履歴書の折り方は「二つ折り」が一般的なマナーです。ただし応募先の勤務形態や企業からの指示次第では、三つ折りでよいケースもあります。
この記事では、採用担当者に好印象を与える正しい折り方と封筒への入れ方を徹底解説します。定規を使ってきれいに折るコツや、郵送・手渡し別のマナーなどについても紹介しているので、最後まで読めば履歴書作成から提出まで悩む必要はありません。
自信を持って選考に進むためにも、ぜひご一読ください。
履歴書の折り方は二つ折りがマナー
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履歴書の折り方は、企業から特別な指示がない限り、見開きのA3サイズやB4サイズを真ん中で半分に折る「二つ折り」が基本です。
市販の履歴書は最初から二つ折りになっているため、購入した状態のままで提出しましょう。アプリなどを使って自分で作成した場合も、同様に二つ折りにしてまとめるのが一般的です。
履歴書を二つ折りにするのは企業への「気遣い」「心配り」
履歴書を二つ折りで提出するのは、企業の採用担当者が読みやすく、管理しやすいようにするためです。
「手持ちの封筒に合わせて折っていいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、三つ折り以上の折り目があると書類を開く手間を増やしかねません。文字の擦れやコピー時の影など「読みづらさ」の原因にもなるので注意が必要です。
また、採用者の履歴書は労働基準法(109条)の「雇入れに関する書類」に当たるため、企業で一定期間(原則5年/経過措置中は3年)保存されます。三つ折り以上の履歴書は、紙が反り返って他の書類と重ねにくくなり、管理作業の妨げになりかねません。
もちろん、三つ折りにしたからといって、それだけで選考に落ちるというわけではありません。しかし、「相手の手間を想像できないのでは?」とマイナスの印象を持たれてしまう可能性があるため、基本的には避けるべき折り方です。
三つ折りがOKなケース
- 返信用封筒が「長形3号(小さい封筒)」の場合
- アルバイト・パートの応募
- 派遣会社への登録用紙
履歴書の三つ折りが許容されるのは、主にA4またはB5サイズで印刷された履歴書を、長方形3号の封筒に収める必要がある場合に限られています。また、A3・B4サイズの履歴書は、二つ折りが前提のため、三つ折りには適していません。
A4・B5の履歴書、三つ折りにすると長形3号の封筒にちょうど収まるため、返信用封筒を指定されている場合や、応募先から封筒サイズを指定された場合は三つ折りで提出します。このように、封筒の仕様に合わせる目的での三つ折りはマナー違反ではありません。
ただし、三つ折りすることで履歴書全体に折り目がついてしまい、開いたときの見栄えに影響が出る点には注意が必要です。深刻な影響はありませんが、正社員応募や志望度の高い企業では避けた方が無難です。アルバイト応募など厳密なマナーが求められにくい場で使うのみに留めましょう。
四つ折り以上はNG
四つ折りにすると、広げた時の折り目が多くなり、一気に読みにくい履歴書になってしまいます。特に自己PRや志望動機などの重要な文章の上に折り目が入ると、文字がつぶれたりインクが擦れたりして、内容が正しく伝わらなくなる恐れがあります。
また、顔写真に折り目が付いてしまったり、折り目が多いことで履歴書自体がボロボロに見えてしまうことで、採用担当者に「仕事が雑そう」というマイナスの印象を与えかねません。
パッと見の印象で「読みにくい」と感じさせないためにも、四つ折り以上にするのは避けましょう。
履歴書のきれいな折り方
二つ折りの折り方

引用:転職Hacks
①印刷面(記入面)が外側にくるよう向きを整える
②上下・左右の角を揃える
③中央から外側に向かって空気を押し出し、軽く折りぐせを付ける
④定規を当てて、まっすぐ折り目を付ける
二つ折りにする場合は、まず折る向きに注意が必要です。冊子のように折るのではなく、「折った状態で両面が読める」ように折ります。履歴書を開いた時、中央が「山折り」になるのが正しい折り方です。
また、折り目を付ける時もフリーハンドで行うのはおすすめできません。最初は平らな面で上下左右の角を揃え、軽く折りぐせを付けます。その後、定規を押し当てながらまっすぐ折り目を入れるときれいに仕上がります。折り目が甘いと提出時に開いてしまうので、手を離しても閉じた状態になるよう、しっかり折り目を付けることが大切です。
二つ折りにした状態で提出する以上、角が合っていなかったり、折り方が中途半端だと乱雑に作られた印象を与えてしまいます。また、強く折り目を付けようとするあまり、用紙や写真を傷つけてしまわないよう注意が必要です。
三つ折りの折り方

引用:転職Hacks
①履歴書を二つ折りの状態にする
②上3分の1が表になるように折り返す
③下3分の1を下に折り下げる
④横から見て「Z」の形になっていることを確認する
履歴書を三つ折りにする場合は、履歴書をA4かB5サイズの状態にする必要があります。A3・B4の見開きの履歴書は、まず半分に折った状態にしてから三つ折りをすることになります。
最初は、上3分の1を折り返しましょう。市販の履歴書には、両サイドに3分の1の位置を示す目印が付いている場合もあります。目印がない場合は、縦の長さを測ってから折りましょう。A4サイズの場合、縦の長さは297mmなので、上から約99mmのところで折るときれいに仕上がります。
その後、再度ひっくり返し、下側の3分の1を履歴書の上辺に合わせて折り下げます。最後は横から見たときにアルファベットの「Z」のような形になっていれば正解です。
なお、氏名や顔写真の部分を内側に隠すのはNGです。採用担当者が「誰の履歴書か」一目で分かるよう、名前や写真は折った状態で一番上に来るようにしましょう。
履歴書をきれいに折るときのポイント
定規を使って折り目をつける
履歴書を折る際には、手だけではなく必ず定規を使用しましょう。指先だけで強く折り目をつけようとすると、手汗や皮脂が紙に付着したり、力が均一にかからず紙がヨレたりすることで、見栄えが悪くなってしまいます。
用意するのは、30cm以上の定規がベストです。一般的な15cm定規ではA3やB4サイズの履歴書を一回で押さえきれず、折り目に段差ができてしまう恐れがあるため、おすすめできません。長めの定規を用意しましょう。
一度で折り切らずに軽くならす
折り目をつける際は、いきなり強い力で折ってはいけません。
一度ついた強い折り目は戻すことができないため、間違った箇所を折ってしまうと修正ができません。きれいに仕上げるためには、位置がずれていた場合も想定し、「仮折り」することが重要です。
まずは履歴書の中心を軽く指で押さえ、折りたい位置をふんわりとなぞるように空気を抜いていきましょう。いきなり端から力を入れて折るのではなく、中心から順にならすことで、紙のヨレやズレを防げます。
仮折りが完了したら、定規を使って適切な折り目をつけていきます。定規を活用するのは「ここだ」という位置が確定してからです。
用紙の角はきれいに揃えてから折り畳む
履歴書を折り畳む際のポイントは、用紙の角をきれいに揃えることです。
角がわずかにずれているだけでも、履歴書全体がだらしなく見えてしまい、準備が雑な人という印象を与えかねません。履歴書の角は1mmの誤差も出ないよう、四隅をしっかりと揃えてから折りましょう。
片手でしっかりと紙の中央を固定し、もう片方の手で角同士を慎重に合わせます。作業するときは、デスクマットやカッティングマットなどを使うと、紙が滑りにくいのでおすすめです。
履歴書の顔写真や名前が分かるように折る
履歴書を折る際は、顔写真や氏名がすぐに確認できる形を意識することが重要です。
二つ折りにする場合は、封筒から取り出した際に誰の履歴書なのか分かるよう「中表」で折ります。また、三つ折りにする場合は「Zの形」になるように折り、顔写真や名前が一番外側にくる状態に整えるのが基本です。
写真や氏名が内側に隠れ、白紙の裏面が表に出ていると、採用担当者が表面を探したり、何度もめくったりする手間が発生します。こうした小さな配慮不足が評価を下げる要因になることもあるため、相手の立場を考えた折り方を心がけましょう。
履歴書は二つ折りできれいに折ろう!
履歴書は、二つ折りで提出するのが基本です。三つ折りはコンパクトにまとめられる反面、読むのに手間がかかることから、正社員採用では避けましょう。
ただし応募先の企業から指示があった場合や、アルバイト・パートへの応募だったりする場合は、三つ折りでも問題ないケースもあります。
履歴書を折る際には、定規を使って折り目をつけ、角がずれないようにすることが大切です。また、クリアファイルに入れたり送付状をつけたりと、採用担当者の手間を極力減らすよう配慮することで「仕事が丁寧な人」というプラスの印象を与えることができます。
履歴書ひとつですが、細かい点にも配慮し良い印象を与えられるよう工夫しましょう。


