履歴書に記入する年齢は、満年齢で書くことが原則となります。

ただ、誕生日が間近に控えている場合はどう計算すればよいのか、あるいは誤った年齢を記入したまま提出してしまった場合にどうすべきか、迷う方も少なくありません。

この記事では、満年齢とは何かという基礎知識から、履歴書への正しい記載方法を解説します。

さらに、イレギュラーな状況での適切な判断基準や、年齢を誤って書いてしまった際の対応策までを丁寧にお伝えします。細かい部分までミスのない履歴書を仕上げて、採用担当者へ良い印象を残しましょう。

履歴書の年齢は「満年齢」で書くのが基本!

年齢書き方見本

満年齢とは現在の年齢のこと

満年齢とは、生まれた日を0歳として誕生日を迎えるごとに1歳ずつ増えていく年齢の数え方です。一方で、「数え年」は生まれた年を1歳とし、以降は毎年1月1日を迎えるたびに年齢を数え増やす方法を指します。

例えば、「今年まだ誕生日を迎えていない人」の場合、満年齢では昨年時点の年齢を書き、数え年ではそれより1歳多い年齢を書きます。

現在の日本では、公式な書類は満年齢で書くのが主流となっています。そのため、履歴書に記載すべき年齢は必ず「満年齢」です。生年月日の横に「(満○○歳)」と書かれている場合、生まれた年を0歳とした現在の実年齢を記入しましょう。

「提出日・郵送日」時点での年齢が基準

履歴書における年齢の記入ルールは、書類を届ける時点での満年齢を正確に反映させることです。「郵送や持参で提出する日に何歳であるか」を確認し、その数字を記載します。

提出後すぐに誕生日を迎える場合であっても、先回りして年齢を増やすことは認められていません。「あと数日で誕生日だから」という理由で事前に1歳プラスするのはルール違反です。

例えば、1995年5月生まれの方が4月1日時点で書類を送る場合、まだ誕生月を迎えていないため「満29歳」と書きます。一方、5月を過ぎてからの提出であれば、すでに誕生日が経過しているため「満30歳」が正しい表記となります。

この原則は厚生労働省が示す履歴書の作成ガイドラインにも明記されているため、自己判断で異なる書き方はしないようにしましょう。

履歴書の生年月日・年齢欄の書き方

どちらも算用数字で正確に記入する

履歴書に生年月日や年齢を書く際には、漢数字ではなく算用数字を用いるのが基本です。「昭和六十年」や「三十歳」といった表記は避け、「昭和60年」「30歳」のように半角数字で揃えましょう。

和暦で記載する場合、「令和」「平成」などの元号部分は漢字のままで問題ありませんが、続く年・月・日の数値はすべて算用数字に統一します。例えば「令和6年4月1日」のような書き方が正しい形式です。

パソコンで作成する場合は、書類全体を通して数字の全角・半角が混在しないよう注意が必要です。

表記の不統一は読み手に雑な印象を与えかねません。記入後は必ず見直しを行い、誤字脱字や桁の間違いがないか確認しましょう。

西暦・和暦の表記は履歴書全体で統一する

履歴書では西暦と和暦の表記を全体で揃えることが重要です。生年月日の記載方法に決まりはありませんが、書類全体での一貫性を保つ必要があります。

学歴・職歴欄に西暦を採用しているなら生年月日も同様に西暦で記入し、「平成◯◯年」のように和暦を用いている場合は生年月日も和暦に合わせましょう。表記が統一されていると、採用担当者が確認しやすくなり、書類全体の完成度も高まります。

和暦で記入する際は「R5」といった省略形を避け、「令和5年」「平成○年」など正式な元号表記を用いることがマナーです。どちらの形式を選んでも問題ありませんが、統一するという原則だけは必ず守りましょう。

年齢早見表を使えば書くべき年齢が一目でわかる

年齢早見表

引用:年齢早見表

履歴書に記入する年齢は、年齢早見表を参照することで確実に判断することができます。朝日新聞の年齢早見表など、信頼できるサイトの早見表を利用して確認しましょう。

早見表は出生年ごとに満年齢がまとめられており、面倒な計算をせずに正しい数字をすぐ把握できます。書類を提出する日によって記載内容が変わるケースでも、あらかじめ確認しておくことでミスを防げるでしょう。

ただし、早見表に書かれているのは「既に誕生日を迎えている場合の満年齢」です。今年の誕生日をまだ迎えていない場合は、記載されている年齢よりも1歳少ない年齢を書く必要があるため注意しましょう。

こんな時どうする?履歴書に書く年齢で悩むケース

選考中に誕生日を迎える場合の書き方

選考プロセスの途中で年齢が変わるケースも珍しくありません。こうしたときも、履歴書に記載すべきなのは「応募書類を送付・提出する時点での年齢」です。

履歴書とは、作成した段階での自分の情報を正しく示すための書類です。したがって、提出日より先の年齢を書く必要はありません。

もし面接の場で「そろそろお誕生日ですか?」と話題になった場合は、「はい、来週で〇〇歳を迎えます」と口頭で説明すれば十分です。

重要なのは、提出した書類全体で情報に矛盾がないようにすることです。誕生日が近くても、書類を読まれる時点での正しい年齢を伝えるようにしましょう。

入社予定日が次の誕生日以降になる場合の書き方

採用が決まっても、入社日が自分の誕生日を迎えた後になることがあります。そのような状況でも、履歴書には書類を提出する時点での年齢を記入するのが基本ルールです。

入社前に年齢が上がる予定であっても、履歴書は作成した時点の情報を反映するものなので、先の年齢を書く必要はありません。

今29歳で入社時には30歳を迎える人は、「満29歳」と書けば問題ありません。人事担当者は生年月日を見れば入社時の年齢を計算できるので、特別な説明は不要です。

どうしても気になる場合は、面接の場で「入社時点では◯歳になります」と補足するのが良いでしょう。

年齢欄がない履歴書の書き方

履歴書の形式によっては、生年月日欄のみで年齢の記入欄が設けられていないものもあります。年齢欄がない場合は、生年月日を正しく記入するだけで問題ありません

採用担当者は生年月日から年齢を計算できるので、無理に年齢を書き足す必要はありません。

市販の一般的な履歴書用紙では「生年月日(満◇歳)」という形で年齢欄がありますが、大学指定の履歴書など、フォーマットによっては年齢記入欄がないこともあります。その場合は、フォーマットに合わせて記入しましょう。

ただし、どのフォーマットでも生年月日は必ず記入します。年齢欄がないからといって年齢の記載を怠ったり、空欄のまま提出したりするのはNGです。履歴書の必要事項は、漏れなく書くことが基本マナーです。

履歴書の年齢でやってはいけないNGマナー

書き間違えた場合は最初から書き直す

履歴書などの応募書類において、書き損じを修正液や修正テープで消すことはマナーを欠く行為です。もし年齢を書き間違えてしまった場合は、新しい用紙を用意し最初から書き直すのが原則です。

修正された形跡のある書類は、「ミスをごまかそうとしている」「書類作成の手間を惜しんでいる」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

志望度の高さを伝えるためにも、手間を惜しまずに新しい用紙へ丁寧に書き直す姿勢が大切です。

年齢のサバ読みをしても必ずバレる

履歴書の年齢をごまかして、自分を若く見せようと考える人もいるかもしれません。しかし、年齢のサバ読みは絶対にしてはいけません。

履歴書には生年月日を併せて記入するため、年齢をごまかしても一目で矛盾がわかります。たとえ年齢欄のみの記載であっても、入社時には住民票提出などで正式な生年月日が明らかになるので、嘘は必ず発覚します。

年齢を偽るのは信用を大きく損なう行為であり、選考にも悪影響しかありません。履歴書には正直に現時点の満年齢を書きましょう。

そもそも企業は年齢そのものより、これまでの経験やスキル・人物像を重視しています。仮に応募資格で年齢制限がある場合でも、それを満たさないのであれば応募自体を控えるべきです。

虚偽の内容は入社後に必ず問題になるため、年齢を含め事実と異なる記載は絶対にやめましょう。

「同上」や空欄にしない

年齢欄は、「満〇〇歳」と具体的な数字を書くべき場所であり、「同上」としたり、空欄のまま提出したりすることはマナー違反です。

「同上」は、直前の行と同じ内容を繰り返す場合に使われる記号ですが、生年月日と年齢は異なる情報であるため使用できません。

また、書き忘れによる空欄も「確認不足」と判断される要因になります。細かい部分ですが、こうした記入漏れや不適切な記述がないかを最終チェックすることで、履歴書の完成度は高まります。

すべての項目が正しく埋められている履歴書は、それだけで「基本的な実務能力がある」という安心感を読み手に与えられるでしょう。

履歴書の年齢を間違えたときの対処法

提出前|二重線と訂正印で修正する

書き間違え 修正の仕方

引用:タウンワーク

どうしても新しい用紙がなく、提出期限が迫っていて書き直す時間がない場合に限り、訂正印を用いた修正が許容されることがあります。これはあくまで緊急時にやむを得ず選ぶ措置であり、基本的には推奨されません。

どうしても対処しなくてならない場合は、間違えた年齢の部分に定規を使って二重線を引き、その上に正しい年齢を記入します。

そして、二重線にかかる位置かその近くに、訂正印(履歴書で使用した印鑑と同じもの)を押すことで、正式に訂正の事実を伝えることができます。

ただし、訂正ルールを守っても見栄えが悪くなることは避けられません。直前でない限りは、新しい用紙への書き直しを優先すべきです。

提出後|お詫びのメールを送る

履歴書を提出した後に年齢の間違いに気づいた場合は、速やかに採用担当者へお詫びと訂正の連絡を入れます。

メールで連絡するのが一般的で、件名は「履歴書の記載内容の訂正について(氏名)」とし、本文で誤っていた箇所と正しい情報を簡潔に伝えます。

気づいた時点ですぐに行動することで、ミスをしてしまったとしても「誠実に対応できる人物」として評価を落とさないようにすることができます。

放置して面接当日に発覚するほうが印象が悪くなるため、早めの対処を心がけましょう。

面接で指摘された場合|素直に謝り正しい年齢を伝える

面接の場で面接官から「年齢が違っていませんか?」と指摘された場合は、言い訳をせずに素直に謝罪し、正しい年齢を伝えます。

「確認不足で申し訳ございません。正しくは〇〇歳です」と、端的に答えることが大切です。焦ってごまかそうとしたり、「書き直す時間がなくて」といった言い訳をしたりするのは逆効果です。

誰しもミスをすることはあるため、そのミスに対してどのように対処するかを面接官は見ています。

素直に非を認め、今後は注意深く確認を行う旨を伝えることで、反省の意と改善への姿勢を示すことができます。誠実な対応を心がければ、致命的なミスにはなりません。

履歴書の年齢欄は「満年齢」で正しく記載しよう

履歴書の年齢欄には「履歴書提出日時点」の満年齢を記入するのが基本ルールです。誕生日を迎えていない場合でも、「満◯◯歳」と現在の年齢を正確に書きましょう。

西暦・和暦の表記は履歴書内で統一し、算用数字で分かりやすく記載します。万が一、書き間違えてしまったら慌てず、可能な限り新しい履歴書に書き直すことが大切です。

誤記に気付いた後の迅速で丁寧な対応や、面接での誠実な訂正はあなたの真摯さを示す機会にもなります。

正しい年齢記載と細やかな気配りで、履歴書という第一印象の書類を完璧な状態に整え、自信を持って選考に臨みましょう。

らくらく履歴書

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