【20代向け】転職が多い場合におすすめの職務経歴書の書き方は?無料で使えるおすすめフォーマットも紹介

転職回数が多い20代の方にとって、職務経歴書の作成は悩みの種のひとつかもしれません。中には、転職回数が多いと選考が不利に進みやすいという説がありますが、転職回数の多さが必ずしも選考の合否を決定するわけではありません。

本記事では、転職が多い20代の方が職務経歴書を作成する時のポイントや注意点などを解説します。

転職が多い場合の職務経歴書の書き方を知りたい方や、選考を有利に進めるためのヒントを少しでも多く集めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

転職が多いと職務経歴書の書き方を工夫しても不利?

結論として、たとえ転職が多い20代の方でも、職務経歴書の書き方を工夫すれば選考が不利な状況になるのを防げる可能性があります。

一般的に、転職回数が多いと人事担当にマイナスな印象を持たれやすい傾向がありますが、職務経歴書の書き方次第で、転職回数の多さを強みとしてアピールできます。

この記事では、転職回数が多い20代が、どのように職務経歴書を作成すれば良いのか、具体的なポイントや注意点を解説していきます。一つひとつ理解を深めていきましょう。

企業が転職回数を気にする理由

面接時の様子

企業が転職回数を気にする主な理由は、「すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念があるからです。

まず大前提として、企業はよりよい人材を採用するために、多くの時間とコストを費やします。せっかく良い人材を採用したにもかかわらず、何らかの理由ですぐに辞めてしまった場合、企業には費やした時間とコストの分だけ、大きな損失が残ってしまいます。

多くの企業にとって、20代は将来的な成長が期待できる魅力的な年代なのは間違いありません。しかし、これからキャリアを築いていく働き盛りの年代だからこそ、転職回数が多い場合は、「辞めグセがあるのではないか」「粘り強さに欠けている人なのかも」というマイナス印象をどうしても持たれやすいのです。

採用担当が気にする転職回数は「3回」

あくまで目安ですが、一般的に人事担当が気にする転職回数は「3回」と言われています。

具体的に説明すると、20代で3回以上の転職経験がある場合、1社あたりの就業期間が2~3年未満にも満たない計算になります。このケースの場合、多くの企業は「うちの会社に入社してもすぐに辞めてしまうかも」と考え、慎重に選考を進める傾向にあります。

ただし、転職回数が3回以上だからといって、絶対に選考を落とされるわけではありません。明確な転職理由があり、何らかのスキルアップやキャリアアップにつながっていれば、選考を通過できる可能性は十分にありますのでご安心ください。

転職回数が多くても評価されるケース

たとえ転職回数が多くても、以下のようなケースでは高評価をもらえる可能性があります。

キャリアが一貫している

転職理由がキャリアアップなどを目的としており、一貫性がみられる場合は評価されやすい傾向です。例えば、営業職として経験を積み、より専門性の高い分野の営業職に転職するなど、キャリアパスが明確であれば、転職回数はむしろプラスに評価される

場合があります。

着実にスキルアップしている

転職のたびに、新しいスキルや知識を習得している場合も評価されやすいケースのひとつです。例えば、ITエンジニアとしてキャリアを積んでいた方が、プログラミング言語の習得から始まって大規模なプロジェクトへの参加経験も踏んでいた場合、転職を繰り返す度に着実にスキルアップができているとみなされ、評価される可能性があります。

企業に十分な成果を残せている

前職で、十分な成果を上げて企業に貢献している場合も評価される可能性があります。例えば、営業職で高い実績を上げたり、新規事業の立ち上げに貢献したりするなど、具体的な成果をアピールできれば、たとえ転職回数が多くても評価される可能性が高まります。

一番重要なのは転職回数よりも「スキル」

転職回数も重要ですが、企業がもっとも重視するのは、あなたが持つ「スキル」です。

多くの企業は、自社の事業に貢献できる人材を求めています。転職回数が多くても、即戦力となるスキルや経験を持っていれば、選考を有利に進んでいける可能性は十分にあります。

選考を受ける企業が重視するスキルや経験を知りたい時は、企業の採用ホームページなどで求める人物像・歓迎スキルなどをチェックするのをおすすめします。

転職回数が多い20代が職務経歴書を書く時のポイント

年齢順ではなく「職務分野」ごとに書く

転職回数が多い方が職務経歴書を書く時は、職務分野ごとにまとめる「キャリア式」の書き方がおすすめです。この方法では、時系列ではなく職務内容や分野ごとにこれまでの経験をまとめます。

例えば、「営業職と事務職」の経歴がある場合に、経験や業務内容を軸にして記載すれば、経験社数が気になりにくいという特徴があります。同じ分野での経験をまとめて書けるので、分野ごとに得られたスキルや専門性を効果的にアピールできます。そのため、キャリア式は転職回数が多い場合におすすめの形式です。

これまで学んだスキルや経験・得意分野を書く

職務経歴書では、これまでに学んだスキルや経験、得意分野を具体的に記載することが重要です。単に「営業経験があります」と書くのではなく、「法人営業を3年間経験し、新規顧客開拓で年間目標の120%を達成しました」など、具体的な実績や数値を交えて記載すれば、説得力が増します。

また、得意分野については、「顧客との関係構築が得意です」「プレゼンテーションスキルには自信があります」など、自己PRと合わせて記載すると効果的です。

「転職理由」の欄を設けて転職理由を記載する

職務経歴書に「転職理由」の欄を設けて、経歴別に転職理由を明確に記載することも重要です。転職理由を正直かつポジティブな表現で伝えれば、人事担当からマイナス印象を持たれる可能性が下がります。

例えば、あなたが「より専門的なスキルを身につけるため」「より大きなプロジェクトに挑戦するため」など、前向きな理由を記載するのがポイントです。なお、面接時に転職理由について深掘りされる可能性もあるので、記載した内容と矛盾がないようにポジティブな発言を心がけましょう。

これまで歩んできたキャリアに一貫性を持たせる

職務経歴書全体を通して、キャリアに一貫性を持たせることも重要です。一見バラバラに見える転職経験でも、共通する目的や目標を見つけ出してストーリーとして伝えれば、人事担当に納得感を与えられます。

例えば、「顧客が抱える課題を解決したい」という一貫した思いがあるとしましょう。そのために様々な業界の営業職を経験して問題解決能力を培ってきた、というように説明できれば、たとえ転職回数が多くても、一本筋の通ったキャリアをアピールできるでしょう。

今後どのように成長していきたいかをアピールする

職務経歴書の最後には、今後どのように成長していきたいか、将来のキャリアプランを具体的に記載しましょう。間違っても、キャリアプランが何も書かれていない職務経歴書を提出するのはNGです。

多くの企業は将来性のある人材を求めているので、あなたが「入社後どのように貢献したいのか」「どのようなスキルを身につけていきたいか」を深く知りたいと考えています。人事担当へ意欲や熱意をアピールするために、今現在のあなたが描いているキャリアプランを具体的に示しましょう。

転職回数が多い20代が職務経歴書を書く時のNG行動

実際には存在しない実績を書く

実際には存在しない嘘の実績を書くことは、絶対に避けましょう。中には、「どうせバレないだろう」と思って嘘の実績を書く方もいるかもしれませんが、経歴詐称は、内定取り消しや解雇につながる可能性があります。

また、面接で経歴について深く質問された際に、何らかの矛盾が生じてしまうおそれもあります。人事担当は採用のプロですので、ちょっとした違和感や矛盾を見逃しません。そのため、職務経歴書にはありのままの実績を記載しましょう。

在職期間が短い経歴をあえて隠す

在職期間が短い経歴をあえて書かずに隠すことも、避けるべき行動のひとつです。

たしかに、「在職期間が短い=すぐに辞めてしまいそう」というマイナスイメージを持たれやすいのは事実です。しかしそれよりも、経歴が短いことを意図的に隠す方が圧倒的にマイナス印象につながります。

なお、企業は職務経歴書だけでなく、雇用保険の加入履歴から過去の職歴をチェックできます。在職期間を隠していたことが発覚した場合、不信感を与えてしまうだけでなく、選考結果に悪影響が生じる可能性があるため、注意が必要です。

退職理由をネガティブな表現で書く

退職理由をネガティブな表現で書くことも避けましょう。例えば、「上司とウマが合わなかった」「仕事内容が面白くなかった」など、会社への不満をそのまま記載してしまうと、人事担当に悪い印象を与えてしまいます。

退職理由は、捉え方を変えるだけでポジティブにもネガティブにもなり得ます。例えば、社風が合わなかったのであれば「より成長できる環境を求めて」と、仕事にやりがいを感じられなかったのであれば「新たな分野に挑戦するため」など、できるだけポジティブな表現に言い換えるように心がけましょう。

文章量の多さでカバーしようとする

職務経歴書は、文章量が多ければ良いという考えは捨てましょう。なぜなら、あまりにも文量が多いと、「何を言いたいのか分からない」「要点を簡潔にまとめられない人」というマイナス印象につながりやすいからです。

特に、転職回数が多い場合は情報量がどうしても多くなりがちです。A4用紙で3~4枚程度で収めるイメージで、特に伝えたいポイントのみ絞り込みましょう。もちろん経験やスキルの説明は必要ですが、趣味や特技など、直接仕事に関連しない情報は書かないのがベストです。

今後目指したいキャリアプランを書かない

職務経歴書には今後目指したいキャリアプランを明確にするようにしましょう。

採用活動をおこなう多くの企業は、理想の将来像をもち、前向きに仕事を頑張れる人材を求めています。目標のキャリアプランが書かれていなければ、「あなたが将来どのように成長していきたいのか」「どのような貢献をしたいのか」を人事担当に理解してもらうのは難しいでしょう。

なお、特別大きなキャリアプランを書く必要はありませんが、できるだけ具体的に書くのをおすすめします。たとえば、「5年後には〇名体制の営業組織をまとめるマネージャーとして活躍したい」などと具体的な目標を記載すれば、入社意欲や将来性をアピールできるでしょう。

転職が多い人向けの職務経歴書のフォーマット&書き方

らくらく履歴書で簡単に職務経歴書を作成

スマホで履歴書を作れるらくらく履歴書の紹介

インターネット上には、業界・職種別に分かれたさまざまな職務経歴書の例がアップされています。例を参考にしながら進めれば、効率的かつスムーズに職務経歴書を作成できます。

なお、職務経歴書を作成する時は無料で使えるフォーマットを利用するのがおすすめです。

「らくらく履歴書」では、Web上で職務経歴書の作成を完結できるので、より効率的に職務経歴書を準備できます。完全無料で利用できるので、気になる方はチェックしてみましょう。

職務経歴書の枚数は3枚程度で留める

職務経歴書の枚数は、多くても3枚程度にまとめるのが一般的です。あまりにも情報量が多すぎると、「要点を簡潔にまとめられない人」というマイナス印象を持たれやすいですし、人事担当は多くの職務経歴書をチェックする立場なので、必要以上の負担をかけてしまうことにもつながります。

さらに、書いてある内容の把握に時間がかかるだけでなく、内容も間延びした印象になります。情報量が多くなりがちな転職回数が多い方こそ、簡潔にまとめることを意識しましょう。

職務経歴書はPCで内容を埋めていくのが効率的

職務経歴書は手書きではなく、PCで作成するのをおすすめします。「手書きの方が熱意を伝えられるのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、PCで作成すれば提出前にいつでも加筆・修正ができて効率的です。

また、PCで作成する時はフォントや文字サイズを統一し、見やすいレイアウトに整えることも重要です。特に決まりはありませんが、人事担当にとって読みやすいフォントは、WordやExcelの標準フォントである「MS 明朝」「MS P明朝」「MS ゴシック」などです。

なお、文字サイズは10.5~11ポイント前後がおすすめです。見出しは他の文字よりも1~2ポイント大きな文字を使用し、段落の切り替わりを強調して読みやすさを工夫しても良いでしょう。

職歴が多い場合は直近の2件を丁寧に記載する

職歴が多すぎる場合は、すべての職歴を詳細に記載する必要はありません。過去の経歴をまんべんなく書こうとすると、文章が長すぎて何を伝えたいのかがわからなくなってしまう恐れがあるからです。

直近の2件、もしくは一番アピールしたい職歴の要点を重点的に記載し、それ以外の職歴は簡潔にまとめるようにしましょう。なお、職務要約も全て読んでもらえない可能性があるので、なるべく3〜4行程度でまとめて、読み手のことを考えた文章を心がけましょう。

数字を使う時は半角・全角どちらかに統一する

数字を使う時は、半角または全角のどちらかに統一しましょう。表記が混在していると、読みづらい印象を持たれやすく、マイナス印象につながりかねないので注意が必要です。

なお、半角・全角のどちらを選ぶべきかは自由ですが、どちらかというと文字スペースを節約できる半角の方がおすすめです。ただし、全角の方が数字を大きく強調できるので、できるだけ数字実績などを目立たせたい方は、全角で統一すると良いでしょう。

【職種別】転職が多い方向けの職務経歴書の書き方例

営業職

営業職の職務経歴書の書き方例

営業職は結果を追い求める仕事なので、これまでの実績をできるだけ具体的に記載することが重要です。「新規顧客開拓数」「売上達成率」「顧客満足度」など、具体的な数値を交えて記載しましょう。

また、書くスペースに余裕がありそうであれば、営業スタイル(新規営業/リテール営業)や得意な商材(無形商材/有形商材)なども記載すると、より効果的にアピールできるのでおすすめです。

事務職

事務職の職務経歴書の書き方例

事務職の場合は、正確性や効率性の高さをアピールすることが重要です。「PCスキル」「事務処理能力」「コミュニケーション能力」など、具体的なスキルを記載しましょう。

また、業務効率化やコスト削減に貢献した経験があれば、積極的に記載するのもポイントです。あなたを事務職として採用した場合、どのような効率化が期待できるのかを人事担当が具体的にイメージしやすくなるでしょう。

エンジニア職

エンジニア職の職務経歴書の書き方例

エンジニア職の場合は、技術スキルを具体的に記載することが重要です。エンジニアは経験がスキルそのものに直結する仕事なので、「プログラミング言語」「開発経験」「担当プロジェクト」など、詳細に記載しましょう。

また、GitHubなどのポートフォリオがあれば、URLもしくはサイトのQRコードを記載するのも効果的です。そうすれば、ポートフォリオに目を通してもらった上で面接を受けられるかもしれません。

接客・販売職

接客・販売職の職務経歴書の書き方例

接客・販売職の場合は、コミュニケーション能力や顧客対応力をアピールすることが重要です。「接客経験」「販売実績」「クレーム対応経験」など、できるだけ具体的なエピソードを交えて記載するのがポイントです。

また、店舗運営やスタッフ育成の経験がある方は、マネージメント経験をアピールする絶好のチャンスです。接客・販売業だけでなく、マネージャーとしての資質もあることを存分にアピールしましょう。

マーケティング職

マーケティング職の職務経歴書の書き方例

マーケティング職の場合は、企画力や分析力をアピールすることが重要です。「担当したマーケティング施策」「Webサイトのアクセス数」「顧客獲得単価」など、具体的な数値を交えて記載しましょう。

また、マーケティングに関する資格・スキルは大きなアピール材料になるので、持っている場合は必ず書くようにしましょう。さらに、市場調査やデータ分析の経験があれば、積極的に記載するのがポイントです。

転職が多い場合は職務経歴書の工夫が鍵!

らくらく履歴書の紹介

転職回数が多い20代は、職務経歴書の書き方さえ工夫すれば、選考を有利に進められる可能性があります。職務経歴書を作成する時は、「転職回数が多いから、選考を通過するのは難しいよな…」と悲観するのではなく、「どうすれば自分の経歴を魅力的にアピールできるか?」という視点を持ちましょう。

また、職務経歴書を作る時は内容の工夫はもちろん、できるだけ効率的かつスムーズに作成する工夫も大切です。なぜなら、転職活動では、面接対策や履歴書作成などで多くの時間を使うからです。

「らくらく履歴書」では、Web上で職務経歴書の作成を完結できるので、必要以上に時間をかける心配がありません。完全無料で利用できるので、これから職務経歴書を作る方はぜひチェックしてみてくださいね。

らくだ先生
【20代向け】転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方まとめ
  • 今後のキャリアプランを明確に示す
  • 転職理由を書くときに嘘やネガティブな表現はNG
  • フォーマットや書き方は統一感を意識する

歯科衛生士の職務経歴書の書き方を解説【経験別の自己PR例文あり】

歯科衛生士が転職を成功させるためには、職務経歴書が重要です。この書類は、自分自身のスキルと経験の証明書であると同時に、自己PRなどを記載し、仕事への熱意を相手に伝えるためのものです。

職務経歴書に書く内容は、これまでの業務内容やスキル、また応募先によって「適切」な形が変化していきます。何を、どのように書けば自分の魅力が伝わるのか、それを考えながら職務経歴書を書いていきましょう。

歯科衛生士の職務経歴書の書き方のポイント

履歴書と職務経歴書

職務経歴書は、自分のこれまでのキャリアを客観的にまとめたものになります。まとめるためには、一度、これまでの自分の経験を振り返ります。業務内容や対応した患者の数など勤め先での内容は勿論、学会への論文投稿や資格取得への動きなど、これまで「歯科衛生士」として行動してきた経験全てが振り返りの対象です。

その中でも、歯科衛生士としての「実績」となる施術数や投稿論文などは正確で、客観的に判断できる記載が求められます。自分では判断がつかない項目がある場合は、必ずカルテや学術大会の記録を確認し、正確な内容を記載できるようにしておきましょう。

また、採用担当は職務経歴書を見て、応募者のキャリアやスキルを確認しています。記載した内容が履歴書や面接における受け答えと一致していないと、採用担当側に不要な懸念を抱かせることになります。確実に書いた内容は把握しておきましょう。

勤務先の医療機関の規模と種別

まずは、改めて勤め先の状況を確認しておきましょう。真っ先に確認できることとしては、勤務先の正式名称です。一般的な職務経歴書では法人名を正式名称で書きますが、病院勤務の場合は、この部分の記載を「医療法人〇〇会〇〇病院」や「〇〇市立〇〇病院」というように医療法人名から記載します。

歯科衛生士として担当した職務内容

先の医療機関の規模に関係する形で、これまでの自分の職務内容をまとめておきましょう。採用担当は、採用後に任せられる仕事を判断しながら、この職務内容の項目を確認しています。

しかし、職務を書くだけでは他の求職者との差別化につながりません。他の求職者と差別化、具体化するためには、そこから「どんな道具を使ったのか」という方法や「自分は何をするのか」という役割、それ以外にも、担当した患者が、小学生なのか、それともお年寄りなのかなどの「顧客」といった観点を入れて実際に果たした職務を肉付けしていきます。

この職務内容が具体的であるほど、採用担当も働き始めてからのイメージがつきやすくなります。自分の経験を余すところなく棚卸してから、職務内容を書き始めましょう。

具体的なキャリアの数値

業務内容には、実績を必ず記載します。歯科衛生士における実績とは、年間でどれくらいの患者の治療に携わったのか、また、どれくらいの年数の間勤務し続けたのかという実績です。実績の数字が明確であるほど、採用担当側も応募者のスキルレベルを把握しやすくなります。

また、経験年数が浅い状態で転職するならば、専門的な技術や資格を所持していることや患者への対応能力のアピールも有効です。また、継続的な学習姿勢をアピールするのも良いでしょう。ただし、いずれの場合も客観的な判断のために具体的な数値が求められることは忘れてはいけません。

もし、可能であれば、業務の様子を写真や動画に残しておくなど、具体的な成果物として「見える」形にしておけるとより理想的です。必ず業務内容と成果の数値がセットになるように自分のキャリアを確認しましょう。

歯科衛生士に関連する資格や免許の取得の有無

業務に関連する資格の例

  • 日本歯周病学会認定歯科衛生士
  • 日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士(インプラント専門歯科衛生士)
  • 日本歯科医学振興機構臨床歯科麻酔認定歯科衛生士
  • 日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士
  • 日本顎咬合学会認定歯科衛生士
  • 日本小児歯科学会認定歯科衛生士
  • 日本成人矯正歯科学会認定矯正歯科衛生士

日本には歯科衛生士学会を筆頭に口腔衛生・歯科衛生に関連する学会が数多く存在しています。これらの学会では、その分野における臨床経験や知識のある歯科衛生士を認定歯科衛生士として登録しています。

これらの認定証明は、これまでの実績や経験を客観的に保証してくれるものです。この記載があれば、採用担当者も安心して職務を任せることができるでしょう。また、転職先で働き始めてからは、自分のことを知らない患者に対する信用につながっていきます。

それ以外にも、歯科衛生士の業務とは直接的に関係なくとも、ビジネススキルやパソコンスキルなど仕事をしていく上で何かしらの免許や資格があるならば、それを忘れずに記載しておきましょう。

採用担当者が見ているポイントとはどこか?

採用担当者は職務経歴書のどこを見て採用の可否を判断しているのでしょうか。勿論、応募先によって求める人材は異なるため、注目されるポイントは様々です。しかし、どこに応募するにしても、「相手は自分のことを知らない」という認識を持つことが重要です。

自分のことを知らない相手に「採用」する判断をしてもらうためにも、直結するポイントを押さえ、採用担当から見て魅力的な職務経歴書に仕上げましょう。

即戦力として働いてくれるか

新卒採用は今後の成長に期待したポテンシャルを見る採用ですが、中途採用、つまり転職における採用は、即戦力としての役割を期待しています。もちろん、勤め先が変われば企業風土や客層も異なるため、ある程度の慣れは必要でしょう。

しかし、それを差し引いても「患者へ適切な施術ができるだけの技量があるか」、もっと言えば「医院が求めているレベルの技量があるか」が採用における重要な判断基準です。これを客観的に示すには、具体的な職務内容と経験年数や施術数などの「目に見える」結果が必要です。

コミュニケーション能力に問題はないか

ここでいうコミュニケーション能力とは、第一に「自分の考えを正確に相手に伝えられる」こと、そして、「相手の言いたいことを正確に把握できる」ことを指します。歯科医を筆頭に数多くの人間がチームを組んで治療に当たる歯科医院では、不可欠な能力です。

そして、第二に「相手の気持ちを理解する」という共感力や対応力です。歯科医院に訪れる人は、年齢も職業も、そして望んでいる治療も様々です。その一人ひとりに合わせた対応ができることも、歯科衛生士に求められるコミュニケーション能力の1つです。

コミュニケーション能力は、職務経歴書の中では職務経歴の論理性という形で確認されます。書いてある経歴に矛盾や順序の入れ違いはないか、確実に1つの流れになっているかなど、最後まで読んで違和感がないことが重要です。

各学会からの認定や歯科衛生士以外の資格や免許を持っているか

前述のとおり、歯科衛生士には口腔衛生や歯科治療に関連する学会から認定を受けることが可能です。これらの認定は、客観的な技術レベルの証明となり、即戦力としての活躍が期待できるため、採用担当も雇用のメリットを見出しやすくなります。

また、一見すると歯科衛生士としての業務とは直接的に関係のないように思えるスキルも重要です。例えば、普通自動車免許があるならば、医療機関内だけにおける施術に留まらず、訪問診療ということも可能になるでしょう。

それ以外も栄養士や保健師といった資格があれば、食事や健康状態に関して、歯科に関する部分からアプローチしたり、逆に、歯科衛生士の観点から患者に対して食事や健康に対するアドバイスもできるでしょう。このように別の技術があれば、より業務の幅を広げられます。

ただし、スキルを過剰に書くことは、自分のアピールしたい部分を薄めてしまう結果につながります。最も強調すべき内容に絞り、採用担当から見て「アピールにならない」と思われる資格については、書かないことも考えましょう。

職務経歴書を書くときの注意点

書くべき内容が定まれば、実際に職務経歴書を書き始めましょう。職務経歴書には、大きく分けて、「これまでの経歴の要約」、「勤務先の概要とその勤務先における職務内容」、「転職先で活用できるスキルや免許・資格」、そして「自己PR」の4つを記載します。

特に、職務内容と免許や資格は採用の可否を判断する重要な項目です。志望先の医院の業態を把握し、自分が「求めている人材」であることを訴えかけましょう。ここからは、実際に職務経歴書を作成するうえでのポイントを解説していきます。

職務経歴書の作成はパソコン作成が基本

書類とパソコン

職務経歴書はパソコンでの作成が基本です。職務経歴書には、これまで所属した企業やそこでの職務・業務内容を列記しなければばりません。非常に膨大な量となるため、これらを手書きすることは非常に時間と手間がかかってしまいます。

加えて、これらの内容を手書きすると、あまりの膨大さから単純に読みにくいという問題があります。加えて昨今では、履歴書や職務経歴書など就職に関係する書類は、データでのやり取りが主流です。手書きした職務経歴書は、一度パソコンに取り込むという手間が増えるため、この点でもおすすめできません。

また、パソコンで作成すれば、ある程度のパソコンスキルの保証になります。現代社会においてパソコンと無関係な職場はありません。それは歯科衛生士も同様です。自分がパソコンを使えることをアピールするためにも、職務経歴書はパソコンで作成しましょう。

A4サイズ1枚程度にまとめる

職務経歴書は、これまでの自分の技能や経験をまとめたものです。確かにたくさん書ければ、それだけ経験を積んだことをアピールできます。しかし、職務経歴書の内容を増やしすぎると、結局、言いたいことをぼやけさせる結果となります。

これを避けるためにも、職務経歴書はコンパクトにまとめましょう。具体的には、A4サイズ1枚程度が理想とされており、多くても2枚が限度です。

コンパクトにまとめるためには、内容の取捨選択が必要になってきます。職務経歴書を読んで雇用者側が知りたいことは、第一に「求める能力があるか」「それは十分なレベルに達しているか」という点です。職務経歴書は転職先の業務に関係あることや、積極的にアピールしたいスキルや資格を中心に書き、それ以外はさらりと流すというように、内容ごとに軽重をつけるとよいでしょう。

また、「分かりやすさ」や「見やすさ」も重要です。短文の箇条書きにする、項目ごとに見出しを付けるなど、紙面を一目見て「アピールしたい」ところが分かることが、理想的な職務経歴書と言えるでしょう。

書き方は編年体で行うと分かりやすい

職務内容は編年体で記載すると分かりやすくなります。編年体とは歴史の教科書のように古いものから順番に経験したこと、起きた出来事などを記載していく方法です。この書き方であれば、自分のスキルアップやキャリアを客観的に、かつ順を追って説明できます。歯科衛生士としての技術の習熟度を伝えるには、便利な書き方と言えるでしょう。

併せて、簡単に職務内容における自分の立ち位置や役割、そのほか実績なども記載しておきましょう。これまで勤務した医療機関の概要と一緒に、自分のキャリアも余すことなく伝えることが可能です。

ただし、どうしても情報の羅列になってしまい、アピールすべき点が不明瞭になりやすいことには注意しましょう。より自分の強みや売りをアピールして、他の転職者と差別化を図るためには、強調したい部分に下線を引くなどアピールポイントを際立たせる工夫が必要です。

参照:職務経歴書テンプレート(Word・Excel)のダウンロードと選び方 |doda

履歴書の内容と一貫性・関連性を必ず持たせる

履歴書と職務経歴書はセットで応募先に提出します。履歴書はこれまでの勤め先を列記するだけの書類、職務経歴書はその勤め先での職務内容を確認するための書類です。履歴書の記載内容は、基本的に職務経歴書の記述内容の要約を記載することになるため、食い違いがあってはいけません。

特に失敗しやすいのが、勤務先の名前と勤務期間です。履歴書では「〇〇医院」、職務経歴書では「〇〇病院」となっていたり、退職した月の記載が異なっているということはよくあるミスです。些細な失敗かもしれませんが、やはり印象はよくありません。

自己PRや志望動機も同様です。アピールしたいポイントが双方で異なっていると、採用担当としては「何が強みなのか分からない」となってしまいます。提出前には書類の内容を見直し、齟齬がないことを確認してから提出しましょう。

自己PRはアピールしたいポイントを強調する

職務経歴書の最後には、自己PRを記載します。自己PRを書くときは、実際に志望先で働くにあたって、どのように自分は役に立てるのか、自分を雇うことは相手にとってどんなメリットがあるのかを考えてみましょう。

重要なことは、志望の医院が求めているスキルや強みが自分自身にあることを、実際の経験を交えて記載することです。具体的なエピソードがあれば、採用担当者も今後の業務において、一緒に働く姿をイメージしやすくなり、経験談の再現性も期待できます。

また、職務経歴書の自己PRの文字数は、目安として300文字程度、長くても400字以内です。これ以上は「長すぎる」として、読んでもらえない可能性もあります。

採用担当者が「読みたい」と思える職務経歴書は、応募先が知りたい情報を過不足ない分量で記載した書類です。自己PRでは、「転職先が求める人物」であることに絞ってアピールしていきましょう。

歯科衛生士の自己PR【例文】

職務経歴書に書く自己PRは、志望先の医院が求めている強みが自分自身にあること、志望先で就業後に活躍できること、そして、志望する熱意があることをアピールすることが目的です。

中途採用の場合、アピールするべき強みは漠然とした「〇〇力」ではなく、実際に業務を経験する中で培われた技術や経験です。「この経験を貴院でも活かす」という風に自己PRはまとめてみましょう。

歯科医院やクリニックの経験者

私はこれまで〇〇歯科クリニックにて、予防処置・診療補助・保健指導を中心に、多くの患者様の口腔健康をサポートしてきました。患者様一人ひとりに寄り添い、不安を軽減しながら治療を進められるよう、丁寧なカウンセリングとコミュニケーションを大切にしています。また、スケーリングやSRPなどの歯周治療の技術向上にも努め、患者様の口腔内環境の改善に貢献してきました。スタッフ間の円滑な連携を心がけ、チーム医療の一員として柔軟に対応できることも強みです。今後も知識・技術の研鑽を重ね、患者様に安心と信頼を提供できる歯科衛生士として成長していきたいと考えております。(300字以内)

転職の自己PRにおいて重要なことは、「何をして」「どれだけの成果が挙げられたか」です。特に、「何をして」という部分は、採用側が一番知りたいポイントです。この部分を具体的な内容にすると、実際に働き始めた後も強みを発揮できるか判断しやすくなります。

病院勤務の経験者

私は〇〇病院の歯科口腔外科にて、医科との連携を図りながら、歯科衛生士としての役割を果たしてきました。術前・術後の口腔ケアをはじめ、入院患者様の口腔管理にも従事し、全身疾患を考慮した適切なアプローチを学びました。特に、誤嚥性肺炎予防のための口腔ケア指導や、摂食嚥下リハビリの補助などにも積極的に関わり、患者様の健康維持に貢献しました。また、多職種と連携する中で、チーム医療の重要性を実感し、柔軟な対応力と協調性を培いました。今後も、病院で培った知識と経験を活かし、より質の高い口腔ケアを提供できる歯科衛生士を目指してまいります。(300字以内)

病院と歯科医院で圧倒的に異なるのが、その規模です。大きな病院ともなれば、毎日訪れる患者の数も桁違いでしょう。その中で貢献してきた実績は、多くの医療施設で強みになります

重要なことは、「その環境だからこそできたことは何か」を考えることです。同じ歯科衛生士でも経験してきたことは、それぞれ異なります。自分の歯科衛生士としてのキャリアの中で最も活用できることは何か、それを自己PRに反映させましょう。

介護施設や養護施設の経験者

私は介護施設の〇〇において、高齢者や障がいをお持ちの方々の口腔ケアに携わってまいりました。日々のケアを通じて、誤嚥性肺炎の予防や、食事の楽しみを守ることの大切さを実感しました。また、施設スタッフやご家族に対して口腔ケアの指導を行い、利用者様が継続して適切なケアを受けられるよう支援してきました。コミュニケーションを大切にし、利用者様の体調やお口の状態に合わせた柔軟な対応を心がけております。今後も、介護分野で培った経験を活かしながら、専門知識を深め、より多くの方の健康と生活の質の向上に貢献していきたいと考えております。(300字以内)

歯科衛生士の勤務先は、病院や歯科医院だけではありません。虫歯や歯周病予防などの観点から、介護施設に勤務するケースも増えてきています。一般的な医院とは異なるため、そこでしか得られない経験もあるでしょう。この経験を全面に押し出すだけでも十分なアピールになります。

ただ、一般的な病院となると勤務形態が大きく異なるため、その点には注意が必要です。また、求められることも大きく違ってきます。自分の強みをどう活かすのか、培った経験をしっかり棚卸してから書き始めましょう。

保健所や公的機関の経験者

私は〇〇市保健所において、地域住民への口腔保健指導や、歯科検診の補助、健康啓発活動などに携わってまいりました。乳幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の方々に対して口腔ケアの重要性を伝える中で、一人ひとりに合わせた指導の工夫が必要であることを学びました。また、行政機関との連携を通じて、地域の健康づくりに貢献することの意義を実感しました。予防歯科の観点からも、早期介入の大切さを伝え、住民の皆様が主体的に口腔健康を維持できるよう支援してきました。今後はこうした経験を活かし、さらに多くの方々の健康増進に努めてまいります。(300字以内)

保健所や公的機関での歯科衛生士は、主に病気にならないための予防歯科が中心です。治療とは全く異なる観点から歯の重要性を考えるため、この別角度からの視点は働き始めてからも役に立つでしょう。そのためにも、どのようなことをしたのかを明確に伝えましょう。

歯科衛生士としてブランクのある人

私は〇〇歯科クリニックに5年間務めた後、育児のため一時的に現場を離れておりました。しかし、再び歯科衛生士として活躍したいという強い思いから、最新の知識や技術を学び直し、復帰に向けて準備を進めてまいりました。ブランク期間中も、セミナーや研修に参加し、歯科医療の変化に対応できるよう努めてきました。患者様と信頼関係を築くことを大切にし、丁寧な対応を心がけております。これまでの経験を活かしながら、新しい環境でも柔軟に適応し、成長を続けながら、より良い歯科医療を提供できるよう努力していきたいと考えています。(300字以内)

一見すると、歯科衛生士とはまったく関係のない文言が並んだ自己PRです。しかし、ブランクがある人の場合は、それまでの歯科衛生士としての経験もさることながら、ブランクの間に得られた見識や技術を仕事に活かすことを考えてみましょう。

仕事に活かせる能力は直接的な資格やスキルばかりとは限りません。医院の様子や患者の様子によっては、まったく関係のないスキルが活かせる場面も数多く存在します。その間に何をしていたのかを明確にすると、ブランクがあっても優位に転職を進められます。

歯科衛生士が転職を成功させるためのポイント

令和元年に日本歯科衛生士会が発表した第9回歯科衛生士勤務実態調査報告によると、歯科衛生士のうち、転職経験者は実に76.4%と実に5人に4人が転職を経験していることが分かっています。ちなみに、令和2年の厚生労働省の発表による一般労働者に対する転職者の割合は7.2%なので、この数字は圧倒的に高い割合です。

確かに、歯科衛生士は全国的に売り手市場であり、転職先を探すことは難しくないでしょう。しかし、転職とは「現状からの変化」が目的です。ここで「とりあえず転職しよう」と行き当たりで転職を進めると、転職前と状況が変わらないため再度転職することになってしまうかもしれません。

転職は、これまでの自分の状況を大きく変化させるものです。闇雲に転職を考えるのではなく、企業研究や志望理由などを、焦らずに考えてみましょう。

参考:第9回歯科衛生士勤務実態調査報告|日本歯科衛生士会

令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省

転職の動機は明確にしておく

転職の前には、「なぜ、転職しようとするのか」という動機を明確にしておきましょう。動機は何でも構いません。人間関係や待遇の問題など、人それぞれ転職の理由は異なるはずです。しかし、転職が現状の変化を目的にしている以上、その動機が今後、自分自身の転職先を検討する上での「軸」になります。

この軸が違ってくると、転職先の見るべきポイントも異なってきます。例えば、待遇面に悩んでいるならば給与や勤務日数など、人間関係ならばスタッフの人柄や関係など、自分が大切にしたい、求めているものが本当にあるか、求人情報や面接で探っていきましょう。

ただし、すべての要求を満たす求人を見つけることは困難です。ある程度、妥協できるもの、これは絶対に譲れないものと動機や理由に優先順位をつけておくと、悩むことが少なくなります。

転職前に院内を見学しておく

歯科医院の看板

前述の歯科衛生士会の調査によると、歯科衛生士の退職理由には「結婚」と並んで「経営者との人間関係」が上がっています。転職先で再び人間関係に悩まないためにも、事前に院内を見学することをおすすめします。経営者がどんな人物なのか、その人の元で実際に働くことを想定して、見学したり、検診を受けてみるのも良いでしょう。

また、経営者だけではなく、院内のスタッフ数や年齢層なども同時に把握しておくと良いでしょう。例えば、極端に新人が多いとなると新人教育を任され、自分の技術向上ができない可能性もあります。また、若手ばかりで話が合わないということも考えられます。

転職後のことを中長期的なプランで考えておく

確かに「転職」は新しい職場が決まれば終わりです。しかし、そこから働き始めることを考えれば、転職はゴールではなくスタートと呼ぶべきでしょう。そのためにも、新しい職場で何をするのか、ある程度の計画が必要です。

その中には、「〇年以内に〇〇の取得を目指す」というある程度の長期スパンで検討するものもあれば、「月〇人に施術する」という短期目標も必要です。また、歯科衛生士としての資格に限らず、ビジネスマナーやパソコンスキルなどの広い分野のスキルを含めても良いでしょう。

転職した先で自分がどうなりたいのか、それを転職前に考えておきましょう。この中長期的なキャリアプランによっては、求めている業務や勤務先もまた変化します。最適な勤務先を見つけるためにも、自分の将来像を描きましょう。

ネガティブな転職もポジティブに変える裏技!

前提として嘘はつかない方が結果的に良い

自分自身のキャリアやスキルなど、職務経歴書に書く内容に嘘を書いてはいけません。自分自身を良く見せたいのは理解できます。しかし、嘘を書いたところで面接や技能試験などがあれば、どのみち採用担当には分かってしまいます。

また、運よく採用されたとしても、歯科衛生士は技術職です。雇用者側はスキルや資格に期待して採用しているため、当然、その仕事を任されます。そうすれば、どこかのタイミングで技術や資格がないことが分かってしまうでしょう。

応募者にとっては自分を良く見せたいがための嘘かもしれませんが、雇用者からすれば十分に経歴詐称として懲戒解雇や賠償請求を求めることも可能です。嘘は書かないほうが間違いなく結果としてプラスに働きます。

どうしてもスキルのことで良く見せたいのであれば、面接のなかで「〇〇については勉強中です」「現在、取得を目指しています」など前向きな発言をすると良いでしょう。これだけでも、自分のスキルアップを考えていることが伝わります。

人間関係の問題は言い方次第で前向きになる

前述のとおり、歯科衛生士の退職理由の上位に「人間関係」があります。お互いに人間である以上、馬が合わない人や方針や考え方で対立する人がいるのは自然なことです。同僚や患者など大勢の人と接する機会の多い歯科衛生士は、人間関係の悩みが多いのかもしれません。

中でも、パワハラやいじめなどを受けての転職の場合は、素直に話した方が結果的にプラスに働くこともあります。昨今、パワハラや職場いじめの問題は、どの業種においても重要な問題です。経営者や責任者には改善する義務があるため、素直に話せば配慮してくれることもあるでしょう。ただ、あまり前の職場を悪く言うことはしてはいけません。

人間関係の問題は「前向きな言葉」に変えていきましょう。例えば、上司に不満があるならば「より風通しのよい職場で働きたいと思った」、同僚に不満があるならば「切磋琢磨して技術を磨いていきたいと思った」と言い換えると効果的です。

歯科衛生士としての技術を高めることを目的にする

模型の歯と歯科衛生士

職務経歴書や履歴書の志望動機は、転職で成し遂げたいことを中心に書くと印象が良くなります。歯科衛生士ならば、新しい技術を取得したい、新開発の器具を扱えるようにしたいなど、技術的な面で推すと効果的です。

あくまでも、給与や休暇などの待遇、人間関係の改善などは職場を変えることによる副次的な効果です。それを転職で成し遂げたいことに据え置くのは、採用担当者から見ると、労働意欲に疑問を持たれてしまいます。

退職の理由は最初に簡単に書くだけに留め、転職後の展望を多めに記載するように意識すると、前向きな姿勢が伝わります。

逆質問で意欲を見せる

面接時には、積極的にこちらから質問してみましょう。いわゆる逆質問です。転職者も企業もお互いに選ぶ立場であると同時に、選ばれる立場です。自分が納得できる働き方が本当にできるのか、気になる点は遠慮せずに質問しましょう。

業務内容や待遇面の他、勤務している人数など、自分が働く上で医院に期待していることは事前にまとめておきます。こうすれば、いざ「質問はありませんか」と尋ねられたときもスムーズに聞くことができます。

また、逆質問をするときはタイミングが重要です。まったく関係のない内容を話しているタイミングで逆質問をすると、「相手の状況を理解していない」として、積極性よりも配慮のなさが目立つことになってしまいます。

魅力的な職務経歴書で転職を成功させよう

令和5年度に厚生労働省がまとめた調査報告によると、全国の歯科医院の数は実に67281院も存在しています。コンビニの数が全国で57000件ほどしかないことを考えると、歯科衛生士は職場には恵まれていると言ってよいでしょう。

これだけ多くの選択肢の中から、自分の働きたいと思う医院を見つけるためには、何のために転職するのかが重要になってきます。そして、その働きたいと思う医院に採用してもらうためには、目に留まる職務経歴書を作成しなければなりません。

自分のこれまでを振り返り、どのようなことができるのか、どれだけのことができたのかを確認して、魅力的な職務経歴書を作成しましょう。

参考:医療施設動態調査(令和5年5月末概数)|厚生労働省

コンビニエンスストアの店舗数ランキング|日本ソフト販売株式会社

らくだ先生
歯科衛生士の職務経歴書を書くポイント
  • 経験した施設の特色を活かしてアピールしよう
  • 転職先は見学してみるなど、慎重に選ぶようにしよう
  • ポジティブな転職理由を見せよう

AIで作った履歴書はバレる?気になる採用担当者の本音とおすすめの作成ツールを解説

「履歴書ってAIで作れるみたいだけどバレないの…?」

「わざわざAI使う意味なんてあるの…?」

履歴書をAIで作るって少し不思議な感じがしますよね。どこで活用するのか、採用担当者にバレないの?といった、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか?

しかし、そういった不安や疑問を吹き飛ばすくらい、AIを活用することでコスパよく履歴書を作成することができるんです!

今回は、AIを使った履歴書作成のコツから、バレない書き方、おすすめの作成ツールまで、実体験を交えながら詳しく解説していきます。

効率的に、かつ自分らしい履歴書を作る方法を身につけていきましょう。

AIで作った履歴書は採用担当にバレる?

履歴書

結論から伝えると、AIで作った履歴書はバレる可能性があります。

ただし、バレやすい文章の特徴を押さえることができれば、採用担当者の目に留まる文章を素早く作れるのも事実です。

ここでは、AIで作った履歴書だと疑われるポイントとバレずに作るコツを解説します。

AIで生成した内容をそのまま使うのはバレるのでNG

AIで生成した志望動機やアピールポイントの文章をそのまま使うのはNGです!

理由は以下の2つが挙げられます。

  • 不自然な日本語が生成されることがある
  • 一定の生成パターンからAIだと推測される

AIで文章を生成したことのある方であれば経験したことがあるかもしれませんが、不自然な表現や本来のニュアンスとは異なる表現が生成されることがあります。

例えば、以下の文章。「趣味は旅行すること」と言いたいだけなのに、回りくどい言い回しになるんです。

休日には外出をして過ごすことが多く、旅行はとてもリラックスできる余暇の過ごし方です。

また、AIで生成した文章には少なからず特徴があるため注意が必要です。近年では「生成AIチェッカー」というAIで生成した文章を判別するサービスもあるため、採用担当者は、AIに関する知見がなくてもある程度見抜けるようになっています。

これらの理由から、AIの文章を完コピして載せてしまうと、採用担当者に「自分で作った文章じゃないな」とバレてしまうので注意しましょう!

AIで基盤を作って自身の言葉を付け足すとGood!

AIを使って履歴書を作成する際は、生成された文章を基に自分の言葉で書き直すのが重要です!

私の場合、飲食店でのアルバイトやサークルでの経験を箇条書きにして、AIに志望動機の原文を作ってもらいました。

例えば以下のようになります。

記載した特徴・在籍スタッフ30名の飲食店のホールで3年間アルバイト
・3年目からはバイトリーダーを務めている
・シフト組みの提案
・後輩バイトの悩みをヒアリング
AIが生成した原文私の強みは、メンバーの声に耳を傾けながら、チーム全体の働きやすさを高める「マネジメント力」です。
30名のスタッフが在籍する飲食店で、アルバイトリーダーとして働いています。年齢も学年も違うメンバーが多い中で、一人一人の予定や希望を聞いてシフトを組んできました。特に、テスト期間や就活中のスタッフへの配慮を意識したところ、辞めてしまう人が前年より20%も減りました。
また、定期的に後輩たちと話す機会を設けて、仕事の悩みや学業との両立について相談に乗ってきました。こうした経験を通じて身についた「人の気持ちを理解する力」と「チームを引っ張っていく力」を、ぜひ御社でも活かしていきたいと考えています。

結構形になっていますよね!

その後、原文を基に、自分の実体験や感じたことを織り交ぜながら文章を再構築していきます。この方法なら、AIの利点を活かしながらも、自分らしさを表現できる履歴書が作成可能です。

履歴書に書いたことは面接で質問される可能性があるため、自分の言葉で書き直すことで、説得力のある表現ができます。

具体的な自己PRのAI生成方法は以下の記事で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください!

内部リンク:「自己PRをAIで生成する方法」の記事へ飛ばす(未公開のため以下リンクは空白)

【採用担当者の本音】AIで履歴書を作るのってあり?

意外だと思うかもしれませんが、AIの活用自体は好意的に受け止められているんです!

「効率的に情報を整理できる」「基本的な文章の型が身につく」といった理由から、賢い活用方法として評価する声もあります。

ただし、それはあくまでAIを補助ツールとして使う場合の話です。重ねての説明にはなりますが、大切なのはAIに頼りすぎず、自分の言葉で内容を組み立てることです。

特に、自己PRや志望動機の部分は、人となりや個性が現れる重要な箇所なので、しっかりと自分の言葉で表現することをおすすめします!

参考:新卒採用(AIを使った履歴書作成は可?)|株式会社トリニティー

履歴書をAIに書かせるメリットあるの?

AIで履歴書を書くメリット
  • 志望動機やアピールポイントで活用できる
  • 圧倒的な時間効率・自分で描くよりもクオリティが高い

志望動機やアピールポイントで活用できる

志望動機やアピールポイントといった、文章を記載する欄にはAIが役立ちます。

0から1を生み出してくれるので、参考文章としてうってつけです。

ただし、具体的なエピソードが含まれていなかったり、自分のニュアンスとズレている部分があるので、AIで生成した文章を元に再構築する作業が必須です。

圧倒的な時間効率

手帳と時計

自身で履歴書を作成すると、文章を考える時間や何度も書き直す時間など、多大な時間を要する場合があります。

特に紙で書いている方は、1文字間違えただけで書き直しとなるため、手も疲れますし、やる気もなくなるでしょう。

しかし、AIツールを活用することで、スマホやパソコンで履歴書が作成でき、文章も自動で考えてくれるため、無駄な時間を省き効率的に履歴書を作成することができます!

自分で書くよりもクオリティが高い

文章力に自信のある方であれば、わざわざAIを利用して文章を書く必要はないでしょう。しかし、そういった方ばかりではないはずです。

志望動機や自己PRは、自身の熱意や経験を限られた文章量で伝えなければいけません。言葉ではなく文字で伝えるということは、細かい表現や書き方に気を配らなければいけないため、ハードルが高いと感じるでしょう。

そんな時にAIを活用すれば、自身の伝えたいことを限られた文章量でまとめてくれるので、自身で書くよりもクオリティが高くなることが多いです!

AIで履歴書を作成できるおすすめのツール3選

ツールおすすめする方
らくらく履歴書・空いた時間にスマホで履歴書を作りたい
・最低限のキーワードでAIに文章を作って欲しい
yagish・転職用の履歴書を作りたい
・自分の経歴で受かりそうな求人を紹介して欲しい
ChatGPT・プロンプトを用いて自由に表現したい
・回数制限に縛られたくない

スマホで簡単入力!らくらく履歴書

らくらく履歴書の魅力
  • 入力フォームに沿って書くだけ!
  • 便利な途中保存機能で隙間時間を活用
  • 困った時のAI生成機能

就活もデジタル化が進んでいる今、スマートフォンで手軽に履歴書が作成できる「らくらく履歴書」が非常に便利です!

サークルやバイトの合間に、通学電車の中でも作業が進められるのが魅力的です。特に基本情報を入力するだけで、自然な文章を提案してくれる機能は重宝します。

私の場合、飲食店でのアルバイト経験を入力したら、具体的な業務内容や成果を分かりやすく整理してくれました。さらに、文章の表現を複数のパターンから選べるので、自分らしい言葉に修正しやすいんです。

利用は完全無料で、メールアドレスでログインすると、過去に書いた履歴書をダウンロード・編集できます。

転職の履歴書ならyagish(ヤギッシュ)!

yagish

出典:yagish

yagishの魅力
  • 生成AIで志望動機を作成
  • 隙間時間で作業を進められる
  • エージェントからの仕事紹介

転職用の履歴書を作るなら「yagish」がおすすめです!

こちらもらくらく履歴書と同じように、フォーマットに沿って情報を入力するだけで履歴書を作れます。

志望動機などで文章に迷った時に生成AI機能が利用でき、原文を作成してもらえます。また、yagishは求人紹介までサポートしているのが特徴です。

履歴書制作だけでなく、求人紹介までしてほしいという方にはヤギッシュがおすすめになります!

無料で気軽に生成!ChatGPT

ChatGPT

出典:ChatGPT

ChatGPTの魅力
  • 可能性は無限大!
  • プロンプト次第で自由に作れる

大学でのレポート作成でも重宝したChatGPTは、履歴書作成でも活用できます。

私も実際に試してみましたが、サークルやアルバイトでの経験を入力すると、それなりの文章を提案してくれました。

ただし、使い方には少しコツが必要です。「就活用の履歴書を書きたい」と漠然と伝えるのではなく、「大学3年生、アルバイト経験を活かした自己PR文を作成して」というように、具体的な指示を出す必要があります。

また、無料アカウントで作成する場合が、文章の生成に時間がかかる、精度が落ちるといった点がネックです。

締切が迫った状況では履歴書作成に特化したツールの方が効率的かもしれません。

AIで作った文章でチェックすべき3つの修正点

AIで作った文章の注意点

  • 急に文体が変わる
  • 専門用語満載で完成度が高すぎる
  • 具体的なエピソードがない

「うわ、これAIだな」とバレやすい履歴書には、これらの特徴が見受けられます。

急に文体が変わる

AIを使って履歴書を作る際、最も注意すべき点は「文体が混在する」ことです。

例えば、「です・ます調」と「である調」が混在したり、フォーマルな表現と話し言葉が入り混じったりするケースが多いんです。

例えば以下のような文章です。

私の強みは、多様な人々の意見を取り入れながら、組織全体の生産性を向上させる「マネジメント力」である。
30名が在籍する飲食店のアルバイトリーダーとして、年齢も環境も異なるスタッフ全員が働きやすい職場づくりに努めてました。
特にシフト管理では、各スタッフへの丁寧なヒアリングを実施し、学業や就職活動との両立に配慮した提案を行った結果、離職率を前年比20%削減。
また、定期的な面談を通じて後輩スタッフの悩みに寄り添い、早期離職の防止にも貢献いたしました。

これは、AIが異なるソースから文章を生成ことが原因に挙げられます。文章全体を通して読み返し、終始一貫した文体になっているか確認しましょう。

履歴書の文体は基本的に「です・ます調」で統一するのがベストです!

年相応の言葉を使っていない

年相応の言葉を使っていない履歴書は、「応募者が自分で作った文章ではないな」と怪しまれる可能性があります。

例えば以下のような文章です。

▼大学生なのに敬語満載でカッチリしすぎている

幼少の頃より、家族や友人との食事の時間が、私にとってかけがえのない思い出となっておりました。この「食を通じて人々に幸せをお届けする」という想いを実現させていただきたく、飲食業界で最大シェアを誇る貴社への入社を志望させていただきました。
ファーストフード店でのアルバイト経験におきましては、2年間で約3,000名のお客様への接客を担当させていただき、「美味しゅうございました」「ありがとうございます」というお言葉を頂戴するたびに、食を提供することの喜びを実感させていただきました。
特に、ご家族連れのお客様より「また伺わせていただきます」とお言葉をいただいた際は、この上ない喜びを感じた次第でございます。

あなたが新卒就活の採用担当者なら、「美味しゅうございました」「この上ない喜びを感じた次第でございます」という表現に違和感を覚えますよね!

少なくとも、自分の言葉で書くことで年齢に応じた表現方法になるので、AIの文章をそのまま使うのはやめましょう。

具体的なエピソードがない

AIが作る文章の特徴に、具体的なエピソードに欠けることが挙げられます。

私の場合、アカペラサークルでの活動を書こうとしたとき、AIは「チームワークを発揮し、目標達成に貢献しました」といった抽象的な表現を提案してきました。

これでは私の経験は採用担当者に伝わりません。

例えば、

「10人のメンバーと3ヶ月間練習を重ね、学園祭でのステージを成功させました」

「率先して練習時間の調整や場所の確保を担当し、全員が参加できる環境を整えました」

といった具体的な体験を盛り込むことで、より説得力のある内容になります。

だからこそ自分の言葉で書くのが重要なのです。

AIで履歴書を書く際のよくある質問

ここでは、AIで履歴書を書く際のよくある質問を5つ解説します。

AIで書く際によくある質問

  • AIっぽさを消すにはどうすれば良い?
  • 履歴書はパソコンだけど大丈夫?
  • 学歴・職歴はどこまで書く?
  • 本人希望欄には何を書くの?
  • 記載内容が不安なら添削を依頼しよう

AIっぽさを消すにはどうすれば良い?

AIの文章特有の不自然さを消すためには、以下の3つがポイントになります。

  • 文章を見直す
  • 文体を揃える
  • 具体的なエピソードを盛り込む

例えば、「飲食店でのアルバイト経験を通じ、笑顔と丁寧な接客を心がけ、お客様満足度向上に貢献。忙しい時間帯でも冷静に対応することを意識しました。」

「体言止めして大丈夫?」「具体性なくない?」と気になるのではないでしょうか?

そこで、「3年間の飲食店アルバイトの経験を通じて、笑顔と丁寧な接客を心がけ、お客様満足度向上に貢献しました。また、ピークタイムでも冷静に対応できるよう、お客様が少なくなる15時〜18時の間にピークタイムの準備を済ませてくことを意識しました。」

自らの言葉で書き換えることで、人となりのわかる文章になります!

履歴書はパソコン作成で大丈夫?

履歴書とパソコン

志望先の指示に従うのが前提ですが、指示がない場合はパソコンと手書きのどちらでも問題ありません。

近年、手書きの履歴書にこだわる企業は少なくなってきています。

私も当初は手書きにすべきか迷いましたが、先輩や就活支援センターに相談したところ、「パソコン作成は全く問題ない」とアドバイスをもらいました。

むしろ、文字の読みやすさや修正のしやすさから、パソコン作成を推奨する企業も増えているようです。

ただし、提出前には必ずプリントアウトして、文字のバランスや改行位置を確認しましょう!

特に証明写真の配置や、押印が必要な場合の余白にも注意が必要です。

学歴・職歴はどこまで書く?

学歴・職歴の記載で迷っている人も多いのではないでしょうか。

「中学?高校?いつから記載する?」「アルバイトは書かなくていいのかな」と悩みますよね。

新卒の場合、学歴は中学校から書きましょう。正社員経験がないので、職歴の記載は不要です。

ただし、アルバイトの経験がある場合は職歴欄に記載することもできます。

一方、転職における履歴書は、高校からの学歴を記載しましょう。職歴は古い順に記載していきます。

本人希望欄には何を書くの?

履歴書に記入

本人希望欄は、採用担当者があなたの希望を知るための重要な項目です。

具体的には、「希望職種」「希望する勤務地」「希望する雇用形態」「伝えておくべき健康面の不安」などが挙げられます。

特に希望がない場合は「貴社の規定に従います」と記載すればOKです!

本人希望欄はあなたの希望を伝える重要な記入欄ですが、条件が限定的すぎると選考に影響する可能性もあるので注意が必要です。

記載内容が不安なら添削を依頼しよう

履歴書を作成していると、「これで採用担当者に知って欲しいこと伝わるかな?」「ここの言い回しは違和感ないかな?」と不安になりますよね。

一人で見直しをしていると、迷いに迷って、いつの間にか2時間経っていたなんてこともしばしば。

そのような場合は、大学のキャリアセンター(就活支援センター)や、就活サービス、家族、先輩、友人などに添削を依頼しましょう!

自分の視野では見つけられなかった、思わぬ抜け漏れがあるかもしれません。

AIを活用しながら効率的に就活を進めよう!

AIで履歴書を作成するなら「らくらく履歴書」がおすすめです。豊富なフォーマットが用意されており、志望する業界・職種に合わせて最適な履歴書を作成できます。

ガイドに沿って氏名や学歴、スキルなどの情報を入力するだけの簡単作業なので、提出日の前日から作り始めても間に合います。

志望動機や自己PRに何を書くか迷った時は、AI生成機能におまかせ!

スマホ1つで履歴書が作れるので、ぜひ1度利用してみてください。

らくだ先生
AIで履歴書を書くポイントのまとめ
  • AIで作った履歴書はそのまま使わず自分の言葉に置き換えよう!
  • 自己PRの内容は面接で突っ込まれやすいため要注意
  • 自分の感情を乗せるとAI感が薄れる!

【簡単】職務経歴書の書き方!AIを使えば隙間時間で作れるって本当!?

職務経歴書って作るの面倒ですよね…。

転職なんてしたくないけど、今の職場で働くのはもっと嫌で、仕方なく転職を考えている方は多いと思います。

そもそも仕事が忙しくて書く時間がないし、いざ書こうとしても何を書いて良いかわからなくて、やる気が起きないんですよね。

しかし、最近では便利なAIツールの登場により、空き時間で手軽に作成できるようになりました!

今回は、最小限の労力で魅力的な職務経歴書を作成する方法をお伝えしていきます。

ベッドの上でも簡単にできる職務経歴書の書き方!

従来の職務経歴書はパソコンに向き合って作成するのが一般的でしたが、現在はスマホさえあれば、簡単に職務経歴書を作れるようになりました。

ベッドの上で寝転びながらでも職務経歴書を作れるのです!

AIサービスを活用する

らくらく履歴書」や「yasgish」といったAIサービスを活用することで、職務履歴書を効率的に作ることができます。

基本的にはガイドに沿って情報を入力していくだけの簡単作業です。執筆に時間のかかる「職務概要」や「自己PR」は、AIに自動生成してもらえます。

AIサービスを使うメリットは?

AIサービスを使うメリットは以下の3つが挙げられます。

AIで職務経歴書を作るメリット
  • コスパとタイパが抜群に良い
  • 別の企業に送る経歴書にも再利用可能
  • 直感的に操作できて見やすい

AIサービスは無料の会員登録だけで利用できるので、職務経歴書を作成するのにお金は全くかかりません。(印刷代は除く)

執筆・再編集が容易で、気になった点をすぐに修正できます。記載した文量によってレイアウトも自動調整してもらえるので、細かい調整は不要です。

ユーザー登録で過去に入力したデータを保存できるので、複数の企業に応募する際も大幅に時短できます。

また、直感的に操作できるデザインによって、何をどこに書けば良いのか初めて使う方でもわかりやすいのがメリットです。手入力する項目と、自動生成可能な項目が一目瞭然です。

採用担当にバレないの?

結論から述べると、書き方を工夫しないとバレます。工夫とはいっても、難しいことではありません!AIの文章に自分の言葉を添えるだけです。

例えば以下の文章はAIに自動生成させたものですが、何度も「ます」という語尾が続きますし、具体性に欠けるんですよね。

生成AIの文章私は高い集中力を強みとし、目の前の課題に対して粘り強く取り組みます。長時間でも集中を維持できるため、細部まで丁寧に作業を進め、ミスを最小限に抑えつつ効率的に成果を出します。
プレッシャーのかかる状況でも冷静に優先順位を判断し、最適な解決策を見出します。目標達成に向けて継続的に努力し、周囲と連携しながら質の高い結果を生み出すことで、チーム全体の成功にも貢献します。集中力を武器に、常に成長し続けることを大切にしています。

そこで、不自然な日本語表現と具体的なエピソードの2点を修正してみましょう。修正した文章が以下の文になります。

加筆した文章私の強みは高い集中力を強みとし、目標達成に向けて粘り強く取り組める点です。
自動車メーカーで働いていた際、新型車両の品質管理プロジェクトに参加しました。生産ラインで発生した微細な不具合の原因究明を任され、膨大なデータや現場の状況を徹底的に分析。
数日間、細部まで集中して確認を重ねた結果、部品の組み立て工程にわずかなズレがあることを発見しました。
迅速に改善策を提案し、チームと連携して対応したことで、生産効率と品質が大幅に向上する結果となりました。
プレッシャーの中でも冷静に課題と向き合い、優先順位を判断し、最適な解決策を見出します。

自然な日本語になった上、自動車メーカーで働いていた際のエピソードを交えて強みの裏付けをしています。

AIは100%正確な文章を作ることはできません。数字やエピソードなど、自身の手で不足している要素を加筆しましょう!

AIに自分の言葉を足すというちょっとした工夫で、採用担当者にAIで生成した文章だとバレづらくなります。

スマホ1台で職務経歴書を簡単に作成する手順!

スマートフォンの普及により、いつでもどこでも職務経歴書の作成が可能になりました。

通勤電車の中や休憩時間、夕食からお風呂、お風呂から就寝までの隙間時間を活用して効率的に作成できます。

ここでは、職務経歴書をスマホで作る方法を解説します。

①志望先企業の情報を集めておく

PCと虫眼鏡

志望企業の情報収集は、効果的な職務経歴書作成の第一歩です!

企業の理念や事業内容、求める人材像などを事前に把握しておくことで、自分の経験やスキルを効果的にアピールできます。

企業と自分の間に共通点があった方が、採用担当者の目に止まるからです。

自分がこれまで何を学び、何を経験してきたのか、活かせそうな部分を重点的にチェックしておきましょう。

情報収集は、企業のウェブサイトだけでなく、口コミサイトや業界ニュースなども参考になります!

②自分のスキル・経験を箇条書きでリストアップ

調べてメモを取る

志望先の情報を集めたら、これまでの経験やスキルを整理する段階です。

現職での業務内容、身につけた技術スキルなどを細かく書き出していきます。

特に、プロジェクトでの具体的な成果やチームの人数、課題解決に向けた取り組みなどは、できるだけ詳しく記録しておきましょう!

この段階では、とにかく思いつく項目を列挙することが大切で、後から優先順位をつけて整理していけば良いのです。

③職務経歴書作成サービスにアクセス

情報のリストアップが終わったら、スマートフォンから職務経歴書作成サービスにアクセスしましょう。

例えば、らくらく履歴書yasgishといったサービスが例に挙げられます。

直感的な操作で利用できるように設計されているので、ガイドに沿って入力するだけで職務経歴書が完成します!

サービスによっては、AI機能を活用して文章の推敲や表現の改善もサポートにも対応。

無料の会員登録だけで利用できるものも多いので、まずは試してみることをおすすめします!

④入力フォームを埋めていくと書類が完成!

基本情報から始まり、学歴、職歴、スキル、資格など、順番に入力していきます。

AIが文章の自然な展開をサポートしてくれるので、スムーズに作成を進めることができます。

また、文字数の調整や段落の配置なども自動で最適化してくれるので、見やすい文書に仕上がるんです!

⑤不自然な表現がないかチェック

スマホを見るビジネスマン

最後に、完成した職務経歴書の内容を丁寧に確認します。

特に注意したいのは、文章の流れや表現の統一性です。また、専門用語の使い方や、専門的な内容の説明が適切かどうかも重要なチェックポイントです。

可能であれば家族や友人に目を通してもらうと、客観的な視点からのアドバイスが得られます。

修正が必要になってもすぐに修正できるのがデジタルならではのメリットです!

スマホで職務経歴書を作る際の注意点

スマートフォンで職務経歴書を作成する際は、いくつかの注意点があります。

AIならではの利点を活かしつつ、ミスを防ぐためのポイントをご紹介していきます。

スマホあるある!誤変換に注意

スマホで検索

スマートフォンでの文字入力では、予測変換機能による誤変換に特に注意が必要です。

専門用語や固有名詞は特に要注意で、入力後に必ず確認する習慣をつけましょう。

例えば、「プロジェクトマネジメント」が「プロジェクトマネジメンド」になっていたり、「システム開発」が「システム解発」になっていたりすることがあります。

また、長文を入力する際は、文節ごとに区切って確認すると、誤変換を見つけやすくなります。

よく使う専門用語や企業名などは、ユーザー辞書に登録しておくと効率的です!

▼ユーザー辞書の登録方法

iPhone設定→一般→キーボード→ユーザー辞書
Android設定→システム設定→キーボードと入力方式→単語リスト

文体や語尾の変化に注意!不自然な表現

職務経歴書全体を通して、統一された文体や語尾を使用することが重要です。

例えば以下の文章。

営業事務として2年間従事しました。2024年6月に業務に役立つMOS(Word)を取得したのである。

「です・ます調」と「である調」が混在するのはよくある間違いです。

また、履歴書と職務経歴書の記述で、異なる文体になってしまうことも要注意!

隙間時間で入力を行う場合は、時間を分けて行うことも多いため、前後の文章との整合性を必ず確認する必要があります。

一度完成したら、全体を通して読み返し、表現の統一性をチェックすることをおすすめします。

消し忘れに注意!別の企業向けの文言は厳禁

複数の企業に応募する際によく起こるミスが、企業名や志望動機の消し忘れです。

スマホで職務経歴書を作れるサービスは、再編集が可能なものが多く、1度作成した職務経歴書を他の企業向けの書類に活用できます。

企業特有の事業内容や、特定の企業を意識した表現が残っていないか、細かくチェックする必要があります。

また、企業研究で得た情報を安易に引用することも避けましょう。

各企業の特徴や求める人材像に合わせて、自分の経験やスキルを適切にアピールすることが重要です!

提出前の最終確認では、企業名や事業内容に関する記述を特に念入りにチェックしましょう。

完成したらPCか印刷で確認するのがおすすめ

履歴書

職務経歴書が完成したら、PCに表示させるか、PDF印刷してどのように見えるのか確認してみましょう。

スマホの小さな画面では気付かなかった、些細なミスを発見するかもしれません。

志望先の企業に誤った職務経歴書を送ってしまうと評価が落ちる可能性があるため、最終チェックは重要です。

職務経歴書ができたらやることリスト

提出方法やること
Web①添削ツールでチェックを受ける
②ファイルの名前を確認
郵送・手渡し①添削ツールでチェックを受ける
②封筒を用意する

添削ツールでチェックしてもらう

職務経歴書が完成したら、添削ツールを使って修正の有無を確認しましょう。チェックツールに通せば、AIがより魅力的な文章になるようフィードバックをしてくれます。

例えば、「就活AI」や「ビズ研AI添削ツール」といったサービスが代表例です。

ファイルの名前を間違えないようにする

Web上で職務経歴書のファイルを送る際は、「送信日付_職務経歴書_氏名.pdf」といったわかりやすいファイル名に変えておくことをおすすめします。

特にファイル名に命名規則はありませんが、ファイル名からどのような内容なのかわかった方が、採用担当者にかかるストレスが減るからです。

ファイル名の日付は送信日付にしましょう。古い日付のまま送信すると、バージョンの古いファイルだと思われる可能性があります。

副次的にこまめさのアピールにも繋がるので、ファイル名はしっかり確認しておきましょう。

▼コピペOK!職務経歴書をメールで送る場合の例文

【件名】応募書類ご提出の件(山田 太郎)
【本文】株式会社◯◯人事部 △△様
お世話になっております。(山田 太郎)と申します。
先日ご依頼いただいた職務経歴書をお送りいたします。
お手数をお掛けいたしますが、ご確認の程よろしくお願い申し上げます。
———————

山田 太郎

〒111‐1111

東京都◯◯市1‐1‐1

電話:080-1111-2222

メールアドレス:yamada_tarou@×××××.com

———————-

印刷であれば封筒も用意する

封筒詳細
サイズ「角形2号」「角形A4号」
┗A4サイズの書類が入るサイズ
白色
入れ方印字面が表になるように2つ折りして収納。
上から「送付状」「履歴書」「職務経歴書」「その他応募書類」の順で収納

職務経歴書を郵送する場合や、手渡しする場合は封筒を用意するのがビジネスマナーです。書類が折れないようにクリアファイルに入れて、宛名を確認し郵送します。

送付状はWordやcanvaなど、数多くのテンプレートが用意されていますが、スマホで完結させたい方は、canvaがおすすめです。Googleアカウントで簡単に無料登録できます。

手渡しの場合は封筒に宛名を書く必要はありません。送付状もいりませんし、封をする必要もありません!

らくらく履歴書ならスマホで簡単に職務経歴書ができる!

らくらく履歴書は、スマホ1台で簡単に職務経歴書を作成できる便利なサービスです。

めんどくさがりな方でも隙間時間に作成できますし、ユーザー登録で過去入力したデータを保存できるので、複数の企業に応募する際の時短にもなります!

らくらく履歴書では、様々な業種や職種に対応した充実のテンプレートを用意しており、AIによる文章生成機能と組み合わせることで、最適な文章が作れます。

自分の志望業界・職種に合わせたテンプレートを選べる

らくらく履歴書では以下の業界・職種のテンプレートが用意されています。

営業ソフトウェアエンジニア事務職
マーケティング販売・接客職コンサルタント
金融・証券教育職広報・PR職
クリエイティブ職製造・生産管理職物流・運輸関連職
カスタマーサポート職法務・コンプライアンス職人事・採用関連職
経理・財務職研究・開発職不動産関連職
飲食業関連職施工管理職ドライバー職
介護職歯科衛生士保育士
看護師

業界特有の専門用語や技術スキルのキーワードも適切に盛り込むことができます。

自分のキャリアプランや志望する職種に合わせて、最適なテンプレートを選択できることが大きな特徴です。

キーワードを好きなだけ選んで文章を自動生成!

AIによる文章生成機能は、職務経歴書作成の効率を大きく向上させます。

スキルや業務経験のキーワードを選択するだけで、プロフェッショナルな文章を自動生成してくれるんです!

例えば、「Javaでのシステム開発」「プロジェクトマネジメント経験」といったキーワードから、具体的な業務内容や成果を含む文章を自動生成できます。

生成された文章は、もちろん手動で編集や微調整も可能です。

職務経歴書の作成方法に悩んだら、ぜひ「らくらく履歴書」を試してみてください!

らくだ先生
AIを活用した職務経歴書の書き方まとめ
  • スマホからでも無料で職務経歴書は作れる!
  • らくらく履歴書なら自分の情報を入力するだけで完成できる
  • AI生成特有の文体のブレには要注意!

AIだとバレる職務経歴書の特徴!自動作成のメリット・デメリットを解説

「職務経歴書をAIで作ったらバレるって本当?」

「AIで作ったらどのくらい早くなるの?」

職務経歴書は職歴が多くなるほど書くことが増えて、どう記載するべきか迷ってしまいますよね。職務要約や自己PR、レイアウトなど、悩みは尽きません…。

そこでおすすめしたいのがAIを活用した作成方法です!

当記事で紹介するポイントを押さえて文章を作成すれば、AIだとバレることなく魅力的な文章を作れるようになります。

AIで職務経歴書を作るメリット・デメリット、作り方を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

AIだとバレる職務経歴書の特徴

AIが生成した文章をそのまま使用すると、採用担当者にバレる可能性が高いです。

しかし、これから紹介する特徴を押さえておけば、AIだとバレることなく職務経歴書を作成できます!

具体性のない自己PRが一番バレやすい

私は高い集中力を活かし、目標達成に向けて粘り強く取り組みます。細部まで注意を払い、効率的に作業を進めることで、質の高い成果を安定して提供します。どんな状況でも冷静に集中し、最善の結果を追求します。

この文章は、「集中力」をテーマにAIが生成した文章です。

本来、自己PRを書こうと思ったら、「アピールポイント」「裏付けとなるエピソード」が必要なのですが、この文章には「裏付けとなるエピソード」がありません。

転職活動で職務経歴書を書く場合、過去に就活で自己PRを書いたことがあるはずなので、このようなミスは普通起きないんです。

AIで生成した文章を基に、自身の経験を織り交ぜて記載するようにしましょう!

AIは不自然な日本語になるのでバレやすい

前提として、AIに職務経歴書の作成を任せても完璧な日本語で返ってくることはありません。例えば以下のような表現です。

「コミュニケーションスキルの向上に大きく邁進し、顧客満足度の最大化を追求」

抽象的で堅苦しい、どこか不自然な印象を抱きませんか?

採用担当者は暇じゃありません。通常業務の合間に応募書類のチェックを行うので、パッと読んで「何が言いたいのかわからない経歴書」はスルーされます。つまり書類選考落ちです。

不自然な日本語表現によって「この文章はAIかもしれない」と疑われる可能性が高いので、丸々コピペするのはやめましょう。

原文をAIに作ってもらって自分で監修するのがベスト

「採用担当にAIを使ったことがバレたらダメなの?」と思うかもしれませんが、AIを活用する分には問題ありません。

AIの文章を完コピするのではなく、参考にして自分の言葉で書き換えるのです。

AIを効果的に活用するコツは、以下の3つが挙げられます。

AIを活用するコツ
  • 不自然な表現を自然な言葉に修正する
  • 整合性を確認する
  • 経験やスキルを具体的に記載する

まずは、堅苦しい表現や間違った日本語がないか見直して、自分の言葉で言い換えましょう。

職務経歴書で記載した内容が履歴書と合致しているか、志望先企業の求める人物像に自分が当てはまっているかなど、整合性のチェックも欠かせません。

また、抽象度の高さを改善するためには、自身の経験・スキルを記載するのが効果的です!

「洋菓子専門店で3年間勤務」

「1年間で季節のタルト100種類を考案」

「前年比120%達成」

といった具体的な実績を箇条書きで入力すると、より的確な文章を生成してくれます。

AIで職務経歴書を自動作成するメリット3選

AIで職務経歴書を自動作成すると、以下3つのメリットがあります!

AIで職務経歴書を作成するメリット

  • 簡単にアピールポイントを作れる
  • 時間を大幅に節約できる
  • 誤字脱字のリスク低減

キーワードを設定して自分だけのアピールポイントを作れる

職務経歴書の書き方で悩みがちなのは、業務内容や経験から、自分をどうアピールするかです。

AIを活用することで、簡単にアピールポイントの原文ができます。以下にプロンプト(Chat Gptに入力した指示文)と出力結果をまとめました。

プロンプトあなたは接客業に6年従事している会社員です。転職活動に必要な職務経歴書のアピール欄に書く文章を書きたいです。
以下の[キーワード]をもとに200字程度で作成してください。
[キーワード]
・売上予算作成を担当
・勤務シフトを作成
・売り上げ目標達成率1位
出力結果売上予算の作成や勤務シフトの調整を担当しました。業務効率化を図るため、売上データ分析を基にした予算設計や、スタッフのスキル・特性を考慮したシフト作成を実施。その結果、売上目標達成率1位を獲得し、店舗の業績向上に貢献しました。培った分析力と調整力を活かし、さらなる成長を目指してまいります。

まだ荒削りですが、アピールポイントをイメージできるのではないでしょうか?

工数を大幅削減!時間を節約できる

履歴書と職務経歴書の準備

AIツールを使えば、基本的な文章の構成は1時間以内で完成が見込めます!

AIを使わず手書きで職務経歴書を作成すると通常、下書きから清書まで1日かかることもあります。しかし、AIツールを活用することで、箇条書きで情報を入力するだけで、文章の骨格を作ってくれるため、仕事終わりでも手軽に作業を進められます。

さらに、1度入力したデータは保存されて、次に書く時に再利用できるため、複数企業に職務経歴書を提出する方にとっては大幅な時間短縮です。

スマホで職務経歴書を作れるAI活用型のサービスを利用することで、通勤時間や昼休みなどの隙間時間で完結するのは大きなメリットでしょう。

自動でスペルチェック!誤字脱字のリスク低減

AIを活用すれば誤字脱字のリスクを減らせます。

手書きで職務経歴書を作成する場合、誤字脱字のチェックに一苦労です。

特に外国語の専門用語が多く出てくる場合、スペルミスのリスクが高くなるのは想像に容易いでしょう。

AIツールを使えば、基本的な日本語の誤字脱字だけでなく、スペルチェックも自動で行ってくれます。

膨大なデータをもとに、各業界の専門用語も、正しい表記で提案してくれるため、安心して使用できます。

【要注意】AIで職務経歴書を作る2つのデメリット

AIツールを使用する際は、以下2つの注意点があります。

AIで職務経歴書を作る注意点

  • 生成回数の制限
  • 言語化能力の低下

生成できる回数に制限がある

多くのAIツール(chatGPTなど)では、無料プランの場合、1日あたりの文章生成回数に制限があります。

例えば、職務経歴書の各セクションで3回までしか文章を生成できないといった具合です。

設定したキーワードが不十分で、微妙な生成結果になった場合は、生成回数を消費してしまいます!

文章の再生成を繰り返していると、あっという間に1日の制限回数に達してしまいます。

また、文章の生成に時間がかかったり、サーバーが混み合って使えないことも…。

締切が迫っている場合は、有料プランの利用を検討するか、従来の手入力・手書きなどの方法で作成することをおすすめします!

自分で文章を考える力が衰える

ノートと書き損じ

AIに文章作成を任せすぎると、自分で経験を言語化する力が弱まる可能性があります。

特に面接では、職務経歴書の内容について詳しく質問されるため、自分の言葉で説明できなければ不審がられてしまうでしょう。

例えば、「新商品の開発により売上向上に貢献しました」といったAIの文章をそのまま使用すると、面接で「具体的にどのような工夫をしたのか」と質問された際に、適切な回答ができない恐れがあります。

普段から自分の経験を言葉にする練習を心がけ、AIはあくまでアイデアの整理や文章構成のサポートツールとして活用するのがおすすめです!

AIで職務経歴書を作る方法【らくらく履歴書】

らくらく履歴書

職務経歴書をAIで作成するなら「らくらく履歴書」がおすすめです。ここでは、らくらく履歴書で職務経歴書を作る方法を4ステップで解説します。

  • フォーマットを選ぶ
  • フォームに沿って基本情報を入力
  • 何を書くか迷ったらAI機能を活用
  • プレビューで内容チェック

志望先に合ったフォーマットを選ぶ

スマホまたはパソコンから「らくらく履歴書」のホームページにアクセスしたら、まずはフォーマット選択です。

営業職、事務職、製造業、エンジニアなど多種多様な職種・業界の職務経歴書フォーマットが揃っています。

汎用フォーマットも用意されているので、志望先が定まっていない場合でも利用可能です。

ガイドに従い入力するだけで職務経歴書が完成!

「らくらく履歴書」の最大の特徴は、名前や資格、スキルなどを順に記入するだけで職務経歴書が完成する点!

直感的に操作できるデザインなので、初めて職務経歴書を作る方でも楽々です。

転職回数が多くても、自動でレイアウトを調整して綺麗にまとめてくれます。

入力した情報は途中保存可能なので、通勤途中や休憩時間を利用して少しずつ作業を進められるのも嬉しいポイントです。

書き方に困ったらAI機能を活用!

職務概要や自己PRは、職務経歴書の中で特に悩みがちな項目です。

「どんな表現を使えばいいか分からない」「うまくアピールできない」といった悩みは、AI機能で解決できます。

特定のキーワードを入力すると、AIが文章を提案してくれるのです!

例えば、自己PRの生成機能を試してみると、以下のような生成結果が得られました。

入力した情報転職時期:今すぐ行きたい
業界:飲食業
経験職種:飲食業(3〜5年)
スキルや経験のキーワード:チームワーク、データ分析、柔軟性、コラボレーション
生成された自己PR私の強みは、データ分析力を活かしたチーム協働での問題解決能力です。前職では、部署間のコミュニケーション不足により発生していた業務の非効率性に着目し、各部署の業務フローを詳細に分析。その結果、重複作業や情報伝達の遅延などの問題点を特定し、改善案を提案・実行しました。
施策実施にあたっては、各部署のキーパーソンと積極的に対話を重ね、現場の声に耳を傾けながら柔軟に計画を修正。その結果、業務効率が20%向上し、部署間の連携も強化されました。この経験から、データに基づく客観的な分析と、関係者との丁寧なコミュニケーションの重要性を学びました。
貴社では、データドリブンな意思決定とチームワークを重視されていると伺っております。私のスキルと経験を活かし、業務改善や組織の効率化に貢献させていただきたいと考えております。

たった4つの項目に回答するだけで、自己PRが書けるのは驚きですよね!

不自然な表現をチェックして自分の言葉に直していく

AIが生成した文章を基に、自分の言葉で書き直すことが自然な文章を作るポイントです。

例えば、上記の生成文章では、「業務効率が20%向上し、部署間の連携も強化されました。」と記載されていますが、実際そのような実績はありません。必ず自分のエピソード・実績に書き換えましょう。

なお、自分で修正した箇所にミスが生じている恐れもあるので、完成した文章は必ず音読し、不自然な表現や分かりにくい部分がないかチェックしましょう!

AIっぽさを解消するために意識すべきポイント

職務経歴書を作る際に意識したいのが「AIっぽさ」の解消です。

抽象的で不自然な表現はAIを彷彿とさせます。

そこで、「AIっぽさ」を解消するために意識すべきポイントを2つ紹介します。

自分の経験やスキルを具体的に記載してリアリティを追求

業績アップのグラフ

具体的な数字や実績を盛り込むことで、職務経歴書の説得力が大きく向上し、リアルな表現になります。

例えば「チョコレート専門店で売上トップの商品を開発」という抽象的な表現を、「バレンタイン限定の生チョコレート『〇〇』を企画・開発し、2週間で500個完売。前年比120%の売上を達成」というように具体化します。

また、各職場での具体的な役割や、習得した技術についても詳しく記載することが重要です。

具体的な実績や数字を入れることで、AIの一般的な文章から、あなたにしか書けない経歴書に進化させることができます!

自分の人となりが伝わるように感情を乗せる

感情表現を加えることで、AIには書けない人間味のある内容に仕立てられます!

例えば、

「お客様の笑顔に触れて実感したパティシエとしてのやりがい」

「新商品の開発・企画を通じて学んだこと」

「チームで働く楽しさと困難」

など、実際に感じた想いを織り交ぜるんです。

特に「より美味しい商品を提供したい」「お客様に感動を届けたい」といった想いを、具体的なエピソードとともに記載することで、志望動機の説得力も増します。

ただし、感情表現を入れすぎると冗長になるため、重要なポイントに絞って記載するよう心がけましょう。

職務経歴書の作成は「らくらく履歴書」にお任せ!

らくらく履歴書

職務経歴書をAIで作成したいと思ったら、らくらく履歴書がおすすめです。

らくらく履歴書なら、提出日前日から作り始めても全然間に合います!

らくらく履歴書の特徴
  • スマホやパソコンから手軽に作れる
  • 途中保存可能なので隙間時間で作成可能
  • 26種類の業種・職種フォーマットから自由に選べる
  • 記載内容に困ったらAIで職務要約や自己PRを生成
  • コンビニ印刷最安値!紙媒体の提出も経済的

らくらく履歴書は、志望先に合わせて最適な職務経歴書の作成が可能です。

無料の会員登録をすることで、過去に入力したデータを再利用できます。複数の企業に応募する際の工数を大幅に削減可能です。

らくらく履歴書を活用して、効率的に職務経歴書を作成しましょう!

らくだ先生
AIで職務経歴書を書くポイントのまとめ
  • AIで作った職務経歴書はそのまま使わず自分の言葉に置き換えよう!
  • 自己PRの内容は面接で突っ込まれやすいため要注意
  • 自分の感情を乗せるとAI感が薄れる!

自己PRをAI生成できるおすすめツール3選!採用担当にバレる特徴とは?

「自分の強みを言語化するのが苦手」

「誰かに自己PR作ってもらえないかな…」

自己PRを書くのって難しすぎませんか?自分のアピールポイントを言語化して、記入欄に収まるように記載する。こんなに頭を抱えるものはないですよね。

普通に生きてたら、自分の強みを言語化して売り込むなんてことする機会はないんです。

そんな皆さんに朗報です。近年、精度の高いAIツールを活用することで、自己PRを自動生成できるようになりました!

今回は、AIを使って効率的に自己PRを作成する方法と、採用担当者にAIだとバレない裏技をご紹介します。

​​おすすめの自己PR作成サービス3選

サービスおすすめする方
らくらく履歴書・パソコンを開きたくない
・隙間時間で作りたい
・自分で文章を考えるのが面倒
・使いまわしたい
自己PR作成アプリ・隙間時間で作成したい
・考えたくないので自己PRのキーワードを挙げて欲しい
ベンチャー就活ナビ・会員登録が面倒臭い
・求人も紹介して欲しい

シンプルで使いやすい!らくらく履歴書

らくらく履歴書

らくらく履歴書」は、直感的な操作性と豊富なテンプレートが特徴のAIツールです。

スマホまたはパソコンから、ガイドに沿って基本情報を入力するだけで、自己PRの原文を自動生成してくれます。

文章は途中で保存できるので、隙間時間に少しだけ入力を進めるのも全然ありです。

履歴書と職務経歴書のどちらも対応しており、就活・転職・アルバイトなど、あらゆる形態に対応しています。

文章の長さや形式も自由に調整できるため、応募先企業の要件に合わせた自己PRを作成可能です。

特に、業界や職種に応じたキーワードを選択して、AIに原文を生成してもらう機能は、何を書けばいいか迷っている方に重宝されています。

また、コンビニでの印刷料金が最安なので、印刷して提出する際も経済的です。

強みを選んでエピソードを肉付け!自己PR作成アプリ

自己PR作成アプリは、会員登録不要、完全無料で利用できるサービスです。

決断力や向上心、社交性といった強みを14種類の中から3つ選び、それぞれのエピソードを記載します。

自分のアピールポイントを言語化しなくても、14種のキーワードから近いものを探していけば良いので、考える手間が省けます。

その後、入社して何を活かせるのか、どのように頑張るのかを記載すると、自己PRが完成するという流れです。

また、入力した内容は、同じ端末から読み込むことで再度確認できます。

参考:自己PR作成アプリ

自己PRに特化!ベンチャー就活ナビ

ベンチャー企業への転職を考えている方におすすめのサービスです。

LINEの友達登録をして、トークで10分ほど質問に答えるだけで、あなたの強みを引き出す自己PRを作成できます。

氏名、住所、メールアドレスといった面倒な会員登録は不要です。

プロのエージェントが累計約10万人の就活生のデータをもとに、自己PR作成をサポートしてくれます。

また、診断結果をもとに最適な求人を紹介してもらえるので、自分に合った仕事を最短で見つけられるんです!

なお、「紹介された求人には必ず応募」ということはないので安心してください。

参考:ベンチャー就活ナビ

AIでもバレることがない自己PRの作り方5ステップ

AIで自己PRを作ると、抽象的でありきたりな文章が生成されることがあります。すると、採用担当者がその文を見た時に「内容薄くない?」「他の人が書いたんじゃない?」と不審がられてしまうのです。

ここでは、AIの文章をうまく活用しながら、自然な自己PRに仕上げるコツを5ステップでご紹介します。

AIで自然な自己PRに仕上げるコツ

  • 志望先の求める人物像を調べる
  • 軽く自分の強みをリストアップ
  • 自己PR作成ツールなら入力しながら作成できる!
  • AI箇所は入れたいキーワードを入れ込む
  • 自分の言葉を付け足していく

まずは志望先の求める人物像を調べる

スマホで検索

まずは企業のホームページや口コミサイト、SNSから志望先の求める人物像を調べましょう。

例えば、協調性のある人が求められる企業相手に、「自分の強みはハングリー精神です。誰よりも結果にこだわります」とアピールすると、「そんなにガツガツした人は欲しくないんだよな」「人間関係でトラブルを起こしそうだな」と懸念されます。

現場のスタッフから一緒に働きたいと思ってもらえないと、内定はもらえません。

志望先企業の求める人物像に近付くよう、下調べをしておきましょう。

自分の強みをリストアップ

▼強み・アピールポイントの例

親密性冷静力行動力決断力柔軟性
社交性分析力向上心自主性計画性
俊敏性継続性独創性挑戦心感受性
慎重性協調性粘り強さ課題発見力問題解決能力

次に自分に関連する強みをリストアップしていきます。この後、AIに文章の作成をお任せするので、単語ベースで思いついたらメモしていきましょう

自己PR作成ツールなら入力しながら作成できる!

自己PR作成ツールを使えば、都度情報を入力しながら完成を目指せます。

スマホ1台で履歴書・職務経歴書を作れる「らくらく履歴書」を例に出すと、氏名や年齢、スキルをガイドに沿って入力していくだけで、自然と自己PRが完成するんです!

他にも「自己PR作成アプリ」であれば、自分の強みに近いワードを選んでエピソードを付け足し、説得力のある文章が生成されます。

AI箇所は入れたいキーワードを入れる

らくらく履歴書のようなAI生成サービスを利用する場合は、「志望業界」「経験職種」「スキル・経験」といったキーワードを設定することで、そのワードに従った文章が生成されます。

以下の条件を盛り込んだ結果、どのような文章が生成されるのかまとめました。

項目選択肢
志望業界不動産
経験職種個人営業(1 ~ 3年)
スキル・目標達成力
・プレゼンテーションスキル
・コミュニケーションスキル
生成された自己PR私の最大の強みは、目標達成に向けた粘り強さと、それを支えるコミュニケーション力です。前職では、新規プロジェクトの立ち上げにおいて、チーム内の意見の相違や進捗の遅れという課題に直面しました。
その際、週次での進捗共有会を提案し、メンバー全員が課題や成果を共有できる場を設けました。また、個別面談を通じて各メンバーの懸念事項を丁寧に聞き取り、解決策を一緒に考えることで、チームの一体感を醸成することができました。
その結果、当初の目標を2週間前倒しでプロジェクトを完遂し、経営陣からも高い評価を得ることができました。この経験から、目標達成には個々の力を最大限に引き出すコミュニケーションが不可欠だと学びました。
御社では、この経験を活かし、社内外との円滑な連携を図りながら、新規事業の成長に貢献したいと考えています。

たった3項目設定しただけですが、結構様になってますよね!

自分の言葉を付け足していく

AIに文章を生成してもらったら、自分の経験・エピソードを混ぜていきましょう。上記の生成結果を見てもらえば分かりますが、AIに作ってもらった仮のエピソードが記載されているだけです。

面接で深掘りされても答えられるように、自身のエピソードを付け足しましょう。

AIで作成した職務経歴書で必ずチェックすること

AIで職務経歴書を作成したら、「不自然な表現になっていないか」「裏付けとなるエピソード・数字は書かれているか」をチェックするのが重要です。

最後は人の手を加えることで、よりクオリティの高い文章になり、採用担当者の目に止まる確率がグッと高まります。

不自然な表現になっていないか

NGな表現例

私は協調性を大切にし、チーム全体の成果の最大化を意識しています。相手の意見に耳を傾け、異なる考えを尊重しながら、最適な解決策を導き出すことができます。
状況に応じて自分の役割を柔軟に調整し、円滑なコミュニケーションで信頼関係を築きます。これまでの経験から、周囲と協力しながら目標を達成することに喜びを感じ、チームワークの力を実感しています。共に成長できる環境で貢献したいと考えています。

AIが生成した文章を見ると、読みづらく、日本語として違和感を感じませんか?

全ての語尾が「ます」で終わっているほか、「これまでの経験」と言いながら経験が記載されていないんです!

指定するキーワードが少ないと、AIの作る文章は言い回しがワンパターンになってしまいます。

これを解決するには、「指定するキーワードを具体的にする」「自分のエピソードを加えて加筆する」という2つの対策が挙げられます。

裏付けとなるエピソード・数字は書かれているか

AIが生成した文章に説得力を持たせて自然な形にするには、具体的なエピソードや数字を加えることが重要です。

例えば、どういったポジション、業務内容で、何を意識して働いていたのか、課題に対しどのような結果を得られたのか、実際の体験に基づいた具体例を盛り込みましょう。

また、具体的なプロジェクトや成果を交えて描写することで、より説得力のある自己PRに仕上がります。

ChatGPTで自己PRを作るのはあり?

出典:ChatGPT

ChatGPTを活用して自己PRを作成する際は、適切なプロンプト(指示文)を用意することが重要です。

単に「自己PRを書いて」と指示するだけでは、ありきたりな文章しか生成されません!

より効果的な文章を得るために、具体的な指示と必要な情報を含めたプロンプトの作り方をご紹介します。

結論は「あり」だが職務経歴書自動作成ツールの方がおすすめ

ChatGPTで自己PRを作れますが、もっとおすすめなのが職務経歴書の自動作成ツールです。プロンプト文不要で、簡単に自己PRを作成できます。

手軽さ・簡単さを求めるなら職務経歴書自動作成ツール、柔軟さを求めるならChatGPTがおすすめです。

プロンプト文の例

以下にざっくりとしたプロンプト文と、詳細な指示を含めたプロンプト文を用意しました。

プロンプト文生成された文
自己PR文を考えてください。話すのが得意です。私は、人と話すことが得意で、コミュニケーションを通じて関係を築くのが好きです。相手の話をしっかりと聞き、状況や気持ちを理解した上で、適切な言葉を選んで伝えることを大切にしています。このスキルを活かして、チームワークを強化したり、円滑な調整役を担ったりすることができます。新しい環境でも積極的に人と関わり、明るく前向きな姿勢で周囲を巻き込んでいきます。
あなたは転職活動経験豊富なキャリアアドバイザーです。以下の [特徴]を踏まえて、自己PR文を200文字程度で作ってください。
[特徴]
・総合商社で働いている社会人
・経験3年目の社会人
・不動産業界志望
・営業成績が支店内1位
私は総合商社で3年間、営業として勤務し、支店内成績1位を達成しました。多様な業界の取引先と信頼関係を築き、課題解決型の提案力を磨きました。
不動産業界では、お客様のライフプランに寄り添う提案と、粘り強い交渉力が強みになると考えています。これまでの経験を活かし、貴社の成長に貢献するとともに、自らも業界知識を深め、更なる成果を追求します。
常に成長意欲を持ち、チームと共に高い目標を達成することに全力を尽くします。

ざっくりとしたプロンプト文で生成された文章は、全体的に抽象的でどこにも根拠が見当たりませんよね!

詳細な指示を含めたプロンプト文の方が、より具体的な文章が返ってきます。

ChatGPTのプロンプト文を送る際のコツ

ChatGPTを送る際のコツは以下の4つが挙げられます。

ChatGPTのプロンプト文のコツ

  • 役職を与える
  • 文字数を指定する
  • 文体を指定する
  • 具体的な特徴を記載する

ChatGPTに正確な自己PRを作成してもらうには、ChatGPTに「キャリアアドバイザー」のような役割を与えるのがコツです。

AIが参照するデータが定まり、生成文の精度が高くなります。

また、文章の長さや形式を具体的に指定することをおすすめします。

「400字程度で、起承転結の構成で作成してください。」といった具体的な指示があると、より整理された文章が生成されるからです。

また、「ですます調で、謙虚な印象を与える表現を使用してください」など、文体や口調についても明確に指定すると良いでしょう!

さらに、複数回のやり取りを通じて文章を改善していく方法も効果的です。

最初の文章をベースに、自身のエピソードを付け加えたり「結論部分をより印象的にしてください」といった指示を出すことで、段階的に理想の自己PRに近づけていくことができます。

採用担当者がAIかどうか見ているポイント

作った自己PRが「AI」だと判定されて評価が落ちないように、採用担当者のチェックポイントを把握しておきましょう!

以下の2点が挙げられます。

採用担当者が見るポイント

  • AIチェックツールを使用する
  • 年齢にそぐわない表現をしている

採用担当はAIチェックツールを使用する

面接

文章をコピーしてWebサイトに貼るだけで、AIで作られた文章か判定する「生成AIチェッカー」という無料のサービスがあります。

昨今の採用担当者の中には、AIツールの特徴を熟知している方も少なくありません。

AIで作成した文章をそのまま職務経歴書に貼ってしまうと、チェックツールで「AI」判定を受けてしまいます。

ただし、AIを使って自己PRを作るのがダメというわけではありません。自分で書いてないのが問題なのです。

なので、自己PRをAIに生成してもらったら自分の言葉を付け足して手直しすると、AIと判定されるリスクが下がります。

年齢にそぐわない表現をしている

突然ですが質問です。

以下の文章を見て、この文を書いた人は20歳と35歳のどちらだと思いますか?

私は協調性を重んじ、チーム全体の調和を大切にしています。相手の意見に真摯に耳を傾け、多角的な視点を尊重しながら、最適な解決策を見出すことを心がけています。
状況に応じて自らの役割を柔軟に調整し、円滑なコミュニケーションを通じて信頼関係を築いてきました。これまでの経験から、互いを支え合うことでより大きな成果を生み出せると実感しており、今後もチームの一員として誠実に貢献してまいります。

落ち着いた文章の雰囲気から「35歳かな?」と思う方が多いのではないでしょうか?

20歳でこれほどまでに落ち着いた文章になることは珍しいでしょう。

年齢に見合った文体なのかという点も、採用担当者がチェックするポイントなのです。

だからこそ、自分の言葉で手直しすることで、AIっぽさを消して等身大の自分をアピールできます。

履歴書・職務経歴書に両対応!らくらく履歴書で簡単作成

転職活動で必要な書類作成をトータルでサポートする「らくらく履歴書」は、自己PRだけでなく履歴書や職務経歴書まで一括で作成できる便利なツールです。

メールアドレスでログインすると、一度入力した情報を別の企業用の経歴書を書く際に活用できます。

また、書類の形式や構成も、応募先企業の要件に合わせて柔軟に調整可能です。

自分一人では自己PRに悩んでしまう方は、ぜひご利用ください。

らくだ先生
自己PRをAIで生成するポイント
  • 自分の用途に合ったツールを使おう!
  • 志望先の求める人物像を意識してキーワードを選ぼう!
  • 最後に自分の言葉で置き換えるとAI感が薄まる!

【教員から講師職】職務経歴書の書き方のポイントを自己PR例文つきで解説

教員から塾・スクール・予備校の講師を目指す人は多いです。教員ならではの職務経歴書の書き方のコツを押さえることで独自性があり、採用担当の印象に残ることができます。

本記事では、教員から講師職を目指す際の職務経歴書の書き方のポイントや注意点、自己PRの例文などもあわせて解説しているためぜひ参考にしてください。

【教員から講師職】職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書を書くときのポイント

学校の規模感・業務経験を具体的に記載する

②自己PRでは教育に対する熱意を示す

③担当科目のスキルは積極的にアピール

④顧問経験などは必ず記載しよう

⑤PCスキル・資格はしっかりアピール

学校の規模感・業務経験を具体的に記載する

教員の職務経歴書の書き方例

職務経歴書には学校の規模感や業務経験を具体的に記載することが重要です。まず、勤務した学校の種類(公立か私立か)や規模(生徒数、職員数など)を明記し、その中でどのような役割を果たしたかを具体的に示しましょう。

次に、授業の進行方法や担当科目、特別なプログラムの実施経験など、日常的に行っている業務内容を具体的に記載します。業務内容を詳細に示すことで、自分のスキルや経験が新しい職場にどのように活かせるかをアピールできます。

自己PRでは教育に対する熱意を示す

教員から講師を目指す場合、自己PRで「教育に対する熱意」を伝えることは非常に重要です。その熱意が新しい環境でどのように活かされるかをアピールすることで、採用担当者に強い印象を与えます。

「なぜ教員という職業を選んだのか」「どのような信念で教育に取り組んできたのか」など、自分の教育に対する思いを明確に伝えましょう。教育は単なる仕事ではなく、社会的な役割を担う重要な使命だという考えを表すと、熱意がより伝わります。

担当科目のスキルは積極的にアピール

教員から講師職への転職を目指す際、職務経歴書において「担当科目のスキル」を積極的にアピールすることは非常に重要です。講師職では、特定の科目に対する専門知識や指導能力が求められるので、これまでの教員経験をどう活かすかを具体的に記載しましょう。

担当していた科目について、どのような内容を教えていたのか、どのように指導していたのかを詳しく書きます。教えた単元や使用した教材、指導方法を簡潔に記載します。また、指導において工夫した点や成果を具体的に挙げると、説得力が増します。

顧問経験などは必ず記載しよう

顧問経験は、教育現場で培ったリーダーシップや対人スキル、チームワーク能力を証明できる貴重な要素となります。特に講師職では、生徒とのコミュニケーション力など授業外での活動を通じた指導力が求められるため、顧問としての経験を強調することは効果的です。

また、顧問としての役割だけでなく、生徒の成長をどのようにサポートしたのかや、具体的な成果もアピールポイントとなります。

顧問経験は、単なる部活動の指導だけでなく、生徒との信頼関係を築く力や、問題解決能力を証明する重要な経験です。転職先に対して、自身の強みを効果的にアピールするために、顧問経験をしっかりと盛り込みましょう。

PCスキル・資格はしっかりアピール

資格・スキル欄

資格

  • 2018年 3月:高等学校数学教員免許(○○市)
  • 2020年 7月:TOEIC 860点
  • 2021年12月:eラーニング導入支援資格

 PCスキル

  • Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)熟練
  • Zoom、Teamsを使用したオンライン授業実施経験あり
  • Google Classroomを用いた教材作成と進行管理

教員免許はもちろんのこと、その他にも資格を保有している場合にはしっかりと記載しましょう。しかし、教育に関連する資格に絞って書くことがポイントです。関連性の薄い資格は逆に印象が薄くなってしまうため、教育に関連するものを記載するようにしましょう。

また、教育現場ではPCを使っての業務がほとんどです。ICT教育も進んでいるためパソコンスキルは必要不可欠となっています。そのため、使用できるアプリなどもどの程度まで使いこなせるかもあわせて記載しましょう。

教員が職務経歴書を書くときに注意すべきこと

職務経歴書を書く時の注意点

①転職理由はポジティブに書く

②職務要約は転職先に活かせることに絞って書く

③職務経歴書はPCで作成する

④講師としてやりたいことを明確にする

転職理由はポジティブに書く

転職理由の例文

①「教員としての経験を積み、生徒一人ひとりの成長を支援することにやりがいを感じてきましたが、さらに多くの生徒に影響を与えるため、講師職での挑戦を決意しました。」

②「生徒一人ひとりに対して柔軟に対応できる指導力を、講師職でも活かしていきたいと考えています。」

教員が職務経歴書を書く際、転職理由は必ずポジティブに表現することが重要です。転職理由がネガティブに捉えられると、採用担当者に不安を与える可能性があります。

転職理由をポジティブに表現する際には、「成長の機会を求めて「新たな挑戦をしたくて」といった言葉を使うと良いでしょう。①の例文のように、前向きな理由を述べることがポイントです。

また、自分の強みやスキルを新しい環境でどのように活かしたいのかを具体的に伝えることも大切です。②のように転職後のビジョンを明確に示すことで、ポジティブな転職理由として印象づけることができます。

転職理由を前向きに表現することで、転職先に対して自分の意欲や適性をしっかりとアピールでき、転職活動を有利に進めることができます。

職務要約は転職先に活かせることに絞って書く

職務経歴書の「職務要約」を書く際には、転職先で活かせるスキルや経験に絞って記載することが非常に重要です。自分がこれまでどのような業務を行い、どのような成果を上げてきたのかを明確にし、それが転職先でどのように役立つのかを具体的に示すことで、採用担当者に対して自分の適性を効果的にアピールできます。

個別指導の塾講師を目指しているにも関わらず、 集団指導の経験やそこで培ったスキルばかり書いてもアピールには繋がりません。

これまで担当してきた業務の中で、転職先の職務内容に関連するものを中心に取り上げます。また、指導の成果や工夫した点を具体的に述べると説得力が増します。

職務経歴書はPCで作成する

らくらく履歴書のアプリ紹介

ダウンロードはこちら↓

テンプレートをダウンロードする

職務経歴書はPCで作成するのがおすすめです。普段から業務上パソコンを使用するため、備わっているPCスキルを活かしましょう。

PCを使用することで、必要に応じて修正や更新が簡単に行えます。教員として多忙な日々を送っている場合、時間を効率的に使うためにもPCで職務経歴書を作成しておくと便利です。PCで作成することで授業内容や生徒指導の実績、資格などをいつでも追加・変更することができます。

らくらく履歴書を使うとパソコン、スマートフォンから職務経歴書を作成することができます。教育職の職務経歴書のテンプレートに必要事項を入力していくだけで教員の職務経歴書も簡単に作成可能です。忙しい教員の方でも隙間時間に作成できるのでぜひ試してみましょう。

講師としてやりたいことを明確にする

教員が職務経歴書を作成する際、特に重要なのは「講師としてやりたいこと」を明確にすことです。

まず、講師としての目標やビジョンを明確にします。教員として生徒に対する指導方法に工夫を加えてきた経験があれば、それを踏まえて、「生徒一人ひとりに合わせた学びを提供し、成績向上だけでなく自信を持たせることを目指します」といった具合に、自分の指導方針を記載します。

さらに、どのような講師としての役割を果たしたいのかを具体的に述べることも重要です。「生徒の自主的な学習を促進し、目標達成に向けてモチベーションを高めるような授業を提供したい」などといった具体的な目標を掲げることで、採用担当者に自分がどのような貢献をしたいのかを分かりやすく伝えることができます。

講師としてやりたいことを明確にすることで、転職先に自分の意欲や適性を強くアピールでき、転職活動を有利に進めることができます。

塾講師を目指す人向けの自己PR例文

集団指導を志望する場合

私はこれまで教員として、生徒一人ひとりの学力向上と成長をサポートしてきました。特に集団指導においては、全体の進度を把握しつつ、個々の理解度に応じたアプローチを心掛けてきました。この経験を通じて、学習の楽しさを生徒に伝えることの重要性を実感し、集団の中での生徒同士の刺激や協力の大切さを深く理解しました。

塾講師としては、個別指導だけでなく集団指導を通じて、幅広い生徒に対して効果的に指導できると考えています。生徒が自主的に学べる環境を作り、他の生徒と互いに切磋琢磨しながら成長できるような授業を提供したいと思っています。また、保護者とのコミュニケーションを大切にし、生徒の学習進捗を定期的にフィードバックし、共に支援していけるような関係を築いていきたいです。

集団指導の経験を活かし、生徒一人ひとりに寄り添った指導を行い、成績向上を実現できるよう全力で取り組みます。(400字以内)

この例文では、教員として生徒一人ひとりの学力向上をサポートしてきた経験が述べられており、特に集団指導において「全体の進度を把握しつつ、個々の理解度に応じたアプローチを心掛けてきた」と強調しています。これにより、集団指導でも個別対応を意識した指導ができることをアピールしています。

このように、自分の経験を通じて集団指導の重要性を理解し、具体的な指導方針を示すことで、転職先に対する自信と熱意を効果的に伝えることができます。

個別指導を希望する場合

私は教員として、個々の生徒のペースに合わせた指導を大切にしてきました。特に、学力や理解度に差がある生徒には、個別に寄り添った指導を行い、その生徒に最適な学びの方法を見つけることに力を入れてきました。個別指導では、生徒一人ひとりに合わせたカスタマイズされた指導ができるため、学びの成果が早く実感できることが大きな魅力だと感じています。

塾講師としては、個別指導を通じて、生徒の理解度に応じたペースで丁寧に指導し、学力向上を目指したいと考えています。生徒が自分のペースで安心して学べる環境を提供し、苦手な分野を克服できるようサポートしていきます。また、定期的な進捗確認を行い、生徒の自信を育みながら、学習意欲を引き出していきます。

個別指導を通じて、生徒一人ひとりの成長を実感しながら、効果的な指導を行うことに全力を尽くします。(400字以内)

教員として「個々の生徒のペースや理解度に合わせた指導」を行ってきたことを強調し、学力や興味に違いがある生徒に対して適切な指導方法を見つける努力をしてきた点が述べられています。これにより、個別指導における「生徒一人ひとりに合わせた指導」の重要を理解し、塾講師として活かす意欲が伝わります。

また、塾講師としてどのように生徒をサポートするか、具体的な方法として生徒の学習意欲を引き出し、継続的な成長を促すというアプローチが明確に示された内容となっています。

スクール講師を目指す人向けの自己PR例文

英会話スクールの講師を目指す場合

私はこれまで教員として、生徒一人ひとりの成長をサポートする中で、特に英語教育に力を入れてきました。生徒の理解度や興味に合わせて、コミュニケーションを大切にしながら、楽しく効果的に学習を進めることを心掛けてきました。英会話においては、言語だけでなく、異文化理解や実践的なコミュニケーション力の重要性を感じており、この経験を活かして英会話スクールの講師として貢献したいと考えています。

英会話スクールの講師としては、学生や成人の生徒が自信を持って英語を話せるよう、実践的な会話力を育む指導を行いたいと思っています。生徒が積極的に会話に参加できる環境を作り、間違いを恐れずに話すことの大切さを伝えながら、自然な英語力を身につけられるようサポートします。

英会話スクールでは生徒一人ひとりの目標に寄り添い、より多くの生徒に英語の楽しさを伝え、実用的な会話力を育てていきたいと考えています。(400字以内)

この自己PR文では、教員としての経験を活かして英会話スクールの講師としての意欲を表現しています。教員として英語教育に力を入れてきたことを強調し、英会話の指導における「異文化理解」や「実践的なコミュニケーション力」の重要性を理解している点を示すことで英会話スクールの講師としての適性をアピールしています。

また、英会話スクールでの指導方法についても触れており、「実践的な会話力を育む指導」「生徒が積極的に会話に参加できる環境作りの具体的な方針を示しています。このように、生徒が自信を持って英語を話せるようになるためのサポートを提供したいという意欲が伝わる例文になっています。

フリースクールの講師を目指す場合

私はこれまで教員として、生徒一人ひとりの個性やペースに合わせた指導を大切にしてきました。特に、学習に対して自信を持てなかった生徒へのサポートを行う中で、教育の本質は学力だけでなく、心のケアや自己肯定感を育むことにあると感じてきました。この経験を活かし、フリースクールの講師として、生徒の個々のニーズに応じた柔軟なサポートを提供したいと考えています。

フリースクールでは、学びの自由度が高いため、生徒一人ひとりの興味や関心に寄り添い、主体的に学ぶ意欲を引き出せるような授業を行いたいと思っています。特に、自己表現や自己肯定感を育むことに重点を置き、学力だけでなく心の成長もサポートできるよう努めます。生徒が安心して学べる環境を作り、彼らが自信を持って次のステップに進めるよう支援していきます。

教員として培った経験を活かし、フリースクールの講師として、生徒一人ひとりの成長を見守りながら、心に寄り添った指導を行っていきたいと考えています。(450字以内)

この自己PR文では、教員としての経験とフリースクール講師としての適性を強調しています。特に「学力だけでなく、心のケアや自己肯定感を育むことの重要性」を実感した経験を紹介しています。これにより、フリースクールの講師として生徒の心の成長もサポートする意欲を示しています。

また、フリースクールならではの柔軟な指導方針に言及し、自己表現や自己肯定感の育成に力を入れ、安心できる学習環境を提供することに焦点を当てています。教育の本質的な部分に触れつつ、フリースクールの特徴に適した指導理念を述べることで、講師としての適性と熱意をしっかり伝えています。

予備校を目指す人向けの自己PR例文

学力をアピールした例文

私は教員として、生徒の学力向上に注力してきました。特に受験指導においては、難解な内容をわかりやすく伝える方法を工夫し、生徒一人ひとりの理解度に合わせた個別対応を行ってきました。教科書や参考書に加えて、独自に作成した補助教材や練習問題を活用することで、生徒の学力を効果的に引き上げ、成績向上に貢献しました。

予備校の講師としては、私の学力を活かして、生徒の理解を深めるための的確な指導を行いたいと考えています。特に受験生には、効率的な学習法や試験対策の重要性を伝え、志望校合格に向けた戦略的な学習をサポートします。過去の経験を通じて、問題の解法だけでなく、解く際のポイントや考え方を丁寧に説明することに自信があります。

学力を高めるための具体的な指導法を駆使し、予備校の生徒一人ひとりの合格を実現するために全力で取り組みます。(400字以内)

この自己PR文は、教員としての経験をもとに、予備校講師としての適性をアピールしています。具体的には、個別対応を重視した指導法や、難しい内容をわかりやすく伝える工夫を行ってきた点が強調されています。また、独自の教材や練習問題を活用することで生徒の学力向上に貢献してきた実績も記載されています。

全体的に、指導力や学力向上への取り組みを具体的に示し、予備校講師としての強みをしっかりとアピールしている内容です。

得意科目をアピールした例文

私は教員として、特に数学を得意科目として指導してきました。数学の授業では、論理的な思考を大切にし、難解な問題を一歩一歩解きほぐしていく方法を教えることに力を入れてきました。生徒がつまずきやすいポイントを早期に発見し、理解しやすい形で説明することで、多くの生徒が苦手を克服し、自信を持って学べるようになった実績があります。

予備校の講師としては、私の得意科目である数学を活かし、受験生に向けて、効率的で効果的な学習方法を提供したいと考えています。特に、数学の基礎から応用までの幅広い内容を、実際の試験問題に即した形で指導し、生徒が合格に必要な力を確実に身につけられるようサポートします。また、数学的な思考力を養うことで、他の科目にも良い影響を与えるような授業を展開したいと考えています。

得意科目である数学を通じて、予備校の生徒に対して高い学力を育成し、志望校合格を実現するために全力で取り組みます。(400字以内)

この自己PR文では、英語を得意科目として指導してきた経験と、その指導法に対する具体的なアプローチを述べています。特に、英語を「使える力」として養うことに焦点を当て、基礎から実践的な学習を通じて生徒の成績向上を実現した点が強調されています。

予備校講師としては、効率的で実践的な学習法を提供する意欲が示され、試験問題の分析を通じて受験生の力を高めるアプローチが伝わります。さらに、英語力向上が他の科目にも良い影響を与える点に言及し、学力向上の総合的な効果を狙った授業展開を提案しています。

全体を通して英語を得意科目として指導し、予備校での指導に活かすための熱意と具体的な方針がしっかりと表現されている自己PR例文です。

教員の職務経歴書で他人と差別化するコツ

差別化のコツ
  • 強みに独自性を持たせる
  • 具体的な実績を書く

強みに独自性を持たせる

教員の職務経歴書で他人と差別化するためには、「強みに独自性を持たせる」ことが重要です。教員の仕事内容はほとんどが同じであるため、差別化が難しいです。どうしても「どの教員でも言えること」が多くなってしまいます。

そこで、自分だけの指導法を紹介することなどが有効です。「グループディスカッションを導入して、生徒同士の意見交換を活発にした」といった具体的な工夫を示すことで、他の教員と差別化を図ることができます。

具体的な実績を書く    

教員の職務経歴書で他人と差別化するためには、具体的な実績を記載することが非常に重要です。抽象的な表現を避け、成果を具体的な数字やエピソードで示すことで、採用担当者に対して自分の能力を明確に伝えることができます。

例えば、「生徒の学力向上に貢献した」と記載するのではなく、「定期テストの平均点を10点向上させた」「英語の理解度を20%向上させた」といった具体的な数字を使うことで、実績の信頼性が高まります。また、「学力に差がある生徒には個別指導を実施し、進捗を定期的に確認した」など、どのような手法を用いて成果を上げたかを具体的に記載することが大切です。

これにより、自己PRがより具体的で説得力のあるものとなり、他の教員との差別化を図ることができます。

教員の職務経歴書はらくらく履歴書で簡単作成!

スマホで履歴書を作れるらくらく履歴書の紹介

教員から講師職を目指す場合、職務経歴書の書き方にはいくつかのコツがあります。教育に対する熱意を伝えながらも、転職理由をネガティブなものに感じさせないようにしなければなりません。

「らくらく履歴書」はパソコンやスマホから簡単に教員の職務経歴書を作成することができます。多くの人が悩みがちな自己PRについても、自分に合った例文を自動で生成してくれます。

完全無料で、簡単に職務経歴書の作成ができるため、教員としての日々の業務が忙しい方や効率的に転職活動を進めていきたい人はぜひ有効活用してみましょう。

らくだ先生
教員の職務経歴書の書き方まとめ
  • 教育に対する熱意をアピールする
  • 教員ならではの経験やスキルに重点を置く
  • 自己PRは転職先にあわせた内容で記載する

医療事務に復職するための職務経歴書の書き方|ブランクがあっても大丈夫?

医療事務はブランクがあっても再就職しやすく、安定して働ける仕事として人気です。特に、過去に経験がある方は再雇用の可能性が高くなっています。

ブランクがある方でも職務経歴書の書き方のポイントを押さえることで、ご自身の経歴を効果的にアピールすることができま す。

本記事では、医療事務の職務経歴書の書き方やポイント、自己PRの例文などもあわせて解説しています。医療事務への転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

医療事務の職務経歴書の書き方【準備編】

事前準備3ステップ

①医療事務としての今までの経験を振り返る

②志望クリニックの募集要項・求める人物像を把握する

医療事務に関連する資格やスキルを記載する

①医療事務としての今までの経験を振り返る

職務経歴書を書く際には、まず、これまでの経験を振り返ることが大切です。前職で担当していた業務を整理しましょう。患者様の受付業務や予約管理、カルテの取り扱い、診療報酬の請求業務など、どのような業務を行っていたかを明確にします。

ブランクがある場合も同様に過去の経験を思い出さなければなりません。かなり期間が空き、思い出せないような場合には、インターネットで業務内容などを調べながら振り返ってみましょう。

自分がどのように業務を進めてきたか、どんな成果を上げたかを振り返ることで、転職先においてどのような価値を提供できるかが見えてきます。これまでを振り返ることで、自己理解を深め、転職活動をより有利に進めるための準備が整います。

②志望クリニックの募集要項・求める人物像を把握する

医療事務で求められる人物像の例

・コミュニケーション能力

・丁寧で正確な作業

・責任感

・チームワーク

・柔軟な対応力

・高い事務処理能力

・医療知識や関連法規の理解

・ストレス耐性

・忍耐力

・問題解決能力

転職活動を進める上で、志望するクリニックの募集要項や求める人物像をしっかりと把握することは非常に重要です。求人情報に記載されている業務内容や求められるスキル、資格などをよく確認し、自分の経験と照らし合わせてみましょう。

また、クリニックの理念や方針、職場の雰囲気などもチェックし、自分がその環境でどのように貢献できるかを考えることが大切です。求める人物像に対して、自分の強みやこれまでの経験をどのように活かせるかを具体的にイメージすることで、面接時にも自信を持ってアピールできるようになります。

上記の表を参考に、自分の能力と病院が求める人物像とを照らし合わせてみましょう。

③アピールできる内容を取捨選択する

アピールできる経験やスキルの一例

・受付業務

・予約管理

・レセプト作成

・保険請求業務

・カルテ管理

・医療書類作成・処理

・売掛金管理

自分の良さをアピールするために色々なことを書きたくなってしまいがちですが、アピールする内容が多ければ良いというわけではありません。自分の経験やスキルの中から、1番自信のあるスキルを決めることが大事です。

例えば、受付業務や患者対応、診療報酬請求業務など、過去の経験の中で特に成果を上げた部分や、特定のスキルを活かした業務を強調すると効果的です。また、問題解決能力やチームワーク、柔軟性など、求める人物像に合った自己PRを選ぶことも大切です。

アピールする内容は多すぎても伝わりづらいため、志望する病院やクリニックにとって価値のあるポイントを絞り込み、簡潔に伝えることを心掛けましょう。

医療事務の職務経歴書の書き方【実践編】

医療事務の職務経歴書の書き方

①病院の種類や規模を明確に書く

②担当業務について細かく記載する

③医療事務に関連する資格やスキルを記載する

④職務経歴を仕上げてから職務要約を書く

①病院の種類や規模を明確に書く

【病院名】〇〇総合病院

【勤務期間】20XX年4月~20YY年3月

【病院の種類】総合病院

【病院の規模】病床数:400床、スタッフ数:500人、年間外来患者数:50,000人

【担当業務】…

医療事務の職務経歴書では、過去に勤務経験のある病院やクリニックの種類や規模を詳細に記載することが重要です。病院が総合病院なのかクリニックなのか、また病床数や従業員数を含めて詳細に記載することで、どのような環境で業務を行っていたのかが伝わります。

病院の種類や規模によって業務内容も大きく変わってきます。詳細に伝えることで採用担当もイメージがつきやすくなるため、上記の記載例を参考にしてみましょう。

②担当業務について細かく記載する

【担当業務】

・患者様対応:1日に約40名の患者様の受付業務を担当し、診察券の発行や問診票の記入案内を行う。

・予約管理:診察予約、検査予約の調整を行い、患者様の待ち時間を短縮するためのスケジュール調整。

・レセプト作成:月間1000件以上のレセプトを作成し、診療報酬請求業務を担当。請求漏れやミスがないよう、細心の注意を払い対応。

・保険請求業務:医療保険請求システム(○○システム)を使用し、保険請求業務を正確に処理。未収金の回収率を95%に維持。

・カルテ管理:患者様のカルテ情報を整理・管理し、データ入力や更新業務を行う。

・医療書類作成・処理:診断書や紹介状などの医療書類を作成し、患者様に適切に渡す。

・売掛金管理:患者様の支払い状況を確認し、入金確認や請求書の発行を担当。

・チーム業務の調整:スタッフ10名と協力し、効率的な業務進行をサポート。業務改善案の提案や新しいフローの導入を行う。

担当業務についても細かく記載することが重要です。上記のように、具体的な業務内容や役割を詳述することで、自分のスキルや経験をより明確にアピールできます。

さらに、業務の改善提案や効率化に貢献した実績を挙げることで、自己の能力をより一層強調できます。

③医療事務に関連する資格やスキルを記載する

【保有資格・スキル】

  • 医療事務関連資格(取得年月:XXXX年XX月)
  • 診療報酬請求事務能力認定試験(取得年月:XXXX年XX月)
  • 医療事務管理士(取得年月:XXXX年XX月)

【PCスキル】

  • Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)基本操作
  • 医療事務専用ソフト(例:電子カルテシステム、レセプト作成ソフト)使用経験
  • データ入力・文書作成・表計算などの業務に対応可能

医療事務に関連する保有資格がある場合、積極的に記載しましょう。資格は、業務に必要な知識やスキルを証明するものとして、転職先に対して自分の能力を示す強力なアピールポイントになります。

資格名と取得年月を明確にし、医療事務に関連する資格が複数あれば、すべて記載しましょう。また、パソコンスキルなどもあわせて記載しましす。医療事務では業務でパソコンを使用するため、パソコンスキルもアピールとして効果的です。

④職務経歴を仕上げてから職務要約を書く

職務要約の書き方例

「総合病院において5年間、医療事務として勤務し、外来受付、レセプト作成、保険請求業務を中心に担当してきました。特に、レセプト作成では月間数百件の請求処理を行い、正確かつ迅速な業務遂行を心掛けました。また、患者対応では、医療スタッフと密に連携し、スムーズな診療の進行をサポートしました。今後は、これまでの経験を活かし、病院全体の事務業務の効率化や、患者対応のさらなる改善に貢献できるよう努めていきたいと考えています。」

職務要約は職務経歴を書き終えてから、書き始めるようにしましょう。経歴全体を把握してから要約を作成することで、重要な業務や成果をしっかりと抽出できるからです。経歴を振り返ることで、強調すべきポイントやアピールしたい実績が明確になり、要約部分でより具体的で説得力のある内容を伝えられます。

また、一貫性のある内容にすることができ、採用担当者に自分のスキルや実績を効果的にアピールできます。

医療事務の職務経歴書を書く時のポイント5選

医療事務の職務経歴書のポイント

①職務要約には情報を詰め込みすぎない

②手書きではなくパソコンで作成する

③実績は1日や1月あたりの件数がアピールしやすい

④正社員以外の経歴も記載する

⑤3カ月以上の経歴のみ記載する

ポイント①職務要約には情報を詰め込みすぎない

医療事務の職務経歴書を作成する際、職務要約には情報を詰め込みすぎないことが重要です。職務要約は、これまでの経験を簡潔に伝える部分であり、過剰に情報を盛り込むと、採用担当者が重要なポイントを把握しづらくなります。

職務要約は「どのような業務を行ったか」「どんな成果を上げたか」「転職先でどのように貢献できるか」の3点を簡潔にまとめて伝えることが大切です。過去の業務内容を簡潔に示し、強みや実績を端的に表現することで、採用担当者に印象を与えやすくなります。

ポイント②手書きではなくパソコンで作成する

スマホで履歴書を作れるらくらく履歴書の紹介

医療事務の職務経歴書を作成する際は、手書きではなくパソコンで作成しましょう。医療事務の業務では、日々パソコンを使用してレセプト作成や患者情報の入力、保険請求業務などを行います。そのため、パソコンスキルは業務に欠かせない基本的な能力となります。

中には、自宅にパソコンがないという人もいると思います。らくらく履歴書では、スマートフォンからでも職務経歴書を作成することができます。必要事項を入力するだけで簡単に職務経歴書が作成できるため、パソコンがない人もぜひ一度試してみましょう。

ポイント③実績は1日や1月あたりの件数がアピールしやすい

患者対応やレセプション作成などは1日あたりや1月あたりの件数を具体的に示すことが効果的です。1日や1月あたりの件数を示すことで、業務の効率性やスピード、品質の高さを具体的にアピールできます。

数字で成果を示すことは、実務の経験を具体的に証明できるため、採用担当者があなたの能力をより判断しやすくなります。

ポイント④正社員以外の経歴も記載する

医療事務の職務経歴書では、正社員以外の雇用形態での経験も記載することが大切です。パートタイムや契約社員、アルバイトなど、さまざまな雇用形態での勤務経験も貴重な実績となります。雇用形態に関わらず、業務内容や成果をしっかりと記載することで、経験の幅をアピールできます。

特に医療事務は、柔軟な働き方が求められる場合も多いため、正社員以外の経歴があることはプラスに働くこともあります。どのような業務を担当し、どのように貢献したのかを具体的に記載することで、雇用形態に関わらず高い評価を得ることができます。

ポイント⑤3カ月以上の経歴のみ記載する

職歴欄には3カ月以上の経歴のみを記載するようにしましょう。短期間で退職した職場については、採用担当者にとっては余計な情報となることが多いです。長期間の勤務経験がある方が、スキルや専門性をしっかり証明できます。

特に医療事務のような専門職では、安定して長期間勤務してきた経歴が評価されます。3カ月未満の職場経歴を記載すると、転職回数が多い印象を与えることもあり、応募者の信頼性が低く見られる場合があります。そのため、過去に短期間勤務した職場があった場合でも、必要な経歴のみをピックアップして、職務経歴書を整理しましょう。

また、長期間勤務した職場での実績やスキルを重点的にアピールすることで、即戦力としての可能性を示し、転職先に対してしっかりとした印象を与えることができます。

医療事務経験者(ブランクあり)の職務経歴書き方例

編年式(時系列)

医療事務の職務経歴書の見本(時系列)

編年式では、職歴を時系列で記載し、実績や業務内容を簡潔にまとめます。これにより、採用担当者はあなたのキャリアを理解しやすく、どのような業務を経験してきたのかが一目で分かります。

編年式は職歴が一定の順番で成り立っている場合や、仕事の経験が継続的に関連している場合に適しています。

キャリア式(職種別)

医療事務の職務経歴書の書き方の見本(職種別)

キャリア式(職種別)では、同じ職場で複数の職種を経験している場合、職種ごとに業務内容や実績を整理することで、採用担当者に多様なスキルを持っていることを効果的に伝えることができます。

キャリア式では、複数の職務を経験している場合に便利です。これまでの経験を職種別にまとめることで、転職による職歴の断絶を感じさせず、スキルを強調できます。

【経験分野別】医療事務の自己PR例文

①クリニック勤務経験者

私は〇年間、〇〇クリニックにて医療事務として勤務しており、外来受付業務やレセプト作成、保険請求業務に携わってきました。患者様の受付から診察後の会計まで一貫して対応し、患者様に安心感を与えることを心がけていました。また、レセプト作成においては、医師からの診療内容を正確に記録し、請求ミスを防ぐために細心の注意を払っていました。保険請求業務では、保険会社とのやり取りを担当し、迅速かつ正確に処理を行うことで、未収金の回収率を向上させました。

ブランクがありますが、その間に医療業界の最新の情報や知識を学ぶために自己学習を続けてきました。また、医療事務に必要な資格も取得し、改めて医療業務の重要性を再認識しています。これからは、クリニックでの経験を活かし、より高いスキルを持って即戦力として貢献できるよう努めてまいります。

特にクリニックの医療事務は多岐にわたる業務を担うため、どんな業務を行っていたのかを明確に伝えることが大切です。

さらに、自己学習や資格取得を行うことでブランク期間があることもポジティブに伝えています。このように、過去の経験を生かしつつ、再学習によって成長意欲も示しており、意欲と準備が整っていることが伝わります。

②病院勤務経験者

私は〇年間、〇〇病院の内科部門で医療事務を担当し、外来・入院患者の受付業務やレセプト作成、保険請求業務を行ってきました。特に、内科に特有の診療報酬請求については、患者ごとの治療内容を正確に反映したレセプトを作成し、誤請求をゼロにすることを達成しました。また、保険請求業務では、未収金の回収率を15%向上させるため、月末に追跡確認を行い、保険会社との交渉を通じて遅延を減少させました。休職期間中には、専門分野に関連する資格を取得し、最新の医療知識を習得しました。これまでの経験を活かし、即戦力として貢献できると考えています。

病院には様々な診療科が存在します。それぞれの科で必要となる知識や業務が異なるため、自分がどの科での経験を積んできたのかを明確に伝え、専門性をアピールしましょう。

また、病院の医療事務は、医師や看護師、薬剤師といった他職種と連携して業務を進めることが多いです。専門分野に応じたチームとの協力や、業務の進行を円滑にするためにどのように調整を行ったかを述べることで、コミュニケーション力やチームワークをアピールできます。

ブランクがあっても大丈夫!医療事務が復職に適している理由

雇用形態が幅広い

医療事務は正社員、パートタイム、アルバイト、契約社員など、さまざまな雇用形態が選べるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。特に、シフトや勤務時間の柔軟性が高く、時短勤務や週数回の勤務ができる求人が増えており、復職後も無理なく続けやすい環境となっています。

また、医療事務に必要な資格や経験は、ブランクがあっても再学習や資格取得を通じて取り戻せます。短期間で職場に馴染みやすく、経験が不足している場合でも復職しやすいです。

このように、医療事務は雇用形態の選択肢が豊富で、家庭の事情や生活スタイルに合わせた働き方ができます。これにより、長期的に安定して働き続けることができ、復職後も無理なくキャリアを再開することが可能です。

再雇用の可能性も大いにある

医療事務は再雇用の可能性が高い職種の一つです。多くの医療機関では、以前の職務経験や知識を持った人材を評価するため、ブランクがあっても再雇用を歓迎する場合が多いです。医療事務の業務は、患者対応やレセプト作成など、特定の知識とスキルを必要としますが、過去に経験があれば、復職後も即戦力として活躍することができます。

また、医療機関では安定したスタッフの確保が求められており、経験者にとっては再雇用のチャンスが多くあります。特に、以前に働いていた医療機関や同じ地域の病院・クリニックでは、スタッフの再雇用を積極的に行うことが一般的です。

らくらく履歴書で職務経歴書を簡単に作成してみよう!

らくらく履歴書の紹介

医療事務はブランクがあっても再就職しやすい職種です。職務経歴書の書き方のコツや採用担当にみられるポイントをしっかりと押さえることで、ご自分の強みや経歴を最大限にアピールしましょう。

また、らくらく履歴書のツールを使用すればスマートフォンからでも簡単に職務経歴書を作成することができます。自己PRもAIが生成してくれるため、書き方に自信がない方や忙しい方はぜひ一度試してみてください。

らくだ先生
【医療事務】職務経歴書の書き方の
ポイントまとめ
  • 志望クリニックの募集要項・求める人物像を把握する
  • 医療事務の職務経歴書は手書きではなくパソコンで作成する
  • 正社員以外の雇用形態での経験も記載する

広報の職務経歴書の書き方を見本とあわせて徹底解説!【自己PR例文付き】

広報の仕事は業務内容が多岐にわたるため、転職者が職務経歴書の書き方に悩むことが多いです。しかし、書き方のポイントを押さえることで、内容を整理し、強みを効果的にアピールした職務経歴書を作成することができます。

本記事では、広報職の職務経歴書の書き方を徹底解説します。実際に役立つ自己PRの例文や職務経歴書の見本も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。ポイントを押さえた職務経歴書を作成し、転職活動を成功に導きましょう。

広報の職務経歴書の書き方【見本あり】

広報の職務経歴書の書き方例

経歴は業務内容ごとでわかりやすくまとめる

業務内容の記載例
  • 企業の広報戦略を立案・実行し、メディアリレーションズを強化
  • プレスリリースの作成およびメディア対応(インタビュー調整、取材対応、メディアリストの管理)
  • 自社ブランドのSNSアカウント(Instagram、Twitter、Facebook)の運用・キャンペーン企画・実行
  • ファッションショーや新商品の発表イベントなどの企画・運営
  • 広報活動の効果分析とレポート作成、次回施策へのフィードバック

広報の仕事は、企業ごとに求められる業務内容が異なるため、自分の経歴を業務ごとに分けて記載することが重要です

このように経歴を業務ごとに分ける理由は、具体的な成果や担当した業務内容をわかりやすく伝えるためです。広報業務は多岐にわたるため、どの業務にどれだけ携わったのかを明確に示すことで、広報としての専門性や幅広い知識・経験をアピールすることができます。

その結果、採用担当者に自分の強みと成果を効果的に伝えられるようになり、企業の求めるスキルや経験にマッチしていることを印象づけることができます。広報担当者としての専門性や幅広い領域における経験を伝え、転職先企業において即戦力として活躍できることを強調することができるでしょう。

実績は数字を入れて記載することが重要!

実績の記載例
  • SNSキャンペーンでFacebookフォロワー数を15%増加
  • ファッションショーや展示会にて、メディアからの取材を獲得し、複数のファッション誌に掲載
  • 新商品の発表に際し、初めてのメディア取材を獲得し、ブランド認知を向上

​​広報の実績欄は、イベントやキャンペーンの効果を数字で記載することが重要です。広報の実績欄は、自身が携わった業務や経験を、数字と合わせて記載することがとても大切です。上の表のように、どういったキャンペーンでどのくらい成果を上げたのかを数字で記載すると、採用担当者がイメージしやすくなります。

また、実績の数は多すぎても読みにくくなってしまうため、志望する企業と関連性のある実績を2〜3個記載してあげるのがいいでしょう。

さらに、戦略立案や予算管理を通じて広告費用の最適化を実現した実績やターゲット層を意識した戦略が成功した場合、その経験も強みとしてアピールすることができます。

業務に活かせる資格やスキルを記載する

活かせる資格やスキルの例
  • PRツール: Cision、Meltwater、PR Times
  • SNSツール: Hootsuite、Sprout Social
  • 分析ツール: Google Analytics、SNS分析ツール
  • ライティングスキル: プレスリリース、メディア向け資料、ブログ記事の作成
  • デザインツール: Adobe Photoshop、Canva(簡単なグラフィック作成)
  • 英語: ビジネスレベル(TOEIC 850点)
  • 広報関連資格: PRプランナー認定(2021年取得)

広報職では必ずしも専門的な資格が求められるわけではありませんが、業務に役立つ資格やスキルがある場合は、しっかりとアピールしましょう。資格以外にも、SNS運用に関するスキルとしてFacebookやInstagramの運用経験や、SNS広告の運用経験なども広報職には非常に役立つスキルです。

加えて、英語や他の外国語のスキルがあれば、海外チームとの連携やグローバル展開時に強みとなります。こうした具体的な資格やスキルを明記することで、自分の強みをより鮮明に伝え、広報業務における即戦力としての価値を高めることができるでしょう。

難しいと言われる広報の転職で差別化するコツ

差別化のコツ

①デジタル化への対応

②人脈のアピール

③語学力を活かす

④応募企業との共通点を探す

デジタル化への対応

現在、広報活動はデジタル化が進んでおり、SNSやオウンドメディアの活用が求められています。オウンドメディアを活用してブランド認知を拡大した、SNSの企画立案から運用まで携わっていた、などの経験は、強力なアピールポイントです。

SNS運用やデジタルマーケティングの知識・実績を強調し、オンライン上での効果的なプロモーション事例を記載することで、デジタル時代に適応できる広報担当者としてアピールすることができます。

人脈のアピール

広報職はメディアや業界関係者とのネットワーキングが欠かせません。過去に築いた関係を強調することで、転職先企業にとって即戦力としての価値を示すことができます。

メディア関係者やインフルエンサー、取引先企業との強い信頼関係を持っていることは、広報活動において大きなアドバンテージになります。過去の広報活動でどんな人脈を築いたか、メディアでの有益なプロモーションをどのように実現したかをアピールしましょう。

語学力を活かす

近年、グローバル化が進み、多くの企業が海外進出を果たしています。英語をはじめとする外国語が堪能であれば、海外メディアとのコミュニケーションや、国際的なブランド展開において重要な役割を果たすことができます。

特に、海外市場に向けたPR戦略の立案や、外国語でのプレスリリース作成、国際的なキャンペーンの実施経験は、企業にとって貴重な人材です。

語学力は企業の国際的な成長を支える広報担当者としての能力をアピールし、競争の激しい転職市場で差別化を図るポイントになります。

応募企業との共通点を探す

企業の方向性と自分の経験や強みが重なる部分を明確に記載することで、採用担当者に、あなたと一緒に働くイメージを持ってもらうことができます。

企業のビジョンやブランド価値、業界トレンドにどのように貢献できるかを自分の経験と照らし合わせ、具体的な例を挙げてアピールしましょう。

また、企業が注力している業界やターゲット層に対して、どのようなプロモーションを実施して成果を上げるかを示すことで、企業に即戦力として貢献できることを伝えることができます。

広報の職務経歴書で採用担当に見られるポイント!

面接時の様子

前職での広報ミッションに向けた取り組み

広報の仕事では、企業の戦略や目標に基づいて広報活動をどのように進め、成果を上げたかを明確に記載することが重要です。ブランド認知度向上を目指してメディアとの関係構築を進めたり、特定のターゲット層へのアプローチを強化したりした場合、その過程と結果を具体的に記載しましょう。

前職でどのような課題に取り組んだのか、そしてその結果、企業にどのような価値を提供できたのかを強調することが大切です。

自分なりの実現したい広報プラン

転職先で実現したい広報プランを職務経歴書に盛り込むことで、自分のビジョンを具体的に伝えることができます。新しい職場でどのような広報活動を推進し、企業の目標達成にどのように貢献できるかを示すことが重要です。

例えば、デジタルメディアやSNSを活用した新たなキャンペーンを立ち上げ、ターゲット層に向けた効果的なメッセージを発信する計画を立てるなどといった具体的なプランを記載することでオリジナル性を出すことができます。

オリジナル性をアピールすることで、採用担当者に対して自分がただの作業者ではなく、企業にとって新たな価値を提供できるクリエイティブな人材であることを強く印象づけることができます。独自の視点や斬新なアプローチを提案することで、企業の成長を後押しできると期待され、採用に繋がる可能性が高まります。

キャリアアップに向けた具体的な目標

広報の職務経歴書では、社内でのキャリアアップに向けた具体的な目標を明示することが大切です。企業側は、応募者が長期的な視点でどのように成長し、どんな形で貢献できるかを見極めたいと考えています。

そのため、広報チーム内でリーダーシップを発揮し、プロジェクト管理やチームの育成に携わることを目指すといった具体的なキャリアプランを示すことが有効です。

特に、デジタルメディアやグローバル展開に対応するためのスキルを高め、企業の成長により深く関与するなどといった志望する企業にあわせた具体的な目標は、企業にとって価値のある人材としての印象を与えることに繋がります。

スキル別!広報の自己PR【例文3選】

①コミュニケーション能力をアピールした自己PR

私は広報職において、優れたコミュニケーション能力を活かして、多様な関係者との調整や情報発信を行ってきました。特に社内外の連携を重視し、企業の目標達成に貢献してきました。例えば、前職で新商品ローンチのプロジェクトを担当した際、商品開発部門、マーケティング部門、経営層と密にコミュニケーションをとり、各部門の要望を反映させながらプロジェクトを進行しました。この結果、発表会ではメディア露出が30%増加し、SNSフォロワー数も20%以上増加するという成果を上げました。

また、メディアとの関係構築にも力を入れ、定期的なプレスリリースの配信や取材調整を通じて、多くのメディアに企業活動を取り上げてもらいました。特に、取材の調整においては、相手のニーズを理解し、適切なタイミングで情報を提供することで、メディアとの信頼関係を強化しました。このように、広報活動においては、関係者との調整力が重要であることを実感しており、今後もその能力を活かして企業に貢献していきたいと考えています。

広報職では、多くの人々と関わる機会が多いため、コミュニケーション能力は不可欠です。そのため、自己PRにおいてコミュニケーション能力をアピールすることは非常に効果的です。

しかし、単に「コミュニケーション能力がある」と伝えるだけでは不十分であり、実際にその能力をどのように業務で活かしたのかを具体的に示すことが重要です。

②情報収集力をアピールした自己PR

私は広報職で、情報収集力を活かして企業にとって有益なインサイトを提供してきました。特に、メディアの動向や業界のニュースをチェックし、競合分析を行い、広報戦略を常にブラッシュアップしています。また、人脈を駆使して、業界内の最新情報や有益なネットワークを活用しています。前職では、業界のイベントに積極的に参加し、メディア関係者や業界のキーパーソンと直接関係を築きました。その結果、新しいトピックやトレンドをいち早く把握し、プレスリリースやSNSコンテンツに反映させることができました。特に、競合が新商品を発表するタイミングを情報収集を通じて察知し、それを元に自社のプロモーション戦略を強化しました。SNSではインフルエンサーとのコラボを進め、フォロワー数が25%増加しました。このように、情報収集力と人脈を活用することで、広報活動の効果を最大化できる点が私の強みです。

情報収集力の高さは、広報担当者として非常に大きな強みとなります。優れた情報収集力を持つことで、競合他社や業界の動向、メディアで注目されているポイントを迅速に把握し、適切なPR戦略を立案することができます。

そのため、常に新しい情報を収集し、それを分析して活用する能力が求められます。情報収集力が高ければ、広報担当者としての信頼性も向上し、より精度の高い広報戦略を構築することができるでしょう。

③計画力・企画力をアピールした自己PR

私は広報職において、計画力と企画力を活かし、戦略的に企業のメッセージを広める活動を行っています。特に、キャンペーンやイベントの立案・実行において、目標達成に向けて細かな計画を立て、全体を調整する能力に自信があります。前職では、ブランドの認知度向上を目的とした大規模なイベントを企画し、ターゲット層に合わせたテーマ選定からスケジュール調整、メディアリレーションの構築までを担当しました。その結果、イベントの参加者数が目標を20%超え、メディア露出も50件以上に達しました。また、キャンペーンの効果測定を通じて改善点を見つけ、次回に活かすPDCAサイクルを回すことにも力を入れました。これらの経験を通じて、計画的かつ柔軟に対応できる企画力を発揮し、広報活動をより効果的に進めてきたことが私の強みです。

広報活動は、単なる情報提供ではなく、ブランドの認知度を向上させる、企業イメージを構築する、製品やサービスの販売促進を行うなど、明確な目的を達成するために行われます。

そのためには、目標設定や戦略的な計画が不可欠です。計画力がないと、目的を達成するための方向性を見失う可能性があります。

予算、時間、人的リソースといった制約がある中で、成果を上げた経験がある場合、具体的にアピールするようにしましょう。

広報の職務経歴書を書く時の注意点

経験分野やスキルを曖昧にしない

広報の職務経歴書を作成する際には、経験分野やスキルを曖昧にしないことが重要です。「メディア対応」「SNS運営」「イベント企画」など、どの分野でどのような活動を行ったかを明確にしましょう。

広報では、経験が重視されます。これまで経験してきたことや自分のスキルは大きなアピールポイントとなるため、詳しく、明確に書くことを意識しましょう。

プロジェクトでの立場や役割が不透明

職務経歴書は自分のスキルや実績を証明する重要な書類です。プロジェクトでの立場や役割が不透明な場合、どのように貢献したのか、どれだけの実績を上げたのか、コミュニケーションやチームワークにおいてどのようなスキルを発揮したのかを判断することができません。

そのため、職務経歴書には自分の役割を具体的に記載し、実績や貢献度を明確に示すようにしましょう。これにより、採用担当者に信頼感を与え、他の候補者と差別化を図ることができます。

前職に対する不満はNG

前職に対して不満があったとしても、その経験からどう学び、どのように自分を改善しようとしてきたのかを伝えることが大切です。企業は、前職での不満やトラブルが原因で転職を考えたのか、それともキャリアアップや新しい挑戦などのポジティブな理由があったのかを重視します。

転職活動では、ポジティブな姿勢を見せることを意識することが大切です。

広報への転職に関するQ&A

未経験者の転職は難しい?

広報は、人気の職種であるため競争率が激しいことから、未経験者の転職は難しいと言われています。しかし、コミュニケーション能力や文章力、マーケティングやPRに対する情熱などをアピールすることで、未経験者でも転職を成功させることは可能です。

未経験者の場合、「なぜ広報職を選んだのか」「広報に対してどんな情熱があるのか」をしっかり伝えましょう。前職での経験がどのように広報に活かせるかを示すことができれば、採用担当者にも納得してもらいやすくなります。

広報として異業界への転職は難しい?

不可能ではありませんが、広報担当での異業界転職は難しいです。特に、収入やキャリアアップを軸に転職されている方は、全く異なる業界への転職ではなく、同じ業界で規模の大きい企業への転職の方が効果的です。

広報のノウハウが各業界によって確立されているため、これまでの経験が活かせるかどうかが鍵となります。業界分析や企業分析をしっかりと行った上で検討してみましょう。

広報経験者の転職ツールは?

広報経験者の転職は、オープン採用だけではなく、ヘッドハンティングなどの道もあります。広報やPR業界の団体やイベントに参加し、情報収集に力を入れることで、業界内の最新トレンドを知り、新たな転職のチャンスを得ることができます。

また、広報経験者の転職活動を成功させるためには、転職サイトやエージェントを活用することに加え、自己アピールできるポートフォリオ作成や、オンラインでのスキルアップが効果的です。

広報の職務経歴書はらくらく履歴書を使って作成しよう!

らくらく履歴書の紹介

転職活動は、忙しい合間をぬって行わなければならないため、手助けしてくれるツールを活用して効率的に進めるようにしましょう。らくらく履歴書を使えば、豊富なフォーマット・テンプレートやAIによる入力補助ですぐに履歴書・職務経歴書が作成できます。

らくらく履歴書から「広報・PB職」の職務経歴書のテンプレートを用いて、上述したポイントを押さえながら職務経歴書を作成してみましょう。

らくだ先生
【広報】職務経歴書の書き方の
ポイントまとめ
  • 広報の職務経歴書は実績のアピールが重要
  • 自己PRでは活かせるスキルを効果的にアピール
  • 前職の不満を書くのはNG

退職届・退職願の正しい書き方と提出方法【テンプレートあり】

「退職届はどうやって書けばいい?」「上司に渡すタイミングがわからない」など、退職を決意しても、正しい退職届の書き方やマナーについて迷う方は多いです。退職届は、会社に正式な意思を伝える大切な書類です。形式や提出方法を誤ると、上司や会社に悪い印象を与えることもあります。

そこで本記事では、テンプレートを使って退職届の書き方や提出時の注意点、封筒の折り方・入れ方まで詳しく解説します。初めて退職届を書くという方も、ぜひ参考にしてください。

退職届・退職願・辞表の違いとは?

退職を決意した際に必要となる書類には、「退職届」「退職願」「辞表」の3種類があります。それぞれ似たような印象を受けるかもしれませんが、実は用途が異なります。正しく使い分けることで、スムーズかつ礼儀正しい退職手続きが進められるため、それぞれの特徴をしっかり理解しておくことが大切です。

退職届|退職確定後に提出する書類

退職届は、退職が正式に決定した後に提出する書類です。退職届を提出した時点で、撤回が難しい場合が多いため、慎重に準備する必要があります。会社によっては、規定の書類が用意されている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

退職願|退職の意思を伝える書類

退職願は、退職の意思を会社に伝えるための書類です。退職を希望する段階で提出するものであり、必ずしも退職が確定するわけではありません。上司との相談や会社の判断を経て退職日などが決定するため、退職届の前段階として扱われることが一般的です。

辞表|役職者や公務員が退職する際に提出する書類

辞表は、主に役職者や公務員が退職する際に使用する書類です。一般社員が退職する場合には通常「退職届」を使用しますが、役職者や特定の立場の人が職を辞する場合に「辞表」を用いることが多いです。そのため、その立場からの退任を表明する役割を持っている書類でもあります。

退職届の書き方【テンプレート付き】

一般的には退職届や退職願といった書類は、縦書きを使用します。しかし、横書きで作成しても問題はありません。

また、基本的に、退職届は縦書きでも横書きでも同じ内容を記載します。注意点としては、構成や書き方の順番が異なるため、よく確認しておきましょう。

縦書きのテンプレート・サンプル

退職届の縦書きテンプレート

縦書きの退職届の構成

  1. 一行目に「退職届」と書く
  2. 本文の一行目の下部には、「私儀」(わたくしぎ)と書く
  3. 退職理由が自己都合の場合、「一身上の都合」と書く
  4. 退職日付は、上司との相談や会社の判断した日付を書く
  5. 退職届を提出する日付を書
  6. く自分の所属する部署と氏名を書き、捺印する
  7. 最後に企業名と代表者名(宛名)を書く

\縦書きの退職届のテンプレートはこちらからダウンロード/

出典:すぐに使える退職届・退職願テンプレート|ビズ研

横書きのテンプレート・サンプル

退職届の横書きテンプレート

横書きの退職届の構成

  1. 一行目に「退職届」と書く
  2. 右端に提出日付を書く
  3. 宛名として退職する企業名や責任者の名前を書く
  4. 提出日付と同様、右端に自分の名前・部署名を書き、捺印する
  5. 本文の書き初めは「私儀」と書く
  6. 退職理由・退職日を書き、最後に「以上」と書く

\縦書きの退職届のテンプレートはこちらからダウンロード/

出典:すぐに使える退職届・退職願テンプレート|ビズ研

退職届を手書きする際に必要なもの

白い便箋やA4・A5用紙

退職届を作成する際には、白い無地の便箋やA4またはA5サイズの用紙を使用することが基本です。罫線は入っていても構いませんが、装飾やデザインが入ったものではなく、シンプルなものを選びましょう。

紙のサイズは職場の慣例に合わせることが望ましいですが、特に指定がない場合はA4かA5サイズが無難です。また、折り目や汚れがあると失礼にあたる可能性があるため、作成する前に紙の状態をよく確認し、丁寧に扱いましょう。

黒いボールペンまたは万年筆

退職届を手書きで書く場合は、黒インクのボールペンまたは万年筆を使用するのがルールです。青や赤といったカラーペン、消えるタイプのペンは絶対に使わないようにしましょう。

ボールペンの場合は、文字が掠れにくく、滑らかに書けるものを選ぶと良いでしょう。また、万年筆を使用する場合は、インク漏れや掠れを防ぐために事前に試し書きを行うことをおすすめします。書く際は、落ち着いた環境で一文字ずつ丁寧に記入しましょう。

印鑑

一般的に、退職届には捺印が必要です。印鑑は基本的に認印で問題ありません。退職届は法的な効力を持っている書類ではありませんので、リスクを考えると実印は使わない方が無難です。

また、印鑑を押し忘れたとしても、法的な義務があるわけではないため受理されるケースがあります。ただし、会社によっては印鑑を必要とする場合もあるため、再提出を求められる可能性もあるでしょう。

封筒

退職届を提出する際は、白い封筒を用意しましょう。郵便番号の枠がない、無地のものが理想的です。丁寧な印象を与えるためにも、清潔で汚れのない封筒を使用しましょう。

また、封筒のサイズは退職届の用紙を三つ折りした際にピッタリと合うものが適切です。A4サイズの用紙には長形3号が、B5サイズの用紙には長形4号の封筒が適しています。

退職届の折り方と封筒への入れ方【見本あり】

退職届の便箋・用紙の折り方

退職届の折り方

通常、退職届は三つ折りにして封筒に入れるのが一般的です。まず、用紙を真っ直ぐに置き、下の方を約3分の1の位置に折ります。次に、上の方を下に折り返して、上下の端を合わせましょう。

このように三つ折りにすることで、封筒に収めやすく、きれいに保管できます。なお、用紙が破れたり、角が丸まったりしないよう、優しく折りたたむようにしましょう。

退職届の封筒への入れ方

退職届の封筒への入れ方例

退職届を封筒に入れる際は、退職届がきれいに収まるように注意深く作業を進めましょう。三つ折りした用紙を封筒の底に向かって軽く押し込むように入れます。

このとき、用紙の向きは書き出し部分が封筒の裏側の右上にくるのが正解です。そうすることで、受け取った上司がスムーズに封筒から出して書類を確認できます。

封筒の宛名の書き方

退職届を出す封筒の宛名の書き方

退職届を封筒に入れる際、封筒の表面の中央に「退職届」と書き、裏面の左下に自分の名前と部署名を記載します。また、手渡しをする場合は基本的に封をする必要はありません。もしも、郵送する場合は封をした場所に「〆」と記載しましょう。

退職届を提出する一般的なフロー

退職届を提出するまでの流れ
  1. 退職する決意を固める
  2. 直属の上司に退職の意思を伝える
  3. 退職届を作成し、提出する
  4. 業務の引き継ぎを行う
  5. 最終出勤日は退職の挨拶をする

辞めることを決意したら、まず直属の上司に退職の意思を口頭で伝えることから始めます。このとき、退職理由や希望退職日を具体的に相談し、了承を得ましょう。会社によっては、人事部との面談が必要な場合もありますので、会社の手続きに従って進めてください。

次に、退職届を作成します。会社指定のフォーマットがある場合はそれに従い、内容に誤りがないよう丁寧に記入します。退職届が完成したら、上司に直接手渡しで提出します。封筒に入れてきれいな状態で渡すことがマナーです。

その後、退職日までに業務の引き継ぎを行います。後任者がスムーズに対応できるよう、資料の整理や必要な説明をしっかり行いましょう。最終出勤日には、感謝の気持ちを伝えることが大切です。最後まで誠意を持って対応することで、良好な関係を保ちながら退職を迎えることができます。

退職届を提出する際の注意点

提出前に上司に相談する

退職届を提出する前に、まずは直属の上司に退職を考えていることを相談しましょう。いきなり退職届を渡すと、上司や職場に混乱を与えてしまう恐れがあります。相談の際は、退職理由や希望する退職時期を明確に伝え、業務に支障が出ないようなスケジュールを提案します。

また、退職の相談はタイミングも大切です。忙しい時期や業務中に相談するのではなく、落ち着いて話ができる時間を選ぶようにしましょう。上司へ事前に相談することは、円満退職の第一歩です。

会社の就業規則を確認する

退職届を作成する前に、会社の就業規則を必ず確認しましょう。就業規則には、退職の申出期限や手続きの詳細が記載されています。多くの会社では、退職の意思を伝えるのは1〜2ヶ月前であることが一般的ですが、職種や業務内容によって異なる場合があります。

また、退職に伴う有給休暇の消化や、必要な書類の手続きについても確認しておくとスムーズに進められるでしょう。就業規則を守ることは、会社とのトラブルを防ぎ、円満な退職手続きに繋がります。

メールや郵送よりも手渡しで提出する

退職届は、メールや郵送ではなく、手渡しで提出するのがビジネスマナーです。直接上司に手渡すことで、感謝の気持ちや誠意を伝えることができ、より良い印象を残せます。

手渡しの際は、封筒に入れた退職届をきれいな状態で準備し、落ち着いた場所で渡すのが理想です。やむを得ない事情で手渡しが難しい場合でも、事前に上司に連絡を入れるなど、礼儀を尽くすようにしましょう。

引き継ぎを丁寧に行う

退職届を提出した後は、退職日までの間に業務の引き継ぎを丁寧に行うことが求められます。後任者やチームがスムーズに業務を継続できるよう、必要な資料やマニュアルを整理し、具体的な説明を心がけましょう。

引き継ぎ内容をチェックリスト化したり、フォローアップのための連絡先を共有したりすることも効果的です。また、引き継ぎが完了した後も、最後まで責任感を持って業務に取り組むことで、職場に良い印象を残すことができます。

退職届に関するよくある質問

退職届を提出するタイミングはいつ?

退職届を提出するタイミングは、退職希望日の1〜2ヶ月前が一般的です。ただし、会社の就業規則により、退職の際のルールが異なるため、事前に確認しておきましょう。特に、引き継ぎや後任者の手配が必要な場合は、十分な準備期間を確保するためにも早めの申し出が望まれます。

退職届の理由は必ず書かなければならない?

退職届には退職理由を記載しますが、具体的な内容を書く必要はありません。テンプレートでも紹介したように、「一身上の都合」と記載するだけで大丈夫です。個人的な理由や会社に対する不満を記載すると、不要なトラブルを招く恐れがあるため、シンプルな表現を心がけましょう。

退職届は手書きで提出しなければならない?

手書きで作成することが一般的ですが、会社からの指定が特にない場合はパソコンで作成して提出することも可能です。WordやPDFファイルでテンプレートをダウンロードしておくことで、簡単に作成できます。

ただし、手書きには丁寧さや誠意が伝わるメリットがあるため、どちらを選ぶかは状況に応じて判断してください。いずれの場合も、内容を正確に作成することが最優先です。

退職届を提出した後に撤回できる?

退職届を一旦提出した後に撤回することは非常に難しいでしょう。事情が大きく変わった場合には、会社側と相談することで例外的に撤回が認められるケースもありますが、基本的にはあまり期待はできません。

退職届は、退職の意思を明確に示す書類であり、提出した時点で会社側も退職を前提に動き始めます。そのため、提出前に退職することを慎重に考え、迷いがある場合はまず上司に相談することが大切です。

退職届を正しく書いてスムーズな退職を目指そう

退職届は、会社に正式な退職意思を伝えるための重要な書類です。正しい形式やマナーを守って作成し、適切なタイミングで提出することで、円満な退職に繋がります。また、上司への相談や業務の引き継ぎなど、退職までの過程も丁寧に対応することが大切です。

最後まで誠意を持った行動を心がければ、退職後も良好な関係を築くことができ、次のステップを気持ちよく踏み出せるでしょう。テンプレートを上手く活用し、スムーズな退職を目指して準備をしっかり進めてみてください。

らくだ先生
退職届をテンプレートで作る方法のまとめ
  • 退職届は縦書き・横書きどちらでもOK!
  • 退職届を出す前に上司に相談することがおすすめ
  • 最後まで誠意のある対応をすることで円満退社に繋がる!