履歴書の免許・資格欄の書き方は?書くべき資格とポイントを解説!

このページでは履歴書の免許・資格欄の書き方について解説しています。

自身の知識やスキルをアピールすることができるので、正しく記載することが大切です。

資格を書く順番や書いた方が良い資格などを理解し、ルールに沿って好印象を与えられるような履歴書に仕上げていきましょう。

免許・資格欄を書くときの基本ルールをおさえよう!

資格・免許欄の記入例

免許・資格の名称は正式名称で書く

略称・通称正式名称取得・合格
運転免許普通自動車第一運転免許取得
簿記日本商工会議所簿記検定◯級合格
FP◯級ファイナンシャル・プランニング技能士検定合格
秘書検秘書技能検定◯級合格
MOSMicrosoft Office specialist 科目名合格
宅建宅地建物取引士試験合格
英検実用英語技能検定◯級合格
TOEICTOEIC公開テスト ◯点取得
漢検日本感じ能力検定◯級合格

免許・資格を履歴書に記載するときは、略称ではなく正式名称で記入します。

例えば「英検」「普通免許」など、省略して使われている馴染みのある呼び方が略称です。

正しくは「実用英語技能検定」「普通自動車第一運転免許」です。

それぞれ正式な名称で書きましょう。

また、民間資格は資格名称と併せて実施団体も記入します。

例えば「簿記」の資格を書く場合は、「日本商工会議所簿記検定」と正しく明記します。

免許・資格の略称による記載は、常識に欠ける印象を与えかねません。

履歴書に書く前に、持っている資格の正式名称を調べましょう。

取得日順に書く

履歴書に複数の免許・資格を書く場合、取得した順に並べて記入します。

ただし、「運転免許」を取得している人は、取得年月に関係なく一番最初に書くのが一般的です。

また複数の免許を持っている場合は、持っている免許の中でも古いものから記載しましょう。

資格の取得年月は、免許証や合格証明書・通知書に記載されています。

取得年月は「受験した日」ではないので、間違えないように気を付けましょう。

取得月日を忘れてしまった時は、協会や団体に問い合わせて証明書の再発行を依頼する必要があります。

取得年の西暦・和暦は、統一されていればどちらでも問題ありません。統一して書くのを心がけましょう。

応募職種に関連する資格を書く

履歴書に書く免許・資格は、応募職種に関連するものを選びましょう。

応募職種に関係のない資格を記載しても、アピールにはつながりません。

同じ資格で複数の級を取得している場合は、「一番上の級のみ」を書くのがおすすめです。

職務経歴書に免許・資格を記載している場合は、履歴書と内容を統一させましょう。

応募職種に関連性のない免許・資格を記載したい際には、「趣味・特技欄」に書くのが良いでしょう。

履歴書に優先的に書くべき資格

国家資格

国家資格は、応募職種に関わらず記載しましょう。

国家資格は、知名度が高く保有者は技術が国によって保証されていることを示せる資格です。

そのため、国家資格は過去の職歴を証明するものにもなります。

記載方法としては、資格は「〇〇試験合格」、免許の場合は「〇〇免許取得」と記載します。

同じ資格で複数の級に合格している場合は下級の合格は省略しましょう。

TOEICなどの語学資格

TOEICをはじめ、語学の資格は重宝される資格の1つです。

認知度が高いため、英語力をアピールすることができるでしょう。

ただし、所持しているTOEICのスコアには注意が必要です。

一般的にビジネスに活用できると判断されるのは600点以上で、外資系企業で求められるスコアは700点以上です。

業界によって求められる点数も違うので、応募した職種・業界に属している企業各社の応募基準をチェックし分析するようにしましょう。

MOSなどのパソコンスキルの認定資格

MOS(Microsoft Office Specialist)などのパソコンスキルの認定資格は、記載することをおすすめします。

応募職種に関連性がなくても、パソコンスキルのある人材はどのような業界でも重宝されるため、自己PRにもつながるでしょう。

しかし、エンジニアやWebディレクターなどのWeb職種に応募する場合は、記載してもアピールにはつながりにくいです。

PCを使用して高度な作業を行う仕事であるため、過去の業務経験や実績の方が重要視される傾向にあるので気を付けましょう。

普通自動車運転免許

自動車の運転免許は、必ず記載します。

運転免許が必須な職種の場合は、運転免許の有無をチェックされるので、記入漏れがないか確認をするのが重要です。

業務と関連性がない場合には、あえて書く必要はありません。

職種に関連性のある資格を優先して書くようにしましょう。

ただし、免許・資格欄に余裕があるときは今後のキャリアで活かせることもあるので書くことをおすすめします。

こんなときどうする?

履歴書に書く資格がない場合

免許・資格欄に書くことがない場合の書き方

履歴書に書く免許・資格がない場合には、「特になし」と記入します。

空欄のまま提出すると、記入漏れと判断されるので注意しましょう。

免許や資格はあくまでも自己PRなので、書くものがなくても問題ありません。

免許や資格がない場合、パソコンスクールの通学やセミナー受講など専門教育を受けたことを資格欄に記入するのも良いでしょう。

そのような経歴は免許・資格に準ずるものとして評価を高める情報となります。

勉強中(取得予定)の資格がある場合

資格取得予定がある場合の記入の仕方

資格取得をしていなくても、資格取得に向けて勉強中であれば記載するのも良いでしょう。

記載することで、意欲や積極性をアピールできます。

履歴書に書く際には、「〇〇の資格取得を目指し勉強中」「〇〇試験〇〇年〇月受験予定」などと書きましょう。

ただし、「勉強中」と記載するのは企業からは良く思われない場合もあるので、どのような評価をされるかの見極めも肝心です。

「勉強中」と意欲を伝えるよりも、具体的に「○月受験予定」と書く方が目標をもって取り組んでいることをアピールできるかもしれません。

また、勉強中の場合でも応募職種に関連性のない資格を書くのは避けましょう。

資格が多くて履歴書に書ききれない場合

取得している資格が多く、履歴書の免許・資格欄に書ききれない場合は、応募職種に関連性の高い資格を優先的に記載しましょう。

求人票の応募条件に「必須」「尚可」と記載されている資格は必ず記入しましょう。

応募職種に関連性のない資格だとしても、国家資格・語学資格・PCスキルの認定資格は評価が高いためできるだけ記載しアピールに繋げましょう。

らくだ先生
免許・資格欄の書き方ポイント
  • 免許・資格欄は、応募職種に関連する資格を取得日順に正式名称で書こう!
  • 「国家資格」「TOEIC」「MOS」「普通自動車免許」の資格は優先的に記載しは記載しアピールしよう!
  • 免許・履歴書欄に書くことがないときには「特になし」と必ず記入しよう!

履歴書の扶養家族欄の書き方とは?学生、独身などパターン別に徹底解説!

このページでは履歴書の「扶養家族欄」の書き方について解説しています。

扶養家族欄は、税金や保険、福利厚生の手続きに必要な情報です。独身・一人暮らしであっても、空欄はNG!

正しい情報を記載するために、扶養家族の条件やケース別に書き方を確認しましょう。

扶養家族数欄を書くときの基本ルールをおさえよう!

扶養家族欄の記入例

「配偶者を除いた」扶養家族数を書く

「扶養家族数」の欄には、扶養が必要な家族の人数を記入します。

基本的に「扶養家族数(配偶者を除く)」と予め印刷されています。

つまり、配偶者が扶養家族であっても、扶養家族数の欄には記入しないということなので注意しましょう。

子供や親など、配偶者以外の人数を正確に記載します。

配偶者がいる場合は「有」にいない場合は「無」に〇を付ける

「配偶者」の欄には、予め「有・無」の選択が印刷されていることがほとんどです。

扶養するかどうかに関係なく、配偶者がいる場合は「有」、いなければ「無」に丸をつけましょう。

ここでの配偶者は、婚姻届を出した結婚相手を指します。

事実婚や内縁のパートナーの場合も生計を一にすることが証明できれば扶養することが可能です。

扶養しなければならない家族がいる場合は、配偶者に◯を付け、面接で関係性を説明できるように準備しておきましょう。

配偶者扶養義務がある場合は「有」なければ「無」に◯をつける

配偶者欄の横に「配偶者の扶養義務」という欄があります。

配偶者の扶養条件を満たしている場合には「有」に◯を付けます。

配偶者自身が健康保険に加入している場合は「無」を選択しましょう。

独身や一人暮らしでも扶養家族欄を空欄にしない

独り身・一人暮らしで配偶者や扶養する人がいなくても、扶養家族欄は必ず現在の状況を記入します。

自分は該当しないからと空欄にしてしまうと「記入漏れ」と思われてしまうかもしれません。

独身で扶養家族がいない場合でも、扶養家族数には「0人」、配偶者と配偶者の扶養義務の欄は「無」に◯します。

空欄は避け、記入漏れではないことをしっかり伝えましょう。

履歴書に書く「扶養家族」とは?

「年収が130万円未満」の家族のこと

扶養家族とは、自分の収入だけで生活するのが難しく、援助を必要とする家族のことです。

履歴書上では主に、健康保険と厚生年金において扶養が必要か否かが確認されています。

扶養家族に当てはまるかどうかの基準の1つが、「年収130万円未満」であることです。

同居であれば、本人とその配偶者の第3親等まで扶養することができます。

扶養家族に当てはまるかどうかは、同居の有無や年齢によって条件が異なるので注意しましょう。

履歴書に扶養家族を書くのは税金や保険を確認するため

扶養家族の有無や人数は、所得税の計算や保険の手続きをする上で必要な情報です。

また扶養家族の有無によって、家族手当や社宅の利用など、独自の福利厚生を設けている企業もあります。

一見、プライベートな情報を記入する欄に思えますが、適切な対応を受けるために必要な項目です。

扶養家族や配偶者欄は実情を正しく記入しましょう。

【ケース別】扶養家族の書き方

独身・一人暮らしの場合

独身で一人暮らしをしていて、仕送りしている相手もいなければ、扶養家族数は「0人」、配偶者「無」、配偶者の扶養義務欄は「無」に◯を付けます。

前述の通り、該当項目がなくても空欄にせず、「0」や「無」に◯を記入しましょう。

配偶者と二人暮らしの場合

配偶者と二人暮らしの場合は、配偶者が専業主婦(夫)なのか、共働きであれば年収はいくらなのかによって扶養の有無が変わってきます。

配偶者が専業主婦(主夫)もしくは年収130万円未満の場合、扶養家族数は「0人」、配偶者「有」に◯、配偶者の扶養義務欄は「有」に◯を付けます。

一方、配偶者の年収が130万円以上の場合は、扶養の対象から外れ、配偶者自身が保険に加入しなければなりません。

履歴書の扶養家族欄には「(配偶者を除く)」と記載されているので、扶養家族数は「0人」、配偶者「有」に◯、配偶者の扶養義務欄は「無」に◯が正しい書き方になります。

配偶者と子供がいる場合

配偶者と子ども(1人の場合)、どちらも年収が130万円未満の場合は、扶養家族数「1人」、配偶者「有」に◯、配偶者の扶養義務欄は「有」に◯を付けます。

一方、配偶者の年収が130万円を超えていて、子どもの年収が130万円未満であれば、扶養家族数「1人」、配偶者「有」に◯、配偶者の扶養義務欄は「無」に◯となります。

もし、配偶者も子どもも年収130万円以上であれば、それぞれ保険に加入することになるので扶養の対象外です。

子どもを父親と母親どちらが扶養するかは、年収の多い方もしくはどちらの収入で生計を維持しているかで判断します。

別居している子供に仕送りをしている場合

子どもが大学生で、一人暮らしをしながら、アルバイトと仕送りで生計を立てている場合などが該当します。

子どもの年収が130万円未満で、親が仕送りで生活を支援している場合は、別居していても扶養家族の対象です。扶養家族の1人として記載しましょう。

保険組合によって異なりますが、学生の場合は仕送りの証明を求められるケースは少ないようです。

親を扶養したい場合

配偶者や子どもだけでなく、自分の親や配偶者の親も、条件を満たせば扶養家族にすることができます。

別居している親でも、年収が130万円以下で、毎月仕送りして生活を支えていることを証明すれば扶養できます。

なお、75歳以上の場合は、自動的に後期高齢者医療制度に移行するため扶養することができません。

この場合は、収入や仕送り、同居の有無に関わらず扶養家族数には入らないので注意しましょう。

扶養家族欄の情報は合否に影響する?

扶養家族欄の内容が選考に影響することはほとんどありません。

あくまで税金や保険の手続きをするための、事務的な確認にすぎないからです。

万が一、介護や育児などの家庭の事情で業務に支障が出るということであれば、他の応募者に比べ不利になる可能性はあります。

しかし、事前に相談することで勤務地や勤務時間を考慮してもらえることもあります。

採用選考で重視されるのは、応募者の人柄です。

扶養家族欄が未記入だったり、条件に合わない人を扶養にカウントしていたりすると、「書類の確認ができない人」と思われてしまうかもしれません。

扶養家族欄に記載する内容は数字と◯印だけですが、間違いがないか再度見直してから提出しましょう。

らくだ先生
扶養家族欄の書き方ポイント
  • 扶養家族の有無は税金や保険の手続きに必要。家族に該当者がいるか確認しよう!
  • 扶養の条件はケースバイケース。状況に応じて正しい情報を記載しよう!
  • 独身でも空欄はNG。「0」「無」を必ず記入しよう!

履歴書の学歴・職歴欄の書き方とは?新卒・転職別のポイントを徹底解説!

このページでは履歴書の職歴・学歴欄の書き方について解説しています。

転職か新卒かによって書き方が若干異なるため、注意が必要です。

書き方のポイントを押さえ、読みやすく内容が伝わる履歴書を作成していきましょう。

学歴・職歴欄を書くときの基本ルールをおさえよう!

学歴・職歴欄の記入見本

「入学・卒業」「入社・退職」の年は和暦か西暦で統一する

学歴・職歴を書くときの年は、平成・令和などの和暦、20☓☓年と表記する西暦、どちらを使っても問題ありません。

ただし、必ずどちらか一方に統一するようにしましょう。

和暦と西暦が混在していると、ひと目で時系列を把握するのが難しくなり、読みにくい履歴書になってしまいます。

年月の書き方は、生年月日や資格取得年、職務経歴書も含め、提出する応募書類全体で揃えましょう。

学歴を書くときは中央に「学歴」と記入する

履歴書の経歴欄は「学歴・職歴」として、1つのスペースにまとまっていることがほとんどです。

上から学歴→職歴の順に、それぞれ分けて記載しましょう。

学歴を書くときは、まず1行目の中央に「学歴」と記入します。

2行目から、入学・卒業の年月と学校名を順番に記載していけばOKです。

職歴を書くときは中央に「職歴」と記入する

学歴が記載できたら、その下に職歴を記載していきます。

最後に記入した学歴から1行空けて、その次の行の中央に「職歴」と記入します。

その下の行から、入社・退職の年月と会社名などを続けて書いていきましょう。

学校名・会社名は省略しない

履歴書は応募者の経歴を証明する公式の文書なので、学校名や会社名は省略せず、正式名称で記載するのが鉄則です。

例えば、高校であれば「◯◯高校」ではなく、「□□県立◯◯高等学校」と書きます。

会社名の場合は「(株)」などの略語は避け、「株式会社◯◯」と名称を全て記載します。

その他、大学の学部名や、会社の部署名なども正確に記入しましょう。

経歴欄の最後は「以上」で締める

学歴・職歴が全て記入できたら、「以上」で締めくくるのがマナーです。

最後に書いた職歴の次の行に、右側に寄せて「以上」と記入します。

これは、「これ以上記載する経歴はありません」と示すものです。

記入漏れがないことや、改ざんを防ぐ目的もあるので、忘れずに記入しましょう。

【転職】学歴・職歴欄の正しい書き方

学歴の履歴書への書き方

学歴は「高校卒業」から書く

転職活動では、学歴よりも職歴が重視される傾向があるので、学歴の一部を省略して書くことができます。

省略できるのは学歴は、中学入学・卒業、高校入学までです。

省略して学歴を記載する場合は、「高校卒業」から書き始めましょう。

名称が変わった場合は新旧どちらも書く

卒業した学校の校名や学部名が変更になっている場合は、当時の名称と現在の名称をどちらも記載します。

卒業した当時の学校名の隣にカッコ書きで「◯◯大学(現△△大学)」と書きます。

学校同士が合併した場合も同様の書き方でOKです。

廃校の場合は、当時の名称のみで、あえて廃校したことを書く必要はありません。

職歴の履歴書への書き方

短期間の職歴も正確に記入する

在籍期間が短くても、履歴書には全ての職歴を記入するのが基本です。

短期間で辞めた場合、記載しなくてもよいと思うかもしれませんが、後に発覚することで、信頼関係に影響を及ぼすかもしれません。

退職理由は、面接で聞かれたときに答えれば問題ありません。

期間に関わらず、職歴は全て記載しましょう。

配属された「部署名」も記入する

職歴を書くときは、配属された部署名や課名も書き添えましょう。

どんな仕事を経験してきたのかひと目でわかり、より丁寧な履歴書に仕上がります。

入社後に異動が合った場合は、異動前の部署と移動後の部署どちらも記載します。

会社名と同じく、部署名は省略せずに正式名称で記載しましょう。

担当業務について簡潔に書く

部署名や課名だけでは、具体的にどんな仕事をしていたのかイメージしづらいケースもあります。

そんな時は、部署名の横に「◯◯業務を担当」などひと言添えるのがおすすめです。

特に応募先でも活かせる内容の場合、記入すれば自己PRにも繋がります。

履歴書のスペースだけでは書ききれない場合は、職務経歴書に詳細を記載しましょう。

退職理由は「一身上の都合により」を添える

退職理由が自己都合の場合、「一身上の都合により退職」と書きます。

自己都合とは、転職、結婚、療養、介護などの個人的な事情です。

より具体的に伝えたいときは、「一身上の都合により退職」のあとにカッコ書きで「(○○のため)」と書き足すと、ひと目で理由がわかるのでおすすめです。

退職理由は面接で詳しく聞かれる可能性もあるので、答えられるよう準備しておきましょう。

【新卒】学歴・職歴欄の正しい書き方

学歴の履歴書への書き方

新卒の場合は「中学卒業」から書くのが一般的

新卒採用の履歴書の学歴は、中学卒業から書くのが基本です。

続けて、高校、大学と経歴を記載します。

前述の通り、学校名は省略せずに正式名称で書きましょう。

高校で普通科以外だった場合は専攻していたコース名、大学では学部学科名も合わせて記載します。

どんなことを学んできたのか、ひと目でわかるようにしておきましょう。

予備校や資格取得スクールは学歴に含まない

語学学校、資格取得のためのスクール、職能訓練などの各種学校は学歴に含まれません。

浪人中に通っていた予備校や、短期留学も履歴書の経歴欄には記載しないのが一般的です。

取得した資格は資格欄に記入し、より詳細をアピールしたいときは自己PR欄などを活用しましょう。

職歴の履歴書への書き方

基本は「なし」を記入(アルバイトの経験は職歴に含まれない)

学生で社会人経験がない場合、職歴と書いた次の行に「なし」と明記するのが一般的です。

履歴書に書く職歴は、正社員として働いた経験を書くのが基本です。

よってアルバイトは職歴には含まれないので、記載する必要はありません。

アルバイトの経験をアピールしたいときは、自己PR欄などを利用しましょう。

インターンの経験は記載する

新卒採用で職歴欄に書く内容がない場合、インターンシップの経験を記載するのもおすすめです。

インターンで身につけた知識やスキルをアピールすることができます。

採用担当者がひと目でインターンとわかるように、社名の後に「インターン」と書きましょう。

応募先と関係のない業界や1日限りの短い体験だと、あまり評価してもらえない可能性もあるので注意が必要です。

履歴書の学歴・職歴欄が足りない場合の対処法

学歴・職歴欄の広い履歴書を選ぶ

学歴や職歴が多いと、履歴書の種類によっては書ききれないときは、経歴欄の広い履歴書を準備しましょう。

市販の履歴書を使うのであれば、B5よりもA4の方がおすすめです。

転職者の場合、経歴欄のスペースが広い履歴書もあるので探してみましょう。

一方、経歴が少ない人の場合はスペースが広いと空白が目立ってしまうので、経歴欄が小さい履歴書がおすすめです。

書ききれない職歴は職務経歴書に書く

転職の回数や部署異動の回数が多い場合、履歴書の経歴欄だけでは収まりません。

履歴書には直近勤務した2〜3社を記載し、その他の経歴は職務経歴書にまとめるのがおすすめです。

職務経歴書には経歴だけでなく、職務内容や具体的な実績などを記載することもできるので、しっかりと経歴をアピールできます。

履歴書の経歴欄の最後に「詳細は職務経歴書に記載」などと書いておきましょう。

1行に入社と退職をまとめる

入社と退職は別々の行に書くのが基本ですが、スペースを確保したい場合は省略することも可能です。

具体的には、「20☓☓年4月 △△株式会社 入社(20☓☓年10月退職)」のように入社と退職を1行にまとめます。

履歴書に書ききれなかった内容は、職務経歴書に記載して補完しましょう。

らくだ先生
学歴・職歴欄の書き方ポイント
  • 年月は和暦・西暦どちらかに統一!ひと目で時系列がわかるようにしよう。

  • 学歴と職歴を分けて書く。書ききれないときは職務経歴書を使おう!

  • 学校名・会社名は省略NG。必ず正式名称で書こう!

履歴書の満年齢の書き方とは?正しい計算方法と間違えたときの対処法

このページでは履歴書に書く正しい年齢について解説しています。

履歴書には数え年ではなく、満年齢を記載します。

間違って書いてしまうと年齢詐称となるため、注意が必要です。計算方法に従い、正しい情報を履歴書に記載しましょう。

履歴書に記載する正しい年齢とは?

履歴書には現在の年齢を記載する

生年月日の記入例

履歴書の生年月日欄には、履歴書を提出する時点の年齢を「満〇〇」と記載します。

また、履歴書を郵送やメール送付する際には、送付日時点の年齢を書きます。

履歴書を書いている日付での年齢を記載しないように気を付けましょう。

特に、誕生日が履歴書提出日に近い場合には注意が必要です。

履歴書を書いているときの年齢を書いてしまうと、履歴書提出日の年齢が間違いということになります。

正しい年齢を書くように細心の注意を払いましょう。

満年齢と数え年とでは数え方が違う

出生元日(1/1)誕生日元日(1/1)誕生日元日(1/1)誕生日
満年齢0歳1歳2歳3歳
数え年1歳2歳3歳4歳

日本には、「満年齢」という年齢の数え方と「数え年」という年齢の数え方があります。

満年齢は、生まれた日から1年間を0歳として誕生日がくるたびに1歳ずつ加えていく数え方のことです。

一方、数え年は生まれた年を1歳とします。元旦が来る度に1歳ずつ加えていく数え方のことです。

そのため、誕生日によっては満年齢と数え年とのズレが生じることもあります。

数え年は、あまり馴染みがないかもしれません。

「七五三」や「長寿のお祝い」「厄年」などには数え年を使う風習があります。

履歴書に記載するときのポイント

西暦と和暦のどちらで書いてもOK!

履歴書の生年月日の記載は、西暦と和暦(元号)のどちらを使用しても問題ありません。

また、同様に学歴や職歴などの欄でも西暦と和暦(元号)はどちらを使用しても問題ありません。

ただし、1枚の履歴書の中で西暦と和暦を混合させないようにしましょう。

和暦と西暦が混合していると、書類の統一感が無くなるだけではなく、時系列が分かりづらくなる可能性があります。

履歴書を作成する際には、西暦と和暦のどちらを使用するのかあらかじめ決めておき、年号の統一を徹底するようにしましょう。

元号は省略しない

履歴書を作成する際には、和暦を英文字で略したりする表記は避けましょう。

履歴書は正式なビジネス書類なので望ましくありません。

例えば「昭和」を「S」、平成を「H」、令和を「R」など年号を略さず、「昭和」「平成」「令和」と正しく記載します。

他にも「〇年〇月〇日」を「〇/〇/〇」とスラッシュを使用して表記したり、「〇〇〇〇.〇.〇」とドットを使用して表記するのはNGです。

これは、履歴書だけに限らず、職務経歴書やその他の応募書類すべてに該当するので注意しましょう。

満年齢の算出方法

西暦をもとに計算する方法

満年齢の計算方法

満年齢は西暦をもとに算出することができます。

西暦を使って計算するときは、履歴書を提出する歳から生まれた年を引きましょう。

例えば、1999年生まれの方が2023年に履歴書を提出する場合、「2023-1999=24」を算出できます。

その年の誕生日を迎えているのであれば、そのまま「満24歳」と記載しましょう。

一方、履歴書を提出時点で誕生日が来ていない場合、「24-1=23」になるので「満23歳」となります。

表計算ソフトで計算する方法

表計算ソフトを使って計算する方法

満年齢は表計算ソフトを使用し算出することもできます。

近年は、履歴書をデータで応募先企業に送付することが増えてきています。

履歴書をExcelなどの表計算ソフトで作成する場合は、計算式を使用しましょう。

表計算ソフトには様々な関数がありますが、簡単なのは満年齢の計算に「DATEDIF(デイトディフ)」関数を使用します。

「DATEDIF」関数を使用した計算の仕方
  • 表計算ソフトを開き「A1」のセルに誕生日、「B1」のセルに提出日のセルを入力する
  • 任意のセルに「=DATEDIF(開始日,終了日,単位)と入力する

年齢を書き間違えたときの対処法

履歴書を書いている途中に気づいた場合

履歴書の年齢を書き間違えてしまった場合は、新しい履歴書に書き直しましょう。

履歴書は大切なビジネス書類なので、修正液や修正テープを使った修正はNGとされています。

そのため、最初から書き直しきれいな履歴書で提出することが大切です。

なお、履歴書を書くときには失敗したときのことを考え、予備の履歴書を用意しておきましょう。

また鉛筆で下書きしてから清書すると失敗する可能性は低くなります。

ただし、応募先企業が独自の履歴書を使用しており、新しい履歴書を用意できない場合には二重線と訂正印で修正します。

このとき、訂正印はゴム印ではなく朱肉を使用する印鑑になります。押し間違いに気を付けましょう。

履歴書を提出した後に気づいた場合

履歴書を応募先企業に提出した後に気づいた場合は、直ちに採用担当者へ連絡し、訂正や謝罪をしましょう。

ただ、年齢を書き間違えたとしても誤りが軽微な場合は、採用の可否に大きくかかわることはありません。

しかし、履歴書の年齢を書き間違えると、履歴書自体の信憑性にかかわる大きな問題となります。

気づいた時点で連絡を取り、指示を仰ぐのが賢明でしょう。

らくだ先生
履歴書の満年齢の書き方
  • 履歴書の年齢は、提出日時点での年齢を記載しよう!

  • 履歴書は西暦と和暦どちらを使用してもOK!

  • 年齢を書き間違えたときには、修正せずに履歴書を書き直そう!

履歴書の賞罰欄とは?ない場合は何を書く?正しい書き方と賞罰の基準も紹介

企業が指定する履歴書を使用する場合、賞罰欄が設けられていることがあります。賞罰欄には、アピールしたい内容を自由に書いても良いわけではありません。しっかりと内容を理解し記述しないと、企業に提出する書類として不適格です。

また、虚偽があることが判明すれば、内定取り消しや懲戒処分に至る可能性もあるため、十分な注意が必要です。

この記事では、履歴書を書く人が記載するべき内容を端的に判断できるよう、賞罰に挙げられる要件の基準を詳しく解説します。賞罰欄が設けられていない履歴書に記載する方法や、該当する賞罰が何もない場合の対処法など、正しい書き方も説明します。

履歴書に書く賞罰とは

賞罰とは「著名な賞・公的な賞の受賞歴」「前科」を示す言葉です。履歴書に賞罰欄がある場合、内容を正しく書く義務があります。基準に該当しない受賞歴を自己判断で載せたり、書くべき前科を省略することはできません。

ただし、国家規格である「JIS規格」の製品には、賞罰を書くべき欄が設けられていません。主にこの規格を採用している市販の履歴書を使用する場合、賞罰の基準を気にかけることはほとんどないでしょう。自身でフォーマットを作成する場合も、あえて賞罰欄を設ける必要はありません。

対応が必要なのは、企業が指定する履歴書フォーマットに記述する場合です。もし賞罰欄があれば、応募者には企業に正しい情報を伝える義務があります。

履歴書に書く賞罰の基準

賞の基準は「全国区または公益性が高い」

履歴書に記載する「賞」は、「全国区または世界的なコンテスト・大会での受賞」または「公益性が高く、行政機関から表彰されたもの」に限られます。

前者は「誰でも知っている賞・大会」と考えるのが適切です。例えば小説の芥川賞・直木賞、日本プロスポーツ大賞などが該当します。認知度の低い賞や、学生が対象の大会などは対象外です。

後者は自治体や警察、消防などからの表彰です。事件や事故を未然に防いだときに贈られる警察の感謝状が身近な例でしょう。部活動や趣味の領域でも、優れた実績がきっかけで、自治体から表彰された場合は基準に該当します。

罰の基準は「前科のうち効力が消滅していないもの」

履歴書に挙げる「罰」は「効力がある前科」です。前科とは、刑事裁判で有罪判決を受けた履歴です。懲役刑、禁固刑、罰金刑が科されたり、交通違反で略式起訴になった場合が該当します。無罪が確定したケースや、不起訴処分、反則金のみで刑事裁判に至らなかった案件は前科と呼びません。

前科は刑の執行終了後、一定期間が経過すると効力が消滅します。懲役刑や禁固刑は10年、罰金刑は5年です。執行猶予の場合、猶予期間の終了をもって刑の効力もなくなります。効力が消滅した前科は、賞罰欄に書く必要はありません。

軽微な違反でも「罰」の記載を指示される職種もある

例外的に「罰」の範囲を広げて記載する職種もあります。バス運転手やタクシードライバー、トラック運転手などの「日常的に運転に関わる職種」です。

通常、刑事裁判(略式起訴を含む)に至らない交通違反は賞罰欄に記載する必要がありません。しかし運転のプロの場合、軽微な交通違反でも看過できません。会社の信用問題にも関わるため、つぶさに申告するよう求める企業が多いのです。

賞罰欄に書く内容を特別に指示された場合は、命令に従う義務があります。「通常は必要ないから」と書かないで提出すると、申告義務違反に問われる可能性があります。

賞罰は転職・新卒で内容が変わる項目ではない

賞罰は転職の場合と新卒の場合とで基準が変わるものではありません。そのため、新卒だからといって、「学生時代の部活の受賞歴」を挙げることはできません。

書ける範囲が狭いため、通常は記載する内容がある人の方が少ないですが、「自己アピール」や「免許・資格」に載せるべき内容を誤って書くと、常識の欠如を疑われる恐れがあります。何もない場合は、「なし」と素直に記述するだけで問題ありません。

履歴書に賞罰を正しく記載する書き方

賞罰欄がある履歴書に「賞」を挙げる

賞罰欄での「賞」の記入例

履歴書に賞罰欄がある場合は、フォーマットに則り記述します。「年」「月」「賞罰の内容」の並びで書くのが通常のスタイルです。内容を書き終えたら、一行空けて右詰めで「以上」と記述しましょう。

賞罰欄がない履歴書に「賞」を挙げる

賞罰欄がない場合の賞罰の記入例

「賞」があれば大きなアピールになるため、賞罰欄のない履歴書にも積極的に記載します。書き入れるべき場所は「学歴・職歴欄」の下部です。職歴の後に一行空けて「賞罰」と記し、内容を記述します。

賞罰欄がある履歴書に「罰」を挙げる

賞罰欄での「罰」の記入例

「罰」の場合、書き方が複雑です。「年」「月」に書くのは刑が終了した日です。懲役刑や禁固刑なら刑期終了日を、罰金刑は罰金を納付した日を書きます。いずれも裁判で刑が確定した日ではないため注意しましょう。

また、それぞれの刑期や罰金の納付を終えたことを示す「終了」も忘れず記述します。

なお、記載事項が「罰」だけであり、履歴書に賞罰欄がない場合は、わざわざ書く必要はありません。選考を受ける企業から指定された場合のみ対応しましょう。

賞罰欄がある履歴書に「賞罰なし」を書く

賞罰欄に書くことがない場合の記入例

賞罰欄がある履歴書は、書く内容がなくとも空欄で提出するわけにはいきません。該当する「賞」「罰」ともになければ、「なし」と記述します。この場合も最後は一行空けて、「以上」と締めることが必要です。

履歴書の賞罰欄に誤って記載しがちな「賞」の例

学生時代の活動での実績

履歴書の賞罰欄には、学生時代の実績は記載しません。インターハイや大学対抗試合で華々しい成績を収めても対象外です。老若男女に広く認知されているとは言い切れず、行政機関から表彰されたわけでもありません。こうした実績は「自己アピール」や「特技・趣味」欄に記載するのが適切です。

ただし、学生時代の活動でも、全年齢対象の大会やコンテストで実績を残している場合は例外です。当該の賞が広く知られていれば、賞罰欄に記入できます。例えば高校時代に音楽の国際コンクールで金賞を受賞したのであれば、賞罰欄に書くべき要件となります。

団体競技での実績

全国区または国際的なコンテスト・大会での受賞でも、団体の受賞歴は対象外です。履歴書に書けるのは個人の実績のみです。団体での役割や貢献をアピールするには、「自己アピール」欄や、エントリーシートの「ガクチカ」を利用します。

団体の一員として活躍したことが広く地元で認知され、自治体から功労賞や市民賞が個人に贈られた場合は、賞罰欄に記載できます。

学校や会社での表彰

高校や大学、会社での表彰も賞罰欄に書くのは不適切です。内輪の表彰で、広く社会に知られるものではありません。高校や大学からの表彰は「自己アピール」欄に、会社での表彰は職務経歴書に書くのが適切です。

賞罰欄で取り上げると、せっかくのアピール材料が台無しになりかねません。常識の欠如を疑われ、評価を下げるきっかけにもなります。

履歴書の賞罰欄に誤って記載しがちな「罰」の例

刑事罰にならない交通違反

履歴書に書く「罰」は刑事裁判(略式起訴を含む)が行われるものに限ります。軽度な交通違反は、反則金を納めるだけで刑事裁判が行われないため、賞罰欄に書く必要はありません。

例えばスピード違反の場合、一般道で30km/h以上、高速道路で40km/h以上で刑事罰の対象となる赤切符が切られます。この場合、略式起訴が刑事裁判の代わりとなるため、賞罰欄に書く必要があります。反則金を納めるだけの青切符は、記載の対象外です。

会社での懲戒処分

会社で受けた懲戒処分は賞罰欄に書く必要はありません。企業独自の基準で下された判断で、刑事罰ではないからです。ただし犯罪を理由に懲戒処分が下った場合は、刑事罰の範疇です。刑事罰の側を記載する必要があります。

なお懲戒処分は履歴書に記載する必要がないだけで、「隠しても良い」こととイコールではありません。面接で言及された場合は、正直に処分内容を伝える義務があります。

5年を経過した罰金刑

「罰」は効力がある内容に限られます。罰金刑は納付から5年が過ぎると効力が消滅するため、賞罰欄に記載する必要はありません。ただし、5年の間に裁判または略式起訴で再度罰金刑が科された場合、新たに罰金を納付した日から5年間の効力が生じます。その間は賞罰欄に記載しなければなりません。

なお懲役刑・禁固刑の効力消滅は、刑期終了から10年です。期間を勘違いすると、意図せず履歴書を偽装することになります。前科がある人は効力の消滅時期に留意が必要です。

履歴書には賞罰を書く義務がある?

履歴書に賞罰欄がないなら書く必要はない

市販されている履歴書の多くは、賞罰欄を設けていません。賞罰欄がない履歴書を使用する場合、あえて記載する必要はありません。書く必要があるのは、企業指定の履歴書フォーマットに賞罰欄がある場合と、企業から賞罰を書くよう指定された場合に限ります。

賞罰欄がある履歴書には偽りない情報を書く

賞罰欄のある履歴書には、事実を偽らずに記載しましょう。企業が賞罰を書かせるのは、応募者の前科を知るためです。

企業の知りたいことに正直に答えないと、信頼関係に大きな傷をつけます。特に前科の詐称は申告義務違反に問われる可能性が高く、入社前なら内定の取り消しに、入社後なら懲戒処分を下されるでしょう。

アピールしたい賞があるなら欄がなくても記入する

賞罰欄は目立つ場所にあります。ひと目でアピールできるため、記載できる賞があれば積極的に活用するべきです。履歴書に賞罰欄が設けられていない場合、学歴・職歴の下に「賞罰」と書けば記載できます。

学歴や職歴を確認する流れで能力や努力を伝えられるのは、就活で大きなアドバンテージとなります。採用担当者の目を引く履歴書となり、書類をじっくり読んでもらえる可能性が高まるでしょう。

賞罰欄は書くべき基準を理解して漏れのない記載を心がけよう

「賞」は採用を後押しする道具になる反面、「罰」は就職の障壁になり得ます。前科がある人は、「前科のせいで就職できない」と気が重くなるかもしれません。

しかし賞罰を書くよう求められた場合、従わない選択肢はありません。就職後に詐称が露呈すると懲戒免職になる恐れがあり、より困難な状況に追い込まれます。事実を正直に記載した上で、面接で反省や学びにフォーカスするのが賢明です。

賞罰欄に書くべき基準を理解し、伝えるべき内容をしっかり記載するよう心がけましょう。

らくだ先生
賞罰欄の書き方のポイント
  • 「賞」には公的な入賞・受賞歴、「罰」には前科を書く
  • 賞罰欄に書くことがないときには「なし」と必ず記入しよう!
  • 賞罰の詐称は後に発覚すると大きな問題になるため絶対にNG!

履歴書の趣味・特技欄の書き方【例文一覧あり】|ない場合の探し方も解説

履歴書の「趣味・特技」欄は、企業が応募者の人柄や価値観を知るために重視している項目です。しかし、どのように書くべきなのかわからなかったり、特にこれといった趣味・特技がないと悩む人も多いです。

そこで本記事では、趣味・特技を効果的にアピールするための具体的な書き方について、例文を交えながら解説します。また、趣味・特技がないと感じている場合の対処法についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

履歴書の趣味・特技欄は何のためにある?

履歴書の趣味・特技欄は、必ずしも何か書かなければならないというわけではありません。しかし、空欄にすると「自分をアピールする意欲が低い」と思われる可能性もあります。

趣味・特技の記入内容次第では、面接での話題作り採用担当者との共通点の発見に繋がるため、この項目を有効に使うことで、あなたの人柄や価値観がより魅力的に伝わるでしょう。

履歴書に趣味・特技欄が必要な理由

履歴書の「趣味・特技」欄は、あなたの人柄や価値観を企業に伝える大切な要素です。この欄を通じて、採用担当者はあなたがどのような人間かを知るヒントを得られます。

例えば、趣味や特技が仕事のスキルに直結する場合、評価はよりプラスとなるでしょう。また、「特技を活かしてチームを支えた経験がある」など、職場での活躍をイメージさせる内容は、企業側にとって魅力的です。単なる趣味や特技の紹介ではなく、自己PRの一環として考えると、より好印象を与えやすくなります。

趣味・特技欄で採用担当者が見ているポイント

  • 応募者の人柄や価値観
  • 業務に関連するスキルや特性
  • 面接での話題作り

採用担当者は「趣味・特技」欄から、主に以上の3つを見ています。まずは、応募者の趣味や特技を通じて、どのような性格か、どんな興味を持っているのかを知ろうとしています。また、業務に役立つスキルや経験に関連しているかどうかも注目ポイントです。

さらに、採用担当者との会話を弾ませるきっかけにもなるため、具体的なエピソードを添えると効果的です。趣味・特技欄は、単に空欄を埋めればいいだけのものではありません。記入内容に工夫を凝らし、自分の魅力を伝える場として活用しましょう。

履歴書に書ける趣味・特技の例【一覧表付き】

性格や人柄が伝わる趣味・特技

スポーツ読書
ボランティア筋トレ
手芸料理
楽器演奏映画鑑賞
アウトドアDIY

上記の趣味・特技は、人それぞれの好みやこだわりが発揮されるため、採用担当者に性格や人柄が伝わりやすいものとなっています。

例えば、スポーツやアウトドア系のものでは活発な印象を与えられ、手芸やDIYといった一人でじっくり取り組むものでは継続力のアピールへ繋げられます。

また、自分の好きなものであるため、面接で深掘りされた際に受け答えがしやすいというメリットもあります。

業務に関連するスキルを示せる趣味・特技

プログラミング動画編集
語学力写真加工
SNS運用データ分析
ブログ運営デザイン
イラスト制作3Dスキル

資格・免許欄に書けないものの、業務に関連するスキルを示せるような趣味・特技がある場合は、積極的にアピールすることがおすすめです。上記のようなスキルを入社後に身に着けるためには時間がかかるため、初めから身に着いている人材は選考で有利となるでしょう。

また、これらのスキルは何らかの形で裏付けることができると、さらに信頼性が増します。例えば、動画編集が特技の場合は、実際に自分が編集した動画を提出することで、具体的なスキルの程度が伝わります。

個性的で印象を残しやすい趣味・特技

カフェ巡りボードゲーム
模型製作執筆活動
鉄道旅行コレクション
天体観測ライブ鑑賞
パズルバンド

珍しい趣味や特技は、それだけで印象に残りやすい点がメリットです。ただし、採用担当者にも馴染みがない場合も十分に考えられるため、詳しい説明を求められるケースも想定しておきましょう。

また、珍しさを前面に押し出そうとして、本来履歴書に書くべきでないような趣味・特技まで書くことは避けましょう。

履歴書で好印象を与える趣味・特技の例文

スポーツ

例文

  • 特技は短距離走で、学生時代には地区大会で優勝経験があります。この経験を通じて、目標に向けて努力する大切さを学びました。
  • ヨガが趣味で、3年間続けています。心身のリフレッシュに加え、集中力や柔軟性の向上にも役立っています。

スポーツ系の趣味・特技は、健康的・活動的な印象を与えるため、採用担当者から好印象を得やすいジャンルです。特に、体力や継続力をアピールできる内容を選びましょう。具体的な数字を交えることで、読み手により伝わりやすい内容になります。

文化・芸術

例文

  • 趣味は読書で、特にビジネス書を中心に年間50冊以上読んでいます。新しい知識を吸収することを楽しみ、仕事にも積極的に活かしています。
  • 特技はピアノ演奏で、10年以上の経験があります。発表会では練習を重ね、集中力を養うと同時に達成感を味わいました。

読書や音楽など文化・芸術系の趣味・特技は、知識の幅広さや感受性の高さをアピールできます。単に得意とするだけでなく、それを通じて得られたスキルや成長の過程を織り交ぜることで、より魅力的な文章になるでしょう。

ものづくり・制作

例文

  • 趣味は料理で、毎週末に新しいレシピに挑戦しています。和食やイタリアンを中心に研究し、家族や友人からも好評を得ています。
  • 趣味・特技は、ハンドメイドアクセサリーの制作です。自分でデザインから制作まで行い、ハンドメイドイベントで販売した経験もあります。

料理やものづくりに関連する趣味・特技は、その打ち込み方から仕事への取り組み方をイメージさせることができます。

また、家族や友人から好評を得た・販売を経験したなどの実践的な経験が加わることで、具体的な熱意を示すことができ、採用担当者の理解を得やすくなります。

スキル

例文

  • IoTデバイスのプログラミングに興味があり、趣味でセンサーやマイコンを用いた自動化システムを制作しています。ハードウェアとソフトウェアの連携に魅力を感じています。
  • 趣味として建築や家具のデザインを学び、3Dモデリングソフトを用いて実際にバーチャル空間で再現することを楽しんでいます。

資格や免許で表せないタイプのスキルは、趣味・特技としてアピールするようにしましょう。具体的に取り組んでいる内容も説明することで、採用担当者の興味を惹くことに繋がります。

ただし、応募職種と関連性がないスキルは、アピールしてもあまり効果がない可能性があります。その場合は「継続的に取り組んでおり」といった表現を加え、自身の性格のアピールもできるように工夫をしましょう。

珍しい趣味

例文

  • 趣味はヴィンテージレコードのコレクションです。年代ごとの音質やジャケットデザインの違いを楽しみながら、再生するたびに新たな発見があることに魅力を感じています。
  • ライブ鑑賞が趣味で、特にインディーズバンドの発掘を楽しんでいます。小規模なライブハウスで才能あるアーティストを見つけるため、休日には頻繁に足を運んでいます。

一般的でない趣味を書く際には、前提知識がなくとも理解できるように表記する必要があります。長々と詳細を書く必要はありませんが、少なくとも専門用語や固有名詞の使用は避けるべきでしょう。

伝わりやすさを重視した上で、自分が魅力に感じている点も端的に示すことが重要です。書き終わった後には、自分がその趣味について全く知らないという前提で読み直し、内容が伝わるかどうか確認することをおすすめします。

履歴書の趣味・特技欄の書き方のポイント

趣味・特技を一つに絞る

複数の趣味や特技を持っている場合でも、履歴書に書く際は一つに絞りましょう。たくさんの情報を詰め込むと焦点がぼやけてしまい、採用担当者に一番伝えたいことが伝わりにくくなります。

一つに絞ることで、その趣味や特技に対する情熱や経験を深掘りし、より具体的で説得力のある内容を書けるようになります。採用担当者に、「これは自分の個性だ」と強くアピールするために、どの内容を書くか絞ってみましょう。

具体的な数字でアピールする

趣味や特技をアピールする際には、具体的な数字や成果を盛り込むことで、記載内容に説得力を持たせましょう。「私の趣味・特技は読書です」だけでは、どの程度熱心に取り組んでいることなのかが伝わりにくいです。しかし、「年間で50冊以上のビジネス書を読み、仕事に応用しています」というように数字を交えると、一気に印象的になります。

また、ランニングが趣味・特技である場合も、「毎月100km走っています」「大会で5kmを30分以内で完走しました」など、具体的な成果を記載することで、あなたの努力や継続力が伝わります。数字を使うことで、採用担当者は具体的にイメージしやすくなり、あなたの人柄をより強くアピールできるでしょう。

面接で説明することを意識する

履歴書の趣味・特技欄に書いた内容は、面接で質問される可能性が非常に高いです。そのため、「どうしてその趣味を始めたのか」「その特技をどう仕事に活かせるのか」といった質問を想定し、しっかり説明できる準備をしておきましょう。

例えば、読書に関して記載した場合は、好きなジャンルや特に影響を受けた本、そこから得た学びを具体的に語れると効果的です。趣味や特技を通じて自分が何を大切にしているのかを伝えられるようになると、面接官の心に響きやすくなります。履歴書の内容が面接の話題作りに繋がると、自然と良い印象を与えるでしょう。

志望する仕事との関連性を示す

趣味や特技を記入する際には、できる限り志望する仕事や業界に関連付けることを意識しましょう。例えば、営業職を志望している場合、「特技はサッカーです。長年キャプテンを務め、チームメンバーと信頼関係を築きながら成果を上げてきました」と記載すると、チームワーク力やリーダーシップを間接的にアピールできます。

趣味や特技を単なる自己紹介で終わらせず、仕事に活かせるスキルや姿勢を採用担当者に伝えることで、即戦力として期待してもらいやすくなります。

嘘や誇張は避ける

履歴書の趣味・特技欄には、必ず本当の情報を記載するようにしましょう。「特にこれといった趣味や特技がない」と感じていても、嘘や誇張をするのはNGです。

もし、面接で突っ込まれたときに答えられなかったり、内容が不自然だったりすると、採用担当者に不信感を与えてしまいます。趣味や特技は、一般的なものであったとしても、正直に書くことで誠実さを伝えましょう。

例えば、音楽鑑賞が趣味・特技であるという場合でも、好きなアーティストやジャンル、そこから感じていることをしっかり言語化しましょう。そうすることで、あなたの人柄や価値観が伝わる内容になります。

履歴書に書く趣味・特技が見つからない場合は?

趣味や特技が思い浮かばない場合でも、焦る必要はありません。特別なスキルや目立つ趣味がなくてもアピールはできます。誰にでも日々の生活や過去の経験の中にアピールできるポイントが隠れていますので、自分らしい趣味・特技を見つけてみましょう。

日常生活を振り返る

まずは、日常生活を振り返り、普段の習慣や行動の中に趣味や特技のヒントがないか考えてみましょう。例えば、週末に料理をしているなら趣味・特技を料理として記載できます。

また、通学・通勤時間に読書をしているなら読書が趣味・特技となり、読んでいるジャンルや学んだことをアピールすれば十分に効果的です。特別なスキルや趣味でなくても、日常的に取り組んでいることに価値がある場合も多いです。

過去の経験を振り返る

過去の経験を掘り下げて考えるのも効果的です。学生時代に取り組んだ部活動や文化祭での活動、アルバイトで身につけたスキルなど、過去の取り組みから特技につながるエピソードを見つけられることがあります。

過去の経験には、今のあなたを表す鍵が隠れているかもしれません。履歴書作成をきっかけに、あなた自身の趣味・特技となるアピールポイントを見つめ直してみましょう。

友人や家族に聞いてみる

自分では特技や趣味が見つからないと感じる場合、友人や家族に相談してみるのも良い方法です。他人から見ると、自分では気付かない意外な長所や特技が見つかることがあります。

例えば、「いつも計画的に旅行を楽しんでいるね」と言われれば、「旅行の計画を立てるのが得意」といった特技を見つけることができます。身近な人からの意見は、自分を客観的に見直すヒントとなるでしょう。

志望企業・業界が求める人物像から考える

志望する企業や業界が求めるスキルや人物像を参考にして、趣味や特技を考えるのも有効です。例えば、クリエイティブな発想が求められる業界であれば、写真撮影やイラスト作成など、創造性を感じさせる内容を記載することでプラスの評価に繋がります。

また、IT業界であればプログラミングが特技である、といった業務に繋がるような内容を書くと採用担当者に響きやすいです。仕事に活かせそうな要素を見つけてアピールすることを意識しましょう。

履歴書で書かないほうがいい趣味・特技とは?

履歴書に趣味や特技を記入する際には、採用担当者に好印象を与える内容を選ぶことが重要です。しかし、一部の趣味や特技は、誤解を招いたりネガティブな印象を与えたりする可能性があります。採用担当者の目にどう映るかを考えながら、慎重に選びましょう。

ギャンブル

パチンコ、競馬、カジノなどのギャンブルを趣味として記載するのは避けましょう。趣味として楽しんでいるだけでも、「お金にだらしないのでは」「浪費癖があるのでは」といったネガティブな印象を与える可能性があります。

また、ギャンブルには賛否が分かれる要素があるため、採用担当者の価値観によっては好ましく思われません。趣味として楽しむこと自体は問題ありませんが、履歴書では別の趣味を書く方が無難です。

政治・宗教

政治や宗教に関連する趣味や活動は、避けるのが賢明です。これらのテーマは非常に個人的かつデリケートなものであり、採用担当者の価値観や信条と相反する可能性があります。

履歴書に書くことで、不必要な偏見や誤解を招く恐れがあります。例え強い関心や活動歴があったとしても、履歴書に書くことは控えましょう。より中立的で職場環境に適した趣味・特技を記載する方が好印象を与えられます。

飲酒

趣味・特技欄に「飲酒」と記載されていると、「アルコール依存症ではないか」「仕事に悪影響が出るのではないか」など、ネガティブな印象を与える可能性があります。飲酒が楽しいリラックスタイムであったとしても、履歴書に記載するのは適切ではありません。

もし関連する内容をアピールしたい場合は、「料理に合わせたワイン選びが得意」や「お茶やコーヒーの研究」など、別の趣味・特技の一環として表現する工夫をすると良いでしょう。飲酒とだけ書くよりも、ポジティブな側面を伝えられます。

履歴書の趣味・特技は企業へのアピールポイントになる!

履歴書の趣味・特技欄は、単なる個人的な興味を示すものではなく、企業へのアピールポイントとして大きな役割を果たす項目です。自分の趣味や特技を通じて、仕事に活かせるスキルや姿勢を伝えることができます。

もし、趣味や特技が思いつかないと悩んでいる場合は、日常生活や過去の経験を振り返ってみましょう。また、周囲の人に相談してみて自分の趣味・特技を客観的に見つめ直すことも大切です。自分が本当に好きで、得意とすることを正直にアピールしましょう。

らくだ先生
履歴書の趣味・特技欄の書き方のポイント
  • 趣味・特技がどうアピールに繋がるかを考えて書こう!
  • 業務で役立つスキルは積極的にアピールしよう!
  • 趣味・特技が見つからない場合は日常生活を振り返ってみよう!

履歴書をメールで送る方法とは?【例文あり】|送るときのマナーと注意点

この記事では履歴書をメールで送る際の送り方について解説しています。

メールを送るときにはマナーを理解し、文面だけではなく添付ファイルにも気を配りましょう。

不手際がないよう確認し、採用担当者に丁寧な印象を与えましょう。

履歴書をメールで送るときはPDFファイルにする!

履歴書をメールで送るときは、PDF形式で添付するのがおすすめです。「Word」「Excel」などを使用し履歴書を作成した場合でも、PDFファイルに変換して送るようにしましょう。

PDFファイルに変換することで、レイアウトを崩さずに印刷することができ、採用担当者の手間が省けます。

手書きの履歴書をスキャンしてPDF形式で送ることも可能ですが、読みにくくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

パソコンを持っていなくても、スマートフォンでPDFの履歴書を作成できるアプリやサービスがあるので、活用しましょう。

履歴書ファイルをPDFに変換する方法

PDF形式は、印刷が簡単で履歴書のデータをメールで送る際には最適な形式です。

手書きの履歴書の場合はスキャンしてPDF化し、「Word」や「Excel」で履歴書を作成した場合には、履歴書をPDF形式に変換します。

変換するのを忘れないようにしましょう。変換する方法を説明していきます。

PDF形式に変換する方法
  • 「Word」か「Excel」でファイルを開いて、左上にある「ファイル」をクリック

  • 「名前をつけて保存」を選択

  • 「ファイル」の種類を「PDF」に変更して保存

履歴書のファイルをPDF形式に変換すると、枠内に入っていた文字や行が隠れてしまうことがあります。

変換後は必ずファイルを開き、内容に問題がないか確認しましょう。

ファイル名は「日付」「氏名」「履歴書」にする

履歴書をメールに添付するときの件名の見本

送付する履歴書ファイルの名前は、採用担当者が「誰のどんな用件なのか」見やすいように、「日付」「氏名」「履歴書」を記載します。

「日付」は履歴書をメールで送付する日にちが良いでしょう。

「日付」「履歴書」「氏名」は、それぞれアンダーバーでつなぐことでより見やすくなるので、おすすめです。

履歴書をメールで送る際のマナー

就職活動や転職活動中に、応募先企業から履歴書をメールで送付するよう求められることがあります。

採用担当者に丁寧な印象を与えられるよう、履歴書をメールで送るときのマナーを3つご紹介します。

企業から指示を受けたらすぐに送信する

採用担当者から履歴書を送付するよう指示を受けたら、履歴書をすぐにメールで送ります。やむを得ない場合を除き、当日中に送るのが理想的です。

履歴書の送付に時間がかかってしまうと、志望度が低いのでは?と思われてしまう可能性があります。できるだけ素早く対応しましょう。

また履歴書は就職・転職活動期間中、必要な書類となるので、いつでも再提出できるようデータを準備しておくと安心です。

履歴書のデータを準備できていない時には、取り急ぎ「いつまでに送付します」という具体的な日にちをメールで送り、期日までに送ります。一報を入れるのがマナーです。

メールの件名、本文は簡潔にする

採用担当者は毎日多くのメールを確認しています。そのため、メールの用件が一目で伝わるように、件名には「用件」「氏名」を記載しましょう。

メールの件名例:【応募書類送付の件/楽田 太郎】

本文もわかりやすく書くよう心がけます。具体的には「宛先」「挨拶(自己紹介)」「用件」「締め」「署名」の流れで構成します。

採用担当者のメールに返信する場合は、件名は変えず、そのまま使用します。

件名を変えてしまうと、今までのやりとりや用件が分からなくなってしまい、混乱を招く恐れがあるので注意しましょう。

履歴書にはパスワードをかけて送る

履歴書には応募者の個人情報が多く記載されており、選考に関わる重要な「ビジネス文書」となります。

そのため、パスワードを設定し履歴書を丁寧に取り扱うようにしましょう。

ここでは「Word」「Excel」の標準機能を利用する方法をご紹介します。

パスワードを設定する方法
  • WordまたはExcel形式の履歴書ファイルを開く
  • 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択
  • ファイルの種類「PDF(*.pdf)」を選択
  • 「オプション」をクリック
  • 「PDFのオプション」から「ドキュメントをパスワードで暗号化する」にチェックを入れ、「OK」をクリック
  • 任意のパスワードを入力して「OK」を選択後、「保存」をクリックして完了

履歴書をPDF化の際にパスワードの設定方法は、手順が異なる場合があるので実際の手順は公式サイトを参照してください。

設定したパスワードは、履歴書を添付したメールと別に送ります。その際、パスワードがわからなくならないよう必ずメモを残しておきましょう。

履歴書の提出日にするなど、わかりやすい数字にするのがおすすめです。

履歴書を送るメールの書き方

宛先の書き方

宛先は、「会社名」「部署名」「担当者氏名」を記載します。部署名や担当者の氏名が分からない場合は、「採用ご担当者様」で問題ありません。

挨拶文の書き方

基本的な挨拶は、「お世話になっております。〇〇(氏名)です。」になります。

初めて連絡する場合は、「お世話になります。〇〇(氏名)と申します。」とするといいでしょう。

在職中の方は、現職の会社名を記載する必要はありません。上記の挨拶文を使用しましょう。

用件の伝え方

メールの用件は、改行を意識して簡潔に分かりやすく伝えるようにしましょう。履歴書と職務履歴書を添付した旨を忘れずに記載します。

また、履歴書にパスワードを設定した場合は、別途「パスワード」を伝えるメールを送ります。

後から送るメールでパスワードについて連絡する旨も忘れずに記載しておきましょう。

締めの挨拶文の書き方

締めの挨拶は「ご多用の折恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」など、締めの一文を加えましょう。定型文で問題ありません。

採用担当者に感謝の気持ちを添えられると丁寧な印象になります。

署名の書き方

署名には、自分の連絡先を正確に記載します。「氏名」「郵便番号」「住所」「電話番号」「メールアドレス」の順に記載しましょう。

電話番号とメールアドレスは普段から連絡が取れるものを記載します。

また、本文との区切りが分かりやすいように、「‐」などの記号を使用して署名部分のみ囲みます。

署名のデザインテンプレートは検索するとたくさん出てくるので、オリジナルの署名を作るのもおすすめです。

作成した署名は登録しておくことで、簡単にメールに貼り付けることができます。

履歴書送付メールの例文

履歴書をメールで送る場合の例文をご紹介します。分かりやすく簡潔に用件が伝わるよう工夫をしましょう。

また、履歴書メールを送信する前に誤字脱字はないか、添付漏れはないかなど、最終確認を行い送信します。先方に失礼がないよう、丁寧なメールを心がけましょう。

応募する際の例文

メール応募するときの見本例

件名は簡潔に用件と氏名を記載します。

本文では応募に至った理由を簡単に記載できると良いでしょう。

また履歴書を添付する際は、履歴書送付とパスワード設定についての説明は忘れずに記入しましょう。

履歴書送付を求められた際の例文

履歴書をメールで送るときのメール見本

応募する際の例文と同様、用件と氏名を記載します。

本文では「ご指示いただきました履歴書と職務履歴書をお送りいたします。」という一文を入れると、採用担当者に用件が分かりやすく伝えられます。

パスワードを送る際の例文

パスワードを送付するときのメール見本

前述した通り、履歴書にパスワードを設定した場合は、別途パスワードを伝えるメールを送ります。

件名は他の例文と同様、用件と氏名を記載します。

本文には、先ほど応募書類を送付した旨と作成したパスワードを記載するようにしましょう。

 

らくだ先生
履歴書をメールで送るときのポイント
  • 履歴書をメールで送るときは、履歴書をPDF形式に変換して送ろう!

  • 履歴書を送るメールの件名や本文は、簡潔にわかりやすい内容を心がけよう!

  • 履歴書にはパスワードを設定し、別途パスワードを共有するメールを忘れず送ろう!

履歴書にメールアドレスは書く?正しい書き方とおすすめのアドレスを紹介

このページでは履歴書に記載する「メールアドレス」について解説しています。

メールアドレスを記入することで、電話以外でもコンタクトをとることができコミュニケーションがスムーズになります。わかりやすく正確に読み取れるような書き方を心がけましょう。

メールアドレスを書く時の基本ルール

履歴書見本

ブロック体で丁寧に書く

メールアドレスを記載する際は読みやすい字で書きましょう。

字が読みづらいと採用担当者がアドレスを読み間違えてしまい、届くべきはずのメールが届かないということが発生し、双方が困ってしまいます。

本当は書類選考を通過していても、メールが届いていないことで面接に行くことができず、不採用になってしまう可能性もあります。

乱雑な字や筆記体はNGです。ブロック体で分かりやすく丁寧に書くことを心がけましょう。誰が見ても間違いのない文字で書くことが理想です。

判別しづらい文字にはフリガナをつけよう

正確にメールアドレスを伝えるためにも、大文字小文字数字など判別しづらい文字を使っている場合は、フリガナをつけるよう工夫しましょう。

例えば、小文字のl(エル)数字の1(イチ)などは、手書きだと特に判別しづらいです。またメールが届かなかった場合、アドレスの再確認にも時間がかかってしまいます。

読みづらい文字を使用したアドレスを使う場合は、分かりやすく書くほか、フリガナをつけることで対策しましょう。

メールアドレスが長い場合は改行する

履歴書にメールアドレスを記載する際、アドレスが長い場合は改行して書くことが一般的です。

特に印刷した履歴書では、長いアドレスを無理に1行に収めると、文字が詰まり読みづらくなることがあります。

読みやすさを意識し、途中で適切に改行することで視認性が向上し、採用担当者に正確に伝わりやすくなります。

改行する際は、「@」や「ドット(.)」といった区切りの良い場所で改行するのがポイントです。

メールアドレスが長い場合は、全体のバランスを確認し、読み手の立場に立って配置を工夫しましょう。

メールアドレス記入欄がない時や、2つ欄がある時は?

中にはメールアドレスの記入欄がない履歴書もあります。アドレスは必須事項ではありませんが、記載しておくことで採用担当者がコンタクトをとりやすくなるので、記載するのがおすすめです。

この場合は、連絡先の欄や本人希望欄に【メールアドレス:xxxxx@xxx.com】などと書くようにすると良いでしょう。

また、メールアドレスの欄が2つある場合は、2種類書いておくようにしましょう。

アドレス間違いなどで万が一片方のアドレスにメールが届かなかったとしても、もう片方にメールを送ることができるからです。

記入欄がなくてもメールアドレスを記入したり、メールアドレスを2つ記載するなどして、企業と連絡がとれる手段を複数用意しておけば、スムーズにコミュニケーションをとることができます。

メールアドレスは記入するのがベスト

「メールアドレスは書きたくない」「そもそもメールアドレスは書くべきなのか」と考える人も少なくないでしょう。

しかし、特別な理由がない限り、履歴書にはメールアドレスを書いた方が良いといえます。選考に関するやり取りは電話だけでなく、メールで行われることも多いからです。

面接の日程や持ち物、会場についてのやり取りがメールでできていると、いつでも情報を見返すことができるというメリットもあります。

電話では聞きながらメモを残していても、本当に合っているのか不安になったり、時には間違ってメモしてしまう可能性もあります。メールでのやり取りでは、それらの不安を解消することができます。

また、電話番号以外にメールアドレスも記載しておくことで、採用担当者は緊急の用件は電話で、連絡事項はメールで、などのように使い分けることができ、スムーズなコミュニケーションにもつながります。

メールアドレスを書くことでマイナスな印象にはならないので、基本的には記載するのが良いと言えるでしょう。

履歴書に記載するおすすめのメールアドレス

大学のメールアドレス

就活中の大学生であれば、大学から付与されているメールアドレスを記載するのが良いでしょう。

大学のメールアドレスには大学名や「〜.ac.jp」が含まれていることから、就活生であることや、どこの大学の学生なのか、といったことが一目で分かります。

また、大学のメールアドレスであれば、あまり耳にしないドメイン名と比べて信頼度も高いです。

新しくメールアドレスを作成したくない人や、どのメールアドレスを使えば良いのか悩んでいる学生におすすめです。

フリーのメールアドレス

フリーのメールアドレスとはGmailYahoo!メールに代表される、無料で使うことができるメールアドレスです。

フリーメールは転職活動をしている人や、大学のメールアドレスに使い慣れていない人、大学のメールがスマホでは確認できない、プライベートなメールアドレスを書きたくない人におすすめです。

登録してからメールを使えるようになるまで短時間で完了するので、就活や転職活動用に1つ用意しておくと良いでしょう。

企業とやり取りするためだけのアドレスを用意しておけば、メールマガジンなどで企業からの大切なメールが埋もれてしまうこともありません。

GmailやYahoo!メール以外の手軽に使えるフリーアドレスとしては、iCloudメールOutlookがあげられます。

あまり知名度の低すぎるものはセキュリティの面からみてもふさわしくないので、利用者の多い大手のフリーアドレスがおすすめです。

履歴書に記載するのにふさわしくないメールアドレス

カジュアルすぎるメールアドレス

プライベートで使っているような、自分の好みや趣味が反映されたメールアドレスを記載するのは控えましょう。カジュアルすぎる印象を与えるメールアドレスはふさわしくありません。

例えば、好きなアーティストや恋人、ペットの名前を入れていたり、過去に作った適当なメールアドレスなどが挙げられます。

就活や転職活動といったビジネスシーンでの利用で好まれるのは、自分の名前や誕生日が入ったシンプルなアドレスです。

プライベートなアドレスしか所有していない場合は、大学のメールアドレスを使うか、新たに設定した方が良いでしょう。

適当な文字を羅列したメールアドレス

履歴書に記載するメールアドレスとして、適当な文字を羅列したアドレスは避けるべきです。

例えば「q5gztk46@xxx.com」のようなアドレスは、見た目に真剣さや信頼感を欠く印象を与えかねません。

さらには、採用担当者に「この応募者は細部に気を配らないのでは」と思われる可能性があります

メールアドレスは、名前やイニシャル、誕生日などを組み合わせると、信頼感を保ちながら個人を識別しやすくなります。

適当な文字列ではなく、きちんとした構成のアドレスを用意することで、応募先に好印象を与える履歴書を完成させましょう。

キャリアのメールアドレス

携帯電話会社独自のドメインが使われたメールアドレスがキャリアメールのアドレスです。

auの「ezweb.ne.jp」やドコモの「docomo.ne.jp」、ソフトバンクの「softbank.ne.jp」などが挙げられます。

これらキャリアメールでは、ファイルサイズに制限があることから、添付ファイルが開けない可能性があります。

ファイルのやり取りを行うこともあるので、履歴書に記載するのは控えた方が良いでしょう。

また、キャリアメールではPCからの受信設定を拒否にしているケースもあります。

メールが届かなかったことで不採用になってしまうのを防ぐためにも、大学のメールアドレスやフリーメールを使うことをおすすめします。

会社のメールアドレス

転職活動者が注意したいのが、現在勤めている会社のメールアドレスを記載してしまうことです。

普段から使い慣れており、いつでもチェックできるからと記載したくなりますが、履歴書に書くのは控えましょう。

万が一会社の人の目についた場合、働く職場での印象がマイナスになる可能性があります。

また応募先企業からは、プライベートな転職に仕事で使うメールアドレスを用いることで、公私混同しているイメージを抱かせることにもなりかねません。

転職者は会社のメールアドレスは使わず、フリーのメールアドレスを使うようにしましょう。

履歴書に書いたメールアドレスが使われる場面はいつ?

履歴書,質問

履歴書に記載したメールアドレスは、採用プロセスの中でさまざまな場面で活用されます。

主に面接の日程調整や選考結果の連絡に利用されるほか、場合によっては応募先企業から課題や資料の送付を受け取る際にも必要です。

それぞれの利用シーンについて詳しくみていきましょう。

面接の日程調整

履歴書に記載されたメールアドレスは、面接の日程調整の際に最も頻繁に使用されます。

採用担当者は、候補者とのスケジュール調整を効率的に進めるために、メールを活用することが一般的です。

候補者にとっては、迅速かつ丁寧な返信を心掛けることが、企業に好印象を与えるうえで欠かせないポイントとなります。

そのため、メールアドレスは正確で、常に確認できるものを選ぶことが大切です。

受信トレイが整理されていないと、重要な連絡を見落とす可能性があるため、通知をオンにする、迷惑メールフォルダを定期的にチェックするなど、連絡の取りやすい環境を整えておきましょう。

選考結果の連絡

履歴書に記載したメールアドレスは、選考結果通知の手段として利用されるケースも多いです。

結果は合否にかかわらずメールで届く場合が一般的で、その中には次の選考に進むための案内や採用条件の詳細が含まれる場合もあります。

そのため、通知内容を正確に把握し、必要に応じて速やかに返信することが重要です。

特に、内定通知の場合は返答期限が設定されていることもあるため、スケジュール管理が求められます。

また、返信時にはビジネスマナーを守った丁寧な文面を心掛けることで、企業に好印象を与えることができるでしょう。

課題がある場合は資料の共有などに使われる

企業が採用選考の一環として課題を課す場合、履歴書に記載したメールアドレスが、その課題資料の送付先として利用されることがあります。

例えば、自己PR資料の作成やプレゼンテーション課題、テストなどの詳細がメールで送られてくることが一般的です。

この場合、メール内容を正確に読み取り、指定されたフォーマットや期限を守って課題に対応することが求められます。

また、送られてきたメールに添付ファイルがある場合は、ウイルスチェックを行い、安全にダウンロードできる環境を整えておくことも重要です。

履歴書をメールで送るときのマナー

履歴書をメールで送る際は、マナーを守ることで応募先に好印象を与えることができます。

タイミングや内容の整合性はもちろん、件名や本文の記載、添付ファイルの名前や容量など細かい点まで注意することが大切です。

適切な形式で送信することが、採用担当者に信頼感を持ってもらう第一歩です。

以下に、注意すべきポイントを詳しく解説します。

履歴書はすぐ送る

履歴書をメールで送る際は、指示を受けたらできるだけ早く送信することが重要です。

特に、面接日程の調整や選考スケジュールに直結する場合、迅速な対応が採用担当者への信頼感につながります

送信が遅れると、応募に対する真剣さを疑われることもあるため、指示を受けたらその日のうち、または翌営業日中には送るよう心掛けましょう。

また、メールの送信前には、添付ファイルの有無や内容に間違いがないかを確認し、抜け漏れのない状態で送信することが大切です。

データが重い場合はギガファイル便などで共有

履歴書のデータが大きい場合、メール添付が難しいことがあります。

このような場合は、「ギガファイル便」などのファイル共有サービスを活用するのが有効です。

これらのサービスは大容量データを一時的に保存し、URLで共有する仕組みのため、受信側の負担を軽減できます。

利用時には、ダウンロード期限を確認し、期限切れにならないよう余裕を持たせて設定することが大切です。

また、リンクを送る際には、パスワードを設定し、別途メールで共有するなど、安全性にも配慮しましょう。

件名と本文も忘れずに入力する

履歴書をメールで送信する際、件名や本文の入力を忘れるのは大きなマナー違反です。

件名には「履歴書送付の件」や「応募書類の送付について」など、内容がひと目でわかるような表現を使いましょう。

本文では、応募先企業名、担当者名、挨拶文、応募する旨、そして添付書類の概要を簡潔に記載します。

例えば、「〇〇職種への応募のため、履歴書をお送りいたします」と明確に伝えるとよいでしょう。これにより、メールの受信者が内容をすぐに把握でき、好印象を与えることができます。

ファイル名に必ず名前を入れる

履歴書のファイル名には、自分の名前を必ず含めましょう。

例えば、履歴書.pdfのような一般的な名前では、採用担当者が他の応募者のファイルと混同してしまう可能性があります。

「田中太郎_履歴書.pdf」や「田中太郎_営業職応募.pdf」のように、名前と目的を明確に記載すると、企業側が管理しやすくなります。

必要に応じて日付を加えるとさらにわかりやすくなる場合もあります。

ファイル名ひとつにも気を配ることで、細部に注意を払う姿勢をアピールできるでしょう。

履歴書をメールで送る際によくある質問

A

履歴書をメールで送信する際、適切な方法や注意点に関して疑問を持つ方も多いでしょう。

例えば、スマホで送る場合のマナーや、使用するメールアドレスの選び方などが気になるポイントです。

応募先企業に失礼のない対応を心掛けるために、よくある質問とその答えを確認しておきましょう。

スマホのメールアプリから履歴書を送っても良い?

スマホのメールアプリを利用して履歴書を送ることは可能ですが、ビジネスマナーとして慎重さが求められます。

スマホで作成したメールは、PCでの表示と異なる場合があるため、メールのレイアウトや添付ファイルが正しく表示されるか事前に確認しましょう。

また、スマホ特有の予測変換ミスや誤字脱字が発生しやすいので、本文を送信前に見直すことが重要です。

可能であれば、一度自分宛てに試し送信し、問題がないか確認してから正式に送ることをおすすめします。

適切な確認手順を踏むことで、スマホのメールアプリからでも十分に対応は可能です。

送るときのメールアドレスはなんでも良い?

履歴書を送信する際に使用するメールアドレスは、信頼感を与えるものを選ぶことが重要です。

例えば、趣味に偏ったメールアドレスや、適当な文字列を並べただけのアドレスは避けましょう

代わりに、氏名を含んだアドレスなど、フォーマルで応募先に分かりやすいものを選ぶのが理想です。

もし既存のアドレスが適切でない場合は、新しいアカウントを作成することを検討しましょう。

正しいメールアドレスの選択は、第一印象を良くするための基本です。

らくだ先生
履歴書にメールアドレスを書くときのポイント
  • 履歴書にはメールアドレスを記入しよう!
  • メールアドレスは「分かりやすく、丁寧に、正確に」。ブロック体で書き、必要があればフリガナを書こう!

  • 履歴書で使用するのに最適なメールアドレスは、大学のメールアドレスやフリーのメールアドレス。キャリアメールはNG!

履歴書の住所欄のふりがなの書き方は?【見本あり】|ポイントを徹底解説!

この記事では履歴書の「住所欄の書き方」や「ふりがなの正しい書き方」について解説しています。

住所欄は採用担当者が目を通す重要な情報が記載されています。正しい住所を記載するのはもちろん、採用担当者が見やすいようにふりがなを書くようにしましょう。

住所欄を書くときの基本ルールをおさえよう!

住所欄の正しい記入例

郵便番号は算用数字で書く

郵便番号は、「現住所欄」の中にある「〒」記号の右に記載します。

漢数字(一、二)ではなく、算用数字(1,2)を使います。郵便番号は「〇〇〇-〇〇〇〇」とハイフンでつなぎ記載します。

住所は都道府県名から書く

履歴書の住所は都道府県名から書きます。たとえ、自宅近くの企業に応募する場合でも、市区町村からではなく都道府県から書くのが原則です。

マンション名と部屋番号を書く際にも、省略せずに正式名称で書きます。下書きをしてから清書をすると良いでしょう。

番地は算用数字で書くのがおすすめ

丁目や番地は、算用数字で書くのがおすすめです。ハイフンではなく「〇〇丁目〇番地〇号」と書くと、丁寧な印象になります。

緊急連絡先の住所は「同上」でOK

緊急連絡先の住所は、基本的に「同上」で問題ありません。一人暮らしの場合でも、実家の住所を書く必要はありません。

ただし、緊急連絡先の住所以外の住所に連絡を希望する場合は、「連絡先欄」に記入するようにしましょう。

ふりがなを書くときに気を付けるポイント

「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナで書く

履歴書に「ふりがな」と書いてある場合にはひらがな、「フリガナ」と書いてある場合はカタカナで仮名をふりましょう。

履歴書のふりがな欄には「ふりがな」「フリガナ」のどちらかが記載されているので、表記に合わせて記入します。

住所の対応する部分にふりがなが来るように配置する

履歴書の住所欄にふりがなを書く際には、必ず対応する住所の上にふりがなが来るように調整します。

先に漢字で住所を記入してから、ふりがなを書くと文字位置を調節できるのでおすすめです。

住所のふりがなは番地名まで書く

住所欄の正しいふりがなの書き方

履歴書の住所欄のふりがな欄には、都道府県名から番地の前までのふりがなを書きます。

市名や町名が「さいたま市」などひらがなの場合もふりがなをふりましょう。

マンション名にもふりがなをふる

アパートやマンションに住んでいる場合には、住所欄に建物名も記載します。

アパートやマンション名に漢字やアルファベットが含まれるときは、ふりがなを書くと分かりやすくなります。

なお、番地や部屋番号にはふりがな不要です。数字以外の部分にふりがなを書いていきましょう。

引っ越しする場合の住所の書き方

引っ越し先が決まっている場合

引越しが決まっている場合の住所欄の記入例

引っ越し先が決まっている場合は、「現住所欄」に今の住所を書きます。「連絡先欄」に引っ越し先の住所を書き、引っ越し予定日を書き添えましょう。

引っ越し先が未定の場合

引越し予定がある場合の住所欄記入例

引っ越しをする予定はあるけれど引っ越し先の住所が未定の場合は、連絡先に転居予定であることを記載します。

引っ越し先住所がわかったら、早めに連絡しましょう。

履歴書提出後に引っ越し先が決まった場合

履歴書提出後に引っ越し先が決まった場合は、応募先企業に連絡する必要があります。

正確な住所を伝えるために、メールで連絡しましょう。採用担当者宛てに「いつ」「どこに」転居予定なのか記載してください。

また、メールを送る際には、応募した職種を書き添え、わかりやすく簡潔なメールを心がけましょう。一目でわかるように、新住所と旧住所を箇条書きで書くのがおすすめです。

【住所欄の対処法】こんなときどうする?

住所が長い場合は?

住所が長い場合の記入例

住所が長い場合は、2行に分けて記入します。2行で記入するときには、マンション名やアパート名から改行するのがおすすめです。

住所の丁目や番地の途中で改行しないよう気を付けましょう。

書き間違えた場合は?

履歴書を書き間違えた場合は、履歴書を最初から書き直します。

履歴書はビジネス文書に該当するため、修正テープや修正液での修正は不適切です。

どんなに経歴が立派でも、修正テープが1箇所でもあればマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。必ず書き直しをするようにしましょう。

また、履歴書を鉛筆で下書きしてからボールペンで清書すると、書き間違いを防げるのでおすすめです。

ボールペンで清書した後は、消しゴムで下書きした鉛筆を消します。消しゴムを使用するときに、履歴書が破けないよう気を付けましょう。

らくだ先生
履歴書の住所欄の書き方とポイント
  • 住所は都道府県名から記載し、マンション名や部屋番号は省略せずに正式名称で書こう!

  • 履歴書に「ふりがな」と書いてある場合にはひらがな、「フリガナ」と書いてある場合はカタカナで仮名をふり、表記に合わせて記入しよう!
  • 引っ越しする予定がある場合は、「連絡先欄」に引っ越し先の住所を書き、引っ越し予定日を書き添えるようにしよう!

履歴書の長所・短所の書き方とは?【例文あり】|ポイントや注意点を解説!

このページでは履歴書の「長所の書き方」を記入例とともに解説します。

長所は志望企業に自己PRをする上で大切な要素であり、短所との一貫性を意識しながら書かなければなりません。

履歴書に使える長所の一覧とNG例を押さえて、応募企業から評価される履歴書を完成させましょう。

履歴書の長所の書き方とルール

長所・短所の記入例

長所とは、その人の優れた能力・資質や性格のことで、就活では自己PRの一部として履歴書に記入します。

履歴書の長所の書き方には基本のルールがあります。

長所を書くときのポイント
  • 採用担当者が見た瞬間、結論が目に入るように書く
  • オリジナルエピソードを使って説明する
  • 応募企業の業務で役立つ長所を書く
  • 「特になし」はNG

採用担当者が履歴書を目にした瞬間、長所の内容をすぐに理解できるよう、結論から述べることが大切です。

多くの履歴書に目を通している採用担当者の印象に残るように、明確にわかりやすく書くことを意識しましょう。

また結論の証拠となるエピソードがなければ、口先だけで語っている印象を与えてしまいます。

自分の体験をまじえて、オリジナリティのあるエピソードを使ってまとめるのがポイントです。

具体的には大学時代のサークル活動やボランティア、アルバイトなど、自分が長所を発揮して活躍したエピソードを書きます。

最後に長所のおかげで得られた成果・評価をまとめ、その経験を活用して会社に貢献できることを伝えれば自己PRの完成です。

長所は大事な自己PRの要素で、面接対策にもそのまま役立ちますから、空欄にせず必ず記入しましょう。

企業が履歴書の長所を確認する目的

入社後の業務に長所が役に立つか

自社の社風や業務内容が、応募者の長所と合っていれば、入社後に活躍できる人材である可能性が高いです。

たとえば、指示を守るだけでなく積極的な提案が求められる会社は、「主体性」が長所の応募者が活躍しやすいでしょう。

それぞれの長所を業務において活かすことができるのかを確認していると考えられます。

応募者が自分を客観視できているか

冷静に正しく自己認知できる人材であれば、組織内での立ち位置を客観視し、適切に振る舞う能力が高いと考えられます。

また自身の性格や行動を分析し、仕事上の目標達成に向けて軌道修正することも得意な可能性が高いです。

「会社と長所の親和性」と「高い自己観察力」をアピールし、長所を活かして会社に貢献できることを伝えましょう。

【例文】履歴書の長所サンプル

【継続力】

私の長所は継続力があることです。幼少期から現在まで合気道を習っています。合気道の技や動作の習得には時間と忍耐が必要です。何度失敗を繰り返しても、諦めずに取り組むことで成長できることを学びました。

また合気道礼儀作法は日常においても大切にしています。相手に対する敬意と謙虚な心掛け、良好な人間関係を築くことができました。仕事においても継続して努力することを怠らず、成長していきます。

【ポジティブ】

私の長所はポジティブな性格です。困難な状況に負けても、希望を持ち前向きに取り組むことができます。また、ポジティブな性格だからこそ、チームの一体感を醸成することにも力を入れています。コミュニケーションを大切にし、職場やチーム内での協力関係を築くことが得意です。

目標を達成する際には、ネガティブな要素よりも前向きな解決策を考え、積極的に意見を出すことを心がけています。

【目標達成意欲が高い】

私は目標達成に対する意欲が人一倍強いです。目標を達成することで、自身の成長を感じることができるため、常に目標を持って活動に取り組んでいます。

所属しているテニス部では、チームの目標である県大会出場を達成するために、誰よりも早く練習を始め、自宅では筋トレ、週末は自主トレーニングを行い、自分なりの目標達成プランを考え実行しました。その結果、県大会に出場することができ、部内で最優秀選手に選ばれました。仕事においても目標を定め、達成に貪欲に取り組みます。

【行動力】

私の長所は行動力にあります。過去の営業経験では、厳しいノルマや目標を設定される中、新しい顧客を開拓したり、既存顧客との関係性を強化するためにアポイントや連絡の頻度を高めるなど、自ら率先して行動しました。

営業においては、リスクを恐れずに新しいアプローチを試すことが大切だと考えています。そのため、積極的に異なる営業手法やセールスプロセスを取り入れ、失敗があっても次のステップへの成長の機会と捉え、改善してきました。この行動力を活かし、営業の現場で成果を上げることが私の目標です。

【探究心】

私の長所は、強い探究心を持っていることです。ゼミにおいても、あらゆる角度から「なぜ?」ということを追求し研究し続けた結果、企業との共同研究メンバーに選ばれ、成果を上げることができました。

これまでも未知の領域に飛び込むことが多くありましたが、その度にチャレンジを楽しみ、成長の機会として受け止めてきました。この探究心を活かし、困難な課題や複雑な問題に直面しても、諦めずに取り組み、さまざまな視点から解決策を模索していきます。

履歴書に使える長所一覧

履歴書に書くのにおすすめの長所を一覧にしました。

長所が思いつかない人は、以下から自分の性格に当てはまるものをピックアップし、応募企業に合わせて使い分けましょう。

真面目
几帳面
前向き・ポジティブ
粘り強い・目標達成への意識が高い
素直
笑顔で振る舞える・愛想がいい
探求心がある
適応しやすい・順応性がある
メンタルが強い・精神力がある
リーダーシップがある
主体的
責任感が強い
協調性がある

【例文】履歴書の短所サンプル

履歴書には長所だけでなく短所も書くことが多いですが、長所のようにそのまま書くことはありません。

短所を書くときには必ず「短所への改善策を実施していること」をポジティブなエピソードとともに伝えましょう。

たとえば「私の短所は頑固なところです」で終わらせてしまうと、自分の性格を変えて成長しようとする意欲が感じられません。

自分の短所と向き合い、改善させるために努力していることをアピールすれば、相手から高く評価されます。

「頑固」を短所に選んだ人は、「周囲の意見も聞くよう心がけている」といった、実践している努力も一緒に伝えましょう。

また努力した結果得られた成果もまとめることで、「短所をポジティブなエピソードへ変換」させるのがポイントです。

【一人で抱え込む】

私の短所は、なんでも一人で抱え込んでしまうところです。例えば、忙しい時期にはタスクの量が増え、自分のスキルや時間では対応しきれないと感じることがありました。しかし、自分の仕事だからと結果的に効率的ではないやり方で対応し、チームに迷惑をかけてしまいました。

この経験を通じて、自分だけでなく周囲の人々とコミュニケーションを図り、お互いにサポートし合うことで、より良い結果を生み出すことを痛感しました。今は協力とコミュニケーションを重視した働き方を心掛け、自己成長に努めています。

【心配性】

私の短所は、過度な心配性です。以前、チームリーダーとして働いていた際に、ノルマや目標に対して過剰な心配をし、同僚から「そんなに不安に思う必要はないのでは?」と言われたこともありました。この経験を教訓に、現在は心配なことがあった場合、具体的な数字や事実を踏まえて冷静に判断するように心がけています。

また、心配なことを整理するために、紙に書き出す習慣を身につけました。それにより、自分の不安要素を客観的に確認し、対策を練ることができるようになりました。これらの取り組みにより、過度な心配性に振り回されず、より自信を持って行動できるようになりました

【消極的】

私は他人を優先するあまり、自分の意見を控えることがあります。協調性やチームプレーヤーとしての姿勢を重視する一方で、時には自分の考えやアイディアを遠慮してしまうことがあります。

この課題に向き合うために、最近は自己表現に積極的に取り組んでいます。また、他のメンバーとのコミュニケーションをより積極的に行い、意見交換を行うことで、自分の考えをより適切に表現する力を養っています。

短所は長所と一貫性を持たせるのがポイント

ここまで長所と短所の例文をそれぞれ紹介しましたが、多くの場合、履歴書にはどちらも記入する必要があります。

長所と短所は一貫しているものであり、両者の内容が矛盾していると違和感が生じてしまうので注意が必要です。

たとえば長所は「粘り強い」のに、短所は「諦めが早い」といった、長所と短所が矛盾する回答はNGです。

回答に一貫性がないと、嘘をついている印象を与えてしまう上、採用担当者は応募者の正確な人柄を把握できません。

一貫性のある長所と短所を伝えるためには、短所をポジティブな表現に言い換えて、長所として伝えるのがおすすめです。

【記入例あり】短所から長所を考える方法

一般的に短所の方が思いつきやすく、より効果的な長所を思いつくのに時間がかかる人は多いです。

しかし、短所をポジティブに言い換えれば、簡単に長所を記入でき、一貫性ある自己PR文ができ上がります。

たとえば「課題解決への意識が強く、1人で悩みを抱え込みやすい」という短所があったとします。

ポジティブな表現では「責任感が強い」と言い換えられるため、以下のような自己PR文を書くのがおすすめです。

【責任感⇔1人で抱え込む】

私の長所は、責任感が強いことです。大学時代、私は管弦楽団で代表をつとめていたのですが、合宿や年2回の演奏会などが円滑に進められるように、マニュアルの作成やスプレッドシートを活用したタスク管理を行い、マネジメントを中心としてどの仕事にも一切手を抜かず、責任持ってやり遂げることを心掛けていました。

一方で短所として、1人で抱え込みやすい側面があり、全て自分で解決しなければならないと思い込んでしまいます。そのため、物事を進める際は、周囲の人に相談したり、事前に役割分担を決めて振り分けることを心掛けています。

【冷静な判断力⇔素っ気ない

私の長所は冷静に物事を判断するところです。大学時代、所属する部活の副部長をつとめていたのですが、どんな状況でも物事を冷静に分析し、どのようにすれば合理的に進められるかを考えて取り組んでいました。部長がエネルギッシュで思い立ったらすぐ行動するタイプだったため、自分の冷静さでバランスをとっていました。

一方で、素っ気ないと思われやすい点が短所としてあり、人の相談に対して、寄り添うよりも理屈っぽくなってしまうことが多いです。そのため、アドバイスをする前に、まずは相手の意見や気持ちを尊重して、寄り添うことを意識するようにしています。

ほかにも以下の「短所の長所への言い換え例」を参考に、一貫した長所と短所を伝え、自己PR文まとめましょう。

短所長所への言い換え
頑固粘り強い
マイペース流されにくい
負けず嫌い諦めにくい
ネガティブ慎重・先を見据えて計画できる
飽きっぽい好奇心旺盛
せっかち決断力がある
自己肯定感が低い謙虚・控えめ

履歴書に書く長所・短所の見つけ方

どうしても長所と短所が思いつかない人は、まず自己分析に取り組みましょう。

性格診断テストや心理テストなど、インターネット上で使える無料ツールを活用すれば、客観的に自分の特徴を把握できます。

結果を参考に自分の特徴をメモするだけで、長所と短所を簡単に見極められます。

また日記や自分史を書いて、自分の行動を客観的に振り返れば、得意分野や苦手分野が明確になるためおすすめです。

周囲の人からの評価も参考になります。アルバイト先で褒められた業務や、ゼミ発表に対する周囲からのフィードバックなどを思い返すのが良いでしょう。

家族や先輩などに質問すれば、手っ取り早く客観的な評価をもらえる可能性があります。

履歴書の長所・短所は強み・弱みとどう違う?

よく混同している人が多いですが、「長所・短所」「強み・弱み」とは異なります。

長所・短所は性格面の特徴について伝えますが、強み・弱みはその性格を業務でどう活かせるかを伝えます。

あくまで自分にしか影響を与えないのが長所・短所であり、これが原因で相手に利益や損失をもたらすことはありません。

一方、強み・弱みは業務上の成果を出すために活かすスキルで、相手に利益や損失を与える可能性があります。

したがって「強み」を伝える場合は企業の立場で、「どのような強みを持つ人材を求めているか」を考えることが大切です。

【強みを伝える例文】

私の強みは留学経験で得た柔軟な対応力です。異なる文化や環境での生活と学習を経験したことで、多様性を尊重した対応力を身につけることができました。留学先での学業やプロジェクトに取り組む中で、自主的な学習に努め、効果的な時間管理を行うことで、目標に向かって効率的に取り組む姿勢を持つことができるようになりました。

貴社での海外事業におけるビジネスの強みとして、英語力と柔軟な対応力を活かし、円滑なコミュニケーションを図り、成果を上げていきたいです。

長所は自分の性格をまとめつつ、強みはその性格を土台に、会社のために役立てられるスキルをまとめましょう。

履歴書で長所・短所を書く時の注意点

記載NGの長所・短所を避ける

長所・短所には、履歴書へ記載するのにふさわしくないものがあります。

長所については「真面目で時間をしっかり守れるため遅刻しない」といった、社会人としてできて当たり前のことは避けましょう。

短所については「不注意でミスが多い」「感情的ですぐ怒る」など「業務への支障を予測させる短所」はNGです。

業務を遂行する上で支障が出るような、致命的な短所を伝えると「会社に損害を与えそうな人物」と思われてしまうためです。

自分にとって不利になり得る情報を不用意に伝えている時点で、社会人としてふさわしくない印象を与えてしまいます。

したがって、致命的な短所は履歴書に書かないのがポイントです。

業務に合った内容を心がける

業務内容で活用できそうな長所・短所を伝えましょう。

特に短所は応募企業や業界、職種にふさわしくないものを答えると、不採用になる可能性があります。

接客業に応募しながら「人と話すのが苦手」という短所を答えれば、対人相手の業務を遂行できない印象を与えてしまうためです。

応募先の事業内容や取り組む予定の業務内容とマッチした回答を心がけましょう。

成果・成功体験を必ず記入する

長所を活かして得られた成果や成功体験の記入は必須です。

「私の長所は真面目なところで、目標に向けてコツコツ努力できます」とだけ伝えても、証拠がなければ信じてもらえません。

真面目に努力した結果、どのような成果を得られたか、数字データも含めて伝えるのが理想的です。

「大きな成果を挙げた経験がない」という人も、周囲から褒めてもらえた体験などを思い出し、長所と関連付けて記入しましょう。

らくだ先生
長所・短所を書くときのポイント
  • 履歴書の長所は結論から述べ、具体的なエピソードを根拠に、応募企業で活かせることをアピールして記入しよう!
  • 履歴書の長所は短所の言い換えから考え、短所との一貫性・整合性を常に意識し、矛盾なく記入しよう!

  • 履歴書の長所が思いつかない場合は、自己分析で性格の特徴をつかんで記入しよう。