履歴書を郵送する際、「いくらの切手を貼ればいいのか分からない…」と不安になる方は多いでしょう。郵便料金を間違えると、書類が届かずチャンスを逃してしまったり、企業に迷惑をかけてしまう恐れもあります。
しかし、封筒のサイズや書類の重さの目安を押さえておけば、切手代で迷うことはありません。
本記事では、履歴書郵送時の切手代の目安や正しい切手の貼り方、さらには郵送マナーまで詳しく解説します。切手に関する不安を解消し、自信を持って応募書類を送りましょう。
履歴書の郵送に必要な切手代はいくら?
【封筒サイズ・書類枚数別の切手料金早見表】
| 封筒の種類・郵送スタイル |
該当する郵便物区分 |
切手料金の目安 |
| 履歴書を折らずに送る(角形2号封筒) |
定形外郵便物(規格内) |
140円(50g以内)〜180円(100g以内) |
| 履歴書を三つ折りで送る(長形3号封筒) |
定形郵便物 |
110円(50g以内) |
引用:ダンボールワン
履歴書を折らずに入れる「角形2号封筒」は140〜180円
履歴書を折らずに送付できる「角形2号封筒」を使用する場合、切手料金は140円または180円が一般的です。
角形2号は「定形外郵便物(規格内)」という扱いに分類されるため、定形郵便よりも基本料金が高く設定されています。封筒を含む総重量が50g以内であれば140円、50gを超えて100g以内であれば180円の切手が必要です。
通常、履歴書のみであれば50g以内に収まるケースが多いですが、職務経歴書や送付状、クリアファイルを含めると50gギリギリになることも珍しくありません。
50gを超えていないかの判断に迷う場合は、料金不足を防ぐためにも郵便局の窓口で計測してもらうのが最も確実です。
履歴書を折って入れる「長形3号封筒」は110円
履歴書を三つ折りにして入れる「長形3号封筒」を使用する場合、切手料金は一律110円となります。
長形3号は「定形郵便物」に分類され、50gまで110円で送付することができます。アルバイトやパートの応募で履歴書のみを送る場合など、書類枚数が少ないときこのサイズが選ばれることが多いです。
ただし、履歴書に折り目がついてしまうため、正社員の応募や書類の美しさを重視する場合は、角形2号を選ぶのが無難でしょう。
書類の枚数・重さごとの切手料金目安
切手料金を正確に把握するためには、封入する書類やアイテムそれぞれの重さを知っておく必要があります。
一般的なA4用紙1枚の重さは約4g、履歴書などの厚手の上質紙は約5gから6g程度が目安です。さらに、書類を保護するためのクリアファイルは約25g、角形2号の封筒自体も約15g程度の重さがあります。
実際に計算してみると、「封筒15g+クリアファイル25g+履歴書等10g」で合計50gとなり、140円料金の境界線に達することが分かります。
職務経歴書が複数枚になる場合や、ポートフォリオなどの追加資料を同封する場合は、50gを超えてしまうため、180円の区分になる点には注意が必要です。
履歴書郵送時の切手の正しい貼り方とマナー

引用:マイナビ転職
切手は封筒の左上にまっすぐ貼る
切手は封筒を縦向きに見て左上の隅に、水平・まっすぐに貼りましょう。これは郵便物の仕分け機械が正しく消印処理を行うための決まりでもあります。まっすぐ丁寧に貼られた切手からは、細部まで気を配る姿勢が伝わります。
反対に、切手が曲がっていたり封筒からはみ出して貼られていると雑な印象を与えかねません。また、貼り付けが雑なまま送ると、他の書類に引っ掛かったり配達途中で剥がれてしまう恐れもあります。
余計なリスクを避けるためにも、まっすぐキレイに貼ることを心掛けましょう。
複数枚の切手を貼るときは縦に並べて貼る
複数の切手を組み合わせて、合計金額の切手代にする場合もあります。例えば、「110円+30円」のように2枚の切手を貼ることで、140円分の切手代を満たすことができます。
このように複数枚の切手を貼る場合は、封筒左上の縦一直線に並べて貼るのが基本的なマナーです。封筒左上隅の縦7cm×横3.5cm程度の範囲に収まるよう配置すると良いでしょう。横に並べるのは一般的ではなく、見た目もあまり良くありません。
また、複数枚貼る場合でも、「貼る枚数は最小限」に留めるのがマナーです。
キャラクターや派手なデザインの切手は避ける
履歴書を送る際には、使用する切手のデザインにも配慮が必要です。郵便局では季節の記念切手やキャラクター切手など様々な切手が販売されていますが、ビジネスシーンにはできるだけ無難な普通切手を使うのがマナーです。
例えば、キャラクターが大きく描かれた切手や、派手すぎる色柄の記念切手は、応募書類という正式な場には相応しくありません。
また、結婚式招待状用の寿柄(慶事用)や喪中はがき用の弔事用切手なども目的が異なるため避けましょう。
郵便局の窓口で販売されている花や風景の普通切手であれば、ビジネス用として問題なく使えます。手持ちの切手を使っても良いか迷った時は、郵便局で買うのが無難です。
切手はどこで買える?すぐに手に入る場所
- 郵便局の窓口
- コンビニのレジ
- スーパーのサービスカウンター
郵便局の窓口なら最も確実
切手を入手する方法としておすすめなのは、郵便局の窓口です。郵便局ではあらゆる額面・種類の切手を取り扱っており、自分が必要とする切手を確実に購入できるのがメリットです。
また、郵便局なら窓口で封筒の重さを量ってもらえるため、適切な料金で郵送することができます。その際に、届く日にちも確認することができるので、安心感があります。
ただし、郵便局は平日の夕方までしか営業していない場合が多く、土日祝日は閉まっていることが多いです。「日中に時間が取れない」という場合は、他の場所での購入も検討しましょう。
コンビニでもレジで伝えれば購入できる
24時間いつでも利用できるコンビニエンスストアは、急ぎで切手が必要になった時に非常に便利です。レジで店員さんに「◯◯円切手をください」と伝えれば、奥から切手を出して販売してくれます。
ただし、コンビニでは郵便局のように「重さを量るサービス」は行っていません。そのため、自分で必要な金額を確認した上で、適切な料金の切手を購入しなくてはなりません。
また、店舗によっては140円や180円といった高額な普通切手の在庫がなく、少額切手を複数枚組み合わせることになるケースも。利用する際は、事前に自宅で重さを確認し必要な金額を明確にしてからレジに向かいましょう。
スーパーのサービスカウンターに置いてあるところも
意外と知られていませんが、スーパーマーケットのサービスカウンターでも切手を取り扱っていることがあります。
買い物ついでに立ち寄れるため便利ですが、すべてのスーパーで販売しているわけではありません。
主に大型のショッピングモールや地域密着型のスーパーで取り扱っている可能性が高いものの、種類は限られていることが多いです。タバコ売り場やインフォメーションカウンターに「切手・はがき」という表示が出ていないか確認してみましょう。
また、あくまで「販売のみ」であるケースがほとんどなので、コンビニ同様、必要な料金は自分で調べておく必要があるので注意しましょう。
切手以外も要チェック!履歴書を郵送するときの注意点
封筒の宛名・差出人・「履歴書在中」を送付前に再確認する

引用:リクナビNEXT
封筒に書くべき事項(宛名、住所、差出人など)は、投函前に必ずもう一度チェックしましょう。
特に宛先の会社名・部署名・担当者名に誤字脱字がないか、敬称「御中」「様」の使い方は正しいかは重要ポイントです。不備があると届かない可能性や、企業に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
また、通常の郵便物とは異なり、封筒の表面には「履歴書在中」もしくは「応募書類在中」と赤字で明記することが必要です。縦書きの宛名なら封筒表の左下に縦書きで、横書き宛名なら右下に横書きで記入します。
履歴書しか入れていない場合は「履歴書在中」、職務経歴書など他の書類も同封する場合は「応募書類在中」とするのが一般的です。文字は赤ペンで書いた後、赤枠で四角く囲いましょう。
また、市販のスタンプを利用して押印しても構いません。100均やバラエティショップなどで購入することができます。
応募締切の「必着」「消印有効」の違いを確認する
応募書類の提出期限には、「必着」と「消印有効」の2種類の指定方法があります。どちらに該当するかを必ず確認しましょう。
「必着」とは、指定された日付までに企業の手元に書類が届いていなければならないという意味です。郵送にかかる日数を逆算し、遅くとも2~3日前には投函する必要があります。
一方「消印有効」は、その日付までに発送処理が行われていれば、実際に届くのが翌日以降になっても受け付けしてもらえます。ただし、ポストに投函した場合は当日中に発送されるとは限らないため、1~2日前には投函しておくことが重要です。
例えば、ギリギリになってしまった場合は速達を利用するなど、期限を厳守するための対策を講じましょう。
履歴書の郵送は日本郵便で送る
意外と見落としがちですが、履歴書などの応募書類は必ず日本郵便のサービスを利用して送付しましょう。宅配便業者のメール便(クロネコDM便など)や宅急便で信書を送ることは法律で禁止されています。
履歴書や職務経歴書は「特定の受取人に対する意思表示を伝える文書」に該当するため、「信書」とみなされます。そのため、日本郵便以外の手段で送ると郵便法違反となってしまうのです。
誤ってメール便で送ってしまうと、受け取る企業側にも迷惑が掛かってしまいます。必ず郵便ポストか郵便局持ち込みで送りましょう。
発送は普通郵便が基本!間に合わない時だけ速達もOK
履歴書の送付は、基本的に「普通郵便」で送るのがマナーです。簡易書留などは追跡ができて安心ですが、受け取り時に受領印が必要となるため、避けるのが無難です。
ただし、普通郵便では間に合わない場合に限り、「速達」を利用することも可能です。速達を使えば、通常よりも半日から1日早く届けることができ、土日祝日でも配達が行われます。
しかし、期日ギリギリに速達で送られた書類は、応募者の準備不足、もしくは管理ができていない人というマイナスな印象を与えてしまいます。
速達はあくまで緊急措置なので、計画的に準備を進めて普通郵便で送るのがベストです。
履歴書郵送時の切手に関するよくある質問

切手の金額は少し多めでも問題ない?
切手の金額は必要料金よりも多めに貼ってあっても、問題なく郵送されます。料金不足で返送されるリスクを避けるために、あえて少し多めの切手を貼るという考え方は一理あります。
しかし、明らかに過剰な料金の切手が貼ってあると、「コスト意識が低い」「どんぶり勘定な人」という印象を持たれてしまう可能性があります。
ビジネスの現場では適切なコスト管理が求められるため、できるだけ正確な料金の切手を用意するのがベストです。
どうしても手持ちがない場合の緊急避難としては許容範囲ですが、基本はジャストの金額を心がけましょう。
コンビニと郵便局で切手の種類は同じ?
コンビニと郵便局で切手の種類は異なります。郵便局ではほぼすべての切手を扱っていますが、コンビニでは主に需要の高い普通切手のみを限定的に販売しています。
例えば、郵便ハガキ用の84円切手や定形郵便用の110円切手など、よく使われる額面の切手はコンビニでも買えることが多いです。しかし、大きい金額や特殊額面の切手などは、コンビニでは取り扱いがない場合がほとんどです。
目的の額面の切手がない場合は、複数の切手で代用することも可能ですが、1枚だけで収まっていた方が見栄えが良いのも事実です。
コンビニはあくまで「急ぎで普通切手を買いたい時の手軽な選択肢」と考え、郵便局と使い分けるのがおすすめです。
履歴書の用紙サイズで切手料金は変わる?
切手料金は、履歴書の用紙サイズ(A4やB5)ではなく、最終的な「封筒の大きさ」と「総重量」で決まります。
たとえ中身がB5サイズの履歴書であっても、それを入れる封筒が「定形外郵便」にあたる角形2号であれば、140円以上の料金が適用されます。逆に、A4サイズの履歴書を三つ折りにして長形3号(定形郵便)に入れれば、110円で送ることができます。
重要なのは中身の紙の大きさではなく、「どの封筒を使って」「どれくらいの重さになったか」という点です。用紙サイズだけで判断せず、必ず封筒サイズと重量を加味して区分を確認しましょう。
投函後に切手料金の不足に気づいたらどうすればいい?
投函した直後に料金不足に気づいた場合は、すぐに集配担当の郵便局へ連絡して相談するのが最善策です。配達前であれば、郵便局の窓口で本人確認書類を提示し、手数料を支払うことで取り戻す請求ができる場合があります。
もし間に合わずに配達されてしまった場合、企業側が不足分を支払って受け取るか、受け取り拒否され戻ってくるかのどちらかになります。
企業に不足分を払わせてしまった場合は、すぐに電話で謝罪し後日不足分を返金するなどの誠意ある対応が必要です。連絡なしに不備の対応を企業にさせてしまうと信用に関わるため、投函前の再確認は徹底しておきましょう。
履歴書の切手は「封筒サイズと重さ」を押さえれば怖くない
履歴書を郵送する際の切手選びは、「封筒のサイズ」と「総重量」さえ正しく把握していれば決して難しくありません。
A4書類を折らずに入れる角形2号なら140円または180円、三つ折りの長形3号なら110円が基本の目安です。2024年10月の料金改定により金額が変わっているので、古い切手を使う場合は差額分の貼り足しなどを忘れずに行いましょう。
たかが切手と思わず、まっすぐに貼る、適切な枚数に収めるといったマナーを守ることで、採用担当者に「丁寧な仕事ができる人」という印象を与えられます。準備万端な状態で履歴書を送り出し、自信を持って選考へと進みましょう。
