このページでは履歴書に1年未満の職歴を書くべきか解説していきます。
短期離職をしていたり、短期間での転職が重なっていると、職歴に書かなくても良いのでは?と考えてしまいます。
しかし、後々発覚すると内定の取り消しや解雇に繋がってしまう可能性があり、非常に危険です。経歴に関する情報は正確に記入しましょう。
1年未満の職歴も履歴書に書くべき?
そもそも履歴書に1年未満の職歴を書く必要があるのでしょうか。
結論からいうと、基本的には職歴は全て記載するのが好ましいです。履歴書は過去の自分の学歴や職歴など今までの経歴を書くものだからです。
法的に書く必要がある訳ではありませんが、一年未満の職歴や数の多い転職の経歴などもきちんと記載した方が良いでしょう。
特に正社員として雇用されていた場合は、短期間(1ヶ月など)であっても書くのが基本です。
履歴書に書かなかった職歴を前後の職歴で埋めるのは、「経歴詐称」になってしまうので注意してください。
また、正社員として働いていた会社を退職した後にアルバイトをしていたのであれば、一年未満の職歴でも書いた方が良いでしょう。
働いていない空白の期間がある場合、「仕事を辞めて応募してくるまでの間は何をしていたのだろう?」と疑問を持たれてしまいます。
しかし退職後、収入を絶やさないために社会保険には加入せず、1〜2ヶ月ほど単発でアルバイトや派遣の仕事をしながら転職活動をするというパターンもあるかと思います。
こういった場合は長期間のブランクとは捉えられにくいので、特に書かなくても良いと考えられます。
1年未満の職歴でも履歴書に書いた方が良い理由
経歴詐称につながるから
空白期間が長ければ企業側は「何をしていたんだろう?」と気になります。そのため、書かなかった場合は、面接で聞かれることになるでしょう。
正直に話して印象を悪くしたくないからと、面接では嘘をついてしまった場合、結果として経歴詐称になりかねません。経歴詐称が知られると内定取り消しや、最悪の場合は解雇などもありえます。
また、少しでも職歴に嘘をついてしまうと、嘘を隠すための嘘を重ねてしまったり、面接後や入社後もついた嘘が気がかりになることも考えられます。
書きづらくても職歴に記載しておくのが安心でしょう。
社会保険の加入履歴でわかるから
空白期間をごまかしたり、嘘をついた際、後に社会保険の履歴で履歴書とのズレが発覚する可能性があります。
例えば「履歴書で空白だった3ヶ月間に社会保険の履歴が残っていた。」といったことが起こり得ます。職歴を伝えず後から分かった場合、印象が悪くなる可能性が高いです。
一年未満の派遣社員や契約社員についても、社会保険に加入して働いてた場合は、職歴としてきちんと書くようにしましょう。
短期間の職歴の書き方
短期間の職歴であっても、履歴書の書き方に変化はありません。退職理由としては会社側の都合でない限り、「一身上の都合により退職」と記載します。
人間関係が原因だった場合でも特に理由を細かく書く必要はありません。
面接官が納得できる理由であれば、後ろにカッコ書きで記載しておくと良いでしょう。
介護や病気、出産などが挙げられますが、病気の場合であれば、現在は完治している旨も伝えると安心感を与えられます。
もしも、倒産など会社側の都合によって短期間で退職した場合は、「会社都合により退職」と記載します。
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1年未満の職歴でも社会保険に加入していた場合は、履歴書に必ず記入!
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経歴を偽ったり、省略した期間を前後の職場で埋めてしまうのは経歴詐称になるので要注意!
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細かい退職理由は記載不要。「一身上の都合により退職」の文言でOK!介護や病気など、やむを得ない理由の時は一言添えておくと◎