この記事では、ワードやエクセル形式の無料職務経歴書テンプレートのダウンロード方法を解説。事務やビジネス職向けのテンプレートやJIS規格に準拠したA4テンプレートの利用方法も詳しく紹介します。学歴やこれまでの経歴を際立たせるポイント、スキルセクションの書き方についてもご紹介します。

【無料】職務経歴書テンプレートのダウンロード方法

職務経歴書は応募者の職歴や仕事での経験、成果をまとめた文章で、転職や就職活動を行う際に募集要項に適した人材であることをアピールできます。無料で履歴書や職務経歴書のテンプレートをダウンロードする方法は様々あります。インターネット上には多くのウェブサイトやリソースがあり、無料で利用できるテンプレートを提供しています。

・ワード(Word)テンプレート

ワード(Word)には、職務経歴書のテンプレートが組み込まれています。ワード(Word)を開き、新規文書を作成し、「職務経歴書」や「履歴書」を検索すると、さまざまなスタイルのテンプレートをダウンロードし利用することができます。


・エクセル(Excel)テンプレート

エクセル(Excel)には、履歴書や職務経歴書のテンプレートが組み込まれている場合があります。Excelを開いて、新しいファイルを作成する際に「テンプレートを検索」または「オンラインテンプレート」でダウンロードすることができます。

・Canva

Canvaは、デザイン性の高い職務経歴書のテンプレートを提供しています。無料アカウントでも多くのテンプレートを利用できます。カスタマイズも容易で、自分の情報に合わせて編集できます。

サイト内で「履歴書」、「職務経歴書」と検索すると様々なテンプレートを利用できます。

・Google ドキュメント

Google ドキュメントにも、多くの無料の履歴書や職務経歴書のテンプレートがあります。Google ドライブから新しいドキュメントを作成し、「履歴書」や「職務経歴書」を検索すると利用できます。

これらのサービスは無料で利用でき、応募者の情報を追加してカスタマイズすることができます。ただし、テンプレートを利用する際には、転職や就職活動の募集内容に適しており、応募者の情報が見やすく伝わるものを選ぶことが重要です。

ワード(Word)形式の職務経歴書テンプレート

ワード(Word)形式での職務経歴書のテンプレートをダウンロードする方法は複数あります。

方法1:オンラインでの検索とダウンロード

①検索エンジンで「ワード 職務経歴書 テンプレート」などのキーワードで検索します。

②サイトを選択し、ワード形式のテンプレートを提供しているかを確認します。※信頼できるサイトを選ぶことが重要です。

③選んだサイトからテンプレートを見つけ、ダウンロードします。

方法2:Microsoft Officeのテンプレートを利用

①ワード(Word)を開いて新しいドキュメントを作成します。

②メニューバーの「ファイル」→「新規作成」をクリックします。その後、「テンプレート検索」や「Office.comテンプレート」などのオプションが表示されることがあります。

③検索ボックスに「職務経歴書」や「履歴書」などのキーワードを入力し、ワード(Word)形式のテンプレートを見つけます。

④適切なテンプレートを選択し、ダウンロードまたは使用を選択すると、ワード(Word)形式のファイルが開かれます。

これらの方法で、Word形式の職務経歴書や履歴書のテンプレートを見つけてダウンロードすることができます。ただし、信頼できるソースからダウンロードすることをお勧めします。

エクセル(Excel)形式の職務経歴書テンプレート

ワード形式の職務経歴書・履歴書のテンプレート同様、エクセル形式の職務経歴書テンプレートもオンライン上、エクセル内でのダウンロードが可能です。

ワードとの違いは表形式が使えることです。セルのサイズ変更や書式変更がより簡単に行えることです。具体的な使い方として以下の点が挙げられます。

・表形式を使った情報の整理

エクセルの表形式を使って、職務経歴書の項目を整理できます。過去の職歴、スキル、実績などの情報を整理できます。各列やセルに適切な情報を入力し、見やすく編集することができます。

・カスタマイズと編集

エクセルテンプレートでは、セルのサイズ変更や色の変更、フォントや書式の変更などが簡単に行えます。自分の好みや必要に応じて、職務経歴書のテンプレートをカスタマイズして使うことができます。

・データの整列

エクセルは情報を整列させるのに優れています。たとえば、職務経歴書の経歴を時系列順に整理したり、特定のスキルや経験を重点的に配置したりするのに役立ちます。

・計算や統計情報の追加

エクセルを使って数値データを入力し、合計や平均、割合などの計算やグラフ化も行えます。職務経歴書の過去の実績や成果を数値で示す際に有用です。

・印刷や保存

完成した職務経歴書を印刷したり、エクセル形式で保存して後で編集することができます。また、他のフォーマット(PDFなど)に変換して利用することも可能です。

エクセル形式のテンプレートは、情報の整理やカスタマイズ、計算、保存などのさまざまな機能を活用して、応募者の職務経歴書や履歴書を効果的に表現するのに役立ちます。

事務職・ビジネス職向けの職務経歴書テンプレート

職務経歴書には、厳密なルールや正式な書き方があるわけではありません。事務職・ビジネス職など職種ごとに必要な項目を取り入れてアピールすることで採用担当者に応募者の魅力を伝えられるでしょう。

事務職の職務経歴書では、詳細なタスクの記載を強調しましょう。事務職では、具体的なタスクや行政業務、文書管理、データ入力、スケジュール管理などの詳細な内容を記載します。

その他、ITスキルやオフィスツールの記載をすることも効果的です。ワードやエクセル、データベース管理などのオフィスツールやITスキルを強調することが一般的です。

また、事務職では、正確性や細部への注意が重視されるため、これらのスキルや特性をアピールすると良いでしょう。

ビジネス職の職務経歴書では、応募者が前職を通じて得た成果やプロジェクトを強調すると良いでしょう。具体的な成果やプロジェクトの成功に焦点を当てることが重要です。また、リーダーシップやチームワークをアピールすることで統率力やチームでの協力、プロジェクト管理能力を伝えることができるでしょう。ビジネス職では、特にSTAR法(Situation、Task、Action、Result)を活用して、実際のビジネスシナリオや解決策、その結果をストーリーとして伝えることも重要となります。

職務経歴書で学歴やキャリアを効果的にアピールする方法

職務経歴書に学歴を記載する場合、逆編年体形式(最も最近のものから過去のものへ記載する)でリストアップしましょう。大学名、専攻、卒業年月、取得した資格などを含みます。時系列順でも問題ありませんが、最新のものが関連する業界や職種に役立つものであれば効果的です。アピールしたい成績や受賞歴があれば、それらも記載し特に、関連する業界や職種に役立つ賞や特別な成果は強調してください。

職務経歴書でキャリアをアピールする書き方は、職務経験を詳しく記載します。まず各ポジションでの主な業務や成果を箇条書きで示します。そして、それぞれの役割でどのようなスキルや知識を身につけたかを具体的に示すことが重要です。その他以下のポイントをアピールすることでより魅力的な自己アピールができます。

職務経歴書の中で特に成果を引き立たせる方法

職務経歴書で採用担当者に応募者の強みを伝えるために以下のような書き方をすると、より効果的に成果を引き立てて伝えることができるでしょう。

・具体的な数値を記載する

実績や成果を強調し、数値や具体的なデータで自分の実績を裏付けることが効果的です。例えば、プロジェクトの成功率、コスト削減、収益増加などを数値で示しましょう。

・使用したツールや技術

使えるツールや技術スキルも重要です。プログラミング言語、ソフトウェア、データベース、プロジェクト管理ツールなどを列挙し、それらを活用した実績も示します。

・STAR法の活用

STAR法は、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字をとったもので、成果を示すための手法です。具体的な状況や課題、あなたが取った行動、そしてその結果を明確に示すことで、成果を強調します。

・具体的なエピソードや実例を挙げる

職務経歴書の中で成果を際立たせるために、具体的なプロジェクトやタスク、あるいは特定の状況に焦点を当てて説明します。その際に、どのような取り組みをし、その結果どのような影響があったのかを明確に示します。

・強調すべきポイントを前面に

職務経歴書の中で成果を示す際は、最も重要な成果や特筆すべき成功事例を前面に出す書き方をしましょう。特に、求人要件にマッチするような成果を強調することがポイントです。

・言葉選びの重要性

職務経歴書の中で成果をアピールする際には、強い行動動詞や肯定的な表現を使って効果を強調します。例えば、「率先してリーダーシップを発揮し、チームを率いてプロジェクトの成功に導きました」といった表現です。

職務経歴書の中で成果を引き立たせるために最も重要なのは、応募者の強みや独自性を明確に伝えることです。経歴書を書く際には、求められるポジションや企業に適した情報を強調する書き方で、自己PRを行うことがポイントです。応募者は選考の段階で興味を持ってもらいやすくなります。

職務経歴書におけるスキルの書き方

スキルセクションは、職務経歴書において自分の持っているスキルや能力を示すためのセクションです。このセクションでは、応募者がどのようなスキルや能力を持っているのかを明確に示すことが求められます。

スキルセクションに記載する具体的な内容は例は以下の通りです。

・ソフトスキル

コミュニケーション能力、リーダーシップ、チームワーク、問題解決能力、柔軟性、対人関係スキルなどの、性格や人間関係に関連するスキルです。職務経歴書でソフトスキルを記載する場合、単に「リーダーシップがあります」と書くよりも「チーム全体の状況を把握し、目標を達成するために指揮することが好き」など具体的に表現することが大切です。

・ハードスキル

特定の職種や業界で必要な技術的なスキルや専門知識です。例えば、プログラミング言語、データ分析、会計ソフトの使用経験などが含まれます。職務経歴書でハードスキルを記載する場合は、募集されている職務内容に合わせて即戦力をアピールすることが重要です。

・言語スキル

多言語を話す能力や、流暢さを示すためのセクションです。外国語の習得度合いや使用可能な言語を記載します。職務経歴書で言語スキルを記載する場合、各種検定の等級やスコアの明記を行いビジネスでどのように活かすことができるかをアピールしましょう。

・認定資格やライセンス

専門的な資格やライセンス、証明書を持っている場合は、その資格名や取得年月日、発行機関を記載します。職務経歴書で認定資格やライセンスを記載する場合は、資格名が正式名称での記入ができているか注意しましょう。応募者の知識やスキルを誤解されないよう正確に伝えることが大切です。

職務経歴書のスキルセクションは、応募者の強みや他の候補者との差別化を図るために非常に重要です。自分が持っているスキルを具体的に示し、ポジションに合ったスキルを強調することで、採用担当者に自己アピールすることができます。

広く使えるJIS規格準拠のA4職務経歴書テンプレート

JIS規格に基づく職務経歴書のテンプレートは、日本国内の就職・転職活動で多く使用されています。この書式は、応募者の経歴やスキルを一定のフォーマットに沿って記載し、採用担当者が比較しやすくするための標準化されたものです。求職者支援機関や求人情報サイト、転職サイトでも入手可能です。

JIS規格に基づく職務経歴書のテンプレートは、特定のフォーマットに則って情報を整理しやすい構造になっています。これにより、採用担当者が応募者の情報を迅速かつ効果的に比較・評価できます。

そして、各項目が明確に定義されているため、応募者間で情報が統一され、複数の職務経歴書の比較が容易です。採用担当者は、同じフォーマットに基づいて各応募者の情報を比較検討することができます。同じフォーマットを利用することで、採用プロセスが効率化されます。情報が整理されているため、採用担当者が必要な情報を素早く把握できます。

応募者側にもメリットがあり、定型化された職務経歴書の項目に沿って情報を整理・提供できるため、情報の入力もれ漏れや混乱を防ぐことができます。

職務経歴書のテンプレートをダウンロード出来るサイト

職務経歴書のテンプレートは様々なウェブサイトやオンラインサービス、求人情報サイト、転職サイト、または書籍などが、無料または有料で提供されています。

多くの場合、これらのテンプレートは主要な文書形式(Word、PDF、Excelなど)で提供されており、利用者が簡単にダウンロードして利用できます。求職者やキャリア支援サイト、採用情報サイト、オンライン文房具店などでも、様々な種類の職務経歴書テンプレートを提供しています。

・Microsoft Office テンプレート https://templates.office.com/
Microsoftが提供する公式のテンプレートギャラリーで、WordやExcel、PowerPointなどの職務経歴書のテンプレートを提供しています。

・Canva https://www.canva.com/ja_jp/

Canvaが提供するテンプレートサイトで、職務経歴書のデザインテンプレートが豊富に揃っています。

・Google ドキュメントテンプレート

Googleドキュメント内で、テンプレートギャラリーからさまざまな職務経歴書のテンプレートを利用できます。

オンラインでの職務経歴書のダウンロードは手軽で便利ですが、信頼できるソースからテンプレートを入手することが重要です。有名なサイトや信頼できる提供元から職務経歴書をダウンロードすることで、安全かつ使いやすいテンプレートを入手できます。

職務経歴書をミスなく、効率的に作れるおすすめサービス

職務経歴書は、自分の強みや適性を採用担当者に伝えるための重要な文書です。応募者のスキルや経験を間違いなく伝えるために、ありがちなミスと効率的に職務経歴書を作れるおすすめなサービスをご紹介します。


・情報過多になっていないか
職務経歴書に全ての詳細を載せようとしてしまうと、情報過多になってしまい、肝心な部分に焦点が当たらなくなってしまいます。例えば書類の導入部分にあたる「職務経歴の概要」については、文章を5行以内に簡潔な文章でまとめましょう。募集されている職種の中で活かせそうな経験があるとさらに良いでしょう。

・前向きな表現で書けているか
職務経歴書では、具体的な数値を挙げることが重要です。

・修正不足がないか
同じ職務経歴書を異なる求人に使おうとする際、それぞれの求人に対しての適応性について検討しないまま利用してしまうことがあります。求人票や会社のニーズに応じてカスタマイズすることが大切です。過去の成果や実績、特別なスキルや資格など、必要な情報を見逃さないようにしましょう。

職務経歴書を効率的に作れるおすすめなサービスとして、
複数の就活サイトが自動作成ツールの無料サービスを提供しています。基本情報の登録、職務経歴、スキル、自己PRの入力で簡単に作成することができます。職務経歴書を記載する際の例文や具体的な文字数が記載されている、ワンポイントアドバイスなどが掲載されているので、よくあるミスをしないようサポートしてくれます。

転職エージェントが提供する「職務経歴書代行サービス」も、応募者が作成するよりも工数が少なく、職務経歴書作成のポイントに精通した転職の専門家が対応するため質の高い書類が完成します。

らくだ先生
無料の職務経歴書テンプレを使う際のポイント!
  • PCに入っているWordや、Excelも活用出来る!
  • 情報を記載しやすいあまり、情報過多にならないように注意!

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