。英語スキルが必要ない職種においても、一定の学力があることの裏付けとして機能するでしょう。

どんな資格でも、長期間の勉強を経て取得したことが伝われば、努力できることの証明になります。英検は比較的ポピュラーな資格なので、企業側に取得難度も伝わりやすく、学力を示す材料としてはうってつけです。

特に、未経験から新しい仕事に挑戦する場合や、社会人経験が浅い第二新卒などはアピール材料が少なくなりがちです。そんな時に知名度の高い英検を持っていれば、学力があることをアピールする材料にできるでしょう。

継続力や結果を出す力が伝わる

英検合格への道のりは決して簡単なものではありません。一夜漬けで突破することはほぼ不可能であり、継続的な学習だけが成果に繋がるといえるでしょう。

英検の資格そのものに価値があることはもちろん、合格まで地道に勉強に励んだ姿勢学習のスケジュール管理能力も評価されるきポイントになります。

与えられた業務を計画的に進め、しっかりと結果を出せるポテンシャルがあることは十分なアピール材料になります。

履歴書に書いた英検を面接でアピールする方法

英語を使った具体的な経験とあわせてアピールする

英検そのものにスポットを当てるだけではなく、英語を使った具体的な経験もあわせてアピールしましょう。

例えば、「接客のアルバイトで海外のお客様にもスムーズにご案内できた」といったエピソードがあると説得力が増します。他にも、趣味と結びつけることで頻繁に英語に触れながら生活していることを伝えるのもよいでしょう。

また趣味を聞かれた際、「洋画鑑賞」を伝えたうえで、「字幕なしでもストーリーや会話を理解できます」のように情報を面接で付け加えることで、強く印象を残すことができるので、おすすめです。

英検取得までの努力や工夫をエピソードとして説明する

英検をアピールする際は合格までの努力や工夫とセットで伝えましょう。仕事では努力の過程より結果が重視されるものですが、面接においてはこれまでの努力や工夫から見えてくる人間性も評価対象になります。

計画的に勉強を進めた経験は時間管理能力、実際に英語を使った対話の機会を経験してきた場合はコミュニケーション能力など、語学力以外のスキルをアピールできます。

また、「リスニングが苦手なので毎日英語のニュースを見た」「1年間でTOEICのスコアを300点伸ばした」など数字を交えると、より努力の様子が伝わりやすくなります。

英検をどのように仕事で活かしたいかを明確にする

英検をアピールする上で大切なのは、英検を取得した自分が社会で活躍するイメージを膨らませることです。

まずは応募先企業の募集条件をチェックしましょう。英語スキルは必須なのか、必須であれば英検何級を最低条件としているかを確認します。その上で、どのような部署で英語を使っているのか調べてみましょう。

例えば、海外の取引先とメールのやり取りが多いようであれば、ライティングやリーディングのスキルが活かせます。一方、電話や対面での打ち合わせが多ければヒアリングやスピーキングのスキルを武器にできるでしょう。

仕事で英語スキルがどのように役立つのか、自分の言葉でアピールすることで選考突破の確率は格段に上がります。

他のスキルや経験と組み合わせてアピールする

英語スキルをアピールするだけでは万全とはいえません。英検は知名度が高い分、持っている人も多数います。そのため、英検を持っていることに加えて、独自のスキルや経験を組み合わせてアピールすることが重要です。

例えば、応募先の商品に関連する深い知識があれば、海外展開を任せられる人材として評価される可能性が高まります。また、営業力や折衝力を示せれば、対外的な交渉に貢献できるイメージを伝えられます。

英語と関連付けて活かせる経験を具体的に示すことで、他の応募者との差別化を図れるでしょう。

履歴書の英検に関するよくある質問

合格証明書を紛失してしまい取得年月が分からない場合は?

合格証明書を紛失してしまった場合は有料(税込1,200円)にて再発行が可能です。ただし、手元に届くまでには1週間~10日程要するため、紛失に気付いたら早めに手続きしましょう。

また、2024年から英検の合格証明書はオンライン上でも確認が可能です。紙の合格証明書は有料で尚且つ手元に届くまでに時間を要します。しかし、オンラインでの合格証明書は無料で何枚でも印刷できます。

そのため、複数の応募先に提出を求められた場合でもスムーズに対応できるでしょう。

英検に有効期限はある?

英検に有効期限はありません。一度取得したら半永久的に履歴書に記載することができます。ただし、応募先の企業によっては取得年月が古すぎると、スキルを有していると認められないケースが存在します。

制限を設けている場合、「取得から2年以内」としている所がほとんどです。一方で、取得から2年以上が経過していても英検を履歴書に書いてはいけないというルールはありません。

実践的な英語力が備わっているか確認されるケースがありますが、直近の経験をもとに落ち着いて英語力を示せば問題ないでしょう

合格証明書の提出を求められることはある?

一部企業においては、合否結果の改ざんを防ぐことや、募集要項の基準を満たしているかを確認するため、英検の合格証明書の提出を求めることがあります。

特に、英語スキルが必須条件となっている場合や資格手当を支給している場合、提出を求められる可能性は高いでしょう。後から提出を求められて慌てることがないよう、応募の段階で準備しておくことをおすすめします。

証明書を紛失してしまった場合は、再発行の手続きを速やかに行いましょう。オンラインの合格証明書を活用すれば無料で再発行できる上、その場で印刷が可能です。

英検のCSEスコアとは何のこと?

英検のCSEスコアとは、英検を国際的な指標で判断している評価制度のことです。

英検は日本では認知度が高い資格ですが、海外ではあまり知られていません。そのため、日本と海外の評価基準に差が出てしまうのを防ぐために取り入れられたのがCSEスコアです。

自身が取得した英検が海外ではどのレベルに該当するのか、英検の成績表を見れば確認できます。

また、「英検CSEスコア証明書」は合否問わず発行が可能です。CSEスコアは英語力を国際的な指標として示すことができるため、積極的に活用しましょう。

英検を履歴書に書いて積極的にアピールしよう

業務に英語力が必要な場合はもちろん、英語を必須としない職種であっても、英検は履歴書に書いてアピールするのがおすすめです。

英検は単に英語力を示すだけではなく、取得までの努力の過程やスケジュール管理能力、スピーキングやヒアリングで培ったコミュニケーション能力のアピールにもつながります。

履歴書に英検を書く場合は、高校卒業レベルの2級以上を目安としましょう。ただし、2級未満であっても、留学経験や実務で海外の人とやり取りをした経験などがあれば、自己PR欄や面接などで保管することで周りの応募者に差を付けることができます。

英検は自分の強みや仕事に活かせるスキルと合わせて伝えることで、より効果的です。説得力のあるアピールを心がけながら、希望の企業から採用を勝ち取りましょう。

履歴書はパソコンと手書きのどっちが好印象?迷った時の判断基準

履歴書をパソコン作成と手書きのどっちにするかは、就活生や転職活動中の方にとっては大きな悩みの一つです。企業からの指定がない限り、基本的には、どの方法で作成しても問題ありません。

しかし、より好印象を与えるためには、企業や職種、応募状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。

この記事では、パソコン作成と手書きのメリット・デメリットを詳しく解説。それぞれの方法で、より完成度を高めるコツも紹介します。

履歴書をパソコンで作るか、手書きにするか迷ったときの判断基準も説明するので、迷っている方は要チェックです。

履歴書はパソコンでも手書きでも評価は大きく変わらない!

就活や転職活動で提出する履歴書は、パソコン作成でも手書きでも、評価に大きな影響はありません。応募する企業が指定していない場合は、自分が作成しやすい方法を選びましょう。

履歴書を作成する上で重要なのは、内容・読みやすさ・ミスの少なさです。履歴書では、パソコン作成・手書きといった形式よりも、経験(職歴)・スキル・志望動機といった内容や、書類作成能力がより重視されます。

ただし、パソコン作成、または手書きを好む企業や業界は未だ少なくありません。また、「効率的に作成したい」「手書きで熱意を伝えたい」など、それぞれの状況や目的によっても、最適な作成方法が異なります。

パソコン作成と手書きのメリット・デメリットを把握し、応募先の企業や目的に合わせて、より効果的な方法で作成しましょう。

履歴書をパソコンで作成するメリット・デメリット

作成・修正が簡単で複数応募に対応しやすい

パソコンで履歴書を作成する最大のメリットは、効率的に就職・転職活動を進められることです。

基本事項や学歴・職歴・保有資格などを記入し、テンプレートとして保存しておけば、応募先の企業に合わせて志望動機や自己PRを書き換えるだけで完成します。書き間違っても簡単に修正できるので、手書きのように一から書き直す必要がありません。

短時間で作成できるため、複数の応募先に提出したり、応募期限が迫っていたりする場合には非常に便利です。書類準備にかかる時間を節約でき、企業研究や面接対策の時間に充てられるでしょう。

誰が見ても読みやすく評価のブレが起きにくい

履歴書をパソコンで作成すると文字の大きさや間隔が均一に表示され、読みやすくなることもメリットです。

手書きとは違い、文字のばらつきや仕上がりに大きな差が生まれず、誰が見ても評価のブレが起きにくくなります。採用担当者が内容に集中できるため、必要な情報がしっかりと伝わるでしょう。

特に、手書きに自信がない方にとって、文字をきれいに整えられることは大きな魅力です。履歴書を作成する際、文字の仕上がりに余計なストレスを感じる必要がありません。

仕上がりに納得できず、何回も書き直して履歴書を無駄にすることがないのも利点です。

データ提出やメール送付にそのまま使える

パソコンで履歴書を作成すると、Web応募やメール提出の際、データを変換する必要がないので効率的です。WordやExcelで作成した履歴書をそのままPDF化すれば、データを添付するだけでスムーズに提出できます。

近年は、自社のWebフォームからの応募、またはメールでの提出を指示する企業が多い傾向にあります。パソコンで履歴書を作成するとスキャンの必要がなく、自宅のパソコンやスマホからでも簡単に応募できます。

就職・転職エージェントを利用する場合も、履歴書データを共有しやすいでしょう。

誤字脱字・流用のミスに気づきにくい

パソコンでの履歴書作成はメリットが多い一方で、誤字脱字を見落としやすい点には注意が必要です。

変換ミスが起きやすく、誤字脱字に気づかないまま提出してしまうケースは少なくありません。同じような文章を何度も見ているとチェックが甘くなり、ミスを見逃しやすくなります。

また、複数の企業に応募する場合、別の企業に提出した内容を修正し忘れることもよくあるミスです。特に、提出日付の修正漏れはよく見られます。

誤字脱字があったり、流用に気づかれたりするとマイナスの評価につながるため、最終チェックを怠らないことが重要です。

熱意や人柄が伝わりにくい

パソコンで作成した履歴書は、手書きに比べて熱意や人柄が伝わりにくいこともデメリットです。

パソコンで作成すると文字に個性が出ないため、印象に残りにくくなります。形式が整っていても内容が薄ければ、意欲が低いと判断されてしまう可能性もあるでしょう。

パソコンで作成した履歴書でアピールするためには、内容を充実させて差別化を図ることが重要です。応募企業に特化した内容を盛り込み、採用担当者の印象に残る魅力的な履歴書に仕上げましょう。

履歴書を手書きで作成するメリット・デメリット

丁寧さや人柄がパソコンに比べ伝わりやすい

手書きの履歴書は、パソコンで作成されたものより丁寧な印象を与え、人柄が伝わりやすいことが最大のメリットです。

時間と手間をかけているので誠実に見られやすく、入社意欲が高いと受け取る採用担当者もいるでしょう。特定の企業や業界では、手書きを好む場合があります。

特に、志望度が高い企業に応募する場合など、熱意を示したいときには手書きで丁寧に作成するのがおすすめです。パソコン作成の履歴書より印象に残りやすく、差別化につながるでしょう。

字がきれいであれば好印象につながることもある

文字に自信がある場合は、手書きで履歴書を作成することで強みをアピールできます。きれいで見やすい文字は、丁寧に仕事をする印象を与えるため、好評価につなげるには効果的です。

近年はパソコンで履歴書を作成するケースが多いので、企業指定がない場合、手書きで作成することで差別化にもなります。

特に事務職や秘書職など、書類業務が多い職種に応募する場合、文字の美しさは大きなアドバンテージになるでしょう。

慎重に進める必要があるため作成時間がかかる

手書きの履歴書を準備するには、パソコンで作成するのに比べて多くの時間がかかります。一から慎重に書き進める必要があるため、集中力も必要です。

文字の大きさやバランスを考えながら、一文字ずつ丁寧に記入していくと、予想以上に時間がかかることも少なくありません。複数の企業に応募するときは、さらに負担も大きくなるでしょう。

手書きの場合、履歴書に記入するときだけでなく、準備や提出にも手間がかかります。履歴書用紙を用意する必要があり、作成後は郵送するか、スキャンしてデータ化しなければなりません。

郵送する際は、送付状(添え状)や封筒の準備が必要です。手書きで履歴書を作成する場合は、時間に余裕を持って進めましょう。

間違えたら一から作成しなければならない

手書きで履歴書を作成する最大のデメリットは、間違えたときに修正できないことです。

基本的に、修正液や修正ペンを使うのはマナー違反とされています。一文字でも書き間違えたら新たに作成しなければならないため、精神的な負担は大きいでしょう。

何度もミスが続くと時間と用紙のロスになり、焦りが出てきます。集中力が途切れると間違いやすくなるため、一度に何枚も手書きで作成するのは難しいでしょう。

ミスを減らしてスムーズに作成するためには、下書きやパソコンでの見本作成といった事前準備をしてから取り組むことをおすすめします。

履歴書はパソコン?手書き?迷ったときの判断基準

企業から指定された提出方法があるか

履歴書の作成方法は、企業からの指定に従うことが大前提です。応募要項で手書きかパソコンでの作成が指定されている場合は、必ず従いましょう。

指示に従うことは社会人としての基本的なマナーであり、信頼性にもつながります。異なる方法で提出すると確認不足とみなされ、マイナスの評価につながる可能性があるので注意が必要です。

なお、「PDFで提出」と指示がある場合は、パソコンで作成することをおすすめします。手書きの履歴書をPDF化することもできますが、スキャンの品質によっては文字が読みにくくなるリスクがあるためです。

企業からの指示が曖昧で迷う場合は、自己判断せず担当者に確認しましょう。慎重に作業を進める姿勢を見せることで、評価につながる場合もあります。

応募職種でパソコンスキルが求められているか

応募先の企業や職種に合わせて、履歴書の作成方法を決めるのもおすすめです。

IT系・外資系など、ITリテラシーや効率性が求められる企業では、パソコンで作成した履歴書を好む傾向があります。パソコンで作成した履歴書は効率的に確認でき、データ管理がしやすいためです。

また、事務作業やデータ入力を行う職種や、営業職・企画職・マーケティング職といったWebの活用が進んでいる職種に応募する場合も、パソコンで履歴書を作成したほうがスキルのアピールにつながります。

一方、サービス業や介護・福祉業界など、パソコンスキルよりコミュニケーションスキルが重視される業界や職種は、必ずしもパソコン作成にこだわる必要はありません。自分の強みや応募状況、応募先企業の文化などを考慮して決めましょう。

応募先企業の文化・採用担当者の層

履歴書の作成方法を決めるときは、応募先企業の文化を考慮することも必要です。

歴史のある老舗企業や役職者の平均年齢が高い企業は、手書きの履歴書を好意的に見る傾向があります。公的企業や地方の中小企業、建設業・製造業といった保守的な文化がみられる企業も同様です。

保守的な企業がすべて手書きを求めているわけではないため、事前のリサーチは必要ですが、作成方法を判断する一つの目安になるでしょう。

手書きの書類を扱うことが多い企業であれば、熱意や志望度の高さをアピールするのに有効です。

新卒か中途採用かによっても判断が異なる

パソコン作成と手書きのどちらがよいかは、新卒か中途採用かによっても異なります。基本的には、新卒・中途採用を問わず、どちらの方法で作成しても問題ありません。

ただし、新卒採用では、手書きの履歴書を好む企業が多い傾向があります。新卒の場合、スキルよりも人となりやマナーが重視されるため、手書きで個性をアピールするのがよいでしょう。

一方、スキルや経験が重視される中途採用では、パソコンで作成した履歴書を提出するのが一般的です。中途の場合、個性よりも応募者の経験や実績が注目されるので、情報が分かりやすく整理されている方が好印象につながる可能性があります。

前項で述べた通り、応募企業によっても異なるため、判断基準の一つとして覚えておくとよいでしょう。

応募企業ごとに履歴書の形式を使い分けても問題ない

応募企業の志望度や、就職・転職活動の状況に合わせて、作成方法を使い分けるのも効果的です。

企業からの指定がない場合、作成方法は自分で決められます。そのため、志望度が高く熱意を示したい企業には手書き、同時に複数の企業に応募する場合はパソコンで作成するなど、上手く併用して使い分けるのがおすすめです。

企業によって文化や求める人物像は異なります。企業に合わせて履歴書の作成方法を変えることも、選考を通りやすくするための重要なポイントです。

同時進行で複数の企業に応募する場合は、リスト化して管理しておくと混乱やミスを防げるでしょう。

読みやすさ・ミスの少なさを重視して選ぶ

作成方法の指定がなく、応募企業や職種の傾向だけでは判断できない場合、自分の強みを活かせる方法を選びましょう。よりミスしにくい方法で作成し、読みやすい履歴書に仕上げることが重要です。

例えば、字に自信がない方は、パソコンで作成するのがよいでしょう。逆に、パソコン操作が苦手な方は、手書きで丁寧に作成したほうが、完成度を高められる可能性があります。

また、忙しくてミスが増えそうなときはパソコンで作成し、余裕があるときは手書きにするなど、状況に合わせて決めるのもおすすめです。

履歴書は、形式よりも中身や正確さが重視されるため、自信を持って仕上げられる方法で作成する必要があります。それでも迷うときは、近年の主流であるパソコン作成が無難です。

パソコンの履歴書でも「手抜き」と思われないための工夫

テンプレートをそのまま使わず内容を調整する

テンプレートを活用し、パソコンで履歴書を作成するときは、一手間かけて工夫するのが効果的です。

志望動機や自己PR欄を広くして内容を充実させたり、不要な項目を削除して空欄をなくしたりと、テンプレートの仕様を調整するだけでも、仕上がりの印象は大きく変わります。

また、テンプレートの記載例や例示文をそのまま使うのも厳禁です。定型的な文章は個性や強みが伝わりにくく、使い回しているような印象を与えるリスクがあります。

定型文はあくまで参考に留め、必ず自分の言葉で意欲や強みを伝えることが重要です。

文字のフォント・サイズに配慮する

パソコンで履歴書を作成する場合、文字のフォントは「明朝体」か「ゴシック体」で統一しましょう。

文字サイズは10.5~11ptを基本とし、氏名は14~15pt、学歴・職歴などの見出しは12~13ptを目安に調整するのがおすすめです。

明朝体とゴシック体は、多くのビジネス文書で採用されている標準フォントなので、採用担当者に違和感を与えることなく、内容に集中できます。

また、氏名や見出しを本文より少し大きくすることでメリハリがつき、読みやすくなるでしょう。一手間かけて工夫することで、細部まで配慮して作成されたことが伝わります。

ただし、個性を発揮しようとして「ポップ体」や「教科書体」などの文字フォントにするのは控えましょう。明朝体とゴシック体を併用するのも、逆に読みにくくなる場合があるので注意が必要です。

志望動機・自己PRは企業ごとに書き分ける

志望動機や自己PRは、応募企業が求める人物像に合わせて書き分けることが重要です。これらの項目は、応募者の意欲や強みが最も良く表れます。

例文の一部だけを調整した内容や、どの企業にも当てはまる無難な内容だと、手を抜いたと思われる可能性があります。

企業理念や具体的な業務内容に触れたり、応募職種と自分のエピソードを結びつけたりして、募集企業に特化した内容でアピールすることが不可欠です。

特に、パソコンで作成した履歴書は個性を発揮しにくいため、より内容を工夫することが求められます。採用担当者の印象に残るような内容にできれば、差別化につながるでしょう。

誤字脱字やレイアウト崩れを必ずチェックする

パソコンで作成した履歴書は、入念に最終チェックを行いましょう。パソコンで作成すると、変換ミスが起こりやすくなります。履歴書に誤字脱字があると、仕事の丁寧さや正確性が疑われ、評価を落としかねません。

何度も同じ画面を見ているとミスに気づきにくいため、別の日に改めて確認したり、第三者にチェックしてもらうのがおすすめです。

また、レイアウトの崩れにも要注意です。履歴書が完成したら、必ず印刷画面を表示してレイアウトを確認しましょう。余白が広すぎたり、不適切な位置で改行されていたりすることがよくあります。

印刷して紙で確認すると、よりミスに気づきやすくなるでしょう。

手書き履歴書を作成するときのポイント

黒のボールペンを使用し間違った場合は書き直す

手書きの履歴書は、黒のボールペンを使用するのがマナーです。ペン先が太すぎると文字がつぶれる心配があるため、0.5〜0.7mmを目安にしましょう。

公文書では、速乾性が高くにじみにくい油性ボールペンを使用するのが一般的です。筆圧が弱い方や滑らかな書き心地を好む方は、水性やゲルインクのボールペンでも構いません。ただし、水性のボールペンは、記入後のにじみに注意が必要です。

また、書き直しの負担を減らすために、消せるボールペンを使うのもマナー違反になります。書き間違えてしまった場合は、たとえ一文字のミスだとしても新しい履歴書に書き直しましょう。

丁寧で読みやすい字・余白を意識する

履歴書を手書きで作成する場合は、文字の丁寧さとバランスが仕上がりを左右します。文字に自信がなくても一文字ずつ丁寧に書けば、誠実さは伝わるものです。

上手く書くことだけに意識が向くと文字が大きくなったり、枠内に書ききれなくなったりするため、全体的なバランスを意識して仕上げましょう。

枠内いっぱいに文字を書き込み、余白が少なければ読みにくくなります。文字の大きさを揃え、適度な余白を意識して記入することが、読みやすい履歴書に仕上げるコツです。

文字数が多すぎて枠内に収まらない場合は、無理して書き込もうとせず、内容の見直しを検討しましょう。

鉛筆で下書きしてから本番に備える

各項目の枠内にバランスよく記入するには、鉛筆で下書きしてから本番に臨むのが効果的です。事前に下書きをすることで、ミスを大幅に減らせます。

手書きの場合、書き進めながら文字間のバランスを整えることは非常に困難です。下書きなしで、書きたい内容を枠内にきれいに収めるのも容易ではありません。

下書きをしておくと文字数を調整でき、文字のバランスを確認できるので、書き直しのリスクが少なくなります。下書きに沿って書き進めるだけなので精神的な負担も軽減でき、より完成度の高い履歴書に仕上げられるでしょう。

書き直しを前提に余分を用意しておく

手書きの履歴書を作成する場合、失敗を前提に準備しましょう。間違ってもすぐに書き直せるように、履歴書を数枚余分に揃えておくのがおすすめです。

書き直しが続いても、履歴書の予備が十分にあれば、用紙不足を気にせず作業に集中できます。1社につき、少なくとも3枚以上を目安に用意しておきましょう。5枚以上用意しておくと安心感につながり、もし余っても他の企業への応募時にも使えます。

志望度が高い企業の場合は、手書きの履歴書を複数枚仕上げ、最も完成度の高いものを提出することも可能です。作成後に履歴書が汚れたり折れたりする可能性もあるため、提出するまでは予備を手元に置いておくと安心でしょう。

履歴書はパソコンでも手書きでも丁寧に作ることが大切!

履歴書は、パソコン作成か手書きかといった形式よりも「丁寧さ」と「正確性」が重要です。

採用担当者は作成方法よりも中身を重視する傾向があるため、どちらの形式であっても、ミスがなく読みやすい履歴書であれば好印象につながるでしょう。

パソコン作成と手書きでは、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらか一方に決めるのではなく、応募企業や就職・転職活動の状況に合わせて作成方法を使い分けると、書類選考の通過率を高められるでしょう。

完成度の高い履歴書を作成したければ、形式にとらわれず、内容を充実させて丁寧に仕上げることが大切です。

効率的に完成度の高い履歴書を作成したいなら、履歴書作成ツールを活用する方法もあります。「らくらく履歴書」は、特定の業界・職種向けのテンプレートを多数用意しているため、自分に合ったフォーマットで簡単に作成が可能です。

必要事項を入力するだけなので効率よく進められ、レイアウトが崩れる心配もありません。PDF形式での保存やメール送信、コンビニ印刷にも対応しているため、スムーズに履歴書の準備が完了します。

できるだけ手間をかけずに短時間で履歴書を作成したい方は、ぜひ利用を検討してみてください。

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履歴書の趣味・特技欄は何を書く?役割・違い・選び方をわかりやすく解説

履歴書の趣味・特技欄は、職歴や資格だけでは読み取れない自分の強みを示せる項目です。

しかし、「スポーツや音楽鑑賞といった定番の趣味でもいい?」「自己PRとは何が違う?」「趣味や特技がない場合はどうする?」といったことに悩む人も少なくありません。

そこでこの記事では、履歴書に記載する趣味・特技のポイントを詳しく紹介。ケース別・職種別に、評価されやすい趣味・特技を具体例とともに解説します。自分らしさをアピールできる趣味・特技を記載して、印象アップにつなげましょう。

履歴書の趣味・特技欄の役割

趣味は人柄や社風との相性を示す

履歴書の趣味欄は、自分の人柄や価値観を伝えるための項目です。どんなことに興味・関心を持ち、どのように取り組んでいるのかには、それぞれの「人となり」が表れます。

採用試験では人柄も重視する企業が多いため、趣味を通じて、学歴・職歴だけでは見えない自身の強みや魅力をアピールしましょう。

また、趣味欄には企業が求める人物像を意識して記載すると、さらに効果的です。

企業は、趣味から垣間見える価値観を通じて、自社にマッチする人材かどうかを見極めています。応募企業の理念や社風を理解し「一緒に働きたい」と思ってもらえるよう工夫して記載しましょう。

特技は継続力や向上心を示す

履歴書の特技欄は、自分の強みを補足する役割があります。

特技は、努力の積み重ねによって身につくものです。特技そのものだけでなく、一つのことに継続して取り組む姿勢や向上心も示すことができ、入社後に成長できる人材であることをアピールできます。

さらに、特技であれば、資格や職歴がなくても記載が可能です。応募職種や業務と関連性のある特技は、自己アピールにつながります。

仕事に活かせる要素を意識しつつ、特技といえるスキルや知識を身につけた過程も一緒に示しましょう。

どちらも面接時のアイスブレイクに役立つ

履歴書に記載された趣味や特技は、面接での「アイスブレイク」にも役立ちます。

アイスブレイクとは、面接の冒頭で軽い雑談を挟み、緊張感のある雰囲気を和らげることです。応募者の緊張をほぐすことが目的のため、会話の入口として趣味や特技を話題にすることが少なくありません。

また、アイスブレイクでの対話を通じて、応募者のコミュニケーション力を確認する場合もあります。

面接で聞かれる可能性があることも踏まえ、会話が広がりやすい内容を意識すると、話しやすい雰囲気を作るのに役立つでしょう。会話の中で自然に自分の個性や強みをアピールできれば、面接官の印象にも残りやすくなります。

履歴書に書くべき趣味・特技とは?

【趣味・特技の使い分け】

趣味:楽しんでいること

特技:得意といえること

※同じ事柄でも表現を変えればOK!

趣味とは「日常的に楽しんでいること」

趣味とは、普段から楽しんでいる活動のことです。ジョギング・音楽鑑賞・読書・お菓子作りなど、日常的に楽しんでいることや長く続けている活動が該当します。

特技とは違い、趣味に得意・不得意は関係ありません。自分が好きで続けていることかどうかが基準になります。

履歴書では、趣味を通じて自分の個性や人となりをアピールできるため、自分らしさが伝わることを記載するのが理想的です。面接で深掘りされても説明できるよう、具体的なエピソードを伝えられるものがよいでしょう。

多くの趣味がある場合は、自分の魅力が最もよく伝わることを厳選して記載することをおすすめします。

特技とは「継続的に努力して身につけた能力」

特技とは、努力を重ねて習得したスキルや知識のことです。語学・PCスキルのように資格や試験で証明できるものから、スポーツなどの実績で示せるもの、個人の特性に関するソフトスキルまで多岐にわたります。

趣味との違いは、客観的に能力を説明できるかどうかです。自信を持って「得意」と言えることなら特技になります。

資格や実績で示すのが難しい特技は「どんな場面で役立つのか」「どのように身につけたのか」といったことを具体的に説明できるものを記載しましょう。

趣味と特技の重複OK!内容を差別化して伝えることが重要

履歴書の趣味と特技は、同じことを別の切り口で書くことも可能です。

例えば、趣味は洋画鑑賞、特技は英語のリスニングとすれば「楽しんでいること」と「得意なこと」で書き分けができます。趣味は「料理」、特技は「手際よく調理できること(段取り力)」のように、同じことでも視点を変えれば十分に差別化できるでしょう。

一つの活動を長く楽しんでいる場合、そこには「得意」といえる要素があるものです。趣味を通じて得たスキルや学びを特技として結びつければ、一貫性が生まれ、説得力も高まります。

同じ活動を異なる切り口で説明できると、分析力や柔軟性の評価につながる可能性もあるでしょう。

履歴書に書く趣味・特技のポイント

趣味・特技は面接で話せるものを選ぶ

趣味や特技は面接で質問される可能性があるため、具体的に説明できるものを記載しましょう。深掘りされても困らないよう、実体験に基づくエピソードを話せるものがおすすめです。

興味を持っている段階や、過去に数回体験しただけの趣味・特技では、自分の人となりや強みを伝えきれません。履歴書に書いた内容と面接での回答にズレが出て、誤解を与えてしまう可能性もあります。

「活動を始めた理由」「続けている期間」「大変だったこと」など、質問されたときに自信を持って答えられる趣味・特技を記載しましょう。

業務に関連する要素を補足すると評価につながりやすい

趣味や特技を記載する際は、応募する職種の業務に関連付けると評価につながりやすくなります。

特に、免許・資格欄や職歴欄などでスキルをアピールできない場合は、趣味・特技で補足するのが効果的です。

業務に関連する知識やスキルがあると、未経験者よりも仕事をスムーズに習得しやすく、即戦力として期待される可能性があります。

また、特定の業務に限らず、仕事をする上で求められるスキルをアピールするのもおすすめです。コミュニケーション力・自己管理能力・論理的思考力といった、いわゆる「人間力」も強みになります。

趣味や特技の活動を通じて習得したスキルにも注目してみましょう。

ギャンブルや政治・宗教に関するものは避ける

自分が好きなことや得意なことであっても、企業に不安を抱かせる活動は記載を避けましょう。代表的な例として、ギャンブルや政治、宗教活動などが挙げられます。

趣味・特技の内容が合否に直接影響を与えることはほとんどありませんが、金銭や人間関係のトラブルをイメージさせるものは控えるのが無難です。

履歴書の趣味・特技は、あくまで自分の強みをアピールするのが目的なので、あえて誤解を招くリスクがあることを書く必要はありません。

業務に活かせる要素があることを記載し、自分の魅力やスキルを補足するのに役立てましょう。

【ケース別】評価されやすい趣味・特技

新卒|学生時代頑張った部活・ゼミ活動

趣味・特技
趣味:野球(大学時代はサークルに所属し、現在は社会人チームで毎週末、練習に励んでいます)

特技:リーダーシップ力(大学時代の野球サークルで、2年間キャプテンを務めました)

新卒は「学生時代、何に打ち込んだか」が重視されます。部活やゼミ活動に関連する趣味や、活動を通じて身につけた特技などを記載すると好印象につながるでしょう。

例えば、スポーツに励んでいたなら、野球・サッカー・バスケットボールといった具体名を記載するのがおすすめです。そこから培ったリーダーシップ力・自己管理能力・粘り強さなどを特技として記せば、趣味との一貫性も示せます。

新卒は職務経験がないため、企業側は学業や部活・ゼミ活動での経験から仕事に取り組む姿勢をイメージすることも少なくありません。

成長が期待できる人材として評価されるためには、入社後に自分の強みをどのように活かせるのか具体的にイメージできるよう伝えることが重要です。

第二新卒|長く継続している習慣や活動

趣味・特技
趣味:ランニング(学生時代から5年間、毎晩3km走ることを日課にしています)

特技:フルマラソン完走(計画的なトレーニングを継続し、目標達成力を培いました)

第二新卒の場合、長く続けている習慣や活動に注目してみましょう。

第二新卒は早期離職したことがネックになりやすいため、継続力や忍耐力、協調性などをアピールできると、企業側の不安要素を払拭するのに役立ちます。

特に、社会人になってからも継続していることなら、仕事との両立を強みにできるため、より評価されやすいでしょう。

例えば、毎日のランニングや筋トレ・社会人向けのスポーツサークル・資格や語学の学習などが挙げられます。半年〜数年にわたって継続し、何らかの成果に結びついたものがあれば、積極的にアピールしましょう。

目に見える形ではなくても、チームワークやリーダーシップなど仕事への向き合い方を示せるスキルを習得できたなら、十分な強みになります。

転職|業務で活かせるスキルや経験

趣味・特技
趣味:プログラミング(業務に役立つアプリの開発)

特技:Pythonを用いた簡易アプリの作成(データ分析や業務効率化を目的とした自作アプリ) 

中途で転職を目指す場合は、業務に直結するスキルや経験を優先的に記載すると効果的です。

実務ですぐに活かせるものなら、即戦力となる人材として好評価につながる可能性が高くなります。職務経歴書の内容と一貫性を持たせれば、さらに説得力が増すでしょう。

実務だけではなく、趣味を通じて習得したスキルも有効です。プログラミング・タイピングといったIT・デジタルスキルや、英会話・翻訳・通訳といった語学力などが挙げられます。

IT・デジタルスキルはポートフォリオで、英語であればTOEIC・TOEFLなどで客観的にスキルの証明が可能です。

アルバイト|体力・几帳面さ・接客力が伝わるもの

趣味・特技
趣味:部屋の片付け(定期的に断捨離を行い、快適な環境を保つようにしています)

特技:整理整頓(整理収納アドバイザー2級の資格取得に向けて勉強中です)

アルバイトの場合、仕事に向き合う姿勢を示せるものが効果的です。体力や几帳面さ、接客力などをアピールできると、好印象につながりやすくなります。

過去のアルバイト経験から得られたスキルであれば、具体的なエピソードを交えて伝えるのがおすすめです。業務に結びつくスキルや経験を意識すると、さらに効果的でしょう。

例えば、毎日のウォーキングが趣味なら、体力や自己管理能力をアピールするのが有効です。掃除や片付けが得意であれば、丁寧に仕事をするイメージを持たれやすいでしょう。

勤務時間が早い仕事なら、早起きやスケジュール管理などが得意だと、プラスの評価につながります。前のアルバイトで無遅刻・無欠勤だったことなども、大きな強みになるはずです。

【職種別】評価されやすい趣味・特技

事務職|正確性・継続性・細かい作業への適性が伝わるもの

趣味・特技
趣味:パズル(1,000ピース以上の作品に集中して取り組んでいます)

特技:ハンドメイド(ビーズアクセサリーの制作。細かな作業を丁寧に行うのが得意です) 

事務職は、正確さや丁寧さが求められる職種です。ルーティン作業が多いので、細かい作業を伴うものや、コツコツと継続して行う趣味・特技があると評価されやすいでしょう。

細かい作業への適性が伝わりやすい趣味・特技としては、パズル・アクセサリー作り・手芸・模型などが挙げられます。

どれも地道な作業を伴うため、集中力や継続力などに結びつけてアピールが可能です。細部まで配慮できる姿勢を示すのもよいでしょう。

安定感や信頼性のある人材だというイメージを与えられると、プラスの印象につながりやすくなります。

営業職|対人力・協調性・行動力が伝わるもの

趣味・特技
趣味:サッカー(地域のスポーツ少年団でコーチのボランティアをしています)

特技:コミュニケーション力(初めて会った人とすぐに打ち解けられます)

営業職は、人との関わりが見える趣味・特技を伝えるのがおすすめです。

人間関係を構築する力や対応力、チャレンジする姿勢などが読み取れると、好印象につながります。例えば、サッカーや野球といったチームスポーツが趣味なら、協調性や行動力などをアピールできます。

また、暗記が得意であれば、人の顔と名前をすぐに覚えられることが強みになる可能性があるでしょう。旅行が趣味の場合は、行動力や柔軟性の高さを示せます。

趣味・特技で示した自分の強みを志望動機や自己PRにも盛り込むと、一貫性が出て、説得力のある内容に仕上がるでしょう。

接客・サービス業|気配り・臨機応変さが伝わるもの

趣味・特技
趣味:ボランティア活動(月に2回、こども食堂のボランティアをしています)

特技:傾聴力(相手の話を丁寧に聞く姿勢を心がけており、友人からよく相談を受けます)

接客・サービス業を志望する場合、相手や場面に応じて対応できることが伝わるものだと、評価につながりやすいでしょう。

接客・サービス業は、マニュアル通りに対応できない場面が多く、細かな気配りや臨機応変な対応が欠かせません。柔軟性・忍耐力・判断力などに結びつく趣味や特技があれば、好印象を与えられる可能性があります。

具体的には、ボランティアや地域活動、イベントのサポートのほか、チームスポーツなどもおすすめです。誰とでも仲良くなれたり、人の話をよく聞いたりできることも、接客・サービス業では評価されやすい特技といえます。

人との関わりがよく伝わるエピソードを準備して、説得力を高めるのがポイントです。

履歴書に書く趣味・特技が思いつかない場合の対処法

日常的に続けていることを探す

趣味や特技が思いつかない場合は、無意識に続けていることに目を向けてみましょう。自分にとっては当たり前のことでも、趣味や特技になりうるケースは少なくありません。

例えば、毎日の散歩も習慣として長く続けていれば立派な趣味であり、継続力や自己管理能力を特技として示せます。

また、部屋の片付けや整理整頓を楽しんでいるなら趣味といえます。自分なりに片付け方を工夫していれば、段取り力や効率化などのアピールができます。

日常的に続けていること、楽しんでいることを洗い出し、仕事に活かせるかどうかという視点で探してみましょう。

無難でも印象が悪くならないものを活用する

履歴書に記載する趣味や特技は、採用担当者の目を引くような活動やスキルである必要はありません。特別な活動やスキルを無理して探すより、無難でも定番の趣味・特技を活用するのがおすすめです。

例えば、趣味なら、読書・音楽鑑賞・映画鑑賞・ウォーキング・筋トレ・料理などが挙げられます。

特技なら、早起き・整理整頓・健康管理・情報収集などが無難でしょう。初対面の人とすぐ打ち解けられる・人の話をよく聞く・継続して取り組めるといったことも、印象を左右しにくい特技といえます。

無難な趣味や特技なら理解されやすいため、うまく説明できずにマイナス評価につながるリスクを軽減できます。

定番の内容であっても、自分の強みや仕事との関連性を伝えられるよう工夫すれば、好印象を与えられるでしょう。

特別な経験でなくてもOK!趣味・特技は自己表現の一部として捉える

趣味や特技は、あくまで自己表現の一部と捉え、日常の活動の中から自分らしさが伝わることを探してみましょう。特別な経験でなくても、自分の価値観や人柄が伝われば十分です。

企業側は応募者の人となりを知るのが目的であり、特別な経験やスキルを求めているわけではありません。無理にアピールすると逆効果になる可能性があります。

趣味や特技そのものよりも、経験を通じて得た気付きや学びに焦点を当て、自分の強みをアピールするほうが好印象につながりやすいでしょう。

趣味・特技に関するよくある質問

趣味と特技はどちらかだけでもいい?

履歴書の記入欄が「趣味・特技」として一つにまとめられている場合、無理に両方を書く必要はありません。

趣味・特技の両方を書くのが難しいなら、より自信を持って伝えられる方を具体的に記載しましょう。基本的には、「面接で詳しく説明できること」や「応募業務に関係すること」を優先的に記載するのがおすすめです。

どちらか一方に絞る場合、空欄が目立つと消極的に見えてしまうため、記載スペースや履歴書全体のバランスを考慮して記載することも重要です。

マニアックな趣味でも書ける?

アニメ・ゲーム・鉄道といったマニアックな趣味でも、履歴書への記載は可能です。

ただし、あくまで自分の強みを示すのが目的のため、伝え方に配慮する必要があります。例えば、アニメが趣味なら「情報収集力」や「探究力」、ゲームであれば「集中力」や「分析力」などを強みとして結びつけるのがおすすめです。

マニアックな趣味でも、その活動や体験から得られたスキルや知識をしっかり伝えられれば、好印象につながる可能性は十分にあります。

面接で質問されたときには、専門的な要素は控え、相手に伝わる表現を意識しましょう。

趣味・特技がない場合はどうする?

趣味や特技がない場合は、まず自分の日常の活動を棚卸ししてみましょう。普段の行動を客観的に見てみると、実は「趣味や特技がない」と思い込んでいるだけの場合も少なくありません。

長く続けていることや楽しいと感じていることを洗い出し、趣味や特技として整理することが大切です。

趣味・特技がないからといって空欄にしたり、「特になし」と記載したりするのは望ましくありません。履歴書に空欄があると、入社意欲が低いという印象を与えてしまう可能性があります。

趣味や特技そのものではなく、自分の強みをアピールするための項目として活用しましょう。

それぞれ何個書けばバランスがいい?

趣味と特技は、それぞれ一つに絞って記載するのが原則です。より自分の強みが伝わることに絞ったほうが、印象に残りやすくなります。

多すぎるとアピールしたいことが伝わりにくくなり、印象が薄れてしまいがちです。詰め込みすぎて読みにくくなる可能性もあります。

履歴書の趣味・特技欄は、あくまでも自分の強みを補足する項目であることを意識し、数よりも質を重視してバランスよく仕上げることが重要です。どうしても絞りきれない場合は、読みやすさも考慮して、箇条書きで端的にまとめましょう。

履歴書の趣味・特技欄は自分らしさを簡潔に伝えよう

履歴書の趣味・特技欄は、資格や職歴だけでは読み取れない「強み」をアピールするための項目です。日常的に楽しんでいる趣味や、長年続けて身につけた特技を通して「自分らしさ」を簡潔に伝えましょう。

応募する職種の業務に関連することを優先的に選び、履歴書には要点を簡潔に伝えるのがポイントです。面接では趣味や特技について深掘りされることがあるため、具体的なエピソードを交えて説明できると好印象につながります。

履歴書全体のバランスも考えて、志望動機や自己PRとの一貫性を持たせると、より説得力を高められるでしょう。

履歴書の趣味・特技の書き方や、志望動機・自己PRとのつなげ方に悩む場合は、履歴書作成をサポートするツールを活用するのもおすすめです。「らくらく履歴書」では、新卒用・転職用などの状況別、営業・事務職・販売職といった職種別に、数多くのテンプレートを揃えています。

趣味・特技欄でアピールした強みをキーワードとして入力すれば、自己PRが自動生成されるため、効率よく一貫性のある履歴書を作成できるでしょう。履歴書の書き方に悩んでいる方は、ぜひ活用を検討してみてください。

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履歴書の写真はアプリ撮影でもいい?失敗しない撮り方とおすすめアプリ

近年は手軽に写真を撮影・加工できるアプリが増え、履歴書用の証明写真をスマホで自撮りする人も増えています。しかし「就活用の写真に使ってもいい?」「企業にバレない?」といった不安から、使用をためらう人も少なくありません。

そこでこの記事では、履歴書の写真をスマホで撮影するメリット・デメリットや、アプリできれいに撮るコツを解説。無料で肌補正や背景変更できるものから、コンビニ印刷・データ保存ができるものまで、履歴書用に使えるおすすめのアプリも紹介します。

証明写真が撮れるアプリを活用して、効率よく就活・転職活動の準備を進めましょう。

履歴書の写真を撮るのはアプリでも問題ない?

履歴書写真がアプリ撮影かどうかは選考に影響しない

履歴書の証明写真は、撮影方法ではなく仕上がりが重要です。アプリで撮影したものでも、一定の品質が確保されていれば、選考に直接影響することはほとんどありません。

近年はスマホのカメラやアプリの性能が向上しており、証明写真機などで撮影した写真との差が縮まっています。特に、データ化された写真は、アプリで撮影したかどうかの判別がつきにくいのが実情です。

明らかに画質が低いものや、過度に加工をした写真は不適切ですが、正しく撮影・調整すれば無料のアプリでも十分に対応できます。

採用担当者が見ているのは「清潔感・明るさ・自然さ」

履歴書の写真は、応募者の第一印象を左右します。

どんな方法で撮影された写真でも、表情や身だしなみから「清潔感」「明るさ」「自然さ」が伝わることが重要です。アプリで撮影された写真が、これら3つの要素を満たしていれば好印象につながるでしょう。

採用担当者は短時間で多くの履歴書に目を通し、応募者の人物像をイメージします。わずかな違和感が第一印象に影響する可能性もあるため、アプリで撮影した写真は、直感的に不自然さを感じさせないことが重要です。

身だしなみや表情・背景などを整え、好意的な印象を与えられる写真を準備しましょう。

履歴書の写真をアプリで撮るメリット・デメリット

メリット デメリット
撮り直しが簡単 照明や背景に気を配る必要あり
好きな時間や場所で撮影できる 撮影や加工方法によって違和感が生じる

何度でも撮り直せるので納得いく写真が選べる

履歴書用の証明写真をアプリで撮影する最大のメリットは、何度でも撮り直せることです。表情や姿勢を微調整しながら撮り直し、複数の写真から満足できる1枚を選べます。

さらに、自宅での撮影ならリラックスできて表情が自然になり、自分らしさが伝わる写真を用意できるでしょう。

写真館だと緊張したり、表情がぎこちなくなったりする人は、アプリを活用するのが効果的です。何度も撮り直しすることで、より完成度の高い証明写真を準備できます。

時間や場所に縛られず撮影できる

アプリを活用すれば、自宅で手軽に撮影できる点も大きなメリットです。時間や場所を選ばないため、忙しい社会人や就活生も都合の良いタイミングで撮影できます。

自宅で撮影できれば移動時間や待ち時間がかからず、営業時間にも左右されません。証明写真機がある場所を探す手間も不要です。応募期限が迫っているときでもすぐに撮影して用意でき、準備をスムーズに進められるでしょう。

照明・背景によっては仕上がりに差が出やすい

アプリで撮影するデメリットとしては、照明や背景の影響を受けやすく、条件次第では写真の印象が大きく変わりやすい点です。

写真館や証明写真機で撮影したものと比べ、暗くなったりぼやけたりして仕上がりに差が出てしまう場合も少なくありません。

自宅は写真館のように照明が整っていないので、影ができたり反射したりして撮影に苦労することもあるでしょう。そのため、背景の壁を整える必要もあります。アプリでの撮影で一定の品質に仕上げるには、照明と背景を整えることが重要です。

撮影・加工のやり方を間違えると不自然になりやすい

アプリで撮影すると、撮影や加工の仕方次第では不自然な仕上がりになる可能性があります。

採用担当者は多くの履歴書に目を通しているため、写真のわずかな違和感にも敏感です。加工しすぎると違和感が目立ち、逆効果になるリスクがあるので注意しましょう。

補正加工をしすぎると、面接時に実物とのギャップが生じる原因となります。加工の程度によっては、マイナスの印象につながりかねません。加工はあくまで整える程度にとどめ、自然な仕上がりを優先しましょう。

履歴書の写真をアプリで撮る手順【5STEP】

履歴書写真に対応したアプリを選ぶ

写真アプリの種類は豊富にあるため、用途や機能をよく確認して選びましょう。履歴書用のサイズを指定でき、背景色を変更できるか確認が必要です。

できるだけ手軽に写真を用意したいなら、証明写真用の専用アプリを活用するのがよいでしょう。用途を選択するだけで自動的に規格サイズに設定でき、背景処理や明るさ調整にも対応しています。

自宅のプリンタ・コンビニでの印刷や、履歴書作成アプリとの連携ができるアプリだと、よりスムーズに準備を進められるので便利です。

撮影前に服装・髪型・背景を整える

服装・髪型・背景の整え方の例

引用:ミライトーチ

アプリで証明写真を撮るときは、事前の準備が非常に重要です。撮影前の準備次第で写真の印象が大きく変わるため、手を抜かずに服装・髪型・背景をしっかりと整えましょう。

撮影時の服装は、黒や紺色のスーツと白いシャツ・ブラウスを着用するのが基本です。シワや汚れがないか確認し、襟元やネクタイを整えます。

髪型は清潔感を優先し、前髪や耳周りをすっきりと整えましょう。髪が長い場合は、顔全体が見えるようにまとめます。女性のメイクは、明るく健康的な仕上がりを意識すると好印象です。

撮影は白い壁の前でするのが理想ですが、難しい場合は、大きな白い模造紙などを背景に貼って準備しましょう。模様の入った壁やカーテンの前、直射日光が差し込む場所は避けるのが無難です。影や映り込みの心配が少ない場所を選んで撮影することをおすすめします。

角度や明るさに注意してスマホで撮影する

角度や明るさに注意してスマホで撮影する

引用:転職Hacks

スマホでの撮影は、角度と明るさが仕上がりを左右します。テスト撮影を繰り返し、ベストな環境を整えてから本番の撮影に臨みましょう。

まず、スマホを縦にして三脚やスマホスタンドに固定し、目線の高さに合わせます。顔が歪むのを防ぐために、スマホが顔の正面にくるようセットしましょう。

明るさが足りないと顔が暗く映る原因になるため、自然な光が十分に差し込む場所で撮影することが重要です。

スマホをセットしたら、セルフタイマーなどを活用して撮影します。仕上がりを確認しながら納得できる仕上がりになるまで、何度か撮影を繰り返しましょう。

履歴書用サイズ・背景を調整する

履歴書の写真サイズ

引用:転職Hacks

スマホで撮影した写真の中から最も仕上がりのよい一枚を選び、履歴書用のサイズに調整します。

履歴書用の証明写真は、縦4cm×横3cmが基本のサイズです。顔から胸元までバランスよく収まるように位置を調整し、トリミングしましょう。

背景色は、白・淡いブルー・薄いグレーの中から選択します。全体的に明るくしたいなら白か淡いブルー、落ち着いた印象にしたい場合は薄いグレーがおすすめです。ピンクやイエローなどの色合いは目立ちやすいので、背景色として使用するのは控えましょう。

必要に応じて明るさを微調整し、顔色や背景が不自然に見えないか確認します。調整後は必ずプレビューで仕上がりを確認し、応募形式に合わせて保存すれば完了です。

印刷・貼り付けをする

写真の準備ができたら、自宅のプリンタ、またはコンビニなどで印刷し、仕上がりを確認します。画質が低いと写真の印象が大きく変わるため、高画質印刷が基本です。

写真の鮮明さや汚れなどを確認して問題がなければ、履歴書用紙の所定の位置に貼り付けます。写真の貼り方も評価の対象になるので、曲がらないように丁寧に貼り付けましょう。

貼り付けにはスティックのりや両面テープを使うと、写真からのりがはみ出る心配もなくきれいに仕上がります。

履歴書の写真アプリできれいに撮影するコツ

照明を使って顔に影がかからないようにする

リンディングライト

引用:エレコム

履歴書用の写真を撮影するときは、顔全体に均一に光が当たるよう調整しましょう。日中は、自然な光が差し込む窓の正面を向くようにして撮影すると、きれいに仕上がります。窓の前で撮影すると逆光となり、影ができやすいので注意が必要です。

自然光だけでは明るさが足りない場合は、補助ライトなどの照明を活用します。フラッシュだと光が強すぎて背景に影ができやすいため、使用は控えましょう。

自然に明るさをプラスしたいなら、レンズの周りから光を当てるドーナツ型のリングライトがおすすめです。顔全体に均一に光が当たるため、影が出にくくなり明るく仕上がります。

上からの照明で影ができてしまう場合は、レフ板を活用するのも有効です。コピー用紙などの白い紙を膝の上に置いて撮影することで、下から光が反射して目の下などに影ができるのを防げます。

自身から1m離した場所からズーム撮影する

スマホで写真を撮るときは、少し離れた場所からズーム撮影するのが効果的です。

スマホの広角レンズは広い範囲を撮影できる一方、近距離で撮影すると中心から離れた部分が歪みやすくなる特性があります。

近くで撮影すると顔の輪郭が歪み、膨張してしまう可能性があるため、1m程度の距離を置いて撮影するのがポイントです。

ただし、ズームしすぎると画像が荒くなるため、1.5〜2倍程度で撮影するのがよいでしょう。2倍程度なら画質が荒くなりすぎず、歪みも抑えられてきれいに仕上がります。

三脚・スタンドを使用し左右の肩のラインを揃える

スマホでの撮影時は、必ず三脚やスタンドを使用しましょう。写真のブレを防ぐには、スマホをしっかり固定して安定させることが重要です。

手持ちや自撮り棒では一定の角度を保てず、構図も崩れてしまいます。スマホを目線の高さに固定して安定させ、真正面から撮影できるようにセッティングしましょう。

また、正しい姿勢で撮るためには、左右の肩の高さを揃えることもポイントです。カメラを正しくセットしても、肩のラインが揃っていないと体が傾いて見え、だらしない印象を与えてしまいます。必ず鏡で左右の高さを整えてから撮影しましょう。

視線はレンズの少し上を見て表情をハッキリさせる

履歴書の証明写真は、視線と表情で印象が大きく変わります。

好印象を与えるには、写真を撮影するときに、レンズの少し上を見るように意識するのがコツです。視線を少し上にすることで目が開いて瞳にほどよく光が入り、明るくはっきりとした表情になります。

レンズを直視すると硬い表情になりやすく、視線が下がると自信がないように見えてしまいます。遠くを見るようなイメージで視線を少し上げ、軽く口角を上げると、印象の良い自然な表情が作れるでしょう。

履歴書の写真をアプリで撮るときの注意点

美肌加工やパーツ修正は使用しない

履歴書用の写真は、自然な見た目であることが最優先です。美肌加工やパーツ修正などの機能は、基本的に使用を控えましょう。

特に、目・口・輪郭といったパーツ補正を行うと不自然になりやすく、面接時の違和感にもつながります。

履歴書は情報の信頼性が求められるため、加工したことに気づかれるとマイナスの印象を与えかねません。アプリの加工は明るさや色味の微調整にとどめ、自然な仕上がりにすることが大切です。

加工で不自然な修正を加えるよりも、ありのままの姿を活かすほうが、結果として採用担当者の信頼につながるでしょう。

背景合成は「切り抜き感」を出さない

背景を合成処理する場合も、自然な仕上がりにすることが重要です。

背景と人物の境界線に「切り抜き感」があると違和感を与えます。特に、髪の毛と背景の境目は歪みやすく、輪郭に白い縁が出てしまうことも少なくありません。

背景には境目がわかりにくい白や薄い色合いを指定し、合成処理した後は人物と境目の馴染み具合をよく確認しましょう。

履歴書の写真では全体像にも気を配る必要があります。顔の写りだけに気を取られて背景処理が雑にならないよう、細部まで丁寧に仕上げましょう。

写真の解像度やファイル形式を指定の条件に合わせる

履歴書をオンラインで提出する場合は、指定された解像度と画像ファイル形式を守ることが重要です。解像度が低すぎると顔がはっきりわかりにくく、印刷したときもぼやけてしまいます。

特に指定がない場合は、300dpi以上を目安に調整するとよいでしょう。300dpi以上あると、印刷してもきれいに見えます。

また、画像のファイル形式は、JPEG・PNGが一般的です。指定されていない形式で保存すると容量が大きくなり、オンラインでの提出時に支障が起きる可能性があります。

さらに、色味が不自然になったり、履歴書の表示エラーが出たりするリスクもあるため、必ず指定された形式で送付しましょう。

【無料あり】履歴書写真に対応したおすすめアプリ・サービス

らくらく履歴書

らくらく履歴書

らくらく履歴書」は、履歴書の作成と写真の準備を効率的に進められるアプリです。

履歴書用に特化しているため、写真サイズの調整や白背景への変更が容易で、そのまま履歴書のフォーマットに貼り付けられます。中央線や、頭の先とあごの下のラインの目安も確認しながらレイアウトを調節できるので、写真をバランスよく配置できるでしょう。

履歴書の完成後はコンビニ印刷やPDFでのダウンロードも可能で、履歴書の作成を効率よく進められます。

新卒用から転職・アルバイト用まで幅広いテンプレートが用意されており、自己PRの自動作成機能もあるので、複数社に応募するときも役立つでしょう。

証明写真作成アプリ

証明写真作成アプリ

引用:App Store

「証明写真作成アプリ」は、履歴書用の証明写真を簡単に作れるアプリです。

撮影した写真を保存して必要な枚数を指定するだけで、1枚のシートに複数枚の証明写真をまとめて印刷できます。履歴書用のサイズを選ぶと自動的に調整され、背景色の指定も可能です。

JPEG形式でデータ保存されるので、オンライン履歴書にも対応できます。スマホやデジカメで撮影した写真に対応しているプリンターであれば、自宅で印刷できる点もメリットです

コンビニで印刷する場合は、30円のプリント代だけで済むので、コストを抑えて証明写真を準備できることもメリットです。

履歴書カメラ

履歴書カメラ

引用:App Store

「履歴書カメラ」は、求人サイトで知られる「タウンワーク」がプロデュースしている無料の証明写真アプリです。スマホで撮影した写真を選び、履歴書用のサイズを選択して保存すれば、コンビニのマルチコピー機などで簡単に印刷できます。

肌補正機能は「清潔感」「健康的」「華やか」の3つから選べるので、求める仕上がりに合わせて手軽に調整できるでしょう。くま消し機能もあり、必要に応じて目の周りの影も補正が可能です。

コンビニでは、証明写真4枚のセット、または証明写真入りの履歴書を印刷できます。

AI証明写真

AI証明写真

引用:AI証明写真

「AI証明写真」は、AI補正機能が充実している証明写真アプリです。履歴書用のサイズを選択して写真をアップロードし、必要な編集を加えるだけで簡単に証明写真が完成します。

背景色の変更・美顔補正だけでなく、男性・女性用スーツの着替えにも対応。急に証明写真が必要になったときには、非常に便利です。AIが顔の細かなつくりまで読み取って調整するため、自然な仕上がりが期待できます。

証明写真が完成したらデータを保存し、コンビニか自宅のプリンターで簡単に印刷が可能です。データをそのままメールで送信することもできます。

パシャット

パシャット

引用:App Store

「パシャット」は、スマホで手軽に履歴書用の証明写真を作成できるアプリです。

写真の撮影から編集・印刷までトータルで対応しているので、効率的に証明写真を準備できます。コンビニでの印刷のほか、写真プリントの配送に対応していることも魅力です。

撮影時には、画面に顔の枠が表示されるので、枠内に収まるように位置を合わせるだけでバランスの良い写真に仕上がるでしょう。明るさや背景の調整ができ、スマホカメラの歪みを補正する機能も備えています。

写真プリントは、FUJIFILM純正ペーパーを使用しているので、写真館で撮影したような証明写真を準備したいときにもおすすめです。

履歴書写真アプリに関するよくある質問

アプリで撮った写真だと企業にバレる?

適切に撮影され、過度な加工を施していなければ、アプリでの撮影だと分かることはほとんどありません。

採用担当者は写真の印象で判断するため、撮影方法よりも仕上がりに意識を向けましょう。先述した通り、明るく清潔感があり自然な仕上がりであることが重要です。

最近のアプリは品質が向上しているため、写真館や証明写真機で撮った写真と遜色ない仕上がりが期待できます。照明や背景も整え、補正機能の使用を控えれば、アプリでも十分な品質の証明写真を作成できるでしょう。

自宅に白い壁がない場合はどうすればいい?

自宅に白い壁がない場合は、壁に大きな模造紙や白い布を貼って対応しましょう。通販を利用すれば、撮影用の白い布が安価で手に入ります。

窓や照明の位置によっては影ができたり、余計なものが映り込んだりするため、撮影場所の周りも整えておくと安心です。

どうしても適切な背景が用意できない場合は、無地の壁やカーテンの前などで撮影し、背景合成で調整しましょう。白や淡いブルーなどの背景に変更すれば、問題ありません。

ただし、背景合成を使用すると違和感が出る場合があるので、不自然に見えない仕上がりに調整することが大切です。

コンビニ印刷の画質は証明写真機と比べて問題ない?

コンビニのマルチコピー機は性能が向上しており、証明写真機と大きな差が出にくくなっています。ピクセルサイズ600px×450px、解像度300dpi以上の画像であれば、きれいに印刷できるでしょう。

逆に、元の解像度が低ければ、いくら高性能のマルチコピー機でもぼやけた仕上がりになります。

コンビニ印刷で使用される写真用紙も適度な厚みと光沢があり、証明写真機で採用されているものと遜色ありません。用紙やサイズを間違って選択すると仕上がりに影響が出るため、正しく設定して印刷しましょう。

履歴書写真はアプリでも正しく撮れば問題ない

履歴書の写真は、撮影方法ではなく仕上がりが重要です。正しく設定できていれば、アプリで撮った写真も問題なく履歴書用に使えます。

自撮りする場合でも、服装や髪型などの身だしなみを整え、背景や照明にも配慮すれば、写真館や証明写真機で撮影するときと同程度の品質を確保できるでしょう。

アプリで撮影・編集する場合は、加工の仕方によっても仕上がりが変わります。補正機能は使用しないか、ごくわずかに整える程度にとどめ、不自然にならないよう意識することがポイントです。

何度でも撮り直しができ、編集もやり直しがきくので、自分が納得できる証明写真を作成し、印象アップにつなげましょう。

職務経歴書をホッチキスで留めるのはNG?正しいまとめ方とクリップの使い方

職務経歴書が2枚以上になったとき、「ホッチキスで留めても問題ない?」と迷う人は多いでしょう。些細なことに思えても、応募書類のまとめ方は企業側に与える印象を左右するポイントのひとつです。

結論から言うと、職務経歴書のホッチキス留めは原則として避けるのが無難とされています。企業では書類をコピーやスキャンして管理することが多く、ホッチキス留めは手間になるためです。

では、複数枚の職務経歴書はどのようにまとめるのが正解なのでしょうか。

この記事では、ホッチキスが非推奨とされる理由から、評価を下げない正しいまとめ方までを分かりやすく解説します。

職務経歴書はホッチキスではなくクリップ留めが基本!

職務経歴書が複数枚になる場合は、ホッチキスではなくクリップでまとめるのが基本的なマナーとされています。理由としては、企業側での管理や保管がしやすいこと、そしてビジネスマナーとして無難であることです。

ここでは、なぜクリップ留めが適切とされているのかを、具体的な理由ごとに解説します。

必要に応じて付け外しができる

職務経歴書をクリップ留めにする最大の理由は、必要に応じて付け外しができる点です。 企業側では、応募書類をコピーしたり、他の書類と一緒にファイルへ綴じたりする場面も少なくありません。

ホッチキスで固定されていると、その都度針を外す手間がかかってしまいます。一方、クリップであれば必要に応じて簡単に付け外しができ、確認作業もスムーズに進みます。

同一の書類が複数枚になる時は、小さくシンプルなクリップで整えて提出しましょう。ただし、ダブルクリップや目玉クリップは厚みが出てかさばりやすく、書類を重ねにくくなります。応募書類には不向きなので注意しましょう。

企業側の管理・保管がしやすい

クリップ留めは、企業側にとって管理や保管がしやすいまとめ方です。企業では、応募書類を一定期間まとめて管理・保管します。

その際、ホッチキスで留められた書類は、管理や保管の面で扱いづらくなります。針が引っかかったり、書類が重なりにくくなったりするためです。

クリップ留めであれば、ファイルへの収納や仕分けがしやすく、管理効率も上がります。採用担当者に余計な手間をかけないことも、応募者として意識したいポイントです。

ビジネスマナーとして無難

応募書類の扱い方には、明確なルールが定められていない部分もあります。だからこそ、就活生は「無難であるかどうか」を基準に判断することが重要です。

職務経歴書をクリップでまとめる方法は、多くの企業で共通認識として受け入れられており、就活生が押さえておきたい基本的なビジネスマナーのひとつです。

特別な指定がない限り、職務経歴書はクリップ留めを選んでおけば失礼にあたることはありません。迷ったときほど、採用担当者に安心感を与えられる一般的で安全な方法を選ぶことが適切です。

職務経歴書にホッチキスを使うのがNGな理由

  • 書類に穴や傷が付いてしまう
  • コピー・スキャンする際に手間がかかる
  • 長期保管に向いていない

書類に穴や傷が付いてしまう

ホッチキスを使うと、書類に穴や傷が残ってしまいます。針を外す際に用紙が破れたり、角が裂けたりすることもあり、紙が薄い場合ほどダメージが目立ちやすくなります。

応募者の職務経歴書は、企業側にとっても大切な書類です。採用担当者は多くの応募書類を一定期間まとめて保管・管理するため、できるだけ状態を保ったまま扱えることが求められます。

コピー・スキャンする際に手間がかかる

採用選考では、職務経歴書をコピーしたり、スキャンして社内で共有することがよくあります。複数の担当者が同じ書類を確認するため、原本をもとに複数部用意されるケースも少なくありません。

その際、職務経歴書がホッチキス留めされていると、事前に針を外す作業が必要になります。針を外すだけでなく、書類をそろえ直したり、再度まとめ直したりする手間も発生します。

クリップでまとめた職務経歴書であれば簡単にコピーやスキャンに回せるため、企業側にとって親切な対応と言えるでしょう。

長期保管に向いていない

ホッチキスの針は、時間が経つと錆びることがあります。錆びた針は、書類に汚れが付着したり、用紙を傷めたりする原因になります。実際に、保管中に針の周囲が変色し、その汚れが用紙に移ってしまうケースも少なくありません。

さらに、応募書類は他の応募者の書類と一緒に重ねて保管されることが多いため、錆びた針の影響で周囲の書類まで汚れてしまう可能性もあります。

応募書類は一定期間保管されることを前提としています。そのため、時間の経過とともに劣化や汚れの原因になりやすいホッチキスは、避けるのが適切です。

職務経歴書をクリップでまとめる正しい方法

クリップは左上に留める

職務経歴書をクリップでまとめる場合は、左上に留めるのが基本です。日本のビジネス書類は左から右へ読み進める形式が一般的とされています。左上に留めておくことで、採用担当者は違和感なく書類をめくって読み進められます。

一方で、中央や右側にクリップを留めてしまうと、書類をめくる際に引っかかりやすくなり、確認作業の妨げになります。

小さなことではありますが、読み手の動線を意識したまとめ方は、書類全体の印象を整える上で重要なポイントです。 

書類の向きと順番をそろえる

複数枚の職務経歴書を提出する場合は、全て同じ向き・同じサイズでそろえることが大切です。

上下や裏表が混在していると、それだけで雑な印象を与えてしまいます。内容以前の部分でマイナス評価につながる可能性もあるでしょう。

書類の順番は、表紙を付ける場合は表紙を一番上にし、その後に職務経歴書の1ページ目、2ページ目と続けるのが基本です。採用担当者が迷わず読み進められる状態を作ることを意識しましょう。

2枚以上の場合はページ番号を振る

職務経歴書が2枚以上になる場合は、必ずページ番号を振っておきましょう。ページ番号は、用紙の下部中央や右上など、内容の邪魔にならない位置に小さく入れるのがおすすめです。

選考過程では、書類をコピーしたり、他の応募者の書類と一緒に管理したりすることがあります。万が一書類がバラバラになっても、ページ番号があれば正しい順番ですぐに並べ直せます。

こうした細かな配慮が、良い第一印象を与えるきっかけにもなるでしょう。

職務経歴書は他の書類と分けてまとめる

職務経歴書は、履歴書や送付状と一緒にクリップで留めないようにしましょう。

応募書類は種類ごとに分けて管理されることが多く、全てをまとめてしまうと確認作業の妨げになります。履歴書は履歴書だけ、職務経歴書は職務経歴書だけになるよう、それぞれ別のクリップでまとめるのが基本です。

書類ごとに整理されていると、採用担当者がスムーズに情報を把握でき、結果的に好印象につながります。

職務経歴書をホッチキスやクリップを使わずにまとめる方法

クリアファイルに挟む

職務経歴書をクリアファイルに挟んで提出する方法も、一般的なまとめ方のひとつです。この場合も、ページ番号は必ず振っておきましょう。

採用担当者は、書類をファイルから取り出して確認することが多いため、順番が分かる状態にしておくことが重要です。また、クリアファイルは新品で透明なものを使用し、色付きや柄入りのものは避けましょう。

ただし、履歴書や職務経歴書を別々のクリアファイルにまとめると、かえって管理しにくくなるおそれがあります。基本は、職務経歴書だけを提出する場合にのみ使える方法です。

職務経歴書をA3用紙にまとめる

職務経歴書がA4用紙で2枚以上になる場合は、A3用紙1枚にまとめる方法もあります。

見開きで全体を確認できるため、採用担当者にとって読みやすい形式です。この方法であれば、ホッチキスやクリップを使う必要がありません。

ただし、文字が小さくなりすぎると読みにくくなるため、フォントサイズや余白のバランスには十分注意しましょう。 

また、家庭用のプリンターではA3サイズの印刷に対応していないこともあります。その場合は、コンビニなどの大型プリンターを利用するのがおすすめです。

紙ではなくデータで送る

応募先企業から提出方法の指定がない場合は、PDFなどのデータ形式で職務経歴書を提出する方法も有効です。データ提出であれば、ホッチキスやクリップを用意する必要がありません。

その際は、ファイル名を「職務経歴書_氏名.pdf」のように分かりやすく設定し、レイアウト崩れが起きない形式で送付することが大切です。

なお、データで送ることができるのは最初からパソコンやスマホで作成した職務経歴書だけです。手書きの職務経歴書をスキャンして送信するのは適した方法ではないので注意しましょう。

職務経歴書のホッチキスに関するよくある質問

企業からホッチキス指定があった場合は?

企業から職務経歴書をホッチキスで留めるよう明確な指定があった場合は、その指示に必ず従いましょう。

指定を無視してしまうと、書類の内容以前に「指示を正しく理解し、実行できない応募者」という印象を与えてしまう可能性があります。留め方について特別な指定がない場合は、一般的なビジネスマナーに沿った方法で対応します。

横書きの書類であれば左上、縦書きの書類であれば右上に留めるのが基本です。縦書きと横書きの書類が混在している場合は、左上に留めておくと無難です。

ホッチキスを留める角度は、斜め45度を意識しましょう。横書きの場合は「/」の向き、縦書きの場合は「\」の向きで留めると、書類をめくりやすくなります。

A4サイズの用紙であれば、角から2cm〜2.5cm程度内側を目安にすると、見た目も整いやすくなります。

一方で、ホッチキスを横向きの「―」や縦向きの「|」で留めてしまうと、書類がスムーズにめくれず、留めた部分がかさばって管理しにくくなります。

提出前には、留め位置や角度が適切か、書類が曲がっていないかを必ず確認しておくことが大切です。

書類の枚数が多くクリップで止めきれないときはどうする?

枚数が多いからといって、大きなクリップで無理に留めるのはおすすめできません。書類が歪んだり、めくりにくくなったりする原因になります。

このような場合は、クリアファイルに挟む方法や、必要に応じて書類を分けて提出する方法を検討しましょう。企業側が確認しやすい形を優先することが大切です。

なお、一般的に、職務経歴書の枚数はA4で2枚程度が妥当とされています。1枚だけでは経験や意欲が十分に伝わらず、やる気がない印象を与えてしまうことがあります。

一方で、3枚以上になると、採用担当者が確認する際の負担が大きくなってしまいます。そのため、枚数が増えすぎてしまい、クリップで留めきれない状態になっている場合は、内容を整理して2枚程度に収まるかどうかを見直すことがまず重要です。

情報を詰め込みすぎていないか、重複した表現がないかを確認することから始めましょう。

職務経歴書を持参する場合もホッチキスは使わない方がいい?

面接時に職務経歴書を持参する場合でも、基本的な考え方は郵送時と同じです。ホッチキスは避け、クリップ留めやクリアファイルに入れて持参するのが一般的なマナーとされています。

書類を渡す際は、クリアファイルから取り出し、クリップでまとめた状態のまま相手に差し出します。企業側で後から確認・保管されることも多いため、ばらけないようにして渡すのが無難です。

このように、取り出しやすく整えられた状態で提出できると、落ち着いた印象を与えることができます。

針がないホッチキスなら使っても問題ない?

針がないホッチキスであっても、職務経歴書に使用するのはおすすめできません。針の有無に関わらず、応募書類として求められる「安定してまとまった状態」を保ちにくいためです。

針なしホッチキスは、綴じられる枚数が少なく、通常のホッチキスに比べて外れやすい特徴があります。職務経歴書は、選考過程でコピーやスキャン、他の応募者の書類と一緒に管理されることが多く、途中で外れてしまうと、確認作業の妨げになります。

特別な指定がない限りは、針の有無に関わらずホッチキスの使用を避け、クリップやクリアファイルでまとめる方法を選ぶ方が適切です。 

職務経歴書をまとめる際はホッチキスではなくクリップを使おう!

職務経歴書は、記載内容だけでなく、まとめ方も選考時に見られるポイントです。特に2枚以上になる場合、企業側の手間を減らすためにもホッチキス留めは避け、クリップでまとめるのが望ましいとされています。

クリップ留めであれば、必要に応じて付け外しができ、採用担当者が書類を確認しやすくなります。

また、ページ番号を振る、書類の向きや順番をそろえるといった基本的な配慮を行うことで、ビジネスマナーが身についている印象を与えることができるでしょう。

職務経歴書の形式が整ったら、次は内容を効率よく仕上げていきましょう。らくらく履歴書は、テンプレートを選び、フォームに沿って入力するだけで簡単に書類を作成できるサービスです。

自己PRや志望動機はAIが作成してくれるので、参考にしながらブラッシュアップすることで、完成度の高い履歴書・職務経歴書を作成することができます。

就職活動を効率的に進めたい人は、ぜひ活用してみてください。

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履歴書の封筒への正しい入れ方|折り方・向き・注意点を解説

就活や転職に欠かせない書類といえば履歴書や職務経歴書があります。郵送にしても、手渡しにしても、履歴書を提出する際は封筒に入れるのが基本的なマナーです。

本記事では履歴書を封筒に入れる際の正しい入れ方や準備について詳しく解説します。

他にも三つ折りして封筒に入れる場合のコツ、郵送と手渡しで異なる封筒の入れ方についても紹介しているので参考にしてみてください。

履歴書を封筒に入れる前の準備

サイズ|A4サイズが入る角形2号または角形A4号

封筒の種類

引用:リクナビNEXT

履歴書を入れる封筒のサイズは、A4用紙が入ることを基準に選びましょう。角形2号もしくは角形A4号というサイズ表記の封筒がベストです。

通常のA4用紙が210mm×297mmであるのに対し、角形2号は240mm×332mm、角形A4号は228mm×312mmです。そのため、余裕を持って履歴書を入れることができます。

封筒のサイズが合っていないと、履歴書が折れたりシワになったりする原因となります。第一印象を左右する書類だからこそ、サイズ選びにも気を配ることが大切です。

色|ビジネスシーンでの基本は白

履歴書を入れる封筒は、白色がビジネスシーンでの基本です。白い封筒は清潔感がある他、受け取る相手に誠実で丁寧な印象を与えることができます。

模様やロゴが入っているものは避け、無地のシンプルなデザインを選びましょう。履歴書は重要なビジネス書類のため、カジュアルすぎるデザインの封筒は不適切です。

また、白い封筒がない場合は他の色でも問題ありません。その場合でも、茶色や薄い水色など悪目立ちしないデザインのものを使用しましょう。

クリアファイル|書類をまとめるために用意

履歴書を封筒に入れる際は、クリアファイルを一枚用意しておくと安心です。履歴書をクリアファイルに挟んでから封筒へ入れることで、書類の折れや角の潰れを防ぐことができます。

また、雨で書類が濡れてしまうリスクも軽減できるため、面接当日に履歴書を持参する場合は特におすすめです。

ただし、使用するクリアファイルは何でも良いというわけではありません。派手な色やポップな柄付きの物は避け、透明でシンプルなクリアファイルを使用しましょう。

面接官の前で履歴書を提出する際は、クリアファイルも同時に見られる恐れがあります。細かい部分にも気を配ることで、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

のり・両面テープ|封をするために必要

履歴書を封筒に入れた後は必ず封をしましょう。

封をしない状態で提出するといい加減な印象を与えてしまいます。書類を紛失する可能性もあることから、「危機管理能力がない」と判断されてしまうでしょう。

封筒に封をする際は、スティックのりや両面テープを使うことをおすすめします。液体のりは封筒との相性が悪く、封をした際に波打ったり、はみ出して封筒が汚れたりする恐れがあります。

封筒の中身が確実に届くことを第一にしながら、外見もなるべくきれいに整えることで丁寧な印象を与えられるでしょう。

【基本】履歴書の封筒への入れ方

履歴書は基本二つ折りで入れる

履歴書を封筒に入れる際は、二つ折りにするのが一般的なマナーです。記載面が表になるように山折りにして入れましょう。

パソコンなどで履歴書を作成した場合は、A3もしくはB4サイズで見開き一枚になるよう印刷してから二つ折りにします。

折る際は机など平らな場所で丁寧に折り目をつけ、ズレや歪みが出ないよう注意しましょう。

また、よりコンパクトにまとめたいからといって三つ折り以上にするのは、原則として避けるべきです。折り目が多いと開いた時に不格好になるうえ、文字が読みづらくなるので粗雑な印象を与えてしまうため、注意が必要です。

書類は向きと順番を揃える

応募書類の入れ方の順番

応募書類は向きと順番を揃えるのが基本です。一般的には、先頭から「送付状→履歴書→職務経歴書」の順番で入れていきます。

向きや順番が不揃いだと受け取った相手に余計な手間を掛けさせてしまうため、気配りができていない印象を与えてしまいます。

また、ハローワークの紹介状を含める場合は、「送付状→次にハローワークの紹介状→履歴書→職務経歴書」の順で入れましょう。

他に応募先企業から履歴書以外の書類提出を求められている場合は、送付状、履歴書、職務経歴書、次に指定の書類の順番で入れていきましょう。

書類が複数ある場合はクリップでまとめる

履歴書や職務経歴書など、同じ種類の書類が複数枚に及ぶ場合は、クリップでまとめておくと安心です。ホチキス留めは採用担当者がコピーする際に外す手間が生じてしまうため、使わないようにしましょう。

書類を留める際は、針金だけで出来た「ゼムクリップ」を使うのが一般的です。厚みがなく、付け外しも簡単なので書類管理をする上で邪魔になりません。

クリップは書類の左上に付けるのがマナーですが、クリップによって文字が隠れないよう、位置を確認してから留めましょう。

また、書類が複数枚になる時は、ページ番号を振っておくとより丁寧な印象を与えられます。さらに、2枚目以降にも氏名を記載することで、他の応募者の書類と混ざってしまうリスクを軽減することができます。

クリアファイルに入れてから封筒に入れる

封筒に入れる順番

引用:リクナビNEXT

履歴書は直接封筒に入れるのではなく、クリアファイルに挟んでから入れましょう。

面接当日に履歴書を提出する場合、移動中に鞄を何度も開け閉めすることがあります。クリアファイルに挟んでおけば、開け閉めの度に書類が折れたり、他の荷物に引っかかったりするリスクを減らせるでしょう。

また、採用担当者もクリアファイルごと応募書類を管理できるようになるので、相手への心遣いを示すためにも有効です。丁寧な準備を行うことで、仕事に対する姿勢も丁寧だという評価を得やすくなるでしょう。

中身を入れたら糊で封をする

書類がすべて揃っていることを再度確認したら、糊で封をしましょう。

糊付けが甘いと封筒が開いてしまい、書類の紛失や破損に繋がります。また、しっかり封をすることで書類が外部の目に触れることを防ぐことができます。

履歴書には様々な個人情報が含まれており、企業側も扱いに細心の注意を払います。応募者側でも確実に封をしておき、情報漏洩のおそれがないように配慮することが求められます。

糊付け自体に特別な技術は必要ありません。丁寧に封をすることで、応募書類を大切に扱っているという姿勢を伝えることができます。

封じ目に「〆」の字を記載する

履歴書封筒の裏面の書き方

最後は封筒を封じてある境目に「〆」の字を記載します。これは「自分が封をしました」という意味を示すマークで、大事なビジネスマナーのひとつです。

一度開封すれば「〆」の文字がずれることから、第三者が中身を抜き取ったり、改ざんしたりしていないことの証明にもなります。

もちろん、実際に不正が起きることはほぼあり得ません。

しかし、現在では応募書類の情報が確実に正しいことを示すための慣例として「〆」の字が用いられています。セキュリティ上は問題なくとも、ビジネスマナーの一環として記入しておくことが大切です。

なお、「〆」マークは黒のボールペンなどを用いて書きます。「〆」以外に、「封」「締」なども使用可能です。

履歴書を三つ折りで封筒に入れる場合の正しい入れ方

顔写真が最初に見える向きで三つ折りにする

三つ折りの仕方

引用:転職Hacks

【履歴書を三つ折りにする方法】

  • 履歴書を縦半分に折る
  • 写真の欄がある側が表側に来るように山折りにする
  • 残りの箇所を谷折りにする

履歴書を三つ折りで封筒に入れる際は、顔写真や氏名欄が最初に目に入るようにします。

これは採用担当者が履歴書を取り出した瞬間に、応募者の情報をスムーズに確認するためです。仮に逆の折り方をしてしまうと裏面が最初に視界に入ってしまうため、やや配慮に欠けた印象となってしまいます。

正しい折り方をした場合、横から見た時にアルファベットの「Z」のような形になります。

また、いきなり三つ折りにすると最終的に折り目がずれてしまう恐れがあります。折る前に定規で履歴書の寸法を測り、正確な位置を確認した上で三つ折りにしましょう。

他の書類がある場合は重ねてから折る

履歴書以外に送付状や職務経歴書などの同封書類がある場合は、すべての書類を重ねてからまとめて三つ折りにします。

書類ごとに別々に折ってしまうと、サイズがずれて封筒内で乱れてしまいます。見た目の印象が悪くなるだけではなく、採用担当者の手間を取らせてしまうので気を付けましょう。

入れる順番は、封筒から出した際に読む流れに合わせて「送付状→履歴書→職務経歴書→その他の書類」とします。

送付状の日付や名前の部分が一番上になっていれば、正しい折り方ができていると判断できるでしょう。

三つ折りの場合はA4サイズの履歴書を使用する

三つ折りで履歴書を提出する際は、A4サイズの履歴書を使用するのが基本です。

A4用紙を三つ折りにした際、長形3号の封筒に入れるときれいに収まります。履歴書に限らず、送付状や職務経歴書などもA4サイズで統一しましょう。

A3やB4サイズの見開きの書類を長形3号の封筒に入れようとすると、折り目が非常に多くなり不自然な印象となってしまいます。A4用紙に1枚1ページで印刷してから重ねて折った方が、折り目を目立たせずに済みます。

また、一般的な企業は書類の保管に関してはA4サイズを前提としているため、A4サイズで提出することで企業側の管理負担を減らせるでしょう。

三つ折りの履歴書がOKとされるケース

履歴書は本来であれば三つ折りで提出することはほとんどありません。ビジネスマナーとして相応しいのは、A3やB4の見開き用紙を二つ折りにしたA4・B5サイズの履歴書で提出することです。

三つ折りは二つ折りに比べると開きにくい上に、文字が書かれた面と折り目が被り、読みにくく感じさせてしまいます。

しかし、用途や状況によっては三つ折りでも問題ないこともあります三つ折りの履歴書が許容されるケースを見ていきましょう。

パート・アルバイト応募の場合

パートやアルバイトへの応募の場合、三つ折りの履歴書でも問題ないケースが多いです。氏名や住所など基本的な情報を確認するために、履歴書が求められる傾向にあるからです。

また、パートやアルバイトでは、正社員ほど厳格な選考は基本的に行われません多く働けることや即戦力であることが主な評価基準となることから、書類自体のマナーはそれほど問われないことが多いためです。

ただし、三つ折りが許容されるからといって、書類を雑に扱っていいというわけではありません。

パートやアルバイトの応募でも、折り目をしっかり付けることや、封筒のサイズに合わせて折ることなど、最低限のマナーは守りましょう。

企業側から三つ折りでの提出を指定された場合

企業側から三つ折りでの提出を求められた場合は、その指示に従うことが最優先となります。理由は企業によって異なりますが、書類管理を効率化するためなどさまざまな事情が考えられます。

履歴書は二つ折りで提出するのがマナーだからと、指示に背くのはやめましょう。指定を守れることも選考の一部です。

企業の指示を独断で破ってしまうと、「ルールを守れない人」という評価が下される恐れがあるので注意が必要です。

【郵送】履歴書を封筒に入れるときのポイント

送付状は履歴書の一番上に重ねる

履歴書を郵送する際は送付状を添付するのがマナーであり、全書類の中でも一番上に重ねて封筒に入れるようにします。

企業には日々多くの郵便物が届きます。封筒を開けた際に送付状が一番上にあると、同封書類の内容や応募の目的が一目で分かるので、確認作業がスムーズになります。

なお、送付状を同封することは指示されないのが一般的です。必須の書類ではないものの、あった方がより丁寧な印象を与えられるので、指示されていなくともなるべく同封しておくようにしましょう

角形2号封筒を使い書類は折らずに入れる

履歴書を郵送する場合は、A4サイズの履歴書を入れられる角形2号封筒を使用します。折り目のない履歴書は見た目が整っているだけではなく、書類を丁寧に扱っている印象を与えることができるからです。

また、企業側も応募書類はA4サイズでの保管を前提としています。折り目の少ない履歴書の方がファイリングしやすく、親切さが伝わるでしょう。

郵送用の封筒は無地で白色のものが無難です。装飾やイラスト入りのものは避けましょう。

封をする前に書類の向きと枚数を確認する

封筒を閉じる前に書類の向きや枚数を必ず確認しましょう。封を閉じた後で書類の修正や追加をすることはできないので、封は慎重にする必要があります。

チェックするポイントは「書類の向きが合っているか」「書類に抜けがないか」「書類の順番が適切かどうか」などです。

封をする前の最終確認を習慣化することで、ケアレスミスの防止に繋がります。不安な場合は提出直前まで封しないまま保管しておき、作成時と提出時にそれぞれチェックすると良いでしょう。

【手渡し】履歴書を封筒に入れるときのポイント

持ち運びはクリアファイルに入れたまま封筒に入れる

手渡しするために履歴書を入れた封筒を持ち運ぶ際は、封筒ごとクリアファイルに挟んでおくと安心です。

封筒は移動中はカバンの中で折れてしまったり、雨による湿気で紙にシワができてしまう可能性があります。封筒も採用担当者の目に触れることになるので、クリアファイルで保護してなるべく綺麗な状態を保ちましょう

クリアファイルに挟んだ書類を入れた封筒を、さらにクリアファイルに挟むのは違和感があるかもしれません。しかし、こうした気遣いが第一印象を左右することもあるので、手間をかけて損はないでしょう。

受付で渡す場合は封筒に入れたまま提出する

封筒に入れたまま渡す場合の向き

受付で履歴書の提出を求められた場合、封筒に入れたまま提出するのが基本のマナーです。

ほとんどの場合、受付担当者が面接を兼任していることはほとんどなく、預かった履歴書は採用担当者へと引き継がれます。この時に履歴書がむき出しの状態だと、他の応募者の書類と混ざってしまう恐れがあります。

封筒に入れたまま提出することで書類が混ざってしまうトラブルを回避でき、事務処理もスムーズになるでしょう

手渡しの場合は宛名書きは必要ありませんが、封筒の裏面に自分の氏名や連絡先を記載しておくと親切です。

面接官に直接渡す場合は封筒から出して手渡す

面接官に直接渡す場合の向き

受付で履歴書を提出する場合は封筒から出す必要はありませんが、面接官に直接渡す場合は封筒から出して渡しましょう。この時、応募書類はクリアファイルに入れたままでも問題ありません。

面接官はその場で書類を確認するので、封筒に入れたまま渡すと開封する手間を掛けさせてしまいます。それだけで不採用が決まるわけではありませんが、配慮に欠けている人という印象を与えてしまうので注意が必要です。

また、渡す際は無言ではなく「こちらが履歴書です。よろしくお願いいたします」など簡単な挨拶もするようにしましょう。履歴書は相手がそのまま読めるような向きにして渡すのがマナーです。

渡す直前に封筒から取り出せるよう入れ方を整えておく

いつ提出を求められてもいいように、履歴書はすぐ封筒から取り出せるように入れ方を工夫しておきましょう。

例えば、封筒の蓋を開けたままにしておく、鞄の一番手前に入れておくなど、スムーズに取り出せるように準備しておきます。

履歴書をスムーズに取り出すことで、面接の流れも止めずに済むでしょう。準備を徹底しておけば気持ちにもゆとりが生まれ、その後の面接も落ち着いた対応が可能となります。

履歴書を封筒に入れる際によくある質問

履歴書は必ず二つ折りで入れないといけない?

履歴書は原則、二つ折りにして封筒に入れるのが基本です。

三つ折り以上にすると折り目の部分に文字が被ってしまい、読みにくくなってしまう恐れがあります。応募先企業が履歴書を保管することを考えても、三つ折り以上は避けるべきといえるでしょう。

A3かB4サイズで印刷した後、それぞれA4・B5サイズになるよう半分に折って封筒に入れるのがマナーです。

ただし、応募先の企業から「三つ折りにして郵送」などの指示がある場合は、二つ折りで出すのはNGです。一般的なマナーよりも、応募先の企業の指示に従うことを優先させましょう。

クリアファイルがない場合はそのまま入れても大丈夫?

クリアファイルがない場合は、履歴書をそのまま封筒に入れても問題ありません。必須ではなく「あれば丁寧」というものなので、採用に大きく影響することはほとんどないでしょう。

ただし、クリアファイルがないと、履歴書が封筒の中で折れたり曲がったりする恐れがあります。郵送中など、手の届かない場所で履歴書が破損することを避けるためにも、使用するのがマナーです。

クリアファイルを用意できない場合も、クリップでとめたり書類をしっかり揃えてから入れるなど、最低限の工夫をしておくと良いでしょう。

書類が2枚だけの場合もクリップは必要?

履歴書1枚と職務経歴書1枚のように、提出書類が2枚だけの場合は、クリップで挟まなくても問題ありません。クリップで挟んだ方が書類をまとめやすいのは事実ですが、2枚程度であればそのままでも管理は容易です。

むしろ書類が2枚の場合は、採用担当者に余計な手間をかけさせないためにも、クリップは使わない方が無難でしょう。

ただし、履歴書が複数ページにわたっており、バラバラになると何の書類かわからなくなる時はクリップでまとめるべきです。この場合、クリップでまとめた状態で1つの履歴書として読めるよう、他の書類は含めないようにしましょう。

入れ方を間違えて提出すると落ちる?

履歴書の入れ方を間違えても、不採用になることはまずあり得ないでしょう。

企業が見ているのは履歴書の内容や面接での受け答えであり、形式的なマナーは参考程度に過ぎません。書類の順序など、些細なミスであれば評価に影響することはないでしょう。

ただし、履歴書が汚れていたり折れや曲がりがあったり、書類の向きが統一されていなかったりと、配慮がないと判断されるとマイナスな印象を持たれてしまうこともあります。できる限りの配慮は行いましょう。

履歴書の封筒の入れ方に関するマナーを守ろう!

履歴書は、A4サイズが入る角形2号または角形A4号の封筒に入れるのが基本です。その際、クリアファイルに挟むなど、書類を保護するための工夫を加えられると好印象です。

履歴書の封筒への入れ方は、選考においてはそれほど重要視されるものではありません。しかし、第一印象で「丁寧な人」と感じてもらえれば、それだけで有利に働きます。

郵送・手渡しで異なる入れ方のルールにも注意して、正しいマナーと心遣いが伝わるよう準備を進めましょう。

【履歴書の訂正ガイド】二重線・訂正印の正しいやり方と提出後の対処法

履歴書を訂正して提出したからといって、直ちに不採用になるわけではありません。特に、アルバイトやパートの応募では、訂正があっても大きな問題にならないケースもあります。

一方、正社員や契約社員の採用では履歴書が重要な選考資料となるため、訂正跡のある書類は印象面で不利になる可能性があります。

履歴書は原則として訂正のない状態で提出すべきですが、やむを得ない場合には正しい方法で訂正することが重要です。

本記事では、履歴書の訂正に関する基本マナーや適切な修正方法に加え、提出後にミスに気付いた時の対処法を紹介します。また、ミスを予防するための具体策も解説していますので、最後までチェックして評価を損なわない履歴書を完成させましょう。

履歴書の訂正は原則「書き直し」が基本

訂正跡がある状態で履歴書を提出しても直ちに不採用になるというわけではありません。しかし、採用担当者にマイナスイメージを与えたり、他の応募者の履歴書と比較された際に不利になる恐れがあるため、書き直すのが無難です。

履歴書は正式なビジネス文書であり、応募者の経歴や志望動機を企業に伝える最初の評価材料です。採用担当者は、書類の丁寧さから人物像をイメージするケースも少なくありません。

そのため、履歴書に訂正跡があると、基本的なビジネスマナーにも不安を持たれる可能性があります。さらに第三者が書き換えたものかどうか判断しづらくなり、履歴書自体の信ぴょう性が下がりかねません。

コピーして回覧・保管される際にも、訂正跡があると文字が潰れたり、修正箇所が判読しづらくなったりします。結果として、情報が正確に伝わらず評価に悪影響を与えるリスクも否定できません。

このように、ミスのある履歴書をそのまま提出することには様々なリスクが伴います。履歴書の書き直しは手間のかかる作業ではありますが、時間を惜しまず丁寧に仕上げましょう。

履歴書を訂正する正しい方法

履歴書の正しい訂正の仕方

履歴書は原則として書き直しが基本です。ただし、締め切り間近で書き直しの時間を確保できないなど、やむを得ず訂正が必要な場合には、採用実務で認められている正しい方法があります。

誤った訂正方法は評価を下げる原因にもなるため、ルールを理解したうえで対応しましょう。

履歴書の訂正は「二重線+訂正印」

履歴書をどうしても訂正する必要がある場合には、二重線と訂正印で修正しましょう。

誤った文字に二重線を引き、訂正箇所が分かる位置に訂正印を押します。その後、二重線を引いた箇所の上や隣に訂正後の文言を記載するのがマナーです。

訂正印には、朱肉を使う印鑑や認印を使用します。シャチハタは印影が均一になりやすく、正式な訂正として扱われない場合があるため避けた方が無難です。

なお、訂正箇所が複数箇所に及ぶと、書類全体の完成度が下がって見えます。訂正は1か所までを限度とし、それ以上になる場合は書き直すようにしましょう。

修正液・修正テープを使った訂正はNG

修正液や修正テープを使った訂正は、履歴書では認められていません。第三者による書き換えか、本人による訂正かが判別できず、書類の信頼性が損なわれてしまうためです。

正しい訂正方法には、「正確な情報に直す」ことだけでなく「第三者の改ざんでないことの証明」という意味合いもあります。

たとえ1文字の誤字であったとしても、修正液や修正テープを使うのは避けましょう。全体で見れば些細な訂正でも、適切な方法でなければ悪い評価につながりかねません。

氏名・日付・志望動機の訂正は避ける

氏名・日付・志望動機は、履歴書の中でも重要度が高い項目です。そのため、こうした箇所に訂正痕があると完成度の低い履歴書という印象を与えてしまいます。

基本情報は、丁寧に確認して記入していれば間違えることはまずありません。履歴書の内容以前に、仕事でも確認不足が起きるのではないかと不安を持たれる恐れもあるでしょう。

また、志望動機を訂正していると、どんなに立派な内容であっても志望度が低い印象を与えかねません。軽微な誤字であっても、新しい履歴書に書き直すのが適切です。

提出後に履歴書のミスに気づいた時の対処法

電話で訂正内容を伝えるのがベスト

【電話での会話例】

応募者:
「お忙しいところ失礼いたします。〇月〇日に履歴書をお送りしました、〇〇と申します。

採用ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。」

(担当者に代わってもらった後)

応募者:
「先日お送りした履歴書について、記載内容に誤りがあることに気づきました。私の不注意で大変申し訳ございません。

訂正が必要な箇所があるのですが、今後の対応についてご指示をいただけますでしょうか。」

担当者:
「内容をメールで送ってください。」

応募者:
「承知しました。それでは訂正内容を記載したメールをお送りいたします。お手数をおかけし、申し訳ございません。」

履歴書を提出したあとにミスに気づいた場合、まずは電話で連絡を入れ、提出書類に誤りがある旨を伝えましょう。電話では氏名と応募職種を名乗ったうえで、謝罪とともに訂正したいという用件を簡潔に伝えます。

この時、メールでの詳細連絡や履歴書の再提出を求められた場合には、指示に従いましょう。

履歴書の間違いは避けるべきことですが、相手の手間を考慮し迅速に行動する姿勢からは誠実さが伝わります。企業から指摘される前に、自分から訂正の連絡を行うようにしましょう。

メール提出の場合は修正版を再送する

履歴書に修正があった場合のメールの送信見本

メールで履歴書を提出している場合は、同じ宛先へ訂正の連絡メールを送信します。訂正内容を文章として残せるため、電話よりも確実に正しい情報を伝えられます。

件名では要件を明確にし、本文では訂正が必要になった経緯と謝意を簡潔に伝えたうえで、修正版を添付しましょう。長い言い訳は避け、事実と対応方針のみを伝える姿勢が大切です。

面接の場でも訂正できる

【面接前に訂正する時の伝え方】

「本日はお時間をいただきありがとうございます。面接に入る前に一点お伝えしたいことがあります。

事前にお送りした履歴書の〇〇欄に誤りがあり、本日修正版を持参しました。差し替えてもよろしいでしょうか。」

【面接中に訂正する時の伝え方】

「補足になりますが、履歴書に記載している〇〇の時期について、正しくは〇年〇月となります。記載に誤りがあり、申し訳ありません。」

面接の場で履歴書の訂正を行うことも、状況によっては可能です。

まず、面接前の時点で履歴書の記載ミスに気づいている場合は、面接開始時の挨拶のあとで簡潔に伝えるのが適切です。修正した履歴書を新しく持ち込んでいる場合は、それを代わりに提出してもよいか確認してみましょう。

一方、面接中の受け答えの中で履歴書の記載内容に誤りがあると気づいた場合は、区切りの良いタイミングで簡潔に補足しましょう。焦って話を遮ってまで訂正すると、かえって対応力が低いように見られてしまいます。

面接時の訂正は、間違えた理由よりも伝え方とタイミングが重要です。簡潔に事実を伝えるだけで済ませ、長い説明は避けましょう。

履歴書のミスを防ぐ!今すぐできる対策とは?

基本情報は提出前に再確認する

氏名や日付、学歴・職歴などの基本情報は、必ず提出前に再確認しましょう。履歴書冒頭にある基礎情報は、事実確認として最初に見られる項目であり、ミスがあると書類全体の信頼性に影響します。

特に日付の記入漏れや西暦・和暦の混在、入学・卒業年月のズレは頻出のミスです。完成後に10分ほど時間を空けて見直すと、客観的な視点で見直せるため、誤字脱字や文章表現のおかしな箇所にも気づきやすくなります。

手書きの場合は下書き必須

手書きで履歴書を作成する場合、いきなりボールペンで記入を始めるのは書き直しのリスクが高いので避けるべきです。

まずは下書きし、内容や文字数のバランス、改行位置などを確認しましょう。また、下書きとしてパソコンで履歴書を作ってみるのもおすすめです。

二度手間に感じる方もいるかもしれませんが、目指すべき完成系を見てから書き始められるため、結果として書き直しの回数を減らすことにもつながります。

書き終わったら第三者に添削してもらう

何度見直しても、思い込みによる見落としは起こります。自分では正しいと思い込んでいる学歴や職歴の年月、氏名の表記などのミスは、何度確認しても気づかないケースが少なくありません。

そのため、書き終わった履歴書は家族や友人、転職エージェントなどの第三者に確認・添削してもらいましょう。

誤字脱字だけでなく、分かりにくい表現を客観的に指摘してもらえるため、採用担当者により伝わりやすい内容に仕上げることができます。

履歴書作成サービス・テンプレを使うのも効果的

履歴書作成サービスやテンプレートを活用すると、記載項目の漏れや年月の形式ミスなどを防ぎやすくなります。

項目ごとに入力してで作成できるサービスは日付や学歴の書式が統一されているため、西暦と和暦が混同したり、行の先頭が揃わなかったりするリスクもありません。

さらに、もし間違えても修正が容易なため、何度も一から書き直しする必要がなく、最終確認まで落ち着いて仕上げられます。

複数の企業に応募する場合でも、共通する基本情報を使いまわすことができるのもメリットです。

履歴書の作成は「らくらく履歴書」がおすすめ!

らくらく履歴書

フォームに沿って回答するだけで簡単に履歴書ができる

「らくらく履歴書」は入力形式で作成できる履歴書作成サービスの一つです。用意された質問形式のフォームに沿って回答するだけで、入力する必要がある項目が自然に埋まっていく仕組みになっています。

記載順や表記ルールを意識せずに作成できるため、学歴や職歴の書き方に迷うことがなく、書式ミスや記載漏れを心配する必要もありません。

手書きやフォーマットから作成する履歴書と比べ、何をどのように書けばよいか悩む時間を大幅に減らせます。内容そのものに集中しやすくなるため、履歴書作成に不慣れな人でも効率よく進められるでしょう。

デジタルだからミスしてもすぐに修正できる

入力ミスをした場合に、一から書き直す必要がない点も「らくらく履歴書」のメリットです。

手書きの場合、誤字や記入ミスが一つでもあると、原則すべてを書き直さなければいけません。そのため、履歴書をひとつ仕上げるだけでも多大な労力と時間がかかります。

一方「らくらく履歴書」は、誤りがあっても画面上で何度でも修正が可能です。時間を空けて見直したり第三者の意見を聞く時間も確保しやすいので、納得いくまで完成度を高められるでしょう。

キーワードを入れるだけで自己PRや志望動機の例文ができる

自己PRや志望動機は、履歴書の中でも特に悩みやすい項目です。しかし「らくらく履歴書」では、職種や経験内容・アピールしたい強みなどを入力するだけで、自己PRや志望動機の例文をAIが生成してくれます。

話の組み立て方や伝えたい内容の整理がしやすくなるため、何から書き始めればよいか分からない時の大きな助けになります。

例文はそのまま使うのではなく、自分の経験や志望理由に合わせて調整して、説得力のある文章に仕上げましょう。

履歴書をダウンロードしてそのままメール提出ができる

完成した履歴書はデータとしてダウンロードし、そのままメールに添付して提出できます。印刷や切手の手配、郵送にかかる期間などを考慮する必要がないため、応募締切が迫っている場合でも慌てる心配がありません。

また、複数の企業に応募する際に基本的な情報だけ使いまわし、細かな内容のみを応募先ごとに微調整しながら使い分けることも可能です。

作成から提出までを一貫してデジタルで完結でき、効率と正確性を両立できるのが「らくらく履歴書」の大きなメリットといえます。

履歴書を訂正する時の正しい方法とマナーを知っておこう

履歴書は、応募者の印象を左右する正式なビジネス文書です。書類の正確性や採用担当者の負担を考慮し、書き間違えた場合は基本的に書き直しを選びましょう。

やむを得ない場合のみ二重線と訂正印で対応可能ですが、修正液や修正テープは使用すべきではありません。また、事前確認や第三者チェック、履歴書作成サービスの活用によって、ミスそのものを防ぐ工夫も重要です。

正しい訂正方法とマナーを理解し、丁寧な対応を心がけることが、安心して評価される履歴書につながります。

らくらく履歴書

履歴書をコピー用紙で印刷するのはダメ?問題ないケースと正しい用紙の選び方

履歴書を印刷する際、「コピー用紙を使ったらだめなのでは?」と不安に感じる人は多いです。自宅にある紙で済ませたい一方、紙質によって印象が悪くならないか気にするのは当然の配慮といえます。

この記事では、履歴書をコピー用紙で印刷することが本当にだめなのかという疑問を、採用担当者の視点を踏まえて整理します。

さらに、コピー用紙を避けたほうが無難なケースと、問題になりにくいケースを具体的に解説し、やむを得ず使う場合の現実的な対処法も紹介しています。

履歴書は第一印象を決める大切な書類です。内容を評価してもらうためにも、最低限押さえておきたい判断基準を確認しておきましょう。

履歴書をコピー用紙に印刷するのはダメ?

履歴書の印刷

履歴書をコピー用紙に印刷して提出してもよいのかどうかは、多くの人が迷うポイントです。結論からいうと、コピー用紙だからといって必ず不利になるわけではありません。

採用担当者が最も重視しているのは、あくまで履歴書の内容です。そのため、用紙の種類だけで合否が決まることは基本的にありません。

一方で、履歴書は応募書類の中でも最初に目に入ることが多く、紙質や見た目が第一印象に影響しやすい書類でもあります。

コピー用紙は手軽に使える反面、提出の仕方や応募先によっては、書類全体の印象に差が出る場合があります。コピー用紙で提出して問題ないかどうかは、一律に判断できるものではなく、状況に応じた考え方が必要になります。

履歴書をコピー用紙に印刷するメリット

コピー用紙に印刷するメリット
  • どこでも入手しやすくコストが低い
  • 家庭用プリンターで手軽に印刷できる
  • 急ぎの場面で素早く準備できる

どこでも入手しやすくコストが低い

コピー用紙の最大のメリットは、必要なときにすぐ入手でき、費用をほとんどかけずに準備できる点です。自宅やコンビニに常備されているケースが多く、わざわざ購入しにお店に足を運ぶ必要がありません。

履歴書専用紙や上質紙は数百円程度とはいえ、複数社に応募する場合は積み重なる出費になります。その点、コピー用紙であれば追加コストを気にせず印刷することができます。

金銭面だけでなく、購入や準備にかかる手間も省けるため、全体の負担を抑えられる点は実用的なメリットと言えるでしょう。

家庭用プリンタで手軽に印刷できる

コピー用紙は家庭用プリンタとの相性が良く、特別な設定をせずに安定して印刷することができます。

高品質の厚手の紙では、紙詰まりやズレが生じてしまうことがありますが、コピー用紙ではそうしたトラブルが起こりにくくなります。また、レイアウトの微調整や誤字修正が必要になった場合でも、すぐに刷り直せるのは大きな強みです。

試し刷りを重ねても紙を無駄にしたという感覚が少なく、納得いく状態まで気軽に調整できるのは、初めて履歴書を作成する人にとって安心材料になります。

急ぎの場面で素早く準備できる

急な応募や、短い期限で履歴書の提出を求められた場合、コピー用紙なら即対応できる点も大きなメリットです。専用紙を探したり買いに行ったりする時間がなくても、その場で印刷して準備することができます。

特に「今日中に提出」「明日までに持参」といった状況では、スピードが大事になります。完璧さよりも期限遵守が求められる場面では、現実的な判断といえるでしょう。

ただし、あくまで緊急時の対応であり、余裕がある場合は他の用紙を検討するのが無難です。

履歴書をコピー用紙に印刷するデメリット

コピー用紙に印刷するデメリット
  • 裏写りしやすいため視認性が下がる
  • 紙が弱くシワ・ヨレが目立ちやすい
  • 安っぽい印象を与える

裏写りしやすいため視認性が下がる

コピー用紙は紙が薄いため、印刷した文字や罫線が裏写りしやすく、文字量が多い履歴書では読みづらくなってしまいます。

採用担当者は、限られた時間で多くの応募書類に目を通しています。そのため、少しの読みにくさでもストレスになりやすいのです。

内容がしっかり書かれていても、目が疲れる、確認に時間がかかると感じられると、評価以前の段階で印象を損ねる可能性があります。

このように、書類としての「読みやすさ」を確保しにくい点は、コピー用紙ならではのデメリットです。

紙が弱くシワ・ヨレが目立ちやすい

コピー用紙は強度が低く、持ち運びや保管の過程でシワやヨレが出やすいです。

封筒に入れる際に引っかかったり、カバンの中で他の書類に挟まれただけでも、目立つ折れ跡が残ることがあります。さらに湿気の影響も受けやすく、天候や環境によっては紙が波打つこともあります。

履歴書を読む時には、こうした細かな傷みが自然と目に入ります。内容とは直接関係がなくても、整っていない印象を与えてしまう可能性があります。

長期間、きれいな状態を保つことが難しい点は、コピー用紙を使う際に避けられない弱点といえるでしょう。

安っぽい印象を与える

コピー用紙は日常的な業務や家庭用印刷で使われることが多く、履歴書に使用すると簡易的で事務的な印象を与えやすいというデメリットがあります。

内容が同じであっても、紙が薄いだけで「急いで用意した」「最低限の準備しかしていない」とマイナスに受け取られる可能性があります。

特に複数の応募書類を並べて確認する場面では、上質紙や履歴書専用紙との違いは一目で分かります。志望意欲が低いと断定されるわけではありませんが、他の応募者と比較された際に不利に働きかねません。

このように、意図せず評価を下げてしまう可能性があるため、コピー用紙を使うのは極力避けるのが良いでしょう。

企業が履歴書の紙質をチェックしている理由

履歴書は最初に目に入る応募書類

企業が履歴書の紙質を確認するのは、履歴書が応募書類の中で最初に目に入る存在だからです。

採用担当者は、まず履歴書を手に取り、全体の印象を把握してから職務経歴書や他の資料へ進みます。その際、紙の厚みや手触り、見た目の整い方といった要素が、無意識のうちに第一印象として残ります。

この段階では、まだ内容を細かく読み込んでいないため、書類としての完成度や読みやすさが直感的に評価されがちです。そのため、紙質がしっかりしている方が、丁寧に準備された印象を与えやすくなります。

履歴書は「応募者の第一印象」になる書類だからこそ、紙質も自然とチェック対象になっているのです。

準備の丁寧さには志望意欲が反映される

履歴書の紙質は、応募者がどれだけ丁寧に準備してきたかを判断する材料の一つになります。企業が見ているのは紙そのものではなく、そこから伝わる姿勢や意識です。

細かい部分まで気が配られている履歴書は、仕事に対しても同じように向き合う人材だと想像しやすくなります。反対に、紙が薄く、持ったときに頼りなく感じられると、内容が良くても準備が最低限に見えてしまう可能性があります。

志望度が高いほど事前準備に時間をかける傾向にあるため、紙質は志望意欲を測る間接的な指標として受け取られやすいというわけです。

このような理由から、履歴書は意欲を形にして伝えるツールとして捉え、細部まで意識して仕上げることが重要です。

他の応募書類と比べれば違いは一目でわかる

採用担当者は、多くの履歴書をまとめて確認するため、紙の厚みや質感の違いに気付きやすいです。比較される場面だからこそ、わずかな違いが印象の差につながってしまいます。

特に、大半の履歴書が上質紙や履歴書専用紙で提出されている場合、コピー用紙はひときわ目立ちます。これは優劣を決めるためではなく、単純に違いとして認識されるということです。

紙質も評価の前提条件の一部として見られていると意識して準備を進めましょう。 

履歴書をコピー用紙で提出しなければいけないときの対処法

コンビニの高品質プリンターで印刷する

履歴書を印刷する際は、コンビニに設置されている高品質プリンターを使用するだけで、仕上がりの印象を変えることができます。

家庭用プリンターに比べ、印字が安定しており、文字がくっきりと出やすく、にじみやムラが起こりにくい特徴があります。

履歴書は短時間で確認される書類だからこそ、視認性の高さは重要です。自宅プリンターの調子が不安な場合や、少しでも完成度を上げたい場合は、コンビニの高品質プリンターで印刷するのがおすすめです。

普通紙ではなく上質紙を購入して印刷する

比較項目 普通紙(コピー用紙) 上質紙
厚み 薄い やや厚め
裏写り しやすい しにくい
シワ・ヨレ 出やすい 出にくい
見た目の印象 簡易的 しっかりとした印象
コスト 安い やや高め

コピー用紙に印刷する場合、可能であれば普通紙ではなく「上質紙」を選ぶのがおすすめです。上質紙はコピー用紙よりも厚みがあり、手触りや見た目がしっかりしているため、履歴書としての印象が大きく向上します。

また、裏写りしにくく、シワやヨレも出にくいため、持ち運びや提出時の不安を減らせます。履歴書専用紙ほどコストをかけずに、デメリットを軽減できる点が魅力です。

文房具店や一部のコンビニでは、少量パックで手軽に購入できることもあります。時間や予算に余裕がない中でも、できる範囲で印象を整えたい場合に有効な対処法といえるでしょう。

履歴書にコピー用紙を使っても問題ないケースとは?

アルバイト・パート応募の場合

アルバイトやパートの応募では、履歴書の紙質が評価に大きく影響しないケースが多いです。

これらの採用では、勤務可能な曜日や時間帯、業務経験の有無といった実務的な条件が重視されます。よって、書類の形式や紙質まで細かく見られないことが一般的です。

特に人手不足の業種や短期・単発の募集では、履歴書はあくまで最低限の情報確認のための資料として扱われます。そのため、コピー用紙であっても内容が整理され、読みやすく印刷されていれば大きなマイナスにはなりません。

ただし、紙質に関係なく、清潔感や誤字脱字がないことが大前提です。必ず見直しは行いましょう。

Web応募後に「念のため」で提出を求められた場合

すでにWeb上で履歴書データを提出しており、面接時に「念のため紙でも持参してください」と求められた場合は、コピー用紙に印刷した履歴書でも問題ないことが多いでしょう。

このケースでは、選考の中心はすでに提出済みのデータで行われており、紙の履歴書は確認用や管理用の位置づけになります。

企業側としても、内容を再評価するというよりは、本人確認や面接時の参照資料として扱うことがほとんどです。そのため、紙質よりも「内容がデータと一致しているか」「読みやすく印刷されているか」が重視されます。

補助的な役割であれば、コピー用紙でも評価に直結しにくいと言えるでしょう。

記入用のフォーマットが指定されている場合

企業からPDFやWord形式の履歴書フォーマットが指定されている場合は、コピー用紙で印刷しても問題にならないケースが多いでしょう。

こうした指定がある時点で、企業側は自社フォーマットへの記入内容を重視しており、紙質まで細かく指定していないことがほとんどです。

また、指定フォーマットは印刷を前提として作られているため、一般的なコピー用紙での出力を想定している場合もあります。この場合は、指定条件を守って正確に記入・印刷することが最優先です。

紙質よりも、フォーマット遵守や内容の正確さが評価ポイントになります。

履歴書に薄いコピー用紙を使うのはなるべく避けよう 

履歴書をコピー用紙で印刷したからといって、必ず不採用になるわけではありません。ただし、応募書類として見た場合、コピー用紙は無難な選択とは言えず、可能であれば避けた方が安心です。

企業は履歴書の紙質そのものを評価しているわけではなく、そこから準備の丁寧さや仕事への姿勢を読み取ろうとしています。

だからこそ、薄い用紙は「準備が雑」「急いで用意した」という印象につながる可能性があります。

内容が最も重要である前提は変わりませんが、不要な減点リスクは減らしておきたいところです。

履歴書は、自分の意欲や姿勢を形にして伝えるための重要な書類です。少しの工夫で評価への影響を抑えられるので、状況に応じて最適な用紙と印刷方法を選びましょう。

面接での履歴書の渡し方完全ガイド|準備・封筒・マナーまで解説!

面接での履歴書の渡し方は、実は面接官に注目されやすい動作です。面接を始める前に第一印象を左右する瞬間なので、マナーを守った振る舞いや言葉遣いを意識する必要があります。

この記事では、面接での履歴書の渡し方について、手順やマナーを詳しく解説していきます。面接で渡す用の封筒・クリアファイルの選び方についても紹介しているので、参考にして面接の準備を万全にしましょう。

面接で履歴書を渡すために準備しておく3つのこと

履歴書は無色透明のクリアファイルに入れる

面接で履歴書を手渡しする場合は、無色透明のクリアファイルに入れた状態で渡すのが基本マナーです。

クリアファイルは履歴書を折れや汚れから守る役割があり、清潔感や丁寧さを面接官に伝える効果もあります。色付きや柄入りのものはカジュアルな印象になりやすく、ビジネスシーンには不向きなので、無色透明を選びましょう。

また、角が折れていたり、曇っていたりするファイルは、だらしない印象につながるため避けましょう。新品、もしくは使用感のないものを用意するのが適切です。

封筒を用意してクリアファイルごと入れる

履歴書を入れる封筒

引用:ルートテック

クリアファイルに入れた履歴書は、さらに封筒に入れて持参するのが望ましいとされています。封筒は、履歴書を面接当日まできれいな状態で保管・持ち運ぶための役割があります。 

面接官に直接渡す際は、封筒から取り出し、封筒の上に履歴書の入ったクリアファイルを重ね、封筒と一緒に渡すのがマナーです。渡した後の封筒は畳んでバッグにしまい、机の上に置きっぱなしにしないよう注意しましょう。

面接当日まで折れ・汚れがつかないよう丁寧に保管する

どれだけ内容が良い履歴書でも、折れや汚れがあるだけで印象は大きく変わります。そのため、面接当日までの保管・持ち運びにも十分な注意が必要です。

履歴書はクリアファイルと封筒に入れた状態で保管し、折れたり、汚れたりすることのないようにしましょう。持ち運ぶ際は、封筒ごとの書類用ファイルやバッグの内ポケットに入れると安心です。

カバンの中で曲がったり、雨で濡れたりするリスクを防げます。特に通勤・通学ラッシュの時間帯は、圧迫による折れにも注意が必要です。

こうした丁寧な扱いは、履歴書を差し出した瞬間の見た目に表れます。書類を大切に扱う姿勢は仕事でも丁寧に作業を行う人だと判断されやすくなります。

面接当日の履歴書の渡し方【シーン別】

面接官に直接手渡しする場合

履歴書を渡す向き

面接官に直接履歴書を渡す場合は、面接官から指示があったタイミングで手渡すのが基本です。入室直後に自分から差し出すのは避け、着席後や面接開始時の「履歴書をお預かりします」といった一言を待ちましょう。

渡す際は、封筒から履歴書を取り出し、クリアファイルに入れたまま差し出します。書類の向きは面接官側から読めるように整え、両手で持ち胸の高さあたりで渡しましょう。

このとき、「本日はこちらの履歴書をお持ちしました。よろしくお願いいたします」と一言添えると好印象につながります。

渡した後は、軽くお辞儀をして、自然な動作で席に戻りましょう。焦って動いたり、無言で差し出したりすると不安そうに見えるため、落ち着いた態度を意識することが大切です。

机の上に置く・回収箱に入れるよう指示された場合

集団面接などでは、履歴書をその場で回収せず、机の上や回収箱に入れるよう指示されることがあります。この場合も、自己判断で動かず、必ず指示どおりに対応することが重要です。

机の上に置く場合は、封筒から履歴書を取り出し、クリアファイルに入った履歴書のみを面接官から見て読みやすい向きに置きます。

封筒は提出せず、手元に戻してバッグにしまいます。乱雑に置いたり、音を立てて置いたりしないよう注意しましょう。複数人が同時に置く場合でも、周囲に合わせつつ丁寧な動作を心がけます。

回収箱に入れる場合も同様に、クリアファイルに入れた履歴書のみを入れるのが基本です。封筒は箱に入れず、持ち帰ります。こうした場面でも、ひとつ一つの所作が見られているという意識を持つことが大切です。

面接前に受付で履歴書を渡す場合

履歴書を封筒に入れたまま渡す

引用:doda

企業によっては、面接前に受付で履歴書を渡すよう指示されることがあります。この場合は、封筒に入れたまま受付担当者に渡すのがマナーです。面接官に直接渡す場合とは対応が異なるため、注意しましょう。

受付では、封筒の表面を相手に向け、両手で差し出します。「本日〇時から面接のお約束をしております、〇〇と申します。こちら履歴書です」と、要件と氏名を簡潔に伝えると丁寧な印象になります。封筒から履歴書を取り出す必要はありません。

また受付で履歴書を渡した後は、その履歴書が社内で面接官に共有されるため、面接時に改めて履歴書を手渡す必要はありません。

そのため、受付での受け渡しも正式な提出の場だと考え、封筒や書類の状態、言葉遣いに十分気を配りましょう。

履歴書用の封筒・クリアファイルの選び方

履歴書用封筒サイズの見本

封筒のサイズ・色の正しい選び方

履歴書用の封筒は、A4サイズの書類を折らずに入れられる「角形2号」を選びます。履歴書や職務経歴書など複数の書類をまとめて入れる場合でも、無理なく収納できるサイズです。

「角形A4号」も使用できますが、クリアファイルごと入れると封筒内がやや窮屈になる場合があります。また、出し入れの際に引っかかったり、書類が曲がってしまったりするリスクも考えられます。そのため、見た目が整いやすく、書類も曲がりにくい角形2号が最適です。

封筒の色は、白または薄いベージュなどで無地が無難です。茶封筒や色付きの封筒はカジュアルな印象になりやすく、面接の場では避けた方が良いでしょう。光沢が強すぎるものや、厚手すぎる封筒もビジネスシーンには向きません。

封筒は中身を守る道具であると同時に、第一印象を左右する要素です。シンプルで清潔感のある封筒を選ぶことで、事前準備ができる人だと伝わります。

面接に適したクリアファイルの条件

適したファイルサイズ

引用:オリジナルクリアファイルWEB

面接で使用するクリアファイルは、無色透明でA4サイズのものを選びましょう。多くの市販履歴書はA4サイズを前提に作られており、書類をきれいに収めることができるためです。

B5サイズのクリアファイルは、履歴書がぴったり収まらず、出し入れの際に角が折れたり、よれたりする原因になります。

書類の保護や見た目を考えると、B5サイズは避けるのが無難です。たとえ応募書類がB5サイズであっても、A4サイズのクリアファイルに入れた方が扱いやすいでしょう。

採用担当者は、応募書類をA4縦型のファイルボックスやバインダーで管理することが多く、サイズがそろっていないと整理しづらくなってしまうことがあります。相手が確認・管理しやすい状態で渡すことも、選考を受ける側の配慮の一つです 

履歴書用封筒の表裏面の書き方【見本あり】 

封筒の表面の書き方

履歴書を手渡しする際の表面の書き方

引用doda

面接で渡す履歴書用封筒の表面には、「履歴書在中」の表記のみ記載します。郵送用封筒とは異なり、企業名や部署名を表面に書く必要はありません。

「履歴書在中」の文字は、封筒の左下に赤字で書くのが一般的です。その後、四角で囲むことで、より分かりやすくなります。

市販のスタンプを使用しても構いませんが、かすれや傾きがないよう注意しましょう。

封筒の裏面の書き方

履歴書を手渡しする際の裏面書き方

引用doda

封筒の裏面には、自分の住所と氏名を記載します。記載する場所は封筒の左下です。

住所は都道府県から省略せずに書き、マンション名や部屋番号まで正確に記載しましょう。氏名は住所の下にフルネームで書き、文字の大きさは表面とのバランスを意識します。必要に応じて、左下に提出日を入れても問題ありません。

裏面のフラップ部分には、特に何も書かなくて構いません。面接で手渡しする履歴書用封筒は、のり付けをしないのが基本となるため、「〆」などの記号を書く必要もありません。

裏面は目立ちにくい部分ですが、ここが雑だと全体の印象を下げてしまいます。細部まで丁寧に仕上げる意識を持ちましょう。

封筒を書くときに気を付けるポイント

封筒を書く際は、文字の配置と余白の取り方に特に注意が必要です。文字を詰め込みすぎると窮屈な印象になり、反対に間隔を空けすぎるとだらしなく見えてしまいます。全体を見て、均等に空白ができるよう意識しましょう。

間違えてしまった場合は、修正液や修正テープは使用せず、新しい封筒に書き直すのがマナーです。多少の手間でも、丁寧に準備している姿勢は評価されやすくなります。

また、筆圧が弱すぎたり、文字がかすれたりしないよう、ペンのインク残量も事前に確認しておきましょう。書き終えた後は、汚れや折れがないかを必ずチェックします。

細かい部分まで気を配れるかどうかは、日ごろの仕事の進め方をイメージする判断材料として面接官に見られがちなポイントです。

封筒に履歴書を入れるときの正しい手順

書類を入れる順番と向き

応募書類の入れ方の順番

封筒に履歴書を入れる際は、書類の順番と向きを正しくそろえることが大切です。

まず、1番上におくのは履歴書、その下に職務経歴書やエントリーシートなどの応募書類を重ねます。複数枚ある場合は、面接官が上から順に確認できるよう、提出書類の重要度が高いものから並べます。

面接時に手渡しする場合は、送付状(添え状)を入れる必要はありません。送付状は郵送時に使うものであり、直接渡す場合には不要です。

また、書類の向きも重要です。全ての書類は、封筒の表面側と履歴書の表面が同じ向きになるようにそろえましょう。封筒を正面から開けたとき、上下を直さずそのまま読める状態が正しい入れ方です。

向きがバラバラだと、確認の手間が増え、雑な印象を与えてしまいます。細かい部分まで整っているかどうかは、準備の丁寧さが伝わりやすい部分です。

封筒にのりつけはNG

面接で持参する履歴書用封筒は、のり付けをしないのがマナーです。これは、面接官がその場で履歴書を確認することを前提としているためです。封筒が閉じられていると、開封の手間がかかり、スムーズな進行を妨いでしまいます。

封筒のフラップは折ったままにするか、軽く差し込む程度で問題ありません。「〆」や封字を書く必要もなく、テープやホッチキスで留めるのも避けましょう。あくまで、すぐに中身を取り出せる状態にしておくことが重要です。

一方、郵送で提出する場合はのり付けが必須です。面接で手渡しする場合とはマナーが異なるので、混同しないよう注意しましょう。

面接で履歴書を渡すときに印象を良くするコツ

履歴書を渡すときは堂々とした態度で

履歴書を渡すときは、堂々とした態度で手渡すことが大切です。うつむいたまま差し出したり、視線が合わなかったりすると、「履歴書の内容に自信がないのでは」と受け取られてしまうことがあります。

面接官は、履歴書の内容だけでなく、渡す瞬間の表情や所作も見ています。自信の有無は話し方だけでなく、こうした細かな動作からも伝わるものです。深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、「よろしくお願いします」という気持ちを込めて渡しましょう。

厳密な作法はないので、無理に形式ばった振る舞いをする必要はありません。相手の目を見て背筋を伸ばし、落ち着いた動作で渡すだけで十分です。

挨拶はかしこまりすぎず自然に

履歴書を渡す際の敬語の使い方

履歴書を渡すときの挨拶は、丁寧さを意識しつつも、かしこまりすぎないことがポイントです。

短く要点が伝わる一言で十分です。緊張のあまり言葉が硬くなりすぎると、不自然な印象を与えてしまうことがあります。敬語は「です・ます調」をベースにし、落ち着いた口調で伝えましょう。無理に難しい表現を使う必要はありません。

また、過度に堅い表現や回りくどい言い方は、面接の場では浮いてしまうことがあります。自然な挨拶は、コミュニケーション能力や落ち着きをアピールする要素の一つです

履歴書を渡す場面でも、相手とスムーズにやり取りできるかを見られていると意識し、聞き取りやすい声量と表情で伝えましょう。

事前に渡し方のシミュレーションをしておく

面接当日に落ち着いて履歴書を渡すために、事前に渡し方をシミュレーションしておくことも効果的です。実際の動作をイメージして練習しておくことで、本番でも自然に行動できるようになります。

シミュレーションでは、封筒から履歴書を取り出すところから、挨拶の一言までを一連の動きとして確認します。鏡の前で姿勢や表情をチェックしたり、声に出して挨拶してみたりすると、改善点にも気づきやすくなります。

事前に準備しておけば、当日は「渡し方」に意識を取られず、面接の受け答えに集中できます。小さな準備を積み重ねることで、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。

面接官は履歴書の「内容」と「渡し方」をセットで見ている

履歴書は、正しいマナーで渡すことが大切です。しかし、面接官が見ているのは「渡し方」だけではありません。履歴書を受け取った直後、内容を確認しながら質問を考えているケースも多くあります。

つまり、履歴書は「渡して終わり」ではなく、渡した瞬間から面接が本格的に始まります。スムーズな受け答えができるよう、渡した後の流れも意識して準備しておきましょう。

履歴書を渡した直後は志望動機・自己PRを見られやすい

履歴書を受け取った面接官が、最初に目を通しやすいのが志望動機や自己PR欄です。応募理由や人柄が端的に分かるため、内容を確認した直後に質問されることも少なくありません。

そのため、書いた文章を丸暗記するのではなく、「なぜ応募したのか」「どのような強みを伝えたいのか」といった要点を整理しておきましょう。自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

履歴書の内容と話す内容が一致していると、伝えたい強みが明確に伝わりやすくなります。渡した直後に質問されやすい項目だからこそ、落ち着いて説明できる準備をしておきましょう。

履歴書の内容は具体的に説明できるようにする

履歴書に書いた内容は、具体的に説明できるように準備しておくことが重要です。特に、前職の業務内容や身につけたスキルについては、「何をしていたのか」を1〜2文で簡潔に伝えられると安心です。

その際、数字や成果を交えて説明できると、説得力が増します。例えば、「接客をしていました」よりも、「1日平均〇〇人のお客さま対応を行い、リピーター獲得を意識して接客していました」と伝えることで、業務内容が具体的にイメージしやすくなります。

面接官は履歴書を見ながら、「詳しく聞いてみたい点」を探しています。渡し方と同じくらい、渡した後の受け答えの準備も重要です。

面接で履歴書の内容を聞かれやすい質問

基本情報(氏名・住所・連絡先)に関する質問

<質問例>

  • 「お名前の読み方を教えてください」
  • 「現在のお住まいは、こちらの住所でお間違いないですか?」
  • 「ご連絡先は、この電話番号でよろしいでしょうか?」
  • 「通勤時間はどれくらいを想定していますか?」

基本情報に関する質問は、内容そのものよりも確認目的で聞かれることがほとんどです。緊張していても、はっきり・落ち着いて答えることを意識しましょう。

氏名の読み方はもちろん、住所も履歴書どおりに答えられるよう事前に確認しておくことが大切です。

また、通勤時間などは働き続けられるかを判断する材料にもなるため、実際に通勤にかかる時間を予め調べておきましょう。

前職の業務内容やスキルに関する質問

<質問例>

  • 「前職では、どのような業務を担当していましたか?」
  • 「特に力を入れていた業務は何ですか?」
  • 「その仕事で身についたスキルを教えてください」
  • 「一日の業務の流れを簡単に教えてください」

 前職に関する質問では、履歴書に書かれている内容を具体的に説明できるかが見られています。事前に、業務内容を1〜2文で説明できるよう整理しておくとよいでしょう。

例えば、「1日〇件の問い合わせ対応を担当していた」「チーム内で進行管理を任されていた」「作業効率を上げるために手順を見直した」などで、数字や役割、工夫した点を交えて話せると、仕事内容がより伝わります。

また、「どのような仕事だったか」だけでなく、「どのように取り組んだか」を意識できると評価につながりやすくなるでしょう。 

志望動機・自己PRの内容に関する質問

<質問例>

  • 「この会社を志望した理由を改めて教えてください」
  • 「自己PRで書かれている強みについて、詳しく教えてください」
  • 「その強みは、当社でどのように活かせると思いますか?」
  • 「なぜこの職種を希望しているのですか?」

志望動機や自己PRは、履歴書を見た直後に質問されやすい項目です。書いた内容と話す内容にズレがあると、信頼感を下げることにもつながりかねません。

ポイントは、結論→理由→具体例の流れで説明することです。

例えば、「〇〇に魅力を感じた(結論)」「これまでの経験と重なる部分が多いため(理由)」「前職では△△の業務を通じてその強みを発揮してきた(具体例)」といった形で整理してくと、話の軸がズレにくくなります。

「何を一番伝えたいのか」を明確にしておきましょう。面接官は、考え方や価値観を知るために質問しているため、自分なりの言葉で伝えることが大切です。

本人希望欄に書いた内容についての確認

<質問例>

  • 「勤務時間について、このように希望された理由を教えてください」
  • 「勤務地の希望について、詳しく聞かせてください」
  • 「この条件は必須でしょうか?調整は可能ですか?」
  • 「将来的な働き方の希望はありますか?」

本人希望欄に関する質問は、条件面のすり合わせを目的として聞かれます。正直に答えて問題ありませんが、理由を簡単に説明できる準備はしておきましょう。

希望を伝える際は、「なぜその条件なのか」「どこまでなら調整可能か」をあわせて伝えると、柔軟性のある印象を与えられます。一方的な要望にならないよう、働く意欲とバランスを意識して答えることがポイントです。

面接で履歴書を渡すときのマナーに関するQ&A

アルバイトやパートの面接でも封筒は必要?

結論から言うと、アルバイトやパートの面接では封筒がなくても気にされないことが多いです。特に、カジュアルな業種や個人経営のお店では、クリアファイルに入れた履歴書をそのまま渡しても問題ありません。

ただし、企業規模が大きい職場や、オフィスワーク中心の企業、医療機関・金融系など、ビジネスマナーを重視する職場では、封筒に入れた方が安心です。

封筒があることで、丁寧に準備してきた印象を与え、事前準備がしっかりできる人だという印象を残すことができます。迷った場合は、封筒を用意しておく方が無難です。 

履歴書の持参を指示されていないときはどうする?

履歴書の持参について特に指示がない場合は、無理に持参する必要はありません。特に、郵送やWebで提出済みの場合は、面接官側も事前に提出された書類を手元で確認していることがほとんどです。

一方で、面接の案内状に「応募内容の確認を行います」などの表現がある場合は、指示がなくても念のため履歴書を持参しておくと安心です。「実は必要だったのに持ってきていなかった」という場合、準備不足とみなされる可能性があります。

結果的に使わないケースもありますが、「持って行って損はない」と考え持ち込んでおくべきでしょう。

渡した履歴書に誤字脱字やミスがあった場合は落ちる?

履歴書に誤字脱字があっただけで不合格になるケースはほとんどありません。面接中に指摘された場合も、口頭で訂正すれば問題ないでしょう。

訂正を申し出る時は、「申し訳ありません。先ほどお渡しした履歴書の〇行目ですが、正しくは〇〇です」など、簡潔に伝えましょう。隠そうとしたり、言い訳をするよりも、正直に伝える方が誠実な印象を与えます。

ただし、明らかなミスが多い場合は、準備不足と受け取られる可能性もあります。提出前の見直しは行いつつ、万が一のときにも落ち着いて対応する姿勢が重要です。

履歴書の渡し方で印象が大きく変わる!

面接での履歴書の渡し方は、第一印象を左右する大切なポイントです。正しいタイミングで丁寧に書類を扱い、相手に配慮した渡し方ができるかどうかは、仕事への姿勢そのものとして見られています。

履歴書は無色透明のクリアファイルに入れ、封筒とセットで準備するのが基本です。当日は、面接官の指示に従い、直接手渡し・机に置く・受付で預けるなど、状況に合わせて落ち着いて対応しましょう。

また、履歴書を渡した直後は、志望動機や自己PRなど内容を確認されやすいタイミングでもあります。「何を書いたか」を把握し、簡潔に説明できる準備をしておくことで、受け答えにも自信が生まれます。

細かなマナーを意識しつつ、堂々とした態度で臨むことで、履歴書の内容とあなた自身の印象をより良く伝えられます。

履歴書の封筒サイズの選び方|角形2号・長形3号の違いと使い分け

履歴書を郵送・提出するとき、封筒のサイズ選びで悩んでいませんか?応募書類は中身だけでなく外側のマナーも大切です。せっかく丁寧に作成した履歴書も、封筒選びや書き方に不備があると印象ダウンにつながりかねません。

しかし、履歴書にふさわしい封筒サイズと書き方、郵送・手渡し時のマナーを押さえれば、誰でも簡単に好印象を与えることができます。

この記事では、正しい封筒サイズの選び方から宛名の書き方、郵送の手順や直接手渡しする場合のポイントまで詳しく解説します。最後まで読めば、自信を持って履歴書を封筒に入れ、応募先へ提出できるようになるでしょう。

履歴書を入れる封筒はサイズ選びから重要!

封筒の種類

引用:バイトル

封筒サイズの基本は「角形2号」

履歴書を提出する際の封筒は、「角形2号(角2)」を選ぶのが無難です。このサイズはA4用紙を折らずにそのまま入れることができるため、ビジネス文書の送付において最も広く使われています。

多くの企業で使用される履歴書や職務経歴書は、角形2号にちょうど収まるA4サイズです。A3サイズのものでも、二つ折りでA4の大きさにして完成とするため、問題なく入れることができます。

A4用紙よりも少し大きめになっているため、クリアファイルに入れて送付する際にも適しています。管理上扱いやすいサイズなので、受け取る側のことを考慮できる人物であるという、ポジティブな印象を与えることにもつながります。

アルバイトやパートなら「長形3号」でも可

アルバイトやパートの応募であれば、B5サイズの履歴書を三つ折りにして「長形3号(長3)」の封筒で提出しても問題ありません。

簡易的な履歴書を使用する場合や、企業側から特段の指定がない場合には、定形郵便として安価に送れる長形3号が利用されるケースも多いです。市販されている履歴書セットに同封されている封筒の多くはこの長形3号サイズであり、手軽に入手できます。

ただし、職務経歴書を添付する場合や、社員登用を見据えた応募の場合は、アルバイトであっても角形2号を使用するほうが丁寧な印象を与えることができます。

状況に応じて使い分けることが大切ですが、迷った場合は角形2号を選んでおけば間違いないでしょう。

どのサイズでもシンプルな見た目の封筒がベスト

封筒の色やデザインは、白無地で厚手のものを選ぶのがベストです。茶封筒(クラフト封筒)は事務的な用途に使われることが多いため、応募書類のような重要書類には白色のほうが適しています。

茶封筒は安価で中身が透けにくいメリットがありますが、他のダイレクトメールや事務書類に紛れてしまうリスクもゼロではありません。

一方で白色の封筒は、「履歴書在中」の赤字も目立ちやすく、採用担当者の目に留まりやすいという利点があります。裏地が加工されており中身が透けない仕様になっている白い封筒(二重封筒など)を選ぶと、プライバシー保護の観点からも安心です。

履歴書の封筒サイズで変わる実務上のポイント

書類の入れ方・折り方

応募書類の入れ方

封筒のサイズによって、履歴書の折り方や入れ方は大きく異なります。角形2号の場合は書類を折らずに入れるのがルールであり、長形3号の場合は三つ折りにするのが基本とされています。

角形2号を使用する際は、上から「送付状(添え状)」「履歴書」「職務経歴書」「その他の応募書類」の順に重ね、クリアファイルにまとめてから封入します。

一方で長形3号の場合は、履歴書の顔写真や氏名が書かれた面が一番外側(封筒の宛名側)に来るように三つ折りにし、送付状も同様に折って重ねて入れます。

どちらの場合も、封筒から出した瞬間に採用担当者が誰の書類かすぐに認識できるよう、向きや順序を整える配慮が不可欠です。

郵送時の切手料金

重さ/サイズ 定形郵便 定形外郵便(規格内) 定形外郵便(規格外)
重さ 50g以内 1kg以内 4kg以内
最大サイズ 縦23.5×横12×厚さ1cm以内 縦34×横25×厚さ3cm以内 縦60cm以内、3辺合計90cm以内
重量 定形郵便 定形外郵便(規格内) 定形外郵便(規格外)
50g以内 110円 140円 260円
100g以内 180円 290円
150g以内 270円 390円
250g以内 320円 450円
500g以内 510円 660円

引用:日本郵便

封筒のサイズが変わると、郵便料金の区分である「定形郵便」と「定形外郵便」の違いにより切手代が変わります。長形3号は「定形郵便物」として扱われますが、角形2号は「定形外郵便物(規格内)」に分類されるため、基本料金が高くなります。

長形3号(50g以内)であれば110円で送れますが、角形2号(50g以内)の場合は140円、50g以上になる場合は180円が必要になります。

料金不足で返送されてしまうと提出期限に遅れる原因となる他、企業側に不足分を負担させてしまえば大きなマナー違反となります。

書類の枚数やクリアファイルの有無によって重さは変わるため、郵便局の窓口で重さを計測してもらうか、少し重く見積もった金額の切手を貼るようにしましょう。

クリアファイルで中身を保護できるか

配送中の雨濡れや折れ曲がりを防ぐために、応募書類はクリアファイルに入れてから封筒に入れるのが鉄則です。

角形2号であれば、新品のA4クリアファイルに書類を挟み、そのまま封筒に入れることができます。これにより、郵送中にポストの中で他の郵便物に押されて書類が折れるのを防げます。

しかし、長形3号の場合は三つ折りにした書類を入れるため、一般的なクリアファイルは使用できません。どうしても長形3号を使わなければならない場合は、水濡れ対策として書類をビニール袋などで包むなどの工夫が必要です。

書類を美しい状態で届けるという「品質保持」の観点からも、クリアファイルが使える角形2号が圧倒的に有利といえます。

【表面】履歴書封筒の書き方

履歴書封筒の表面の書き方

宛名は正式名称で丁寧に書く

宛先や宛名は、省略せずに正式名称で丁寧に記入します。封筒の表書きは第一印象を決める重要な要素であり、誤字脱字や略称の使用は失礼にあたるからです。

住所は都道府県から書き始め、番地やビル名、階数まで正確に記載し、数字は縦書きに合わせて漢数字(一、二、三)を用いるのが一般的です。

会社名は「(株)」などと略さずに「株式会社」と書き、部署宛なら「御中」個人名や採用担当者宛なら「様」を使い分けます。

文字の大きさやバランスにも注意を払い、相手が読みやすいように心を込めて書くことが、ビジネスマナーとしての基本です。

左下に「履歴書在中」と朱書きする

封筒を受け取った企業側が一目で応募書類だと分かるように、封筒表面の左下には赤色のペンで「履歴書在中」と書き添えます。文字は他の宛名より少し小さめで構いませんが、赤インクで目立つように記入しましょう。

手書きする際は定規を使って、「履歴書在中」の文字を四角で囲みます。「履歴書在中」のスタンプを利用しても問題ありません。

履歴書以外にも職務経歴書などを同封している場合は、「応募書類在中」と表記した方が正確です。この表示があることで、企業の郵便受付担当者が中身を認識しやすくなり、紛失防止にもつながります。

【裏面】履歴書封筒の書き方と封のやり方

履歴書封筒の裏面の書き方

差出人情報を明記

裏面の左側には、差出人である自分の住所、氏名、郵便番号を忘れずに記載しましょう。万が一、宛先不明などで郵便物が届かなかった場合にも、確実に手元に戻ってくるようにできます。

ここでは表面の宛名よりも少し小さめの文字で書くのがバランス良く見せるコツです。縦書きで住所と氏名を並べ、コンパクトに記入します。裏に郵便番号枠がない封筒の場合は、住所の上に横書きで記入しても構いません。

提出書類に不備があった場合など、企業側から急ぎで連絡や返送が必要になるケースもあるため、省略せずに正確な情報を記載してください。

封をしてから「〆」を記入

書類を入れ終わったら確実に封をし、その封じ目の中央に「〆(しめ)」マークを記入します。これは、確かに封をしたこと、そして途中で開封されていないこと(未開封であること)を証明するための重要な印となります。

封をする際は、液状のりではなく、スティックのりや両面テープを使用し、剥がれないようにしっかりと留めます。セロハンテープやホッチキスは使用してはいけません。

「〆」は「×」や「メ」にならないように注意し、封筒の継ぎ目にまたがるように黒のボールペンやサインペンで書きます。

こうして細部までマナーを守ることで、仕事に対する丁寧さや誠実さをアピールすることができるでしょう。

履歴書を郵送する際の手順

  • 宛先、宛名、切手に不備がないか最終チェック
  • 最寄りのポストへ投函
  • 発送後の連絡はなくてOK

宛先・宛名と切手料金に間違いがないかチェック

投函する直前には、宛先や宛名の書き損じがないか、切手の料金が不足していないかを最終確認しましょう。単純な書き間違いや料金不足は、採用担当者に「確認不足が多い人物」「仕事が雑な人物」というネガティブな印象を与えかねません。

特に、書き慣れない縦書きでは住所の番地や会社名の漢字を間違えやすいため、求人票や企業の公式サイトと照らし合わせて一文字ずつ確認することをおすすめします。

切手の料金については、角形2号の場合は定形外郵便となるため、自宅にある84円切手(旧料金)などを安易に貼らず、重さを確認し、適切な切手料金を選択しましょう。

自分ひとりのチェックでは不安な場合、家族や友人にダブルチェックしてもらうのも有効な手段です。

基本はポスト投函でOK

準備が整った履歴書は、街中にある郵便ポストへ投函することで発送完了となります。郵便局の窓口が開いていない夜間や休日でも発送できるため、提出期限に余裕がある場合は、ポスト投函が最も手軽な方法となります。

ただし、ポストの集荷時間によっては翌日の消印扱いになってしまうこともあるため、期限ギリギリの場合は集荷時刻を必ず確認しましょう。

雨の日などはポストの中が湿気を含んでいる可能性もゼロではないため、投函口に水滴がついていないか確認してから入れるなどの配慮も大切です。

確実に期限内に届けるためにも、余裕を持ったスケジュールで投函するように心がけましょう。

発送後の連絡は不要なことが多い

履歴書を郵送した旨を、電話やメールで別途企業に連絡する必要は基本的にありません。

多くの企業では採用期間中に多数の応募書類が届くため、個別の発送連絡に対応させることは担当者の負担になってしまいます。

ただし、企業側から「送付後に連絡をください」と指示がある場合や、提出期限を過ぎて特例で受け付けてもらう場合などは、速やかに発送完了の連絡を入れる必要があります。

逆に、そうした特別な事情がない限りは、発送後の連絡はせずに選考結果を待つのが一般的なマナーとなります。

履歴書を手渡しで提出する場合のマナー

履歴書を渡す向き

手渡しでも封筒は必須

面接会場や受付で履歴書を手渡しする場合であっても、書類は必ず封筒に入れて持参します。

クリアファイルに入れただけの状態や、書類がむき出しの状態では、移動中に汚れたり折れたりするリスクがあるため、ビジネスマナーとして不適切だからです。

手渡しの場合は郵送時とは異なり、宛名の記入や切手の貼付は不要です。ただし、表面の「履歴書在中」表記と、裏面の住所・氏名の記載は必須なので、注意しましょう。

封筒は書類を保護する「カバー」としての役割を果たすと同時に、大切な書類を丁寧に扱う姿勢を示すツールでもあります。

カバンの中で封筒自体が折れ曲がらないよう、さらに硬めのクリアファイルやバインダーに挟んで持ち運ぶとより安心です。

受付なら封筒のまま・面接の場なら取り出して渡す

提出する相手やシチュエーションによって、封筒に入れたまま渡すか、中身を出して渡すかが変わります。

会社の受付で提出を求められた場合は封筒に入れたままの状態で、相手が文字を読める向きにして渡すのが正解です。

一方で、面接官に直接手渡す場合は、その場で封筒からクリアファイルごと履歴書を取り出し、封筒の上に重ねてから両手で差し出します。これにより、面接官はすぐに書類に目を通すことができます。

どちらの場合でも、「こちらが履歴書でございます。本日はよろしくお願いいたします」と言葉を添えながら渡すと、より好印象を与えることができるでしょう。

適切なサイズの封筒で履歴書を送ろう

履歴書の封筒選びは、単なる事務的な作業ではなく、あなたの志望度やビジネスマナーを伝えるための最初のステップです。角形2号の封筒を使い、書類を折らずに丁寧に封入することで、読み手である採用担当者への配慮を示すことができます。

また、宛名の書き方や切手料金の確認など、細部まで注意を払う姿勢は、入社後の仕事ぶりを想像させるポジティブな要素となり得ます。

本記事で解説したポイントを一つひとつ確認しながら準備を進めれば、書類選考の段階でマイナス評価を受けることはありません。細やかな気配りが詰まった履歴書を提出し、自信を持って採用選考に臨んでください。