履歴書の「趣味・特技」欄は、企業が応募者の人柄や価値観を知るために重視している項目です。しかし、どのように書くべきなのかわからなかったり、特にこれといった趣味・特技がないと悩む人も多いです。

そこで本記事では、趣味・特技を効果的にアピールするための具体的な書き方について、例文を交えながら解説します。また、趣味・特技がないと感じている場合の対処法についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

履歴書の趣味・特技欄は何のためにある?

履歴書の趣味・特技欄は、必ずしも何か書かなければならないというわけではありません。しかし、空欄にすると「自分をアピールする意欲が低い」と思われる可能性もあります。

趣味・特技の記入内容次第では、面接での話題作り採用担当者との共通点の発見に繋がるため、この項目を有効に使うことで、あなたの人柄や価値観がより魅力的に伝わるでしょう。

履歴書に趣味・特技欄が必要な理由

履歴書の「趣味・特技」欄は、あなたの人柄や価値観を企業に伝える大切な要素です。この欄を通じて、採用担当者はあなたがどのような人間かを知るヒントを得られます。

例えば、趣味や特技が仕事のスキルに直結する場合、評価はよりプラスとなるでしょう。また、「特技を活かしてチームを支えた経験がある」など、職場での活躍をイメージさせる内容は、企業側にとって魅力的です。単なる趣味や特技の紹介ではなく、自己PRの一環として考えると、より好印象を与えやすくなります。

趣味・特技欄で採用担当者が見ているポイント

  • 応募者の人柄や価値観
  • 業務に関連するスキルや特性
  • 面接での話題作り

採用担当者は「趣味・特技」欄から、主に以上の3つを見ています。まずは、応募者の趣味や特技を通じて、どのような性格か、どんな興味を持っているのかを知ろうとしています。また、業務に役立つスキルや経験に関連しているかどうかも注目ポイントです。

さらに、採用担当者との会話を弾ませるきっかけにもなるため、具体的なエピソードを添えると効果的です。趣味・特技欄は、単に空欄を埋めればいいだけのものではありません。記入内容に工夫を凝らし、自分の魅力を伝える場として活用しましょう。

履歴書に書ける趣味・特技の例【一覧表付き】

性格や人柄が伝わる趣味・特技

スポーツ読書
ボランティア筋トレ
手芸料理
楽器演奏映画鑑賞
アウトドアDIY

上記の趣味・特技は、人それぞれの好みやこだわりが発揮されるため、採用担当者に性格や人柄が伝わりやすいものとなっています。

例えば、スポーツやアウトドア系のものでは活発な印象を与えられ、手芸やDIYといった一人でじっくり取り組むものでは継続力のアピールへ繋げられます。

また、自分の好きなものであるため、面接で深掘りされた際に受け答えがしやすいというメリットもあります。

業務に関連するスキルを示せる趣味・特技

プログラミング動画編集
語学力写真加工
SNS運用データ分析
ブログ運営デザイン
イラスト制作3Dスキル

資格・免許欄に書けないものの、業務に関連するスキルを示せるような趣味・特技がある場合は、積極的にアピールすることがおすすめです。上記のようなスキルを入社後に身に着けるためには時間がかかるため、初めから身に着いている人材は選考で有利となるでしょう。

また、これらのスキルは何らかの形で裏付けることができると、さらに信頼性が増します。例えば、動画編集が特技の場合は、実際に自分が編集した動画を提出することで、具体的なスキルの程度が伝わります。

個性的で印象を残しやすい趣味・特技

カフェ巡りボードゲーム
模型製作執筆活動
鉄道旅行コレクション
天体観測ライブ鑑賞
パズルバンド

珍しい趣味や特技は、それだけで印象に残りやすい点がメリットです。ただし、採用担当者にも馴染みがない場合も十分に考えられるため、詳しい説明を求められるケースも想定しておきましょう。

また、珍しさを前面に押し出そうとして、本来履歴書に書くべきでないような趣味・特技まで書くことは避けましょう。

履歴書で好印象を与える趣味・特技の例文

スポーツ

例文

  • 特技は短距離走で、学生時代には地区大会で優勝経験があります。この経験を通じて、目標に向けて努力する大切さを学びました。
  • ヨガが趣味で、3年間続けています。心身のリフレッシュに加え、集中力や柔軟性の向上にも役立っています。

スポーツ系の趣味・特技は、健康的・活動的な印象を与えるため、採用担当者から好印象を得やすいジャンルです。特に、体力や継続力をアピールできる内容を選びましょう。具体的な数字を交えることで、読み手により伝わりやすい内容になります。

文化・芸術

例文

  • 趣味は読書で、特にビジネス書を中心に年間50冊以上読んでいます。新しい知識を吸収することを楽しみ、仕事にも積極的に活かしています。
  • 特技はピアノ演奏で、10年以上の経験があります。発表会では練習を重ね、集中力を養うと同時に達成感を味わいました。

読書や音楽など文化・芸術系の趣味・特技は、知識の幅広さや感受性の高さをアピールできます。単に得意とするだけでなく、それを通じて得られたスキルや成長の過程を織り交ぜることで、より魅力的な文章になるでしょう。

ものづくり・制作

例文

  • 趣味は料理で、毎週末に新しいレシピに挑戦しています。和食やイタリアンを中心に研究し、家族や友人からも好評を得ています。
  • 趣味・特技は、ハンドメイドアクセサリーの制作です。自分でデザインから制作まで行い、ハンドメイドイベントで販売した経験もあります。

料理やものづくりに関連する趣味・特技は、その打ち込み方から仕事への取り組み方をイメージさせることができます。

また、家族や友人から好評を得た・販売を経験したなどの実践的な経験が加わることで、具体的な熱意を示すことができ、採用担当者の理解を得やすくなります。

スキル

例文

  • IoTデバイスのプログラミングに興味があり、趣味でセンサーやマイコンを用いた自動化システムを制作しています。ハードウェアとソフトウェアの連携に魅力を感じています。
  • 趣味として建築や家具のデザインを学び、3Dモデリングソフトを用いて実際にバーチャル空間で再現することを楽しんでいます。

資格や免許で表せないタイプのスキルは、趣味・特技としてアピールするようにしましょう。具体的に取り組んでいる内容も説明することで、採用担当者の興味を惹くことに繋がります。

ただし、応募職種と関連性がないスキルは、アピールしてもあまり効果がない可能性があります。その場合は「継続的に取り組んでおり」といった表現を加え、自身の性格のアピールもできるように工夫をしましょう。

珍しい趣味

例文

  • 趣味はヴィンテージレコードのコレクションです。年代ごとの音質やジャケットデザインの違いを楽しみながら、再生するたびに新たな発見があることに魅力を感じています。
  • ライブ鑑賞が趣味で、特にインディーズバンドの発掘を楽しんでいます。小規模なライブハウスで才能あるアーティストを見つけるため、休日には頻繁に足を運んでいます。

一般的でない趣味を書く際には、前提知識がなくとも理解できるように表記する必要があります。長々と詳細を書く必要はありませんが、少なくとも専門用語や固有名詞の使用は避けるべきでしょう。

伝わりやすさを重視した上で、自分が魅力に感じている点も端的に示すことが重要です。書き終わった後には、自分がその趣味について全く知らないという前提で読み直し、内容が伝わるかどうか確認することをおすすめします。

履歴書の趣味・特技欄の書き方のポイント

趣味・特技を一つに絞る

複数の趣味や特技を持っている場合でも、履歴書に書く際は一つに絞りましょう。たくさんの情報を詰め込むと焦点がぼやけてしまい、採用担当者に一番伝えたいことが伝わりにくくなります。

一つに絞ることで、その趣味や特技に対する情熱や経験を深掘りし、より具体的で説得力のある内容を書けるようになります。採用担当者に、「これは自分の個性だ」と強くアピールするために、どの内容を書くか絞ってみましょう。

具体的な数字でアピールする

趣味や特技をアピールする際には、具体的な数字や成果を盛り込むことで、記載内容に説得力を持たせましょう。「私の趣味・特技は読書です」だけでは、どの程度熱心に取り組んでいることなのかが伝わりにくいです。しかし、「年間で50冊以上のビジネス書を読み、仕事に応用しています」というように数字を交えると、一気に印象的になります。

また、ランニングが趣味・特技である場合も、「毎月100km走っています」「大会で5kmを30分以内で完走しました」など、具体的な成果を記載することで、あなたの努力や継続力が伝わります。数字を使うことで、採用担当者は具体的にイメージしやすくなり、あなたの人柄をより強くアピールできるでしょう。

面接で説明することを意識する

履歴書の趣味・特技欄に書いた内容は、面接で質問される可能性が非常に高いです。そのため、「どうしてその趣味を始めたのか」「その特技をどう仕事に活かせるのか」といった質問を想定し、しっかり説明できる準備をしておきましょう。

例えば、読書に関して記載した場合は、好きなジャンルや特に影響を受けた本、そこから得た学びを具体的に語れると効果的です。趣味や特技を通じて自分が何を大切にしているのかを伝えられるようになると、面接官の心に響きやすくなります。履歴書の内容が面接の話題作りに繋がると、自然と良い印象を与えるでしょう。

志望する仕事との関連性を示す

趣味や特技を記入する際には、できる限り志望する仕事や業界に関連付けることを意識しましょう。例えば、営業職を志望している場合、「特技はサッカーです。長年キャプテンを務め、チームメンバーと信頼関係を築きながら成果を上げてきました」と記載すると、チームワーク力やリーダーシップを間接的にアピールできます。

趣味や特技を単なる自己紹介で終わらせず、仕事に活かせるスキルや姿勢を採用担当者に伝えることで、即戦力として期待してもらいやすくなります。

嘘や誇張は避ける

履歴書の趣味・特技欄には、必ず本当の情報を記載するようにしましょう。「特にこれといった趣味や特技がない」と感じていても、嘘や誇張をするのはNGです。

もし、面接で突っ込まれたときに答えられなかったり、内容が不自然だったりすると、採用担当者に不信感を与えてしまいます。趣味や特技は、一般的なものであったとしても、正直に書くことで誠実さを伝えましょう。

例えば、音楽鑑賞が趣味・特技であるという場合でも、好きなアーティストやジャンル、そこから感じていることをしっかり言語化しましょう。そうすることで、あなたの人柄や価値観が伝わる内容になります。

履歴書に書く趣味・特技が見つからない場合は?

趣味や特技が思い浮かばない場合でも、焦る必要はありません。特別なスキルや目立つ趣味がなくてもアピールはできます。誰にでも日々の生活や過去の経験の中にアピールできるポイントが隠れていますので、自分らしい趣味・特技を見つけてみましょう。

日常生活を振り返る

まずは、日常生活を振り返り、普段の習慣や行動の中に趣味や特技のヒントがないか考えてみましょう。例えば、週末に料理をしているなら趣味・特技を料理として記載できます。

また、通学・通勤時間に読書をしているなら読書が趣味・特技となり、読んでいるジャンルや学んだことをアピールすれば十分に効果的です。特別なスキルや趣味でなくても、日常的に取り組んでいることに価値がある場合も多いです。

過去の経験を振り返る

過去の経験を掘り下げて考えるのも効果的です。学生時代に取り組んだ部活動や文化祭での活動、アルバイトで身につけたスキルなど、過去の取り組みから特技につながるエピソードを見つけられることがあります。

過去の経験には、今のあなたを表す鍵が隠れているかもしれません。履歴書作成をきっかけに、あなた自身の趣味・特技となるアピールポイントを見つめ直してみましょう。

友人や家族に聞いてみる

自分では特技や趣味が見つからないと感じる場合、友人や家族に相談してみるのも良い方法です。他人から見ると、自分では気付かない意外な長所や特技が見つかることがあります。

例えば、「いつも計画的に旅行を楽しんでいるね」と言われれば、「旅行の計画を立てるのが得意」といった特技を見つけることができます。身近な人からの意見は、自分を客観的に見直すヒントとなるでしょう。

志望企業・業界が求める人物像から考える

志望する企業や業界が求めるスキルや人物像を参考にして、趣味や特技を考えるのも有効です。例えば、クリエイティブな発想が求められる業界であれば、写真撮影やイラスト作成など、創造性を感じさせる内容を記載することでプラスの評価に繋がります。

また、IT業界であればプログラミングが特技である、といった業務に繋がるような内容を書くと採用担当者に響きやすいです。仕事に活かせそうな要素を見つけてアピールすることを意識しましょう。

履歴書で書かないほうがいい趣味・特技とは?

履歴書に趣味や特技を記入する際には、採用担当者に好印象を与える内容を選ぶことが重要です。しかし、一部の趣味や特技は、誤解を招いたりネガティブな印象を与えたりする可能性があります。採用担当者の目にどう映るかを考えながら、慎重に選びましょう。

ギャンブル

パチンコ、競馬、カジノなどのギャンブルを趣味として記載するのは避けましょう。趣味として楽しんでいるだけでも、「お金にだらしないのでは」「浪費癖があるのでは」といったネガティブな印象を与える可能性があります。

また、ギャンブルには賛否が分かれる要素があるため、採用担当者の価値観によっては好ましく思われません。趣味として楽しむこと自体は問題ありませんが、履歴書では別の趣味を書く方が無難です。

政治・宗教

政治や宗教に関連する趣味や活動は、避けるのが賢明です。これらのテーマは非常に個人的かつデリケートなものであり、採用担当者の価値観や信条と相反する可能性があります。

履歴書に書くことで、不必要な偏見や誤解を招く恐れがあります。例え強い関心や活動歴があったとしても、履歴書に書くことは控えましょう。より中立的で職場環境に適した趣味・特技を記載する方が好印象を与えられます。

飲酒

趣味・特技欄に「飲酒」と記載されていると、「アルコール依存症ではないか」「仕事に悪影響が出るのではないか」など、ネガティブな印象を与える可能性があります。飲酒が楽しいリラックスタイムであったとしても、履歴書に記載するのは適切ではありません。

もし関連する内容をアピールしたい場合は、「料理に合わせたワイン選びが得意」や「お茶やコーヒーの研究」など、別の趣味・特技の一環として表現する工夫をすると良いでしょう。飲酒とだけ書くよりも、ポジティブな側面を伝えられます。

履歴書の趣味・特技は企業へのアピールポイントになる!

履歴書の趣味・特技欄は、単なる個人的な興味を示すものではなく、企業へのアピールポイントとして大きな役割を果たす項目です。自分の趣味や特技を通じて、仕事に活かせるスキルや姿勢を伝えることができます。

もし、趣味や特技が思いつかないと悩んでいる場合は、日常生活や過去の経験を振り返ってみましょう。また、周囲の人に相談してみて自分の趣味・特技を客観的に見つめ直すことも大切です。自分が本当に好きで、得意とすることを正直にアピールしましょう。

らくだ先生
履歴書の趣味・特技欄の書き方のポイント
  • 趣味・特技がどうアピールに繋がるかを考えて書こう!
  • 業務で役立つスキルは積極的にアピールしよう!
  • 趣味・特技が見つからない場合は日常生活を振り返ってみよう!

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