インターンの履歴書の書き方とは?自己PRの例文も紹介

履歴書とESの違い

履歴書とエントリーシート(ES)は、就職活動やインターンシップ応募時に使われる重要な書類ですが、それぞれの役割や目的には違いがあります。

履歴書は主に応募者の基本情報や学歴、職歴など、事実を簡潔に伝えるための書類です。

応募者のプロフィールを把握するためのベースとなり、形式も比較的統一されています。

一方、ESは企業ごとに異なるフォーマットが用意されており、自己PRや志望動機など、応募者の個性や適性を具体的にアピールすることを目的としています。

履歴書が事実の「羅列」であるのに対し、ESは「自己表現」の場と言えるでしょう。

そのため、履歴書では分からない応募者の人柄や価値観を伝えることが求められます。

両者を効果的に使い分け、魅力を最大限に伝えましょう。

インターンシップの履歴書は手書きとweb作成どっちが良い?

インターンシップの履歴書を手書きにするか、Web作成にするかは、応募先企業の指定や応募方法に応じて判断します。

特に指定がない場合、それぞれのメリットを考慮して選ぶと良いでしょう。手書きの履歴書は、丁寧さや誠実さを直接伝えられる点が強みです。

一方、Web作成やPC入力の履歴書は、レイアウトが整って読みやすく、ミスが少ないことが利点です。

企業文化や募集要項を確認し、適切な形式を選ぶことが大切ですが、どちらの場合でも、内容の充実を最優先させましょう。

インターンシップの履歴書の選び方

インターンシップに提出する履歴書を選ぶ際は、企業の指定があるかどうかをまず確認しましょう。

指定がない場合、市販の履歴書やフォーマットを自由に選べますが、自分のアピールポイントがしっかり伝えられるものを選ぶことが重要です。

手書きで作成する場合

手書きの履歴書は、丁寧さや誠実さをアピールする際に効果的です。

紙の履歴書は、大学の購買や文房具店、100均などでも購入可能ですが、記入項目が異なる場合があるため、購買や文房具店で買うのがおすすめです。

作成時は、黒のボールペンや万年筆を使用し、清潔感のある仕上がりを心掛けましょう。文字は丁寧に整え、誤字脱字がないよう注意が必要です。

もし間違えた場合は、修正液や修正テープを使わず、新しい履歴書に書き直すことがマナーとされています。

webやスマホで作成する場合

Webやスマホでの履歴書作成は、効率性や正確性に優れ、現代のインターンシップ応募において広く活用されています。

テンプレートや専用ツールを活用すれば、均一なフォーマットと見栄えの良い仕上がりを実現できるでしょう。

webの履歴書テンプレートの多くは無料でダウンロードでき、コンビニ印刷にも対応しているため、履歴書の作成を急いでいる方には特におすすめです。

ただし、誤字脱字や細かいフォーマットの確認には注意が必要です。企業名や自分の氏名、志望動機などの入力ミスがないよう、何度も確認しましょう。

インターンシップで提出する履歴書の書き方

インターンシップで提出する履歴書は内容が大切なのはもちろんですが、それ以上に基本的なミスやマナー違反がないことが大前提です。志望動機や自己PRを書くことに気を取られがちですが、ここでは基本情報の正しい書き方について解説していきます。

基本情報

履歴書に記載する基本情報は、応募者の身元を正確に伝える重要な部分です。省略や誤記がないよう、住民票に記載されている内容を基準に正しく書きましょう

まず、氏名は住民票通りの字体で記入します。ふりがなを書く場合は名字と名前の間に少し空白を入れることで、より読みやすくなります。

また、履歴書に押印する箇所がある場合は印鑑を押す必要があります。認印を使い、シャチハタは避けるのが一般的なルールです。

日付は、西暦と和暦のどちらを用いても問題ありませんが、履歴書全体で統一することが求められます。

住所は、都道府県から始め、丁目や番地を省略せずに書くことが大切です。住民票に記載された表記に従い、ハイフンなども正確に使用します。

続いて、電話番号は日中に自分が受け取りやすい番号を記入します。携帯電話番号のみの記載でも問題ありませんが、固定電話を併記するとより丁寧です。

基本情報は応募者の信頼性を示すための重要な部分なので、一つひとつ丁寧に記入することを心掛けましょう。

証明写真

ヨコ30mm、タテ40mmのサイズの証明写真を貼り付けます。3ヶ月以内に、写真館またはスピード写真機で撮影したものを使用します。

写真を撮影するときはスーツまたはビジネスカジュアルな服装で写り、髪の毛が目や耳にかからないような髪型に整えましょう。

歯は見せずに口角を少し上げて軽く微笑む表情を意識すると、自然な笑顔になります。

また、貼り付ける際はテープ糊を使用すると写真を汚さずに貼り付けることができます。万が一剥がれてしまった時のために、写真の裏側に氏名と学校名を記入しておきましょう。

また、履歴書を書き損じてしまうこともあるため、写真を貼るのを最後にすると写真を無駄にしなくて済みます。また、当然のことですが一度別の履歴書で使用した写真を再度貼り付けるのはやめましょう。

学歴

履歴書の学歴欄には、最初の行に「学歴」と記載した後、卒業した中学校から記入を始めます。高校や専門学校、大学の場合は、学校名だけでなく学部や学科名まで正式名称で書くのが基本です。

例えば、「○○高校」ではなく、「○○高等学校」と省略せずに記入しましょう。学歴は時系列で記載し、新しい学歴ほど後に書きます。中退の場合もその旨を記載し、空白を避けます。

また、進学していない場合や最終学歴が中学校の場合も、その内容を省略せずに記載することが大切です。履歴書は正式な書類ですので、略称や通称を避け、正確な情報を記載するようにしましょう。

職歴

学歴欄の最終行から1行空けた後、行の中央に「職歴」と記載してから書き始めます。正社員や契約社員としての雇用経験がない場合は、「なし」と記載します。

アルバイトは基本的に職歴には含まれませんが、インターンシップの応募内容によっては記載が求められる場合もあるため、企業の指定に注意しましょう。

職歴がある場合は時系列で記載し、勤務先の会社名や所属部署など、正確な情報を記載します。正式名称で記入し、略称を使わないように気を付けましょう。

また、全ての職歴を書き終えたら、最後に「以上」と記載して締めくくるのがマナーです。

免許・資格

資格欄には、取得年月が古い順番に免許や資格を記載します。

例えば、自動車運転免許の場合は、「普通自動車第一種運転免許」と正式名称を記載するのが原則です。資格名は略称を避け、正確に書くことで履歴書全体の信頼性を高めます。

語学系の資格であれば、「実用英語技能検定」や「TOEIC Listening & Reading Test」のように正式名称を記載しましょう。

資格の正式名称が分からない場合は、取得元の公式情報を確認しておくと安心です。この欄はスキルをアピールする機会でもあるため、正確かつ丁寧に記入することを心掛けましょう。

本人希望記入欄

本人希望記入欄には、特別な希望がなければ「貴社の規定に従います。」と記入するのが基本です。

この欄は、必要に応じて応募者の希望条件を伝える場でもあるため、インターンシップの職種が複数ある場合や勤務地の希望がある場合は、それを具体的に記載します。

また、勤務可能な曜日や時間帯、希望する勤務開始時期など、企業に伝えるべき事項があれば、簡潔にまとめて記入しましょう。

ただし、記載内容が多くなりすぎると、企業側に交渉が難しい印象を与える可能性もあるため、書き方には注意が必要です。希望がない場合でも、丁寧に記載することで、企業への配慮を示すことができます。

提出前に確認しておくポイント

履歴書を提出する前には、誤字脱字がないかを再確認することが大切です。

特に、名前や住所、志望動機など、重要な情報に誤りがあると大きなマイナス印象を与えます。また、写真の貼り付け忘れや押印漏れもよくあるミスなので、丁寧に確認しましょう。

手書きの履歴書の場合、下書きの跡が残らないように仕上げることも重要です。さらに、面接の際に備えて、履歴書のコピーをとっておくことをお勧めします。

面接では、履歴書の内容をもとに質問がされることが多いため、事前に内容を把握しておくことが大切です。

履歴書の提出時には、手渡しでも郵送でも、必ずクリアファイルに入れて折り目がつかないようにし、きちんとした印象を心掛けましょう。

志望動機と自己PRの書き方

志望動機と自己PRは応募者の人となりや考え方が如実に現れる重要な要素です。また、書かれている内容や表現の分かりやすさも大切なので、ここではフレームワークを使用した志望動機と自己PRの例も掲載します。企業の求める人材像を意識しながら志望動機や自己PRを作成しましょう。

志望動機の効果的な記載方法

企業は、志望動機を通して「学生がやりたいことや学びたいことが自社で実現できるのか」という点を見ています。

志望動機を書き始める前に、しっかりと企業・業界研究をして、自分が学びたいことがその企業で実現可能なのかを見定めましょう。

また、企業や業界に関する最新のニュースや、プレスリリースをチェックしておくのもおすすめです。

ここでは、起承転結のフレームワークを使った志望動機の作成について解説します。これまで自分自身が経験したことをベースに、なぜその企業でインターンシップをしたいのか、自分の考えを書きましょう。

起承転結の構成

  • 「起」導入、自分のベースとなる経験
  • 「承」内容を膨らませる
  • 「転」志望動機へとつながる部分
  • 「結」まとめ、結論

最後に、起承転結を使用した志望動機の例を紹介いたします。

私は小さな頃から人の喜ぶ顔が好きで、ショーなどを見に行ってもショーそのものよりもそれを見て喜ぶ家族や友人の顔を見るのが好きでした。(導入)

 

母の喜ぶ顔が見たくて夜勤明けの母のためにご飯を用意したり、友達に喜んでもらいたくて徹夜で手作りのケーキを用意したりと、「何をすれば目の前の人は笑顔になるのか」を考えて行動に移すことに充実感を感じていました。(内容を膨らませる)

 

そんな中、御社がプロデュースする遊園地へ遊びに行った際に、季節ごとに細やかに変わる園内のデコレーションのような目につきやすい部分から、混雑してきた際はすぐにスタッフが導線の整理を行なったりといった目につきにくい部分まで、サービスが徹底されており、非常に感銘を受けました。

 

「人を喜ばせ、楽しませるプロ」である御社のもとでぜひインターンシップに参加させていただき、御社の企業理念についてさらに深く理解し、学びたいと思い応募させていただきました。(志望動機へつながる部分)

 

御社のもとで、ぜひサービス業の真髄について学びたいと思っております。(結論)

自己PRで魅力を伝えるコツ

企業は「学生に自社で活躍するためのスキルや能力があるのか」という点を自己PRで見ています。「この学生にはぜひ自社でインターンシップをして欲しい!」と思ってもらえるように、応募先の企業で有用な自信のスキルや能力をアピールしましょう。

自分の長所がよく分からない・・・という方は、まずは自己分析から始めてみましょう。オンラインでできる自己分析ツールなども活用してみてください。また、第三者から見た自分の印象を伝えてもらう「他己分析」も併せて行うと、主観的になりがちな自己分析に新たな観点からのフィードバックをもらうことができます。

自己PRの作成においては、PREP法というフレームワークを使用すると自分の言いたいことが分かりやすく簡潔に伝えられるので、参考にしてみましょう。

PREP法の構成

  • Point:まず結論を述べる
  • Reason:上記の結論に至った理由を述べる
  • Example:理由を補強するための具体例を述べる
  • Point:結論の言い直し

では、PREP法を使用した自己PRの例を紹介いたします。

私の強みはマネジメント能力です。(結論)


多くの人が属するグループのマネジメントを任されても、一人一人と対話をし問題点を見つけ、解決に導くことができます。(理由)


私は大学祭を運営する団体の実行委員長を務めております。
昨年の大学祭の準備の際に、団体に所属する1年生メンバーたちが少しずつ活動に参加しなくなり、それを不満に思う上級生たちが増えていました。その問題を解決するために私は1年生一人一人と連絡を取り、高圧的にならないように心がけながらなぜ活動に参加しないのかを聞いて回ると、「もっと自分達も中心となって活動に参加したい」という声が多く出てきました。「1年生は初めての大学祭で慣れていないから」という理由で1年生メンバーに1から企画を考える仕事を任せず、補助的な仕事を与えたことでモチベーションが低下していたことが、活動に参加しなくなった大きな原因であることを突き止めました。その対策として、一年生のみで企画・運営をするスペシャル企画を発案し、上級生たちにアドバイザーをしてもらうことでサークル活動から足が遠のいていた一年生たち全員を呼び戻し、上級生も交えた和気藹々としたサークル運営を実現することができました。(具体例)


多くの人が集まれば大なり小なり問題は起こりうるものですが、どんな問題が起こっても、私は問題点を見つけ適切に対処することができます。(結論の言い直し)

webやスマホで履歴書を作成するときの注意点

Webやスマホで履歴書を作成する場合は、利便性や効率性が魅力ですが、いくつかの注意点を守ることが大切です。

特に、データ保存や証明写真のクオリティ、PDF形式への変換といった点に気を配ることで、完成度の高い履歴書を作成できます。

また、テンプレートや専用アプリを活用することで、レイアウトの整った見やすい履歴書に仕上げることも可能です。

これらの作成時に意識したいポイントについて説明します。

作成中はこまめに保存する

Webやスマホで履歴書を作成する際は、こまめにデータを保存する習慣をつけることが重要です。

作成中にアプリが予期せず終了したり、ネットワークが切断されたりすると、途中までの作業が失われる可能性があります。

これを防ぐために、履歴書作成ツールの自動保存機能を利用するか、定期的に手動で保存することをおすすめします。

スマホアプリを使っている場合は、途中で「保存」ボタンを押して進捗を記録しましょう。また、クラウドサービスを活用してデータを同期しておけば、端末の故障や紛失時にも安心です。

保存忘れを防ぐことで、作成作業を効率的かつスムーズに進めることができます。

証明写真は高画質で貼る

履歴書に貼る証明写真は、応募者の第一印象を決定づける重要な要素です。Webやスマホで作成する場合でも、写真の画質には特に注意を払いましょう。

解像度の低い画像やぼやけた写真は印象を損ねる原因になるため、明るく鮮明なデータを使用することが必要です。

履歴書に貼る写真のサイズは、縦40mm×横30mmのサイズが一般的とされています。

また、撮影後の写真をスマホで取り込む場合は、余白をカットしてバランスよく調整しましょう。

サイズの編集には証明写真アプリを活用するのがおすすめです。

写真の質をしっかりと管理することで、履歴書全体の印象を格上げできます。

PDF出力とコンビニ印刷が可能なツールを使う

スマホで履歴書を作成する場合、PDF出力機能を備えたアプリやツールを使用すると便利でしょう。

スマホやアプリで作成した履歴書を、メールに添付して送付する場合や、印刷して郵送する場合もあるため、必ずPDF出力とコンビニ印刷に対応しているテンプレートを利用してくださいね。

また、PDF形式で出力してスマホに保存しておけば、近くのコンビニでプリントアウトすることも可能です。

多くのコンビニプリントサービスは、スマホアプリから直接PDFファイルをアップロードして印刷ができるので、外出先でも手軽に履歴書を用意できます。

履歴書送付前に要チェック!

履歴書は応募先への第一印象を左右する重要な書類のため、送付前にしっかりと確認し、ミスを防ぐことが大切です。

メールで送る場合と郵送で送る場合、それぞれに注意すべきポイントがあります。

以下のチェック項目を参考に、履歴書を送付する準備を万全に整えましょう。

メールで送る場合

件名は入力したか

メール送付時に件名を入れ忘れるのは、多くの人がやりがちな失敗です。

件名がないと、受け取る側で重要メールとして認識されにくくなります。

例として、「インターンシップ応募書類(氏名)」のように、内容が明確な件名を設定しましょう。

履歴書のファイル名は自分の名前に変更したか

送付する履歴書ファイルの名前が、「履歴書.pdf」のままでは、他の応募者と混同されるリスクがあります。

「履歴書_氏名」など、自分の名前が入ったファイル名に変更し、企業側が簡単に識別できるよう工夫しましょう。

誤字脱字がないか

メールで送る場合、メール内の文章でも誤字脱字がないかを必ず確認しましょう。履歴書が完璧でも、変換ミスや脱字などが少しでもあると印象が下がってしまいます。

特に、担当者の方の名前の間違いなどは言語道断なので、絶対に間違えないようにしてくださいね。

郵送で送る場合

記入漏れがないか

履歴書の記入漏れは、相手に注意不足な印象を与える原因となります。

郵送前に、日付や署名欄、必要な情報がすべて埋まっているかを確認し、提出書類として完璧な状態にしましょう。

宛先は間違えていないか

郵送時に宛先が間違っていると、応募が無効になってしまう可能性があります。

封筒に記載した企業名、部署名、担当者名が正しいかを丁寧にチェックし、誤送を防ぎましょう。

封筒に「履歴書在中」と記載したか

郵送用の封筒には、「履歴書在中」と赤字で記載することがマナーです。

スタンプを使うか、手書きで丁寧に書き、封筒の表面左側のやや下に記載します。

「履歴書在中」と明記することで、採用担当者へ届くよう迅速に対応してもらえます。

履歴書の控えを手元に残したか

郵送後の面接時に備えて、履歴書のコピーを手元に保管しておきましょう

自分が書いた内容を事前に振り返ることで、面接の受け答えがスムーズになります。

また、手元に控えを残しておけば、万が一の郵送トラブル時にも役立ちます。

インターンシップの履歴書に関するよくある質問

最後に、インターンシップの履歴書を作成する上で役に立つ情報をQ&A形式で記載します。ぜひ目を通していってください。

インターンシップの履歴書のサイズは何を選べばいいの?

履歴書には、A4サイズとB5サイズの2種類があります。応募先の企業から指定がある場合は、その指定されたサイズを使用するのが基本です。

もし特に指定がない場合は、どちらを選んでも問題ありません。ただし、自己PRや志望動機などで多くの情報をアピールしたい場合は、A4サイズを選ぶのがおすすめです。

A4サイズは記入欄が広いため、細かい内容まで詳しく書くことができ、アピールの幅が広がります。

一方、B5サイズはコンパクトで持ち運びしやすく、簡潔な内容をまとめたい場合に向いています。自分が伝えたい情報量や応募企業の雰囲気に合わせて適切なサイズを選びましょう。

住所にふりがなはどこまでつける?

履歴書に記載する住所のふりがなは、都道府県名や市町村名までを記載するのが一般的です。

ただし、住所にマンション名やアパート名などの建物名が含まれている場合、その部分にもふりがなをつけると良いでしょう。

例えば、「グリーンヒルズマンション101号室」であれば、「ぐりーんひるずまんしょん」とふりがなを記載します。ふりがなをつける際には、漢字の読み方に注意し、間違えないようにしましょう。

特に、地名や建物名が難読であったり、正式名称がある場合は確認しておくことが重要です。丁寧にふりがなを付けることで、履歴書全体の完成度が高まるだけでなく、企業への印象も良くなります。

書いている途中にミスをしてしまったら?

履歴書は正式な書類であるため、書き間違えた場合に修正テープや修正液を使用するのは避けるべきです。これらを使うと、不誠実な印象を与える可能性があります。

そのため、書き間違えた場合は新しい履歴書に書き直すのが原則です。書き間違えを防ぐためには、ペンで清書を始める前に鉛筆で下書きを行い、全体のバランスや内容を確認してから書き始めると良いでしょう。

また、誤字を減らすために、落ち着いた環境で丁寧に記入することを心掛けることも大切です。履歴書の書き直しは時間がかかりますが、正確で丁寧な履歴書は応募先企業に好印象を与えるため、ミスがあればしっかりと対応しましょう。

採用担当に刺さる履歴書を書こう!

ここまで、「インターンシップに応募する際の履歴書の書き方」について解説してきました。不安や疑問点は解消されましたか?本記事を参考に、マナー違反やミスのない、心のこもった履歴書を書いて自信を持って提出しましょう。

参考:【実際に使えるフォーマット付】インターンに提出する履歴書を攻略しよう! | ココシロインターン

履歴書に貼る写真、服装はどれ?写真のサイズや表情も解説!

履歴書に貼る写真の服装:企業の求める姿になることが大切!

まずは、履歴書に貼る写真の服装についてパターン別に解説します。

前提として、履歴書に貼る写真を撮る際の服装は男女問わずスーツを着用するのが一般的です。たとえ業務の場ではスーツを着用しない職種だとしても、履歴書の写真はスーツで写ることが望ましいでしょう。

履歴書に貼る写真の服装のポイント:就活、転職活動の場合

新卒や第二新卒の場合、写真に写る服装はリクルートスーツが一般的です。

転職活動などある程度キャリアを積んだ年齢であれば紺やグレー、ベージュなどの落ち着いた色のビジネススーツを着用しましょう。ストライプやラメが入ったスーツはNGです。ノーカラージャケットはカジュアルな服装に見られやすいので、紺やネイビーなど落ち着いた色を選びましょう。

また、自分のサイズに合っているスーツを選ぶことも重要です。ジャケットの肩の部分(肩と腕が繋がっている部分)を指でひとつまみできて、前ボタンを閉めた際にシワができないサイズがジャストサイズになります。

また、写真だからと油断せずしっかりシワを伸ばしておきましょう。型崩れの原因になりますし、光の加減でシワが写真に写ることもあります。写真を撮る前にクリーニングに出しておくと安心です。清潔感のある服装を心がけましょう。

履歴書に貼る写真の服装のポイント:パートやアルバイトの求人の場合

履歴書に貼る写真の服装のポイント:パートやアルバイトの求人の場合</h3>

パートやアルバイトに使用する写真の服装は、必ずしもスーツである必要はありません。ただし、清潔感がありきちんと見えているかを念頭に置いて服装を選びましょう。シンプルなシャツや編み目の細かいニット、ジャケットなどを着用しましょう。パーカーやトレーナー、Tシャツなどはカジュアルすぎる服装なのでNGです。ただし、応募先が営業職などスーツを着用するような職種であればスーツを着用します。

学生で制服がある場合は、制服が正装と認められているため制服で写真に写っても問題ありません。着崩したりせず、校則の規定に従って着用しましょう。

アクセサリーは小さなものなら問題ありませんが、飲食などのアルバイトの場合は外しておきましょう。髪型は長ければ結び、顔に髪がかからないようにしましょう。

スーツの下は何を着る?男性編

男性の場合、スーツの下には白や水色などの落ち着いた色のシャツを選びましょう。柄はスーツと同様に無地が基本です。就活生の場合はフレッシュさと清潔さがアピールできる白を選びましょう。金融業界などの堅い業界の場合、白以外は認められない場合があるので注意です。

ワイシャツには様々な種類の襟の形がありますが、就活生の場合はレギュラーカラーもしくはワイドカラーを選びましょう。襟にボタンがついているボタンダウンのシャツはカジュアルな服装と見なされるので、おすすめしません。

ネクタイは色が模様が派手すぎない物を着用します。知的な印象を与えられるネイビーなどのブルー系や、落ち着いた印象を与えられるグレー系、エネルギッシュさをアピールする上で有用なレッド系など、使用する場面によって使い分けましょう。柄についてはストライプや細かいドットなどが定番です。少しカジュアルな服装にはなりますが、チェック柄も親しみやすさを演出できますので転職活動にもおすすめです。キャラクターものやペイズリー柄など、写真をパッと見た時に目を引いてしまいそうなものは避けましょう。

髪型やメイクはどうする?男性編

髪型も服装の大事な一部です。男性の場合、前髪は目にかからない長さに切るか、横に流します。襟足はジャケットやワイシャツの襟にかからないくらいの長さにして、耳が見えるようにしましょう。寝癖や髪の乱れがないように適度に整髪料を使用して整えます。眉毛がボサボサだとだらしなく見えるので、毛先が長い眉毛をカットしたりシェーバーで剃るなどして適度に整えましょう。

また、近年では見た目の印象を良くするためにメイクをする男性も増えてきました。肌の色に合ったファンデーションやコンシーラーをうまく使いましょう。肌トラブルやクマなどをメイクでうまく隠して、清潔感のある表情で撮影に挑みましょう。

スーツの下は何を着る?女性編

女性の場合は就活生なら男性と同様、白のシャツを着用するのが一般的です。中途などの転職活動の場合は白やクリーム、水色などの淡い色のシャツやブラウス、カットソーを着用します。キリッとした印象や真面目で誠実な印象を与えたいならシャツ、柔らかで優しい印象を与えたいならブラウス、など目的によって使い分けましょう。カットソーの場合は、カジュアルすぎない素材を選ぶときちんとしている印象を与えられます。華美なフリルがついたものや胸元が開きすぎているものは避けましょう。ネックレス、ピアスなどのアクセサリー類は着用しないのが無難です。

髪型やメイクはどうする?女性編

続いて、女性の髪型について見ていきましょう。前髪は目にかからないように短くするか横に流します。髪の毛がジャケットやシャツを隠してしまうのはNGなので、長い場合は一つに結ぶか、ハーフアップなどにして耳が見えるようにします。カチューシャやリボンなどのヘアアクセサリーはビジネスシーンには相応しくないので、外しましょう。個性を出そうと過度なヘアアレンジをするのも禁物です。

面接の場でノーメイクはマナー違反とされていますので、履歴書の写真を撮る際もしっかりメイクをしましょう。写真に写る時のメイクは普段のものより少ししっかり目に行うと写真写りが良くなりますが、基本はナチュラルメイクです。ベージュ系やブラウンなどのナチュラルに見えるアイシャドウを選び、ラメの粒が大きすぎるアイシャドウや派手なチーク、真っ赤なリップなどは避けましょう。ベースメイクで目のクマや顔のくすみを無くすと、健康的で明るい表情に見えます。ファンデーションの色味が肌と合っていないと、写真に写った時に顔と首の色が違う!となってしまうので、自分に合った色を探せるといいですね。

履歴書に貼る写真の背景色:企業や業界のイメージも参考に

ほとんどの企業では背景色を指定されることはありませんが、履歴書の写真の背景色を何色にするかによって与える印象も変わってきます。ここでは、企業の採用担当者に好印象を与えるための背景色の選び方を紹介します。

定番のホワイト、ブルー、グレー

就活やアルバイト、パートなどに使用する証明写真の背景色は、ホワイト、ブルー、グレーが定番となります。それぞれの色が与える印象は以下になりますので、「伝えたい自分像」を想像しながら選びましょう。

ホワイト:清潔感や明るさをアピールする色であり、フレッシュな就活生には定番の色になります。スピード写真機などで撮影すると背景色がホワイトになることが多く、一般的な無難なカラーと言えるでしょう。色白の人は背景と同化して人物がぼやけることがあるので注意してください。

ブルー:清潔感があり、知的な印象を与えます。顔をはっきりと見せる効果があり、エアライン業界を志望する人の背景色に使われることが多いです。

グレー:知的で落ち着いた印象を与えます。人物の顔を際立たせ、真面目な印象を与えます。濃すぎるグレーは暗い印象になるので注意。

業界・業種によってはポップな色もあり?

一般的には避けた方がいいオレンジやピンクといった色も、業界・業種によっては自分をアピールする要素にもなります。ただし、色に対するイメージは人それぞれなので、自分の意図が必ずしも採用担当者に伝わるわけではないことも念頭に置きましょう。

履歴書の写真のサイズと貼り付け方

証明写真のサイズは履歴書や運転免許証、パスポートなど用途によって異なります。

ここでは履歴書に貼る写真のサイズについて解説します。

履歴書用で一般的なのは40mm×30mm

履歴書に貼る写真のサイズで一般的なのはタテ40mm×ヨコ30mmになります。どのサイズの履歴書を使用しても写真のサイズは基本的には変わりません。写真を貼る場所に指定のサイズが明記されている履歴書も多いでしょう。スピード写真機で撮影する場合は「履歴書用」を選択しましょう。

履歴書用の写真の貼り付け方

履歴書に使用する写真は、見た目の印象が変わらない範囲として使用する日から3ヶ月以内に撮影された写真を使用します。

スピード写真機で撮影した場合、写真を切り取る必要があるので台紙とカッターを使って丁寧に切り取りましょう。ハサミの使用は線が歪んでしまう可能性があるので避けましょう。

写真を貼り付ける際は印刷されている枠からはみ出さないように真っ直ぐに貼ります。糊ではなく両面テープを使うとヨレたり写真が汚れたりすることがないのでおすすめです。写真を上から押さえるときはティッシュなどを使用して表面に指紋がつかないようにしましょう。

履歴書に写真を貼る際の注意点

規定に合わないサイズの写真を貼ってしまった場合、書類の不備になることもあるので注意しましょう。また、提出先で書類から写真が剥がれてしまった時のために、写真の裏側に予め氏名を明記しておきましょう。就活生の場合は大学と学部名まで書いておくと安心です。

また、当たり前のことですが一度別の履歴書に貼った写真を剥がして再利用するのは厳禁です。細かいシワの跡などで採用担当者には写真を使いまわしていることがすぐに分かります。

履歴書に貼る写真、どこで撮る?

履歴書用の写真を撮るにあたってメジャーなのは写真館で撮る方法と、スピード写真機で撮る方法です。それぞれメリットとデメリットがあるので順番に見ていきましょう。

履歴書用の写真を写真館で撮影する:メリット

写真館で履歴書の写真を撮る場合は、プロのカメラマンに表情や服装、姿勢をチェックしてもらうことができるので、一番ベストな状態を写真に残すことができます。

撮影後のレタッチを行っている写真館もあります。レタッチとは、撮影した写真画像をパソコンなどを使って補正をし、写真写りを良くすることです。一般的には写真画像に以下のような補正を行います。

・肌の色味の補正

・ニキビやクマの跡を消す

・髪の毛のアホ毛などを消す

・スーツなどの衣服のシワを消す

また、写真の他にデータももらうことができるのでいつでも焼き増しをすることができ、急に履歴書を提出しなければならなくなっても柔軟に対応できます。

履歴書用の写真を写真館で撮影する:デメリット

写真館は事前に予約をすることが必要なので、急に写真が必要になってもすぐに撮影することが難しいというデメリットがあります。また、料金は写真館やオプションにもよりますが2000円〜1万円(1枚数百円〜千円)が一般的であり、写真が何枚も必要になると費用面で負担があります。また、撮影時間も1時間ほどと、スピード写真機よりも時間がかかります。

歴書用の写真をスピード写真機で撮影する:メリット

スピード写真機は駅や商業施設など至る所に設置されており、時間も10分〜15分で撮影から印刷まで済ませられるので、時間がない時でもすぐに写真が手に入ります。料金も700円〜1000円と手軽です。肌補正機能やスマホに撮影データをダウンロードできる機能がついているスピード写真機の機種もありますので、目的によって使い分けるといいでしょう。

履歴書用の写真をスピード写真機で撮影する:デメリット

近年のスピード写真機は非常に性能が良くなっていますが、カメラの性能や光の加減などは写真館に比べて劣ります。背景色についても、ブルーやホワイトなど一色しか選択できない機種もありますので、ご注意ください。また、写真館と違って無人なので身だしなみや表情などのアドバイスを受けることはできませんので、事前にしっかり自分で情報収集をしておきましょう。

おまけ情報:履歴書に貼る写真の表情

いざ写真を撮る場面になって意外と困るのが、写真撮影時の表情。

目線は真っ直ぐカメラを見て、歯を見せない程度に笑顔を作る表情が基本となります。落ち着いた気持ちで口を閉じ、左右の口角を上げるようなイメージで笑うと、自然な微笑みになります。シャッターが切られるよりもだいぶ前から表情を作っていると目をつぶってしまう原因にもなるため、シャッターの直前に表情を作るのがおすすめです。

表情の他にもシャツの襟元が乱れていないか、ネクタイが曲がっていないかなど、最後のチェックをしてから撮影に挑みましょう。

履歴書に貼る写真は企業に自分をアピールする手段!

ここでは履歴書に貼る写真の服装やサイズ、背景色について解説してきました。履歴書の写真は適切にルールを守って提出することで、あなたが信用のできる常識のある人間だと証明する方法であるといえます。事前に対策をして採用担当者の求める姿を想像して対策できるといいですね。文字ばかりの情報の中で一際目立つ存在なので、ぜひ気合を入れて写真を準備しましょう。

らくだ先生
履歴書に貼る写真の服装や髪型のポイント!
  • 基本的にはリクルートスーツに白シャツを着用!
  • 背景色は、ホワイト、ブルー、グレーが安心!

  • 写真は予算や、場面に合わせて写真館やスピード写真機の使い分けを!

職務経歴書のテンプレートをダウンロードするメリットや必要なポイントを解説

この記事では、職務経歴書がなぜ大切なのかからスタートし、Webでの作成、およびダウンロードの利点に焦点を当てています。ExcelやWordで使える無料テンプレートの使い方も丁寧に解説し、A4用紙やJIS規格に合わせた作り方や、スマホ・PCで手軽に作成するヒントもお伝えします。あなたのキャリアをさらに輝かせるためのノウハウが詰まった内容です。

職務経歴書ダウンロードの必要性と利便性

職務経歴書のテンプレートをダウンロードをすることで、採用担当者に対して手軽かつ効果的に詳細な情報提供をすることが可能です。

求職者はスキルや職務経歴をわかりやすく伝えることで就職活動や、転職活動を迅速かつ円滑に進めることが可能です。

職務経歴書のテンプレートをダウンロードし使用することは、応募者が自分自身の情報や、これまでの経験、自己PRをより効果的に伝える手段となります。

職務経歴書とは何か

職務経歴書とは、個人が自身の職歴やスキル、資格などの職務に関する履歴情報をまとめた文書です。

主に就職、転職活動の際に使用され、履歴書とともに採用担当者に自分の経歴や能力を分かりやすく伝えるための資料として提出されます。

職務経歴書の提出が求められる理由はいくつかあります。

・選考プロセスの初期段階での評価:

職務経歴書は転職活動や求人応募における選考プロセスの初期段階で、応募者のスキルや経験を評価するために利用されます。

これにより、採用担当者は応募者の基本的な適性を把握し、面接や詳細な選考の前提となります。

・応募者のプロフィールを確認できる:

職務経歴書は応募者のプロフィールを確認する手段となります。

職務経歴書は履歴書よりもより詳細に学歴や職歴、スキル、資格などの履歴情報をまとめて提供されるため、雇用主は候補者の経歴全体を理解しやすくなります。

・求人要件との適合性を確認できる:

提出された職務経歴書を通じて、求人の要件と応募者のスキルや経験がどの程度適合しているかを確認します。職務経歴書や履歴書を通じて、雇用主は求める条件に合致した候補者を特定しやすくなります。

・人事採用担当者との情報共有:

職務経歴書は採用担当者や人事部門といった関連部署と情報を共有する手段となります。

履歴書とともに職務経歴書を共有することにより、複数の担当者が同じ情報にアクセスし、一貫性のある選考プロセスを確保できます。

・企業への効果的な自己PR

職務経歴書は応募者が自己PRを行う場でもあります。適切にまとめられた職務経歴書は専門性や注意力の高さをアピールし、企業に対するプラスの印象を構築するのに役立ちます。

職務経歴書は履歴書とともに雇用主にとって最初の印象となり、転職活動における選考プロセスにおいて候補者をより詳細に評価するための重要な資料です。

職務経歴書をWebでダウンロードするメリット

職務経歴書のテンプレートをWebでダウンロードし使用すると、書類の作成をより簡単に行えるようになります。職務経歴書や履歴書の作成においてどのようなメリットがあるか見ていきましょう。

・フォーマットが整っている:

ダウンロード可能な職務経歴書のテンプレートは、一般的に完成度の高いデザインと整ったフォーマットを提供しています。

ダウンロードしたテンプレートを使用することにより、自分でデザインを考える手間を省略し、読みやすく整形された職務経歴書を作成することができます。

・基本情報の配置が簡単:

職務経歴書のテンプレートには基本情報のセクションが用意されており、氏名や連絡先などの基本情報をスムーズに入力することができます。これにより、統一されたスタイルで基本情報を配置することができます。

・セクション分けが既にされている:

職務経歴書のテンプレートには職歴、スキル、学歴などのセクションがあらかじめ用意されています。

ダウンロードしたテンプレートを使用することにより、自分の経歴を整理しやすくなります。

・時間の節約:

職務経歴書や履歴書のテンプレートをダウンロードし使用することで、デザインやフォーマットに時間をかけずにより早く効果的な職務経歴書を作成できます。

また、職務経歴書をダウンロードすることで書類の作成が楽になるだけではなく、クオリティの向上を期待できます。

・専門性が保たれる:

職務経歴書のテンプレートは通常、キャリアアドバイザーによって設計されています。

そのため、仕事に対する責任感や使命感を表現しやすく、採用担当者に対して良い印象を与えることが期待されます。

・自己PRを効果的に伝える:

職務経歴書のテンプレートには自己PR等を効果的に伝えるためのセクションが組み込まれていることがあります。職務経歴書のテンプレートをダウンロードし活用することで、自分の強みやキャリアを明確にアピールすることできます。

・読みやすさの向上:

職務経歴書のテンプレートは適切なフォント、レイアウト、色彩が組み合わさっており、これが読み手にとって読みやすさを向上させます。

適切なテンプレートをダウンロードすることで、情報が整然と配置され、読み手への印象が良くなります。

作成しやすく、読みやすいレイアウトが組み込まれているテンプレートをダウンロードし、クオリティの高い職務経歴書を作成しましょう。

無料でダウンロードできる職務経歴書テンプレート

無料で手に入る職務経歴書テンプレートを、Microsoft Word、Google Docs、などのプラットフォームでダウンロードすることができます。

これらのテンプレートはデザインが豊富で、利用者は自分の情報を追加するだけで簡単にクオリティの固い履歴書や職務経歴書を作成することができます。

使い勝手がよく、作成手間を省けるため、デザインやフォーマットの悩みから解放され、雇用主に魅力的に自分の経歴を伝えることができます。

職務経歴書テンプレートには、4つのスタイルがあります。

1. 編年体式:

特徴:職務経歴を時間の流れに沿って順番に記述する形式です。最新の経歴が一番下に来ます。

利点:進行したキャリアの流れが一目で分かりやすく、職務経歴の変遷が把握しやすいです。

適性:希望の職種の求人に対してキャリアの成長や進化をアピールする際や、安定的な職歴がある場合に適しています。

2. 逆編年体式:

特徴:職務経歴を逆順に記述する形式で、最新の履歴が一番始めに来ます。最新の成果や実績を強調することができます。

利点:最新の仕事や成果が目立ちやすく、雇用主に直近の実績をアピールできます。

適性:直近の成果や実績を強調したい場合や、異なる職種への転職時に有効です。

3. キャリア式:

特徴:職務経歴書をポジションや職種ごとにまとめ、それぞれのポジションでの成果や実績を詳細に示す形式です。

利点:求めるポジションやスキルに合わせて経歴を強調でき、雇用主に向けてターゲットを絞りやすいです。

適性:複数の職種やポジションでの経験があり、それぞれにおいて強みがある場合の転職活動に有効です。

4. スキルシート形式:

特徴:スキルや特技に焦点を当て、経歴よりも自身のスキルセットを強調する形式です。

スキルや資格が主眼に置かれます。

利点:スキルや特技が求められる職種への転職に適しており、スキルセットが重要な場合に有効です。

適性:技術職やクリエイティブ職、専門職など、スキルが中心となる仕事の求人に応募する際に使われます。

職務経歴書のテンプレートとしてどの書式を選ぶかは、自分の経歴や転職を希望する職種、ポジションによって異なります。求めるポイントを明確にし、自分の経歴や目的に適した書式をダウンロードすると良いでしょう。

エクセル(Excel)で使えるテンプレート

エクセル(Excel)でダウンロードができる職務経歴書のテンプレートを紹介します。

・Microsoft Office テンプレート:

①Excelを開いて、新規ファイルを作成します。

②「ファイル」メニューから「新規作成」を選択し、テンプレート検索バーに「履歴書」や「職務経歴書」と入力します。

③職務経歴書のテンプレートが表示されたら、選択して「作成」します。

④ダウンロードされたテンプレートをカスタマイズして、職務経歴書に必要な情報を入力します。

ワード(Word)用のテンプレート

Microsoft Wordでダウンロードができる職務経歴書のテンプレートを紹介します。

・Microsoft Word内で検索する方法:

①Wordを開いて、新規ファイルを作成します。

②「ファイル」メニューから「新規作成」を選択します。

③検索バーに「履歴書」や「職務経歴書」と入力して検索します。

④表示されたテンプレートから自分の経歴に適した書式を選択しダウンロードしましょう。

・Microsoft Office テンプレートダウンロード センターから取得する方法:

①Microsoft Office Onlineのテンプレート ダウンロード センターにアクセスします。

②検索バーに「職務経歴書」や「履歴書」を入力して、関連するテンプレートを検索します。

③選択した職務経歴書のテンプレートをダウンロードして利用します。

職務経歴書の作り方と作成のポイント

ここからは職務経歴書の作り方と、作成のポイントを紹介します。

職務経歴書の作り方

職務経歴書は、わかりやすく整然としたフォーマットをダウンロードして作成します。基本情報、職歴、スキル、学歴などを明確に区別することが重要です。

適切な長さを保ちつつ、成果や実績を具体的に強調し、数値や例を挙げて効果的に自己アピールをしましょう。

転職を希望する職種やポジションに対して求められるスキルや、関連するキーワードを活用します。

最後に、職務への丁寧な姿勢や専門性を重視し、誤字脱字に気をつけて丁寧に校正してから提出しましょう。

職務経歴書作成のポイント

・見やすいレイアウトを使いましょう:

職務経歴書はわかりやすく整然としたフォーマットで作成しましょう。

テンプレートのダウンロードを活用し、基本情報、職歴、スキル、学歴などを明確に区別し、見やすいレイアウトを心掛けます。

・適切な長さ:

職務経歴書は一般的に1ページが望ましいですが、経験が豊富であれば2ページにすることも検討しましょう。要点を絞り、冗長な情報は省くことが大切です。

・成果や実績のアピール:

職務での成果や実績を具体的に記載しましょう。数値や具体的な例を挙げることで、自分の能力や貢献度を効果的にアピールすることができます。

・関連するキーワードの活用:

転職を希望する職種や、求められるポジションに関連するキーワードを文中に取り入れましょう。

希望する企業や職種によってキーワードが異なるため、求人情報や企業の特徴を読み解き、調整します。

・誤字脱字の確認:

職務経歴書は職務への熱意や意欲的な姿勢を反映する重要な文書です。

誤字脱字に気をつけ、丁寧に校正してから提出しましょう。

A4用紙やJIS規格に合わせた作成方法

職務経歴書のテンプレートをダウンロードすることでA4用紙やJIS規格に合わせて印刷することができます。

一般的な方法を紹介します。

①印刷設定の確認:

職務経歴書に情報を入力できたら、印刷設定を確認して、用紙サイズをA4に設定します。

WordやExcelの印刷設定画面で、「用紙サイズ」や「ページレイアウト」などを適切に設定しましょう。

②印刷プレビュー:

テンプレートを印刷プレビューで確認し、用紙に収まるかどうかを確認します。

必要に応じて、余白やフォントサイズを調整して、職務経歴書が整った状態でA4用紙に印刷されるようにします。

③印刷:

設定が確認できたら、職務経歴書をA4用紙に印刷します。

印刷時には、プリンターの用紙トレイにA4用紙をセットしてください。

これらの手順に従えば、テンプレートを使用して作成した職務経歴書をA4用紙に印刷することができます。

ただし、用紙サイズや設定は使用しているテンプレートやプリンターによって異なる場合があるため、確認が必要です。

スマホやPCでも作成可能な方法

職務経歴書をスマホでつくる方法について紹介します。

・Google ドキュメントアプリを使用する:

①Google ドキュメントアプリをスマートフォンにインストールします。

②新しいドキュメントを作成し、職務経歴書の情報を入力します。

③テンプレートを利用する場合は、Google ドキュメントのテンプレートギャラリーから職務経歴書や履歴書のテンプレートを選択し、編集します。

・Microsoft Wordアプリを使用する:

①Microsoft Wordアプリをスマートフォンにインストールします。

②Microsoft Wordには、様々な履歴書や職務経歴書のテンプレートが組み込まれているので、適切なものを選択して編集します。

③職務経歴書の情報を入力します。

・Canvaを使用する:

①Canvaアプリをスマートフォンにインストールします。

②Canvaにはプロフェッショナルなデザインの履歴書や職務経歴書のテンプレートが用意されています。適切なテンプレートを選択します。

③必要な情報を入力してカスタマイズします。

これらの方法を利用することで、スマートフォン上で手軽に職務経歴書や履歴書のテンプレートをダウンロードし、作成することができます。

選択した方法によっては、後でPCで編集やフォーマット調整を行うこともできるので、柔軟に活用しましょう。

テンプレートを使用し職務経歴書をPCで作る方法を紹介します。

前述しましたが、エクセル(Excel)で使えるテンプレートやワード(Word)用のテンプレートを活用して、PCで職務経歴書や履歴書を作成する事ができます。

テンプレートの無料ダウンロードを活用し、効果的な職務経歴書をつくりましょう。

スマートフォンで職務経歴書を作る利点は、手軽でいつでもどこでも作業できること、アウトプットを素早く行え、移動中や待ち時間を有効活用できることです。

一方PCを使って職務経歴書を作成する利点は、より詳細な情報の入力やデザインの調整がしやすいことです。大きな画面で編集でき、マウスやキーボードを利用して作業するため、精密なフォーマットや細部の調整が容易です。

自分のスタイルにあった方法で職務経歴書を作成し転職活動に活かしましょう。

らくだ先生
職務経歴書をダウンロードして作成するメリット
  • Webでの編集が可能なため、最新の情報を保存しやすい!
  • キャリアアドバイザーが編集した職務経歴書の例が確認出来る!

  • テンプレートや、フォーマットが既に整っており、作成が容易!

 

Webの履歴書作成サービスのおすすめ11選!例文もあわせてご紹介

Webで履歴書を作成する理由

Webで履歴書を作成することは、求職活動において効果的です。

保存機能やダウンロード機能などを上手く使うことで柔軟に情報を更新でき、最新のスキルや魅力的な履歴書に作成できます。Webの履歴書を通じて自身の価値を効果的に伝えることができます。

この記事ではWeb履歴書のメリットや書き方、ダウンロード方法などを幅広く解説します!

Web履歴書のメリット

Web履歴書を作成する大きな利点は、作成にかかる手間や時間を削減できることです。

履歴書に誤りがあっても、即座に修正でき、手書きのようにゼロから履歴書を書き直す必要がありません。履歴書に保存したデータを利用すれば、履歴書の志望動機や自己PRを変更して他の企業や場所への応募にも利用できます。

さらに、文字に自信がなくても、整った書類を履歴書に簡単に作成できるのがうれしいポイントです。

また、Webで作成した履歴書をダウンロードして、そのまま採用担当者に送信したり、コンビニで印刷することが可能なサービスもあります。

Webで履歴書を作成する際のサービスの選び方

インターネット上で履歴書を作成するサービスは多岐にわたり、求職活動を効率的に進めるうえで非常に便利です。

しかし、サービスの選び方を誤ると、自分に適したフォーマットが見つからなかったり、編集に手間がかかったりする可能性があります。

ここでは、Webで履歴書作成サービスを選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。これらの基準を参考に、自分にぴったりのサービスを見つけましょう。

自分の用途に合わせたフォーマットを選ぶ

履歴書作成サービスを選ぶ際は、自分の応募する業種や職種に合ったフォーマットが用意されているかを確認することが大切です。

たとえば、飲食業界や販売職などでは、実務経験や接客スキルをわかりやすくまとめられるフォーマットが適しています。

また、ITやエンジニア職の場合は、技術スキルやプロジェクト経験を明確に記載できるテンプレートがあると便利でしょう。

一部のサービスでは、職種別にカスタマイズされたフォーマットを提供していることもあり、選択肢が多いほど自分に合ったものを見つけやすくなります。

履歴書は応募先に与える第一印象を大きく左右する重要な書類なので、適切なフォーマット選びが求職活動を成功させるカギになります。

履歴書以外に職務経歴書のフォーマットもあるか確認

就職活動では履歴書だけでなく、職務経歴書の提出が求められることも多いです。特に中途採用や転職の場合、職務経歴書は自身のスキルや実績を具体的にアピールする場となります。

そのため、履歴書と職務経歴書の両方のフォーマットが揃っているサービスを選ぶことが大切です。

一部のサービスでは、履歴書と職務経歴書をセットで作成できるため、統一感のある書類を準備するのに役立ちます。

また、業績や資格など具体的な情報を効果的に盛り込めるテンプレートがあるかどうかも重要です。適切なフォーマットを使うことで、応募先に自分の強みをしっかり伝えられるでしょう。

PCだけでなくスマホでも編集できるかどうか

履歴書作成サービスは、PCだけでなくスマホにも対応しているかを確認しましょう。

スマホからアクセスできるサービスなら、移動中や空き時間を有効活用して履歴書を修正したり、すぐに応募先へ送信したりすることが可能です。

また、専用アプリやスマホに最適化されたブラウザ版が提供されている場合、直感的でスムーズな操作ができるため、ストレスなく利用できます。

効率よく求職活動を進めるためにも、スマホ対応の有無はサービス選びの重要なポイントです。

Webで履歴書を作成できるおすすめサービス

履歴書作成サービスを活用すれば、求職活動の準備がぐっと楽になります。

それぞれのサービスには特徴があり、使いやすさや対応している機能が異なるため、自分の目的や状況に合ったものを選ぶことが大切です。

この章では、人気のある履歴書作成サービスを厳選してご紹介します。

それぞれの特徴を比較しながら、より効率的な就職・転職活動に役立ててください。

らくらく履歴書(Ann)

出典:Ann

らくらく履歴書」は、シンプルな操作性と、分かりやすいデザインが魅力のサービスです。

特に初心者に優しい設計で、入力画面が直感的に理解できるため、誰でも短時間で履歴書を作成できます。

また、テンプレートが豊富に揃っており、業種や職種に合わせたフォーマットを選択可能です。

作成後はPDF形式でダウンロードできるため、印刷やデジタル提出も簡単に対応できます。

手間をかけずに履歴書を作成したい方におすすめです。

えんがわ電子履歴書(えんがわ)

出典:えんがわ電子履歴書

「えんがわ電子履歴書」は、会員登録不要・無料で利用できる手軽さが魅力の履歴書作成サービスです。

新卒採用から中途採用、パート・アルバイト向けまで、10種類のフォーマットが用意されており、自分に合ったデザインを選べます。

フォントサイズや字間、行間、余白を細かく調整できるため、見栄えの良い履歴書を簡単に作成可能。

さらに、スマホにも対応しており、オンライン上でスピーディに履歴書を仕上げたい方にぴったりです。

できる履歴書(Wantedly)

出典:Wantedly

「できる履歴書」は、初めての履歴書作成でも安心して使える、わかりやすいフォーマットが魅力のツールです。

入力したい項目をクリックするだけで簡単に記入でき、さらに作業中には書き方のヒントが表示されるため、記載内容に迷う心配がありません。

また、Facebookでログインすれば、自動的に履歴書が生成され、サーバーに保存可能。

これにより、次回以降はデータを再利用でき、作成時間を大幅に短縮できます。

手軽さと効率を求める方におすすめです。

ミライトーチ 履歴書作成ツール(キュービック)

出典:キュービック

「ミライトーチ 履歴書作成ツール」は、ログイン不要で、誰でも無料で使える履歴書作成ツールです。

アルバイトから就職・転職活動まで幅広く活用でき、フォームに沿って情報を入力するだけで簡単に履歴書が完成します。また、プレビューボタンを使えば、作成中でも仕上がりのイメージを確認可能

さらに、PDF形式でのダウンロードに対応しており、コンビニプリントで手軽に印刷できるのも便利なポイントです。

スピーディーに履歴書を用意したい方に最適なツールです。

りれきしょ君(Land Price Japan)

出典:Land Price Japan

「りれきしょ君」は、履歴書の完成形をイメージしながら、穴埋め形式で入力していくだけで作成できる便利なWebツールです。

直感的に操作できるため、初心者でも迷わず利用できます。

また、個人情報は最終ログインから1年後に自動的に削除される安心設計です。

作成した履歴書は、PDF化ボタンをクリックするだけで簡単に出力可能。

PDFファイルはそのままダウンロードやメール添付に利用できるため、応募作業がスムーズに進められます。

履歴書自動作成(しごとナビ )

出典:しごとナビ

しごとナビの「履歴書自動作成」は、会員登録時に入力した基本情報を、自動で履歴書に反映する手軽さが魅力です。

作成した履歴書は、ダウンロードしてメール添付や印刷に対応しており、Excel形式で自由にカスタマイズすることも可能。

写真付き履歴書も簡単に作成できるため、用途に応じて柔軟に対応できます。

フォーマットは一般的なものに加え、JIS規格対応やパート・アルバイト向けのものも用意されており、多様なニーズに応えられる便利なツールです。

履歴書Maker(ResumeMaker)

出典:ResumeMaker

「履歴書Maker」は、JIS規格を含む8種類のフォーマットから選べる履歴書作成ツールです。

卒業年次は誕生日を入力するだけで自動計算されるため、面倒な計算や調べる手間が省けます。

さらに、入力データは画面上でのみ利用され、ユーザーのパソコンにだけ保存される仕組みのため、個人情報の漏洩リスクも心配不要です。

簡単かつ安心して使えるこのツールは、効率的に履歴書を作成したい方におすすめです。

Canva(キャンバ)

出典:Canva

「Canva」は、オンラインで利用できる無料のグラフィックデザインツールです。

豊富なテンプレートから選び、カスタマイズするだけで、デザインスキルがなくても魅力的な履歴書を仕上げられます

デザイン性と使いやすさを兼ね備えたサービスで、初心者でも安心して利用可能です。

さらに、スマートフォンやタブレットにも対応しており、どこからでも履歴書を作成・編集できるのが便利なポイントです。

doda レジュメビルダー(パーソルキャリア)

出典:パーソルキャリア

「doda レジュメビルダー」は、職種に合わせた例文を挿入できる、便利な機能が特徴の履歴書作成ツールです。

「何を書けばいいのかわからない」と迷う方でも、例文を参考にスムーズに入力を進められます。

また、おおまかに入力して後からじっくり編集できるので、時間をかけて仕上げたい方にも最適です。

完成した履歴書は「Word・PDFでダウンロード」または「コンビニで直接印刷」のどちらにも対応しており、柔軟に利用できます。

プロフ(イキモノ)

出典:イキモノ

「プロフ」は、パソコンやスマートフォンで手軽に履歴書を作成できる無料ツールです。

ベーシックな履歴書テンプレートから、スタイリッシュで個性を引き立てるデザインまで、幅広いフォーマットから選択できます。

さらに、公開機能を使えば、自分の履歴書ページのURLを簡単に発行でき、オンライン共有が可能です。

印刷や郵送に適したPDF形式への書き出し機能も備えており、多様なニーズに応える便利なツールです。

OpenES(リクルート)

出典:リクルート

「OpenES」は、一度作成した履歴書やエントリーシートを、複数の企業にそのまま提出できる便利なツールです。

共通項目の再入力が不要なため、効率的に就職活動を進められます。

さらに、履歴書やエントリーシート作成のトレーニング機能も備わっており、初めての就活でも安心です。登録は無料で、証明写真はデータで対応可能。

Web上で登録企業に直接提出できるため、コストを抑えながらスムーズに応募を進められるのも魅力です。

Web履歴書の作成方法

この章では、Web履歴書の作成方法をお伝えいたします。ビジネスの場でよく用いられている、PREP法、ストーリーテリング、起承転結などをうまく活用することで採用担当者に伝わる魅力的な履歴書を作成することができます。

PREP法を使った自己PRの書き方

履歴書の志望動機を書く際には、一般的に、読み手の理解しやすく、簡潔な文章が好まれます。近年では、採用されやすい履歴書の志望動機の書き方として、PREP法が推奨されています。PREP法を習得すると、志望動機だけでなく、自己PRやプレゼンなどでも役立つので、就活・転職を始めた方は、積極的に取り入れてみましょう。

PREP法を使った履歴書の自己PR

PREP法を使った例文を紹介致します。
ここでは、「サークル活動」を例に出していますが、PREP法を使えば、「ゼミ」や「ボランティア活動」も同様に自己PRに適用できます。

<例文>

私は、サークル活動を通じて、チームワークとリーダーシップの両方を育みました。

サークルでの活動では、メンバーと協力しながら、イベントの計画や運営を担当し、予算の管理やタスクの割り振りを行いました。その結果、リーダーシップや組織能力が養われました。

例えば、大規模な文化祭の企画委員長を務め、メンバーと連携しながらスケジュールの調整や広報活動を行い、成功裏に終えることができました。また、スポーツ系サークルでは、チームの一員として連携し、チームメイトのサポートや励ましを行いながら、チームの目標達成に貢献しました。

これらの経験から、サークル活動を通じて培ったチームワークやリーダーシップ能力を、新しい環境でも活かし、貢献できると確信しています。

ストーリーテリングによる経歴の説明

履歴書における、経歴を説明する際は、わかりやすく短いストーリーを使うことが好まれます。最近では、就職・転職において、採用されやすい履歴書の経歴の紹介としてストーリーテリングが注目されています。ストーリーテリングを習得すると、履歴書の経歴だけでなく、自己PRやプレゼンなどでも役立つので、積極的に取り入れてみましょう。

ストーリーテリングとは

ストーリーテリングは情報やアイデアを物語の形で伝える手法です。これは、情報をリストや単なる事実だけでなく、物語として構築し、感情や興味を引く要素を取り入れることです。人々は物語に共感しやすく、情報を覚えやすくなるので、ビジネスやコミュニケーションの場面でよく利用されます。


ストーリーテリングを用いる時は、下記のような流れが一般的です。

平凡な人生→トラブルが起きる→乗り越える→成長する→そこからこんな価値を提供できるようになった。

ストーリーテリングを使った履歴書の経歴の具体例

ストーリーテリングを使った履歴書の例文を紹介致します。

<例文>

私は、数々のトラブルや困難に直面し、それらを乗り越えてきた経験を持っています。これらの経験を通じて、成長し、価値を提供できるようになりました。

大学時代、最初の起業プロジェクトでは多くの困難に直面しました。資金不足や市場変化により、プロジェクトは危機に直面しました。しかし、私はその困難を乗り越えるためにチームと協力し、新たな戦略を模索しました。その結果、プロジェクトは復活し、大きな成功を収めることができました。

この経験から、私は逆境を乗り越える強さと、柔軟性を身につけました。さらに、チームを引っ張るリーダーシップ力も育てることができました。そして、今では挑戦に立ち向かい、新しいアプローチを模索することで、価値を提供できるようになりました。

私は、このような経験を通じて得た能力と成果を貴社において活かし、新たな挑戦に取り組み、成長することを目指しています。

起承転結を用いた志望動機の作成

履歴書の志望動機を説明する際は、起承転結でわかりやすい文章が好まれます。起承転結を習得すると、就職・転職の履歴書の志望動機だけでなく、自己PRやプレゼンなどでも役立つので、積極的に取り入れてみましょう。

起承転結とは

起承転結は物語や文章の構成において、物語の展開を四つの段階で表す手法です。これらの要素は次のように表されます:

  • 起: 物語の始まりや背景を示します。状況や背景が提示されます。
  • 承: 話の本筋が進展していく段階です。問題や出来事が進行していく部分です。
  • 転: 物語が変転し、展開がある段階です。問題の解決や変化が起こる部分です。
  • 結: 物語が終わる段階で、結末や結論が示されます。

この手法を用いることで、文章や物語の構造が明確になり、聞き手や読み手によりわかりやすく情報を伝えることができます。

起承転結を用いた履歴書の志望動機の具体例

起承転結を使った履歴書の志望忘機の例文を紹介致します。

起 (背景)
: 私の志望の理由は、大学での学びと実践を通じて得た経験と、貴社の価値観が一致していることです。機械工学を専攻し、プロジェクトやインターンを通じて、技術的な挑戦やチームでの協力の重要性を理解しました。

承 (現在):
現在、貴社の革新的な技術とリーダーシップの姿勢に魅力を感じています。特に、貴社が持つ持続可能なソリューションの開発に対する姿勢に共感を覚えます。これは、私が長期的な視野での技術革新と社会貢献に興味を持っているためです。

転 (貢献):
私は貴社でのエンジニアリングチームに参加し、技術的な知識とチームワークを活かし、新しいプロジェクトをリードすることで、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。

結 (展望):
そして、貴社での経験を通じて、私の技術的なスキルを高め、リーダーシップの力を伸ばし、業界における新たな挑戦に取り組みたいと考えています。私の成長と貴社の成長が相互に補完し合うことを期待しています。

Webで履歴書を作成する際の注意点

Web上で履歴書を作成するのは簡単で効率的ですが、その手軽さゆえに見落としやすいポイントに注意が必要です。

誤字や脱字、写真の貼り忘れといった小さなミスが、応募先に与える印象に大きく影響することもあります。

手軽に作成できるからこそ、細部に気を配り、丁寧に仕上げることが大切です。

注意点をしっかり確認し、完成度の高い履歴書を作成しましょう。

誤字や脱字がないようにする

Webで履歴書を作成するときに、最も注意が必要なのが誤字や脱字です。

履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類であるため、誤字や脱字があると細部への配慮が欠けていると受け取られる可能性があります。

特に名前や企業名、役職名などの重要な情報はミスがないよう慎重に確認しましょう。

作成後はツールのプレビュー機能や印刷プレビューを活用し、全体のレイアウトや記載内容を見直すのが効果的です。

また、第三者に確認してもらうことで、自分では気づけなかったミスを防ぐこともできます。

履歴書の作成後は丁寧なチェックを心掛けましょう。

証明写真の貼り忘れに気をつける

Webで履歴書を作成する場合、証明写真の貼り忘れは意外と起きてしまいがちなミスです。

証明写真は、応募先に好印象を与えるために欠かせない要素であり、写真の有無が応募書類の完成度に大きく影響します。

写真を添付する際には、Webサービスが推奨するデータ形式やサイズを確認し、正しい方法でアップロードしましょう。背景が整った、清潔感のある写真を選ぶことも重要です。

さらに、印刷後の履歴書に直接写真を貼る場合も忘れないように注意してください。

写真の位置がズレていないか、貼り付けがきれいにできているかを確認し、見栄えの良い履歴書を仕上げましょう。

らくだ先生
Web履歴書のポイント
  • 保存機能などを上手く活用して、最新の情報を保つように心がけましょう!
  • PREP法などのフレームワークを活用し、分かりやすい文章を書くことを意識しよう!

就活の履歴書の書き方を解説!基本情報から自己PR、志望動機の例文紹介

新卒・中途にかかわらず、就活に必須となってくるのが履歴書です。新卒の履歴書特有の自己PRや志望動機など、特に初めて履歴書を書く際はどのように書けば良いのか迷ってしまいますよね。「履歴書の基本情報の正しい書き方は?」「新卒の履歴書の自己PRや志望動機の書き方が分からない!」当記事ではそんな疑問をお持ちの方に、新卒の就活に特化して分かりやすく履歴書の書き方について紹介します。

はじめに:就活の履歴書の基本情報

そもそもなぜ就活で履歴書を提出するのでしょうか。履歴書の書き方を学ぶ前に、新卒採用活動における履歴書の持つ意味と、基本的なフォーマットについて解説します。

就活の履歴書とは

新卒採用活動における履歴書は、応募者の基本的な情報を企業に伝える大切な情報源となります。応募者の身元を証明する正式な書類となりますので、情報は簡潔かつ正確に書き、当然虚偽の情報などは一切書いてはいけません。また、就活の履歴書はただ情報を伝えるだけではなく、文字の雰囲気や写真の貼り方などの印象から応募者の性格や人となりを推測する判断材料になります。流れ作業で作成せず、当記事で履歴書の書き方のルールやマナーを学びながら丁寧に履歴書を作成しましょう。

以上のことから、新卒採用活動における履歴書を作成する際に意識する点は以下の2点になります。

・誤字脱字などのミスがなく、正式書類としての体裁が整っているかどうか

・内容が簡潔にまとめられ、採用担当者が短時間で内容を理解できるか

就活の履歴書の基本的なフォーマット

就活で使用する履歴書のサイズはA4判とB5判の2種類があります。応募先の企業から指定があった場合はそのフォーマットを使用します。職歴などの書く内容が多い人はA4判を使用するなど、内容に合わせたフォーマットを選びましょう。

就活の履歴書は手書きが基本?パソコン入力はOK?

いざ就活の履歴書を作成しよう!となったときに多くの人が疑問に思うのが「履歴書は手書きで書くの?それともパソコン入力でもいいの?」という点です。結論としてはどちらでもOKとなります。企業から指定されない限り、自分の好きな方を選びましょう。以下にそれぞれのメリットとデメリットを並べるので、状況に合わせて目的に合った方法を選んでください。

・手書きのメリット/デメリット

手書きのメリットとしては、パソコン入力で印刷された文字よりも応募者の人となりや性格が現れやすいという点になります。手書きの文字に自信があったり、ゆっくり時間をかけて企業に自分の熱意を伝えたい!という方は手書きで就活の履歴書を作成することをおすすめします。手書きの場合は黒のペンまたはボールペンを使用し、消えるペンなどの使用は控えましょう。

手書きのデメリットとしては、書き損じなどのミスの際に一から書き直しになってしまうことになります。修正テープや修正ペンの使用は厳禁です。書き損じを防止するためにも、清書をする前に鉛筆で下書きをするなどの対策を取りましょう。

 

・パソコン入力のメリット/デメリット

パソコン入力のメリットとしては、何よりもミスをした際の修正が簡単なことが挙げられます。また、一度作成して保存すれば他の企業に応募する際も応用がきくので、毎回一から履歴書を作成する手間が省けます。パソコンで履歴書を作成する場合は企業指定のものをダウンロードするかWordやExcelのテンプレートを使用し、明朝体やゴシック体などの読みやすいフォントを選びましょう。

パソコン入力のデメリットとしては手書き文字から伝わる応募者の人となりなどの情報が無くなることや、ミスなどに気付きにくいという点があります。特に一度作成した履歴書を他の企業用に転用する場合、修正漏れなどが発生しやすいので提出前にしっかりと見直しを行いましょう。

効果的な履歴書の書き方:基本情報

一般的な就活の履歴書の構成としては、基本情報、学歴・職歴、免許・資格、趣味・特技、本人希望記入欄、そして自己PRまたは志望動機となっています。ここではそれぞれの書き方について解説していきます。

基本情報の書き方

・氏名

住民票に登録されている通りの漢字を使用して記入します。ふりがなを書く際は、「ふりがな」の場合は平仮名で、「フリガナ」の場合はカタカナで書きます。

・印鑑

押印欄がある場合は押印します。シャチハタ印は避けて認印を使用しましょう。押印で失敗して書類がダメになった時のためにも最初に押印することをおすすめします。

・生年月日

西暦または和暦どちらでも大丈夫ですが、履歴書全体を通して表記を統一しましょう。

・住所

住民票に登録されている通りの住所を記入します。都道府県から書き始め、丁目や番地、マンション名も省略せずに書きましょう。

・電話番号

応募者本人に繋がりやすい番号を書きます。

・メールアドレス

大学指定のものや、gmailやyahooなどのフリーメールでも大丈夫です。こまめにチェックできるメールアドレスを記載しましょう。

・証明写真

履歴書に使用できる証明写真には一定のルールがあります。一般的にはタテ40mm×ヨコ30mm、直近3ヶ月以内に撮影したものを使用します。

就活の証明写真の場合は写真館またはスピード写真機での撮影がおすすめです。その際はスーツを着用し髪が顔にかからないように整え、歯を見せずに口角を上げるようにして微笑むと自然な笑顔の写真が撮れます。

万が一剥がれてしまった時のために写真の裏に学校名と名前を記入しておきましょう。両面テープで貼り付けるとノリなどで写真が汚れることを防げます。

書き損じてしまった時に写真が無駄にならないように、写真の貼り付けは最後に行うことをおすすめします。

学歴・職歴の書き方

続いて履歴書の学歴と職歴の書き方を紹介します。学歴は中学卒業から書き始め、生年月日など他の箇所と日付の書き方を統一しましょう。最終学歴の卒業見込みも忘れずに記入しましょう。学校名は省略せず、大学は学部名まで記入します。

職歴は学歴の最後の行から一行空けたところに「職歴」と記入します。新卒の場合は正社員や契約社員として働いた経験がない限り、「無し」と記入します。

免許・資格の書き方

仕事で役立ちそうな免許や資格は全て記入しましょう。略称ではなく正式名称での記入が必要なので、以下のリストを参考にしながら記入してください。また、取得時の年月は他の日付の書き方と統一しましょう。

運転免許:普通自動車第一種運転免許

英検:実用英語技能検定 ◯級

TOEIC:TOEIC公開テスト ◯点

簿記:日本商工会議所簿記検定 ◯級

漢検:日本漢字能力検定 ◯級

秘書検定:秘書技能検定 ◯級

宅建:宅地建物取引主任者

MOS Excel (Word):Microsoft Office Specialist Excel (Word) エキスパート等

特技・趣味の書き方

履歴書の趣味・特技の欄は自己アピールの一種と捉え、採用担当者に何を感じて欲しいのかを考えながら書くといいでしょう。例えば「小さな頃からパソコンが好きで、操作が得意です。タイピングの速さには自信があります。」「トランペット演奏が趣味で、大学のサークルではパートリーダーとして練習プログラムなどを組んでパートを引っ張ってきました。」など、自分の趣味や特技と絡めて自分のスキルをアピールしましょう。

本人希望記入欄の書き方

本人希望記入欄とは、応募者が企業で就業する際に何か希望することがある場合に内容を書く箇所となります。新卒の就活の場合、基本的には「貴社の規定に従います。」と記入します。

効果的な履歴書の書き方:自己PRと志望動機

続いて、就活の履歴書の自己PRと志望動機の書き方について解説します。履歴書のフォーマットによっては自己PRと志望動機の両方を書く欄があったり、片方のみであったりするので目的に合わせて選びましょう。同時にエントリーシートを出す際は内容が被らないようにしないといけません。自己PRも志望動機も、自分のスキルや考え方をアピールしつつ、それがどのように応募先の企業で活かせるか、というつながりを持たせる書き方を意識しましょう。

以下に、自己PRと志望動機の書き方と例文を紹介します。

履歴書の自己PRの書き方

履歴書の自己PRと聞くと、人とは違う特別なことを書かなければならないと思っている人は多いのではないでしょうか。自己PRには「特別なこと」を書く必要はありません。大切なのはアピール方法であり、日常の些細な出来事や自分の考え方をオリジナリティのある内容にまとめて書けば大丈夫です。

PREP法を用いた履歴書の自己PRの書き方と例文紹介

簡潔に要点が伝わる文章構成の一つに、PREP法というものがあります。

PREP法とはPoint(結論)Reason(理由) Example(具体例)Point(結論)の頭文字から名付けられており、この構成を参考にすることで分かりやすい自己PRを作成することができます。

 

PREP法を用いた自己PRの例文を紹介いたします。

 

私にはどんな環境でも楽しく過ごせる適応力があります。(結論)

どんな環境に置かれても、その環境を精一杯楽しみ、自分の成長につなげることができます。(理由)

私は小さな頃から家族の仕事の都合で引っ越しが多く、高校を卒業するまで海外を含めて7回の引っ越しを経験しました。最初のうちは引っ越してもなかなか友達ができずに辛い日々を送りました。しかしある時に、なぜ友達ができないのかを分析した時に言語の壁だけではなく周りとの共通項が無いから仲良くなるきっかけがないことに気がつき増田。それからは現地の言語の勉強と、楽器の練習を頑張り学校の吹奏楽クラブに入部し、周りの友達との会話のきっかけを作りコンクールなどにも参加し、練習熱心な生徒として周りにも一目置かれるようになっていきました。その結果クラブ活動を通してたくさんの友達ができ、その経験が自信となって帰国してからも新しい環境を楽しみながら成長することができました。(具体例)

この先も環境の変化を恐れず、その場その場で必要なスキルを習得しながら自分の置かれた環境を最大限に活かしていきたいです。(結論の言い直し)

履歴書の志望動機の書き方

就活の履歴書における志望動機は、応募者が同業他社ではなくなぜその企業を選んだのかをアピールする大切な要素となります。志望度が高いことをアピールするためにも、しっかり企業・業界研究をしてから志望動機の作成に挑みましょう。ただ「企業理念に共感した」と述べるだけではなく、これまでの経験から得られた「仕事選びの軸」とリンクさせつつ、オリジナリティあふれる志望動機を作成しましょう。

起承転結を用いた履歴書の志望動機の書き方と例文紹介

志望動機を作成する時に、ストーリーを分かりやすく伝える構成の鉄板である起承転結を参考にしても良いでしょう。自分の過去の経験を交えながら志望動機を述べるためにも、OB・OG訪問や企業研究、企業にまつわるニュースなどを収集し、しっかり材料集めをしておきましょう。

 

起承転結を用いた志望動機の例文を紹介いたします。

 

私は親戚が多く、お正月になると親戚から届く近況報告の年賀状をいつも楽しみにしていました。(起)

家族みんなで年賀状を回し読みした時間は幼い頃の幸せな思い出として残っており、いつしか自分もその幸せを届ける側に回りたいと思い、郵便局員を志望するようになりました。(承)

OG訪問の際、郵便局の局員は1月1日も朝早くから集合してお辞儀をしながら配達員を見送ると知り、お客様の目に見えないところでもおもてなしの心を持って仕事をしていることに感銘を受けました。(転)

人々の小さな幸せを運ぶライフラインの一員として、私も地域に愛される郵便局員を目指したいと思います。(結)

最後に:魅力的な履歴書の書き方を学んで面接に挑もう!

ここまで、新卒の就活で提出する履歴書の書き方について解説してきました。面接では履歴書の内容について掘り下げられることが多いので、履歴書を書いて終わりではなく、書いた内容に合わせて話すことができるように準備しておきましょう。ミスのない分かりやすい履歴書を書いて、自信を持って面接に挑んでくださいね。

らくだ先生
就活の「履歴書」書き方ポイント
  • 伝わりやすい文章で記載しよう!
  • PREP法などの方法論や、起承転結を意識して文章を組み立てよう!

  • 採用担当者の興味を引くよう、志望企業にマッチした印象的なアピールポイントを記入しよう!

英文履歴書・職務経歴書(英文レジュメ)の書き方は?|レジュメ形式の違いを解説!

この記事では、英文履歴書の書き方について解説しています。

英文履歴書は日本の履歴書を英訳して書くわけではありません。適切な項目に合った見出しや内容をわかりやすく簡潔にまとめる必要があります。

自分の強みやスキルを最大限に伝えられるよう、ポイントを押さえ、読みやすい履歴書に仕上げていきましょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)とは?

英文履歴書は、履歴書と職務経歴書を合わせた形式のものです。

日本では「履歴書」と「職務経歴書」を分けて提出しますが、英文履歴書では2つの内容をA4用紙1枚にまとめ記入し、提出します。

英文履歴書は「レジュメ(RESUME)」や「CV(Curriculum Vitae)」とも呼ばれています。

どちらも職歴や学歴、スキルなどをまとめた文書で、企業に提出する応募書類です。日本では、どちらも同じ意味合いを持つため、あまり違いはありません。

しかし、米国とヨーロッパでは、レジュメとCVにおいて大きな意味の違いを持つので注意しましょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)と日本語の履歴書・職務経歴書の違いは?

日本の「履歴書」は、氏名、住所、学歴、職歴、資格などのプロフィール情報を記載します。

また「職務経歴書」には詳しい職歴と実績やスキルなど、職務に関する内容を記入し、転職時には「履歴書」と「職務経歴書」の2枚をまとめて提出することが多いでしょう。

一方、英文履歴書では「履歴書」「職務経歴書」の区別がありません。

そのため、2つの内容を合わせ「レジュメ(CV)」として、1枚の書類にまとめます。

生年月日、年齢、性別、家族構成などの個人情報は、英文履歴書では不要です。仕事に関係のないことは省き、仕事に直結する内容だけを落とし込んでいきます。

英文履歴書にはテンプレートがなく、わかりやすく自分の強みが伝わる履歴書をオリジナルで作成するという点においても、日本の履歴書・職務経歴書と異なる点といえるでしょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)の正しい書き方

英文レジュメ見本

出典:doda

PERSONAL INFORMATION(氏名・連絡先)

英文履歴書の冒頭には、氏名・連絡先の情報を中央に記載します。

「氏名」は他の情報よりも大きめのフォントで入れます。「連絡先」となる住所と電話番号は、日本語で書くときの順番とは異なり逆から書いていくので注意が必要です。

住所は、建物、部屋番号、番地、町、市区町村、都道府県、郵便番号の順で記載します。

「都府県」には「to」「fu」「ken」は不要なので、東京都の場合は「Tokyo」となります。

続いて「市区町村」にはハイフンを付けて、「-shi」「-ku」などと書くのが一般的です。よって、東京都渋谷区は「shibuya-ku Tokyo」となります。

<記入例>

◆住所

〒100-0000

東京都 中央区 日本橋 123 (○○ビル)

⇒(○○Building) 123 Nihonbashi Chuo-ku Tokyo 100-0000

 

◆電話番号

国番号「+81」+市外局番の最初の「0」を除いた電話番号で記載します。

固定電話:03-XXXX-XXXX

⇒ (+81)-3-XXXX-XXXX

携帯電話:090-XXXX-XXXX

⇒ (+81)-90-XXXX-XXXX

OBJECTIVE (希望職種)

希望する職種やポジション、その理由を記載します。また希望している職種やポジションで具体的にどのように貢献できるのかを端的に書けるとより良いです。

志望動機ではないので、1~2行で簡潔に記載します。

この項目は必須項目ではないので、特にない場合は割愛しても問題ありません。

SUMMARY(経歴やスキルの要約)

SUMMARYは経歴の要約と合わせて、自分のスキルや職務経験を箇条書きで記載していきます。

一般的には4〜5つ程度でまとめます。ここではキャリアをアピールするのではなく、企業側が求めている人材であるということを示すような経験やスキルを具体的に書きます。

裏付けとなる数字やデータを記載することで、説得力を持たせることができます。

あくまで箇条書きでまとめるため、結果を踏まえ、どんなスキルがあるのか簡潔に書きましょう。

この項目も必須ではありません。QUALIFICATION(資格やスキル)、WORK EXPERIENCE(職歴)と内容が重複してしまうようであれば、カットしても良いでしょう。

WORK EXPERIENCE(職歴)

英文履歴書では、直近の職歴から遡って書いていきます。

会社名、所在地、勤務期間、職務内容、実績を具体的かつ簡潔に記載しましょう。

書き方は、「ポジション名」「会社名」「期間」の順に記載します。同じ会社の違う部署で働いた経験がある場合は、それぞれの部署での経験を別々に記載します。

業務において得た成果や受賞歴などは、「Achievements(実績)」という項目を設け、まとめると読みやすいでしょう。

売上高や目標達成率などは、数値的表現を用いて書くことで説得力が増すため、できるだけ数字を具体的に表記しましょう。

EDUCATION(学歴)

職歴同様、直近の学歴からスタートし、遡る形で学歴をまとめます。最終学歴が大学、専門学校、短期大学卒業以上なら、高校までの学歴は不要となります。

書き方は「学位」「学校名」「所在地」の順番で記述し、最後にカッコ書きで学位を取得した年を書きます。

QUALIFICATION/SPECIAL SKILLS(資格やスキル)

応募職種に関連する資格や、語学、IT関連の資格やスキルを箇条書きで記載します。

資格を書く際はシンプルに「資格名」「資格取得日」を記載します。資格の説明は書く必要はありません。

ADDITIONAL INFORMATION(その他の特記事項)

その他、応募職種で働くうえでプラスになる情報を記載します。ボランティア経験やメディア掲載歴など、社会的な貢献に関することは積極的に記載するといいでしょう。

海外の企業では、ボランティアや地域のスポーツ活動などは高く評価される傾向にあります。

仕事に直接関わりのない内容だとしても、経験としてプラスに働くことがありますので、経験として記載するのがおすすめです。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)の様式

用紙サイズA4 (白い用紙に印刷)
枚数1本(基本は1枚、職歴が長くとも2枚以内に収める)
フォントArial 、Cambria、Calibr、iDidot など※フォントは読みやすさが重要なので、画面上で読みにくい極細字や細字のフォントは避ける
フォントサイズ見出し:12〜14ポイント本文:10〜12ポイント
フォントカラー黒(黒以外の色は使用しない)

英文履歴書には決まった形式がありません。そのため、A4用紙1枚に先述した項目を見やすくまとめていきます。

シンプルで読みやすいフォントとサイズで、すっきりとしたレジュメにまとめることが、良い印象を与えるためのコツです。

まずフォントは、画面上で見た時に潰れたり文字化けしないものを選択します。

一般的に使われているのは、Arial・Cambria・Calibri・Didot・Garamond・Times New Roman・Helveticaなど、シンプルでビジネスに適したものを使用しましょう。

フォントサイズは、レイアウトによって異なりますが、10〜12ポイントが一般的です。10ポイント以下のサイズは小さすぎるため読みにくく、読み手の目の負担になるため避けます。

10ポイントでもテキストが枠内に収まりきらない場合は、不要な単語やフレーズを削除し、簡潔な文章になるよう内容の編集を行いましょう。

具体的には下記を意識することで、簡潔な内容になるでしょう。

・箇条書きでまとめる

・冗長な言葉(with、and、that、theなど)を削除する

・似たような項目は1つにまとめる

・直近10〜15年程度の経歴のみに焦点を当て記載する

・全ての職務を列挙するのではなく、最も大きな影響を与えた業務をピックアップして書き出す

英文履歴書全体のフォントは1種類で統一しますが、重要な部分はスタイルを変えたり、サイズを大きくするなどで読みやすさを強調することができます。

ただしスタイルの使用は統一し、1〜2種類程度に留めましょう。あくまでビジネス書類であるため、読みやすさを重視したデザインを心がけましょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)で使われる定番形式

形式名形式メリット
Chronological Resume
(クロノロジカル・レジュメ)
年表形式学歴・職歴を時系列でまとめる・同じ職種や業種に応募する人におすすめ・経歴の一貫性をアピールしやすい
Functional Resume
(ファンクショナル・レジュメ)
職能別形式業績やスキルを中心にまとめる・専門分野の知識やスキルをアピールできる
Combination Resume
(コンビネーション・レジュメ)
組み合わせ形式(クロノロジカル+ファンクショナル)業績やスキルをまとめたあと、学歴・職歴を記載する・異なる業種や職種へ応募する人におすすめ・業務で得た知識や実績をアピールしやすい

英文履歴書には決まった形式はないと先述しましたが、見本として使用されている形式がいくつかあります。

定番の形式をベースに、自分に合った内容にカスタマイズするのがおすすめです。

自分の強みをアピールできるフォーマットを使い、内容がわかりやすく読みやすいものになるようまとめていきましょう。

それぞれの特徴は下記です。

クロノジカル・レジュメ(年表形式)

クロノロジカルレジュメの見本

出典:indeed

クロノロジカルレジュメは、年表形式で、最新の職務から古いものへと遡って記載していきます。英文履歴書の中では最も一般的な形式と言われています。

「職歴」を中心に「学歴」「自分の実績・スキル」という流れで書くことが多く、職歴が一貫している人におすすめです。

同じ業界に長年勤めている人や、業界内で着実にステップアップしている人、関連した近い分野の職種に応募する場合には、クロノロジカルレジュメを活用することで十分にアピールすることができるでしょう。

一般的に多く用いられている形式ですが、業績やスキルなど、自分がアピールしたいポイントを強調することが難しいです。

そのため、職歴にブランクがある場合やキャリアパスを変更する場合、転職回数が多い場合、仕事内容が職務により大きく異なる場合などは、コンビネーションレジュメなど自由度の高いレジュメを使用するのがおすすめです。

ファンクショナル・レジュメ(職能別形式)

ファンクショナルレジュメの見本

出典:indeed

ファンクショナルレジュメは、職能別形式と言われ、経験や業績、スキルや資格に重点を置きまとめていきます。

先述したクロノロジカルレジュメが、これまでの「職歴」から経験やスキルをアピールするのに対し、ファンクショナルレジュメは「仕事に関連したスキル」を中心にアピールしていきます。

初めて就職する場合や長いブランクがある人、転職回数が多い人は、職歴よりも「スキル」や「今までの実績」を強調することができるので、ファンクショナルレジュメが適しているでしょう。

ただし、強調できるスキルは応募企業に関連したものに限定されるため、職歴にほとんどブランクがない場合は、コンビネーションレジュメの方が適している場合があります。

自分のスキルや経歴から、どの形式が適切であるかをしっかり判断するのが大切です。

コンビネーション・レジュメ(組み合わせ形式)

コンビネーションレジュメの見本

出典:indeed

コンビネーションレジュメは、クロノロジカルレジュメとファンクショナルレジュメを組み合わせた形式です。

自由度の高いレジュメと言われており、職歴と関連スキルの両方をバランスよくアピールすることができます。

職歴と関連スキルについてが主となるため、職務要約や趣味・関心事などのその他の項目は省略しても問題ありません。

また職歴とスキルを書く順番に関しても、特に決まりはないため、応募する仕事においてどちらが重要かを見極め、効果的な見せ方を優先して書きます。

例えば、応募先の企業にとって価値のあるスキルを数多く身に付けている場合は、職歴よりも先にスキルを記載することで、興味を持ってもらえる可能性が高まります。

一般的には、スキルを先に書き、続けて職歴・学歴を書くことが多いようです。

今までのスキルと応募先の企業の関連性が深い人はもちろん、過去の職歴と応募先の仕事との関連性が分かりにくい場合でも、アピールとなるスキルが明確にあるのであればコンビネーションレジュメが適しているといえるでしょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)を書くときに押さえておくべきポイント

箇条書きで簡潔にまとめる

英文履歴書では、業務に直結する内容を端的に書いていきます。「応募先企業に対して、自分を売り込むための書類」をイメージすると良いでしょう。

自分を採用するメリットを的確に伝えるためにも、長文は避け、読みやすさを意識してまとめていきます。

箇条書きでポイントをまとめるので、何を伝えるべきなのかを明確にしてから、文章を作っていくのがおすすめです。

日本語の直訳をそのまま書かない

日本語の履歴書・職務経歴書をそのまま英訳してしまうと、読みづらいだけではなく、特徴が上手く伝わらない文章になってしまうことが多いです。

英文履歴書を書く際は、英語の履歴書らしい表現に徹したものが良いでしょう。

英文履歴書は前述した通り、箇条書きを使い、簡潔に文章をまとめていきます。

そのため、一人称の主語は省略し「動詞」や「名刺」から文を書き始めるのが基本です。

<記入例>

日本語:私は、2020年上半期に部署内販売成績の最高記録を達成しました。

英文訳:I attained the number one branch sales record in the first half of 2020.

レジュメ:Attained the number one branch sales record in the first half of 2020.

過去の経験や実績は過去形の動詞を使い、継続中のことを伝えるときには進行形の動詞を使います。また「a/the」などの冠詞は省略します。

採用担当者は、その人が何を達成したのか、何に貢献したのかをひと目で知りたいと考えています。余計なものは省き、シンプルに要点が伝わる文章を作成しましょう。

ただし、「同じ動詞を繰り返し使うこと」は避けます。

語彙力の無さや英語に対するスキルが未熟な印象を与えてしまう可能性があるので、動詞に変化を持たせるように意識して文章を作成することが大切です。

個人情報は書かない

日本の履歴書では必須となる、生年月日や年齢、性別、顔写真など、プライベートな事柄や差別につながる情報は書かないことが英文履歴書のルールです。

また英文履歴書は、基本的に仕事に直結する内容だけを記載する書類です。

そのため、「志望動機」や「前職の退職理由」なども英文履歴書においては不要です。

このような「志望動機」や「自己PR」「希望職種」など、自分の思いや考えを伝えるのは、併せて送付するカバーレターに記載するので、英文履歴書には記載しないよう注意しましょう。

<不要とされる項目>

・生年月日

・年齢

・性別

・顔写真(企業から指示がある場合のみ添付)

・配偶者、子供の有無

・家族構成

・通勤時間

・志望動機

・過去の年収・希望の年収(面接時に聞かれたら回答する)

学歴、職歴は直近の経験から書く

日本では、古いものから時系列で追っていくのが通常ですが、英文履歴書では最新のものから順に追っていきます。

つまり、直近の情報から書き始めるということです。日本の書き方と逆になるので、注意しましょう。

またそれぞれ記載する内容の順番も日本とは異なります。

例えば、日本では学歴を書く際、「〇〇大学 ▲▲学部 ◻️◻︎学科  卒業」となりますが、英文履歴書では「Bachelor of Sociology, 〇〇UNIVERSITY, Tokyo(2015)」となります。

各項目の書き方にも注意しながら、まとめていきましょう。

実績は数字で表す

具体的な数字を用いることで、実績をより具体的に伝えることができます。

漠然と今までの業務を書くよりも、数字を入れることで説得力も増します。

数値表現を積極的に用いて、誰にでも明確に伝わる一文を書いていきましょう。

英文履歴書・職務経歴書(レジュメ)を提出するときの注意点

英文履歴書提出時には「カバーレター」が必須

カバーレター見本

出典:doda

レジュメを郵送する際にはカバーレターを付けるのが一般的です。カバーレターとは、「添え状(送付状)」のような役割になります。

ただし、日本の添え状は送付内容を伝えるためのものですが、カバーレターは「英文履歴書の補足」をする役割があります。

英文履歴書には、志望動機や自己PRを書く欄がありません。そのため、このカバーレターにアピールポイント熱意を記載します。

つまり、採用の可否に重要な要素を補う書類で、書類選考においても非常に重要視されます。

一般的にはカバーレターに先に目を通すことが多く、英文履歴書に読み進めるかどうかを決める大事な書類になります。

カバーレターだからと手を抜かず、丁寧に仕上げましょう。

メールで送る場合はファイル形式の確認をする

英文履歴書をメールで送る場合は、企業に指定された方法に従います。大体はファイル形式が指定されるので、指定された形式に変換し提出します。

稀にファイル形式の指定がない場合がありますが、その場合は「PDF形式」で送るのが無難でしょう。データの書き換えや文字化け、レイアウト崩れを防ぐことができます。

またファイル形式だけではなく、メールの件名が指定されている場合もあるので、応募要項を確認し、正しく送信しましょう。

おすすめは内容を推敲し、自分にテストメールを送ること。送信したメールが受信者にどう見えるかを把握し、間違いがないか確認します。

またテストメールの添付ファイルをダウンロードし、正しいファイルが添付されているか、文字化けなど不具合が生じていないかも確認した上で、最終的な履歴書メールを採用担当者に送るようにしましょう。

らくだ先生
英文履歴書の書き方ポイント
  • 英文履歴書は箇条書きを使い、シンプルで読みやすい内容にまとめよう!
  • 英文履歴書は定番のテンプレートから自分に合ったものを選び、強みが伝わるようにカスタマイズして使おう!

  • 英文履歴書を提出するときには、カバーレターを付けるのがマナー!

英文履歴書のカバーレターの書き方とは?記入例とポイントを解説

このページでは、英文履歴書や職務経歴書を送る際に同封するカバーレターの書き方について解説しています。

カバーレターは履歴書の情報にプラスして、応募者の熱意や気持ちを伝えてくれる書類です。

採用担当者の目に留まる内容を意識し、自分の魅力が伝わるよう仕上げていきましょう。

英文履歴書のカバーレターとは?

カバーレターは就活や転職活動の際、海外の企業や外資系の企業などに、英文レジュメ(英文履歴書)を送るときに、同封する英語の書類です。英語では”cover letter”と表記されます。

自分の気持ちや職歴を1枚の用紙に簡単にまとめて伝えます。履歴書や職務経歴書のプラスアルファとなる内容が理想的です。

日本語でいうところの送付状や送り状に近い書類ですが、カバーレターは採用担当者に履歴書を見てもらえるか否かの判断材料にもなる大切な書類です。

熱意を込めて作成していきましょう。

英文履歴書のカバーレターの書き方

英文履歴書のカバーレターの記入例

出典:マイナビ転職

冒頭は自分と応募先の基本情報を書く

カバーレターの上部に記載する内容です。

自分が誰なのか分かるように、まずは自分の情報から書き始めましょう。下記は必須の項目です。

冒頭に記載する項目

自分の情報

  • 氏名
  • 住所

  • 電話番号

  • メールアドレス

     

応募先企業の情報

  • 企業名

  • 採用担当者名

  • 部署名

  • 住所

カバーレターに書く採用担当者の名前は「個人名」がマナーです。

企業のWebサイトや求人情報などを確認し、できる限り採用担当者の名前を調べて記載しましょう。それでもわからない場合は、企業に電話して聞くのも良いでしょう。

また、提出する日付も忘れずに記載します。日本語で書く場合は西暦や和暦などの年から書き始めますが、英語の場合は「月+日, 年」もしくは「日+月, 年」の順番で記載するのがルールです。

本文は3つの段落を意識する

カバーレターの本文は、大きく分けて3つの段落にまとめて書くことが基本です。

志望動機・自己アピール・面接の依頼という順番で内容をまとめることで、自分についての紹介から面接のお願いまでをスムーズに伝えることができます。ここからは、それぞれの段落の書き方を説明していきます。

最初の段落では志望理由や自身のスキルを伝える

最初の段落には、応募職種や志望理由、自身のスキルやめざましい実績を記載していきます。たくさんの応募者がいる中で、興味を引けるような導入にすることがポイントです。

ここでは最初に応募職種を伝えてから、志望理由や根拠を示すようにしましょう。日本語の応募書類ではポジションまでは絞り込まなかったり、最後にだけ記載したりすることも多いですが、英文のカバーレターにおいてはそういった構成は一般的ではありません。

また、どのような経緯で求人を見つけ、応募に至ったのかというエピソードを書くこともあります。志望動機だけでなく導入という役割も兼ねている段落という点を意識して内容を考えましょう。

2番目の段落では自己アピールをする

2番目の段落では、なぜ自分がこの職種にふさわしいのか、なぜこの会社にマッチしているのか、といった自己アピールができる内容をまとめていきます。

どのようにして最初の段落で記載した実績をあげたのか、自分が持っているスキル、応募先企業でなければならない理由など記載するのもおすすめです。

その際、根拠が抽象的であるとアピールが不十分となり、魅力が伝わりません。曖昧な表現は避け、具体性のある強みを押し出すようにしましょう。

最後の段落はお礼と面接の依頼

最後の段落では、カバーレターに目を通してもらったことに対する感謝を伝えつつ、直接会って面接してもらいたいという気持ちを伝えましょう。

さらに、他に知らせておくべき特記事項があればここで伝えます。注意したい点として、この段落でさらに自己アピールを付け足すのはやめましょう。文章のまとまりが悪くなるため、ここでは気持ちを伝えるまでに留める必要があります。

締めは結びの言葉と自筆の署名を欠かさない

カバーレターでは「敬具」とされる結びの言葉を書いて締めくくります。フォーマルな言葉を使いましょう。

フォーマルで使える結びの表現
  • Sincerely,
  • Best regards,
  • Kind Regards,
  • Thank you,

また、カバーレターの最後には、自分が書いたものであるという証明のために自筆で署名をし、そのあとにタイピングでフルネームを入れます。手書きの署名は日本の送付状にはないルールなので、忘れないよう注意しましょう。

英文履歴書のカバーレターを作成する時のポイント

英文履歴書のカバーレターを作成する時のポイント

フォントは基本的なもので統一する

カバーレターのフォントとして派手なものは不適切です。「Arial」「Cambria」「Times New Roman」など、一般的なビジネス英文で用いられているフォントを使いましょう。

また、カバーレター全体で使うフォントは必ず統一します。強調したいポイントがあったとしても、そこだけを別のフォントにしたりするのはビジネス文書としてふさわしくない表記となってしまいます。

適切に行間をとる

英文のカバーレターは、日本語の送付状よりも多くの文字が並ぶ傾向にあります。そのため、段落ごとに空の行を入れ、どこまでがひとまとまりの文章であるのかをわかりやすくする必要があります。

また、空の行だけでなく通常の文章の行間も重要です。入力ソフトのデフォルトの設定では行間が「1行」になっていることがありますが、英文は日本語よりも文字数が多く、行間が詰まっていると読みにくさを感じるため、「1.5行」にするのが適切です。

用紙1枚にまとまるよう文字サイズを調整する

カバーレターは、自分の魅力が短く簡潔にまとめられているのが理想です。基本的にはA4用紙1枚におさまるよう心がけましょう。

文字サイズは10〜12ポイントが読みやすいサイズです。文字が大きすぎるとA4に収まらなくなる可能性があり、10ポイントよりも小さいサイズだと読みづらくなってしまいます。

最後に必ず誤字脱字のチェックをする

最後に必ずスペルミス文法の間違いがないか入念にチェックしてください。

英語での文章作成に慣れていない場合は、特にミスが起こりがちです。自分の情報や企業の情報についても表記が間違っていないか確認しましょう。

複雑な項目ではありませんが、相手の名前や企業名にミスがあると、いい加減な印象を与えてしまいます。

自分のメールアドレスや電話番号についてもちゃんと連絡がとれるよう、ミスをしていないかを再度チェックしておくと安心です。最後まで手を抜かず、書き終わったあとや提出前に見直すようにしましょう。

英文レジュメ(英文履歴書・職務経歴書)の内容をそのまま書かない

カバーレターは、採用担当者に履歴書や職務経歴書を見てもらえるかどうかが決まる大切な書類です。

実績などを書いてアピールする必要はありますが、すでに履歴書や職務経歴書に書いた経歴や実績の羅列で終わらないよう注意してください。

他の候補者ではなく自分がその職種、応募先企業にマッチしている人材だと思ってもらえる内容がベストです。誰にでも当てはまるような内容ではなく、自分の能力が伝わるように工夫して表現するようにしましょう。

英文履歴書のカバーレターの送り方

メールでの送り方

メールで送る場合は、WordPDFファイルで送るのが一般的です。

どちらか迷った場合は、企業側がファイルを開いた際に、書式やレイアウトが崩れるのを防ぐことができるPDFファイルで送るのがおすすめです。

また、ファイル名やメールの件名は受け取った人が一目で理解できるように、氏名や応募している職種の名称、cover letterといった単語を組み合わせて作成します。

メールアドレスについては、自分の名前が入ったビジネスシーンにふさわしいアドレスで送るようにしましょう。

メールで送る場合、メールの末尾に署名を入れるのがマナーです。「氏名」「電話番号」「メールアドレス」などを入れましょう。

メールの場合は、タイピングで署名を作成しても問題ありません。直筆のサインを入れたい人はパソコンに署名のデータを取り込んで、貼り付けることもできます。

郵送での送り方

海外に郵送する場合は、国際郵便を使って郵送します。国際郵便では、国内郵便の住所の書き方と、名前や番地などを書く順番が大きく異なります。

国内郵便では都道府県を最初に書きますが、国際郵便の場合、最初に書くのはビルやマンション名、部屋番号です。続いて番地・町名、市、県・州名、郵便番号、国名を書く形式となっています。

また、切手を貼る位置は右上になるので注意しましょう。

英文履歴書のカバーレターは特有のルールに注意しよう

英文のカバーレターは、日本語の送付状とは勝手が大きく異なります。そのため、通常の送付状と同じ感覚で作成してしまうと、応募先の企業に常識が欠けている印象を与えてしまいます。

形式だけでなく、内容やレイアウトの仕方にも英文ならではの注意点が多いため、この記事を参考に、しっかりとポイントを押さえたカバーレターを作成しましょう。

らくだ先生
英文履歴書のカバーレター作成のポイント
  • カバーレターは企業に興味を持ってもらえる内容を意識し、3部構成で簡潔に伝えよう!
  • 英文レジュメの情報をそのまま羅列するのはNG

  • 誤字脱字の確認は必須!スペルミスや文法にも間違いがないか入念にチェックしよう

職務経歴書の職務概要・職務要約の正しい書き方とは?【例文あり】

このページでは職務経歴書の「職務要約・職務概要」の書き方を、記入例とともに解説します。

職務要約は志望企業の採用担当者に、自分の魅力をアピールして、採用候補に入るために重要な文章です。

書き方のポイントを押さえて分かりやすく仕上げ、自分が志望企業の求めている人材であることをアピールしましょう。

職務経歴書の「職務要約・職務概要」とは?

職務経歴書の「職務要約・職務概要」とは、これまでの職歴のポイントを簡潔にまとめた文章です。

職務経歴書を読むのは、人事担当者や募集部門のリーダーなどである可能性が高いです。
数多くの職務経歴書に目を通す中で、先まで読み進める必要がある書類か、冒頭の職務要約で判断しています。

つまり応募者は「先まで読み進めてもらい、採用候補に入るために、職務要約で良い第一印象を伝えること」が大切です

募集職種にマッチした人材か見極める

採用担当者が「職務要約・職務概要」を重視する理由のひとつは、応募者が募集職種の求める条件に合致するかを見極めるためです。

今までの経験やスキルの中で、応募先企業にとって重要なものをピックアップし、記載するようにしましょう。同業界での経験や、特定の業務で身につけたスキルなどがあれば、その内容を具体的に簡潔に記載してください。

ここでのポイントは、採用担当者が一目で求めるスキルや人物像と一致していると感じられるようにすることです。

応募企業の要件に沿って要約をカスタマイズすることで、「この職種にふさわしい人材」と判断してもらいやすくなります。

職務経歴書の第一印象を左右する重要な部分なので、募集職種に沿った内容になるよう工夫しましょう。

現在までの職歴を知るための項目

職務要約や職務概要は、応募者がこれまでどのような職歴を積み重ねてきたのかを知るための、手がかりでもあります。

採用担当者は職務概要を参考にして、応募者がどのような企業や職種を経験してきたのかを確認します。

今までどんな種類の業務を経験してきたのか、どのようなポジションで業務を遂行してきたのかなど、変遷を簡潔にまとめると良いでしょう。

過去の職歴が一貫した成長を示すものであることをアピールすることで、採用担当者が応募者の経歴をイメージしやすくなります。

今までの成果を簡潔にアピールするため

「職務要約・職務概要」では、これまでの仕事で上げた成果を端的にアピールすることで、実力を証明することができます。

採用担当者は、応募者がどのような成果を出してきたかを確認し、能力や会社に対する貢献度を把握します。

例えば、売上達成率やプロジェクトの成功事例、業務効率化に貢献した経験などを具体的な数字やエピソードで示すと効果的です。

応募先企業が求める成果や実績に合わせ、簡潔かつ的確にアピールすることで、「この人なら成果を出してくれそうだ」と感じてもらいやすくなるでしょう。

職務要約・職務概要が必要な理由・役割

職務要約・職務概要は、採用担当者に「貴社の業務で貢献できる人材にふさわしい経歴があります」と伝えるアピール文です。

職務経歴書の冒頭文として、採用担当者の興味を引く役割を担います。

採用担当者に興味を持ってもらい、「入社後に活躍してくれそう」という印象を与えなければなりません。

ここで「つかみ」に成功することで初めて、次のステップである面接にまで進めます。

何を書くべきか悩んでいる人は、自分の最もアピールしたいポイントについて書きましょう。

キャリアの中でも、自分が最も本領を発揮したエピソードを伝えることで、有能な人材であることのアピールにつながります。

採用担当者にアピールポイントの印象が残れば、面接でも深く掘り下げてもらえます。

結果的に、面接でも優秀な人材として受け答えができ、良い印象を残せるのです。

採用担当者に読み飛ばされない、印象的な職務要約に仕上げましょう。

職務要約・職務概要を書く前の事前準備

職務要約や職務概要を書く前には、まず事前準備が必要です。

これまでの経験やスキルをただ羅列するのではなく、応募先の企業や職種で求められる要素に沿って整理することが、採用担当者にわかりやすく伝えるためのポイントです。

職務経歴書をより効果的にまとめるためには、まず過去の業務やスキルを棚卸しし、自分の強みを明確にすることから始めましょう。

今まで経験した業務やスキルを棚卸しする

職務要約を書く第一歩は、これまで経験してきた業務内容や身につけたスキルの棚卸しです。

今までのキャリアを振り返り、具体的な業務内容を思い出しながら、関わったプロジェクトや達成した成果を書き出しましょう。

例えば、担当した業務の中でも特に成果を出せた内容や、自分が工夫したことなども整理しておくと、要約を書く際に説得力が増します。

また、ただ業務を並べるのではなく、その業務を通じて何を学び、どのようなスキルを得たのかを意識すると、応募企業にもわかりやすく伝わります。

こうした棚卸しの作業が、職務経歴書において自分の強みをわかりやすく表現する基礎となり、充実した内容につながるでしょう。

応募企業や応募職種で生かせそうなスキルを書き出す

経験やスキルを棚卸しした後は、応募企業や応募職種に合わせて、その中でも特に生かせそうなスキルを選び出します。

応募先企業の事業内容や募集職種の要件をよく確認し、適したスキルや経験をピックアップしましょう。

例えば、リーダーシップが求められるポジションであれば、チームをまとめて成果を上げた経験や、プロジェクト管理のスキルが効果的です。

また、応募企業の強みや課題といった情報に合わせて、自分のスキルをどのように役立てられるかを考え、職務概要に盛り込むと説得力が高まります。

こうして応募先に響く要約を作ることで、自分の経験が企業のニーズにマッチすることを具体的にアピールできます。

職務要約・職務概要の書き方とポイント

簡潔に3~4行程度にまとめる

職務要約・職務概要は短くまとめるのがポイントで、3~4行、200~300文字程度でまとめましょう。

転職回数が多い人は長くなりやすいですが、「可能な限り短く、簡潔にまとめる」ことを意識してみてください。

先述した通り、採用担当者は忙しい業務の合間に、求人に適切な採用候補をすばやく見極めています。

そのため応募者は、一目ですぐに自分の魅力が伝わるよう、簡潔に文章をまとめることが大切です。

また社会人は「結論ファースト」で、相手に簡潔に意図を伝える場面が多くあります。

職務要約が簡潔にまとめられないと、「分かりやすく話をまとめるスキルがない」と判断されてしまうかもしれません。

分かりやすく、簡潔な文章を書くには、「客観的な情報だけを記載する」のがおすすめです。

職務要約は応募者の意見や主張を書くためのものではありません。

主観的な情報を混ぜると、どうしても冗長で脈絡のない文章になってしまいます。

キャリアの中で挙げた業績や実績、会社名や部署名など、あくまでも客観的な事実を伝えましょう。

具体的なエピソードを書く

客観的な事実を述べつつ、他の応募者と差別化するために、具体的なエピソードを盛り込みましょう。

エピソードを簡潔にまとめるコツは、以下の情報を順番に記載することです。

・業務内容

・期間

・自分の役割

・実績

業務内容や期間は必須の情報ですが、特に重要なのは「自分の役割」です。

チーム内でどのような役割を担ったか、業務にどう携わったか、売上にどう貢献したかなどをアピールします。

この情報により、採用担当者は応募者が入社後に組織内でどう行動・貢献するかをイメージできるためです。

また過剰に自分の実績をアピールせず、協調性のある人材であることを伝えてみてください。

「チームメンバーに支えられて目標を達成できた」というニュアンスを含めて記載しましょう。

入社後に配属されたチームでも、メンバーと協力し合える人材であることをアピールできます。

事実ベースで数字を記載する

「どれほどすごい業績なのか」をアピールしたい場合、つい長くなりやすいですが、数値を使って事実だけを伝えることが大切です。

数値を使えば、客観的な事実について簡潔にまとめやすくなります。

具体的には売上目標・業績・達成率など、数値化できるものはすべて数字で伝えましょう。

数値を見ることで、採用担当者は瞬時に業務難易度や応募者のスキルを把握できます。

職種に合ったアピールをする

職務要約・職務概要の作成では、応募する職種に合わせたアピールをすることが重要です。

まず、応募先が求めるスキルや経験を理解し、それに応じた自身の経験や強みを書くようにしましょう。

営業職であれば売上目標の達成率や、顧客関係構築の実績などを具体的に記載すると効果的です。

エンジニア職であれば、使用した技術や携わったプロジェクト内容、得られた成果を詳しく示すと良いでしょう。

また、応募企業が求める人物像に合わせて表現や内容を工夫することで、自分が職務にふさわしい人材であることを強くアピールできます。

【職種別】職務要約・職務概要の例文

営業職の場合

<例文>

新卒で◯◯株式会社に入社し、5年間、営業職として新規顧客に向けた営業活動に従事してまいりました。目標の顧客獲得件数◯件に対し、初訪から半年間において平均◯件を達成。昨年は◯%の達成に成功して、社内賞を受賞しました。顧客に寄り沿い、的確にニーズを把握して、最適なプランの提案で売上につなげるスキル・経験があります。

実績に関する具体的な数値と、自社以外の人に分かる言葉を使いましょう。

目標の数値に対して、どれだけの期間で何%達成したか、一目で分かるようまとめます。

また受賞歴についても、賞の名称が独特で社内でしか通用しない場合、一般的に分かる言葉に言い換えましょう。

事務職の場合

<例文>

◯◯株式会社に入社後、営業事務として3年間、営業活動を補佐してまいりました。法人営業担当◯名が使用する提案書の他、エクセルマクロや関数を活用し、受発注に関わる見積書・請求書などを作成。RPAの導入検討会議では、事務代表としてRPAの必要性についてプレゼン。導入を成功させ、◯%の業務効率化を達成しました。

事務職といっても「一般事務」と「営業事務」では職務内容が異なります。

どのような業務内容に携わり、サポート役としてどう貢献したのか、なるべく詳しく書くことが大切です。

エクセルのスキルをはじめとするパソコンスキルや業務効率化の貢献度などは、重要なアピールポイント。

MOS資格やITパスポートなどの資格があれば高く評価されるため、勉強意欲も併せてアピールしましょう。

SEの場合

<例文>

◯◯株式会社に入社後、クライアント先企業常駐のエンジニアとして、設計から運用まで担当してまいりました。生産管理・売上管理などのシステム開発にも携わり、20◯◯年からはプログラマーとして◯名規模のアプリ開発チームに所属しています。進捗管理に携わった結果、適切な納期設定が高く評価され、継続的な受注に貢献しました。

SE(システムエンジニア)やプログラマーといったIT技術職は、専門用語を使うと業務内容が分かりにくくなってしまいます。

職務要約では分かりやすさが重要なため、業務内容やプロジェクトの目的などを、誰にでも分かる言葉で伝えることが大切です。

勉強意欲が重視される職種のため、取得済み、もしくは勉強中の資格があれば必ず記載してアピールしましょう。

人事職の場合

<例文>

新卒で◯◯株式会社に入社し、人事部に配属されてから5年間、採用活動や社員研修の企画運営に携わってまいりました。新卒採用では、応募者管理から面接実施、内定までのプロセスを一貫して担当し、採用人数の前年比120%を達成。また、定着率向上のためのオンボーディング研修を企画し、離職率の低下に貢献しました。入社後フォローにも力を入れ、現場との連携強化を図るため、定期的な面談を実施しています。

人事職は採用や育成などの分野に幅広く関わるため、どの分野で特に強みを発揮してきたかを具体的に示すと、実務経験が伝わりやすくなります

採用実績や研修の参加率・効果など、成果に関する数値を入れると説得力が増します。

また、業務改善やチーム全体への貢献があれば記載し、協調性や柔軟な対応力をアピールするのも効果的です。

販売職の場合

<例文>

◯◯株式会社の店舗スタッフとして3年間勤務し、店舗売上向上に向けた接客・販売活動に従事してまいりました。新規顧客のリピート率向上を目指し、商品知識を深めたうえでの提案やアフターフォローを実施。結果として、担当する顧客リピート率が前年比◯%増加しました。さらに、在庫管理やディスプレイ改善にも取り組み、売上目標を常に達成し、チームリーダーとして新人スタッフの教育も担当しました。

販売職では、接客スキルや顧客満足度向上の実績が重要です。

どのように売上やリピート率の向上に貢献したか、具体的な数値を入れると効果的です。

売場づくりに関与した経験や、チームリーダーとしての役割があれば、リーダーシップをアピールできます。

また、新人教育や改善提案をしたエピソードも、積極性や責任感を伝えるポイントになります。

転職経験がない場合の職務要約・職務概要はどう書く?

正社員未経験・職種未経験の場合

アルバイト・パート・派遣社員・契約社員など、いわゆる非正規社員としての経験も、しっかり記載しましょう。

働き方が多様化している現代において、雇用形態自体に大きな意味はありません。

雇用形態に関係なく、社員として企業に貢献した実績や培ったスキルはアピールポイントになります。

また異業種に転職したい職種未経験の人は、ポテンシャルを伝えることが重要です。

特に20代の若手であれば、将来有望な人材として期待されることで、未経験でも採用される可能性があります。

自身のスキル・経験を棚卸して、興味を持ってもらえそうなポイントをピックアップしましょう。

加えて志望動機や意欲をしっかりアピールすれば、熱意を高く評価されるため、未経験である点をカバーすることが可能です。

志望企業の公式ホームページやSNSで、企業理念や沿革、事業内容などを確認し、どのような点に惹かれたのか伝えましょう。

初めての転職の場合

初めて転職する人は現職もしくは前職の会社名・職種・実績を記載し、志望企業の業務で活かせるスキルをまとめます。

1つの仕事について説明すれば良いだけのため、職務要約・職務概要は比較的簡単に完成させられます。

若手であればポテンシャルに期待されますし、中堅であれば長く同じ会社で勤めた点を高く評価してもらえるでしょう。

今までとは違う業界にチャレンジする場合も、これまでの業務から親和性のあるものをピックアップしてアピールします。

初めての転職は不安が多いかもしれませんが、職務要約をまとめやすいのは、転職経験者より有利な点です。

転職回数が多い場合の職務要約・職務概要の書き方

最大4行程度で業務ごとにまとめる

複数社に勤めていた転職回数が多い人も、最大4行程度で職務経験をまとめるよう意識しましょう。

自分にとって最大の強みと、アピールしやすい職務をメインにまとめるのがコツです。

一から年代順に書こうとすると、どうしても1つひとつを丁寧に掘り下げようとして、全体が長くなってしまいます。

業務別に職務経験をまとめて、業務ごとに培った知識や挙げた実績を記載すれば、簡潔に強みをアピールできます。

担当してきた業務内容ごとに、何を手に入れたのか、どう成長したのかを盛り込んでみてください。

在職歴が長い仕事を中心に書く

最も在職歴が長い職種を中心に書いて、応募企業が求める人材であることをアピールするのもおすすめです。

長く勤める中で後輩を指導した経験がある人は多いでしょう。

部下や後輩を指導したり、チームリーダーとしてメンバーをマネジメントしたりした経験は、立派なアピール材料です。

指導やマネジメント経験がなくても、長期的に企業に貢献した実績や培ったスキルは高く評価されます。

「志望企業でも長期にわたり貢献できる人材」であることを、しっかりアピールしましょう。

職務要約・職務概要を書くときの注意点

職務要約・職務概要には、志望企業が求める人材・ポストにふさわしいアピールポイントを書くことが大切です。

職務経歴書の冒頭に、「今まさに募集している人材だ」と思わせる文章があれば、採用担当者は興味を持ってくれます。

自分のスキル・経歴と応募企業が求めている人材にマッチするポイントを見つけて、うまく関連付けましょう。

例えば、事務職の経験者が「傾聴力が求められる営業職」に応募するとします。

電話で顧客からの要望を聞いたり、上司から指示を受けたりする中、的確にニーズを把握した経験は「親和性のある経験」としてアピールできます。

ただし嘘をついて有利な経験や経歴を作り上げるのはNGです。

あくまでも「自然にアピールできる範囲で親和性のあるスキル・経験」を見つけましょう。

職務要約・職務概要でよくある質問

履歴書,質問

職務要約・職務概要は職務経歴書の中でも特に重要な項目ですが、記載方法について悩むことも多いでしょう。

ここでは、それぞれの疑問に対して具体的なアドバイスをお伝えしますので、職務要約をより効果的に仕上げる参考にしてみてください。

職務要約・職務概要の内容は企業ごとに変えたほうが良い?

職務要約・職務概要は、応募する企業や職種に合わせて内容を変えることが理想的です。

各企業は異なるスキルや経験を重視するため、応募先が求める要件に応じたアピールが効果的です。

例えば、業界経験が重視される企業には同業種での成果を詳しく記載し、ベンチャー企業には柔軟性やチャレンジ精神を強調すると良いでしょう。

また、企業の社風やビジョンに沿った内容を含めることで、自分がその職場に適した人材であることを伝えられます。

内容を少し工夫するだけでも、応募先での印象が大きく変わるため、細部まで注意して仕上げましょう。

数字でアピールできることがない場合は?

職務内容によっては、成果を数字で表現するのが難しい場合もあります。

その場合は、仕事の進め方や工夫した点、周囲から評価されたスキルに焦点を当てましょう。

例えば、チームの円滑なコミュニケーションを支えた経験や、業務改善に貢献したエピソードなども有力なアピールポイントです。

また、数字での実績が難しい場合には、「迅速な対応力」や「信頼されるサポート力」など、具体的な役割や周囲からの評価に基づいたアピールも効果的です。

どのような立場で貢献したか、工夫した点を丁寧に伝えることで、数字以外の強みを印象付けることができます。

転職回数が多い場合はどのように記載すべき?

転職回数が多い場合は、職務要約・職務概要で一貫性や成長が伝わるようにまとめることが大切です。

まず、各職場で得たスキルや経験を整理し、どのような成長や新しい知識を積み重ねてきたのかを強調しましょう。

転職の多さを前向きな要素にするために、「異なる業界での経験を通じて柔軟な対応力を身につけた」「多様な職場で培った問題解決力」など、自分が得たメリットを示すのがポイントです。

また、各職場に共通する業務内容やスキルに着目し、「一貫して〇〇業務に携わり、経験を深めた」といった形でまとめると、採用担当者にとって理解しやすく、転職回数に対するネガティブな印象が和らぎます。

らくだ先生
職務経歴書の「職務概要・要約」の書き方ポイント
  • 職務経歴書の職務要約・職務概要には、職歴のアピールポイントを簡潔に分かりやすく記入しよう!
  • 具体的な数値を使って、どれほどの実績なのか誰にでも分かるように記入しよう!

  • 採用担当者の興味を引くよう、志望企業にマッチした印象的なアピールポイントを記入しよう!

職務経歴書の職務経歴欄の正しい書き方とポイントを解説【見本あり】

このページでは職務経歴書の職務経歴欄の正しい書き方やノウハウについて解説しています。

正しい書き方を身に付けることで、自身の能力を効果的にアピールすることができます。

書くべき内容と読みやすい構成の仕方を押さえ、より良い職務経歴書の作成に役立てましょう。

職務経歴書の「職務経歴欄」と履歴書の「職歴欄」の違いとは?

履歴書は氏名・住所・連絡先・学歴・職歴などのプロフィールを中心に記載する書類です。無料でダウンロード出来るテンプレートやフォーマットの他、WordやExcelなどでの作成なども出来るので作成のコツを押さえて、魅力的な職務経歴書を作りましょう。

履歴書の「職歴欄」は「いつ入社・退社」したのかという事実を時系列順に簡単に把握できるものとなっています。

一方で、職務経歴書およびその「職務経歴欄」(職務内容欄)は過去の業務経験やそこで上げた実績、培ったスキルなどの職歴を詳細に記載し、自身の能力を具体的にアピールできる書類になります。

職務経歴書の職務経歴欄の形式は3種類

編年体形式と逆編年体形式

編年体形式は、古い職歴から順番に記載していく形式です。時系列順に見せることができるため、これまでの経歴を最初から説明するのに向いています。

一方、逆編年体形式では新しい職歴から順番に記載していきます。最新の職歴を特にアピールしたい場合などに適している形式です。

一般に、編年体形式が選ばれることが多く、新卒の就活生や際立ってアピールしたい職歴がない方にとっては無難な選択肢となっています。しかし、直近の業務内容をもとに自身をアピールしたい方は、逆編年体形式を選ぶことでより効果的に見せることができるでしょう。

キャリア形式

キャリア形式の記入例

キャリア形式は、業務の種類ごとに職務経歴を記載する形式です。時系列はバラバラになることが多いため、経歴よりもスキルを前面に押し出してアピールしたい方におすすめです。

業務内容ごとに職務経歴をまとめることで、できることを明確にする効果があります。また、転職回数が多い場合でも、明確にアピールポイントを区別することができる点もメリットです。

経歴よりもスキルが重視される専門的な職種を志望する方や、転職回数が多めの方はキャリア形式の採用も検討してみましょう。

職務経歴書の職務経歴欄の正しい書き方

職務経歴書の見本

履歴書の職歴欄は規定のフォーマットに則って職歴を書いていくものです。一方、職務経歴書はフォーマットに指定がありません。

そのため、自由に構成を工夫したり、自分に適したテンプレート(書類様式)を用いて、自分の強みをアピールすることができます。Wordや、Excel形式のテンプレートもあるので、それらを利用すると比較的容易に職務経歴書を作成することが出来ます。

ここからは、職務経歴欄に必須となる5つの項目について、それぞれ書き方を説明していきます。

企業概要

自身が働いていた企業がどのような場所なのかを「企業概要」にまとめます。

記載必須の情報は企業名や事業内容、そして企業の規模感を掴むのに有用な資本金、従業員数です。

他に設立年月日や直近の売上高を記載することもあります。

企業名は「株式会社」「有限会社」のような法人格も省略せずに書きましょう。

あくまでも職務経歴欄で重要なのは「あなたがその企業で何をしていたのか」なので、企業概要は短くまとめるのがポイントです。

就業期間

実際にその企業で働いた「就業期間」は「2022年3月〜2023年4月」というように月単位まで記載しましょう。

職務経歴欄の左側に就業期間を書くためのスペースが用意されている場合が多いですが、無い場合にはそれぞれの職歴の冒頭に書き入れましょう。

また職務経歴書を提出する時点でまだ職に就いている場合には、「〇〇〇〇年〇月〜現在」と書きます。

部署・役職

所属していた「部署」や「役職」は省略せず記載します。

例えば、「営業本部 第一営業部 1課配属」「東京支社 インターネット事業部 開発チーム配属」というように、長くても正式名称で書くのがルールです。

異動や昇進をした場合には、同じ枠内に記載せず、また別の経歴として就業期間などと一緒に詳細に書くことになります。

途中で部署の名前が改められただけの場合には、特筆しなくても問題ありません。

職務内容

「職務内容」は「大手小売企業の発注システム開発」といったように具体性と分かりやすさが両立できるかたちで記載しましょう。

基本的には箇条書きで、主な職務の概要を簡潔に一文で書き連ねていきます。

しかし、営業職の場合は、職務の概要を書き、その下に営業スタイル、担当商品、担当エリアなどを補足するように書くのが良いとされています。

また技術職では使用していた機器やソフトウェアなどを補足として入れるのが一般的です。

このように、職種によっては採用担当者が知りたいであろう、その職種ならではの補足情報を加える必要があります。

キャリアを通して培ってきた経験をしっかりと応募企業の採用担当者にアピール出来るようにしましょう。

実績・受賞歴

何らかの「実績」や「受賞歴」がある場合には必ず記載しましょう。

実績を書くことであなたの仕事の能力をアピールすることができます。

「リニューアルに携わった食品の売上が前年比200%を記録」「20xx年度 個人売上高〇万円(営業部50人中2位)」などのように、売上や順位の数字を含めることでより具体的に伝えることができます。

また就業中の受賞歴がある場合には、記載することで社内でも特に優秀な人材であったことをより効果的にアピールできます。

具体的な実績の後ろに括弧書きで「20xx年度 社長賞受賞」というように記載すると、どのような実績で高い評価を得たのかが分かりやすくなります。

職務経歴書に職務経歴を書くときのポイント

書ききれない場合は関連性が低い職歴を簡潔にまとめる

応募企業に関連が深い職種・職歴のみ具体的に書く場合の記入例

職務経歴書は基本的にはA4用紙1〜2枚、多くても3枚までに収まるように簡潔にまとめるのが良いとされています。そのため、職歴があまりに多い場合には、応募先の職種と関連が薄い職歴は短くまとめ、関連度が高い職歴のみ詳細に記載するのがおすすめです。

職務内容や実績、受賞歴は主だったものだけをピックアップして記載したり、それぞれの項目をより簡潔に書くことで、一つの職歴を短くまとめることができます。

ただし、一つの職歴を丸ごと省いてしまうのはNGです。それぞれの職歴の内容を省略するまでに留めましょう。

読みやすいレイアウトを意識する

職務経歴欄は職種や職務経歴書自体のフォーマットの違いなどから、書き方にも違いが生じます。

しかし、いかなる場合でも読み手のことを考えるということを忘れないようにしましょう。

「必要な情報が揃っているか」ということだけではなく、「読みやすいか」という点も重要となります。

読みにくいレイアウトだと、情報が適切に伝わらなかったり、良い印象を与えることができません。

「文字のフォントやサイズを揃える」「情報は簡潔にまとめる」など、読みやすさを意識しましょう。

読みやすくするための工夫として「強調したい部分のみ太字にする」ことも可能です。

しかし、職務経歴書では黒一色で仕上げるのが良いとされているため「強調したい部分の文字色の変更」はしないように注意しましょう。

具体的な数字を入れる

先述した通り、職務経歴欄に「実績」や「受賞歴」を記載する場合には、具体的な数字を入れると、それらの凄さをよりイメージしやすくなります。

「広告制作に携わった製品の売上が上昇した」と書くよりも、「広告制作に携わった製品の売上が前年比180%を記録」と数字を提示して書いた方が、その実績を上げた人の優秀さがより効果的に伝わるでしょう。

数字で表せる実績などがある場合には、積極的に記載していきましょう。

業界用語は使用しない

職務経歴書内では「業界用語」は使用しないようにしましょう。

異なる業種の企業に応募する場合には、転職先の採用担当者に意味を理解してもらえない可能性が高いです。

また同じ業種の企業に応募する場合でも、用語が前職の企業での造語であり、他社では通じないというような場合も有り得ます。

どのような人に読まれても問題が無いように「誰が読んでも分かりやすい職務経歴書」を目指しましょう。

自分をアピールするための書類であることを意識する

職務経歴書は職務経歴から自身のキャリアと培ったスキルを応募先の企業へとアピールするための書類です。

「何をどのようにアピールすれば効果的か」を意識して作成しましょう。

そのためには、「採用担当者が知りたい情報は何か」「企業が求めるスキルはどのようなものか」などを知っておくことが大切です。

職務経歴を書き始める前にしっかりと企業研究を行っておきましょう。

職務経歴書の職務経歴欄の例文

営業(IT)の場合

【職務経歴書(営業)】

前職:ITソリューションプロバイダー株式会社

[勤務期間: 20XX年XX月 – 20XX年XX月]

【職務概要】

ITソリューションプロバイダーでの営業職として、新規および既存顧客に対して優れたIT製品およびサービスを提案し、販売を推進。顧客のニーズを理解し、長期的な関係を築くための戦略的なアプローチを実行しました。

【業績・実績】

– 新規顧客の獲得において、前年比150%の売上増を達成。

– 既存顧客のリレーションシップを強化し、クロスセルおよびアップセルによる売上拡大を実現。

– ソリューション提案の際、顧客の業界および課題に合わせたカスタマイズを行い、顧客満足度の向上を実現。

– マーケット動向のリサーチと競合分析を通じて、新たな市場チャンスを見出し、戦略の最適化に貢献。

【具体的な業務内容】

– ニーズのヒアリングおよび要件定義を行い、顧客向けに最適なITソリューションを提案。

– 提案内容のプレゼンテーションとデモンストレーションを実施し、顧客の興味を引き、信頼を構築。

– 契約交渉および価格交渉を担当し、Win-Winの条件を実現。

– クロージングおよび契約締結後も、顧客との継続的なコミュニケーションを通じて顧客満足度を高め、顧客ロイヤルティを築く。

【スキル・資格】

– ITソリューションの知識と理解

– 優れたコミュニケーションスキルと説得力のあるプレゼンテーション能力

– ネゴシエーションと契約交渉のスキル

– マーケットリサーチおよび競合分析の経験

– プロジェクト管理能力

【言語スキル】

– 日本語: ネイティブレベル

– 英語: 中級レベル

【趣味・特技】

– テクノロジーの最新動向の追跡

– ネットワーキングイベントへの参加

この例文は営業職のものであるため、「営業スタイル」「担当商品」「担当エリア」が職務内容の補足情報として加えられています。

この書き方では、「どのような相手と取引していたのか」「どのような商品を売り込んできたのか」という営業職として伝えておくべき情報を簡潔に明示することができています。

また売上の実績が具体的な数字を伴って複数年分記載されていることで、長期に渡って良い成績を上げてきたことを読み手に印象付けています。

商品企画の場合

【職務経歴書(商品企画)】

前職:XYZ株式会社

[勤務期間: 20XX年XX月 – 20XX年XX月]

【職務概要】

XYZ株式会社における商品企画職として、市場調査や顧客ニーズの分析を基に新製品および既存商品の企画・開発を行い、競争力のある商品ラインナップを構築。クロスファンクショナルなチームと連携してプロジェクトを推進し、市場での成功を実現しました。

【業績・実績】

– 新製品の企画・開発において、過去3年間で3つの製品を市場投入。平均して年間売上目標を20%超える成果を達成。

– 既存商品の改善プロジェクトを主導し、顧客満足度を向上させると同時に売上を15%増加。

【具体的な業務内容】

– 市場トレンドの分析と競合商品の調査を通じて、新たな商品アイデアの発掘と提案。

– 顧客インタビューやアンケート調査を実施し、顧客ニーズと要求を理解し、それに基づく商品コンセプトを策定。

– クロスファンクショナルなチームと協力して、商品の仕様、デザイン、価格設定、マーケティング戦略を策定。

– プロトタイプの開発とテストを通じて、商品の機能と品質を確保。

– マーケティングチームと連携して、商品の導入計画およびプロモーション戦略を立案。

【スキル・資格】

– 新商品開発プロセスの経験と理解

– 優れた市場調査および競合分析のスキル

– プロジェクトマネジメントおよびチームリーダーシップの能力

– 優れたコミュニケーションおよびプレゼンテーションスキル

– データ分析ツールの使用経験(Excel、市場調査ツール等)

【趣味・特技】

– マーケットトレンドの追跡

– プロダクトデザインに関する研究

この例文は、職務内容を箇条書きで記載し、更にその項目の中に箇条書きで詳細な情報を入れることで、より具体的に職務内容を伝えられるようになっているのが大きな特徴です。

この例文のように、それぞれが異なる特徴を持った具体的な職務内容や実績を多く挙げることによって、幅広い分野で活躍してきた人材であることをより効果的にアピールできるでしょう。

エンジニアの場合

【職務経歴書(エンジニア)】

 前職: ABCテクノロジーズ株式会社

[勤務期間: 20XX年XX月 – 20XX年XX月]

【職務概要】

ABCテクノロジーズ株式会社でのエンジニア職として、ソフトウェアの設計、開発、テスト、および保守を担当。クロスファンクショナルなチームと連携してプロジェクトを推進し、高品質なソフトウェアの提供を実現。

【業績・実績】

– 新機能の開発および既存コードの最適化により、製品のパフォーマンス向上と安定性の向上を実現。

– チーム内でのコードレビューおよび知識共有を通じて、開発プロセスの効率化を推進。

【具体的な業務内容】

– ソフトウェアの要件定義および設計を行い、システムのアーキテクチャを構築。

– プログラミング言語(例: Java、Python)を使用して、新機能の開発および既存コードのメンテナンスを実施。

– ユニットテストおよび結合テストを通じて、ソフトウェアの品質を確保。

– チームメンバーとのコラボレーションを通じて、タスクの進捗を管理し、プロジェクトの期日を守る。

– ユーザーからのフィードバックを収集し、改善および新機能の提案を行い、製品の進化を支援。

【スキル・資格】

– プログラミング言語(例: Java、Python、C++)の実務経験

– ソフトウェア設計およびアーキテクチャの理解

– ユニットテストおよび結合テストの経験

– バージョン管理ツール(例: Git)の使用経験

– クロスファンクショナルなチームでのコミュニケーションおよび協力スキル

この例文はエンジニアのものであるため、プログラミング言語やツールの具体的な名前を出し、その使い方を習得していることを読み手に伝えています。

技術職の場合には、このように使用できるソフトウェアや機器などを明示することで、自身の技能をアピールすることができます。

職務経歴書を簡単に作れるツールの利用がおすすめ

らくらく履歴書

職務経歴書の作成には、フォーマットの作成や記入方法の統一など、注意するべき点が多いです。そこで「らくらく履歴書」を利用すれば、これまでの経歴を入力していくだけで簡単に職務経歴をまとめることができます。

また、自己PRも業界やキーワードを選択することで例文を作成できるため、うまく自分をアピールできるか不安な方にもおすすめです。履歴書もあわせて無料で作成できるので、ぜひご活用ください。

職歴に「空白期間」がある場合の職務経歴の書き方

転職活動をしていた場合

転職活動期間があり職歴に空白期間が生じた場合の記入例

前職を退職した後に、転職活動をしていて職歴に空白期間が生じた場合には、その旨を正直に記載しましょう。

退社理由も述べた方が良いですが、詳細に書く必要はありません。

基本的には「一身上の都合で退社」という書き方で問題無いでしょう。

病気の療養をしていた場合

病気療養で離職期間が生じた場合の職歴の記入例

病気の詳細について記載する必要はありません。

離職期間に完治した場合には、就職しても業務に支障は出ないという旨をしっかりと記載しましょう。

企業からより安心感を持って迎え入れられやすくなるでしょう。

近親者の介護をしていた場合

近親者の介護のために離職していた期間がある場合の職歴の記入例

近親者や知人などの介護のために離職していた期間がある場合にも、正直に記載して問題ありません。

復職ができるようになった理由も明記しておくことで、入社後も問題無く働けることをアピールできるでしょう。

資格取得のために勉強をしていた場合

離職期間中に勉強して資格取得をした場合の職歴の記入例
離職期間中に資格取得を目指し勉強していた場合の職歴の記入例

離職期間中に資格取得などを目指して勉強していた場合には、その旨を記載することで、仕事に就いていなくとも前向きに自己研磨をしていたと好印象を与えることができるでしょう。

最終的に資格の取得には至らなかった場合でも、勉強していたということを伝えることでその努力をアピールできます。

職歴が全く無いのに職務経歴書を求められた場合は?

職歴が全く無いにもかかわらず、応募先から職務経歴書の提出を求められた場合には、職歴欄に「職歴なし」と正直に書きましょう。

そして、職務経歴書の自己PR欄でフォローをするようにしっかりと自己のスキルや意欲をアピールしましょう。

もし、応募先の職種に強く関連したアルバイト・パートの経歴がある場合には、職務経歴欄にその経歴を詳細に書いても良いでしょう。応募先の職種への適正を示せる可能性があります。

職務経歴書の職務経歴は見やすくまとめよう

職務経歴は、これまでの経歴や培ったスキルを示す重要な項目です。正しい表記を心がけることはもちろん、その内容が採用担当者に伝わるようにまとめる必要があります。

自身のキャリアや志望職種にあわせて書く内容を変えたり、順序を時系列ではなく関連度が高い順に変えるなど、様々な工夫を加えることができます。

この記事で紹介した方法を参考に、自分を最も効果的にアピールできる職務経歴書を作成しましょう。

らくだ先生
職務経歴書の「職務経歴欄」を書くポイント
  • 職務経歴欄では職歴を具体的に書き、実績やスキルをアピールしよう!
  • 簡潔にまとめる職歴詳しくアピールする職歴を分けると効果的!

  • 職務経歴欄を書くときは、読みやすさを意識してまとめよう!

就活で求められる成績証明書とは?発行から郵送する時の注意点まで徹底解説!

このページでは、就職活動で企業から提出を求められる「成績証明書」について解説しています。

新卒採用の場合、ほとんどの企業で成績証明書の提出が求められます。

成績証明書を提出するときは、企業から指定された方法に従い、ビジネスマナーを意識して提出することが大切です。

提出期限に間に合うように、成績証明書を提出するときに気をつけたポイントをチェックしましょう。

就活のときに成績証明が求められる理由とは?

卒業できるか確認するため

新卒採用の場合、3月に大学を卒業し、基本的に4月入社が前提です。

必要な単位数が足りず卒業できないということになれば、予定通りに入社できません。

せっかく内定を出したのに入社できなければ、採用活動にかけてきたコストや時間が無駄になってしまいます。

成績証明書を確認する理由は、「予定通り入社できる人材かどうか」最終確認するためと言えるでしょう。

学歴に嘘がないかみるため

成績証明書と履歴書やエントリーシートを見比べて、内容に矛盾がないか、企業はチェックしています。

応募書類は学生自身の判断で作成するため、自分をより良くアピールしようと、虚偽の内容を記載する人もゼロではありません。

例えば、自己PRに「大学で経営学を専門に学んだ」と書いてあるのに、実際に専攻していたのが「教育学」であれば矛盾が生じます。

学歴詐欺と捉えられてしまえば、内定取り消しはもちろん、社会的信用も失うことになります。

提出した書類に偽りがないかどうか、成績証明書で検証されることを覚えておきましょう。

応募者の人柄や興味を知るため

成績証明書には、在学中に履修した科目と成績が記載されています。

どんな科目を選択してきたのか見れば、応募者がどんなことに興味関心があるのか、得意分野は何かを知ることができます。

大学で学んだことが業務内容に直結する場合は、必要な科目がきちんと履修できているか、十分な成績かどうか、確認されているでしょう。

また、成績証明書の内容から「なぜこの講義を受けようと思ったのか?」と、面接で質問されるケースもあるようです。

例えば、国際事業部を志望している学生が、外国語や国際経済の分野を積極的に履修していることがわかれば、志望度の高さを伝えることができるかもしれません。

これまで勉強してきたことを辿れば、応募者の人柄を知ることもできます。

面接で聞かれても困らないように、履修した科目の内容や、選択した動機を振り返っておきましょう。

成績証明書が求められるタイミング

選考段階で提出する

成績証明書を提出するタイミングは、企業によってそれぞれ違います。

一般的に、二次面接や最終面接など、選考の終盤で提出を求められる傾向にあるようです。

つまり、成績証明書を提出するということは、内定に近づいているとも読み取れます。

面接に間に合うように成績証明書を発行し、採用担当者に気持ちよく受け取ってもらえるよう適切な準備をしましょう。

内定承諾書と一緒に提出する

成績証明書は、内定が通知された後に提出するケースもあります。

新卒採用の場合、条件に大学の卒業が含まれているため、成績証明書は予定通り卒業できることを証明する重要な書類になります。

また、成績証明書だけでなく内定承諾書など他の書類と一緒に提出することがほとんどです。

内定しているからと油断せず、必要な書類は早めに揃えておきましょう。

成績証明書の発行の仕方

大学の窓口で申請する

成績証明書を発行するには、大学の事務室など、所定の窓口に申請する方法があります。

大学の窓口に直接出向いて申請する方法のほか、オンラインや郵送で申し込むことも可能です。

窓口に直接申請する場合は、即日発行してもらえるところが多く、早ければその日のうちに証明書を受け取ることができます。また、必要に応じて厳封にも対応してもらえます。

しかし、窓口の受付時間が決まっているため、大学が閉まっている時間帯や休日、長期休暇中は申請することができません。

また、自宅に郵送してもらう場合は、配送状況によっては手元に届くまでに数日〜1週間程度かかる可能性もあります。

既に大学を卒業している人は、基本的に郵送で取り寄せになる上、在校生よりも発行に時間がかかる場合が多いようです。

必要なタイミングですぐに提出できるよう、成績証明書は時間に余裕を持って準備しましょう。

証明書自動発行機で発行する

学内に証明書自動発行機が設置されている場合は、より手軽に成績証明書を発行できます。

証明書自動発行機は、手続きのために窓口に並んだり、郵送されるのを待つ必要がないといったメリットがあります。

しかし、窓口と同じように、証明書自動発行機も大学が開いている時間帯でしか使えません。

簡単に発行できるからと油断せず、成績証明書は早めに準備しておきましょう。

マルチコピー機で発行する

大学によっては、コンビニのマルチコピー機を利用して、成績証明書を発行できるサービスを導入しているところもあります。

PCやスマートフォンから申請し、ネットワークプリント機能を使って発行できるので、わざわざ大学に出向く必要がありません。

必要なタイミングでいつでも発行できるので、急に成績証明書が必要になったときも安心です。

効率よく就活するためにも、便利なサービスは積極的に活用しましょう。

成績証明書の提出方法

手渡しする

選考の途中で成績証明書を提出する場合は、面接で「手渡し」することがほとんどです。

成績証明書を面接で手渡しするときは、クリアファイルに入った成績証明書を封筒に入れて持参します。

面接が始まったら、封筒の上に成績証明書の入ったクリアファイルを乗せて、採用担当者に直接手渡しましょう。

成績証明書が厳封されている場合は、指示がない限りそのままの状態で提出するのが鉄則です。

成績証明書は、大学が学生の成績を証明する公式の書類です。

丁重に扱い、紙1枚で提出することがないようにしましょう。

郵送する

内定通知後に成績証明書を提出する場合は、「郵送」で対応するのが一般的です。

成績証明書を郵送するときは、手渡しするときと同じように、クリアファイルに入れてから封筒に収めます。

封筒はポストに投函しても問題ありませんが、できるだけ郵便局の窓口を利用しましょう。

窓口に持ち込むことで、切手不足を防げる、タイムロスがない、集荷中に雨で濡れるのを避けられる、などメリットがたくさんあります。

また、企業から指示がなければ「普通郵便」で出すのが基本です。

期限に間に合うよう、時間に余裕をもって準備しましょう。

メールで送る

成績証明書の提出は手渡しや郵送が大半ですが、少しずつメールでの提出を許可する企業が増えてきています。

メールで成績証明書を提出するときは、原本をコピー機でスキャンする、もしくはカメラで写真撮影したものを「PDF化」して添付します。

成績証明書は個人情報であるため、必要に応じてパスワードを設定するなどセキュリティ対策を施しましょう。

最近は、PDF化された証明書を発行する大学も増えてきており、今後は電子証明書が主流になっていくかもしれません。

しかし、企業側から指示がないのに、一方的にメールで送るのはNGです。

企業からの案内をよく読んで、指定された方法で提出しましょう。

成績証明書を郵送するときの手順

添え状を準備する

成績証明書を郵送で提出するときは、「添え状」を付けるのがマナーです。

添え状には、書類を送る目的、書類の種類、枚数などを、受け手に知らせる役割があります。

用件がひと目でわかるように「成績証明書の送付につきまして」や「書類送付のご案内」など、添え状には件名を記載しましょう。

正しい順番で揃える

成績証明書と添え状の準備ができたら、クリアファイルに入れる順に整えます。

必要な書類が揃っているか、採用担当者が確認しやすいように揃えましょう。

まず、添え状を1番上にし、その下に成績証明書を重ねます。

提出書類が複数枚ある場合は、企業からの案内と同じ順番で揃えておくと安心です。

裏表や、上下が逆さまになっていないかどうか、必ずチェックしましょう。

クリアファイルに入れる

成績証明書は、クリアファイルに入れてから封筒に収めましょう。

クリアファイルは、書類をひとまとめにするだけでなく、汚れや破損から守ってくれます。

成績証明書は、一般的にA4サイズで発行されるため、クリアファイルもA4サイズを選びます。

三つ折りで厳封されている場合も、添え状の大きさに合わせ、A4サイズのクリアファイルでOKです。

外から中身が確認できるよう、無色透明のものを準備しましょう。

白い封筒に入れる

成績証明書を郵送するときは、白色の封筒に入れて送りましょう。

一般的に、茶封筒は社内のやり取りで使われます。

成績証明書のような正式な書類を送る時は、よりフォーマルな印象の白色の封筒がおすすめです。

封筒の色が違うと、企業側が郵便物の仕分けがしやすいというメリットもあります。

封筒の大きさは、A4のクリアファイルがすっぽり入る「角形2号」を準備しましょう。

成績証明書を郵送するときの封筒の書き方

表面には「成績証明書在中」と赤字で書く

応募書類を郵送するときの封筒表面の書き方見本

封筒の表面には、企業の住所、会社名、部署名、担当者名を記入します。

成績証明書を送るときは、封筒の中身がひと目でわかるように「成績証明書在中」と赤字で書き、文字の周りを赤い四角で囲みます。

もしくは他の応募書類も同封している場合は、「応募書類在中」と同様に赤字で書き、文字の周りを囲みます。

宛名が縦書きの場合は、封筒の左下あたりに記載するのが一般的です。

赤字や囲み線で目立たせることで、重要な書類が入っていることを相手に知らせることができます。

採用担当者へ確実に封筒が渡るよう、「成績証明書在中」の文言は忘れずに記載しましょう。

裏面には学校名・学科名も書く

応募書類を郵送sるときの封筒裏面の書き方見本

封筒の裏面には、応募者の住所と氏名を記載するのが基本です。

新卒採用の場合、大学名、学部・学科名も記入します。誰から届いた書類か判別しやすくなるので、採用担当者に親切です。

自分の住所であっても、都道府県から記入し、ビル名やマンション名なども省略せずに書きましょう。

大学名、学部・学科名も省略せずに正式名称で書くのが基本です。

封筒ひとつとっても応募者の人柄が表れます。丁寧な印象を与えられるよう細かいところまで気を配りましょう。

成績証明書を提出するときの注意点

提出期限に注意する

成績証明書の提出期限は、企業の採用スケジュールによって異なります。

いつでも発行できると油断していると、提出期限寸前になって慌ててしまう可能性があります。

成績証明書の申請〜発行には、窓口の場合、数日〜1週間程度かかることがあります。

また、自動発行機を使う場合も、利用時間外であれば、後日改めなければなりません。

成績証明書が求められるのは、採用段階の終盤が多く、内定間近の重要な時期です。

就活が忙しくなる前に、余裕をもって成績証明書を発行しておくのがおすすめです。

厳封であれば開けずに提出する

厳封とは、機密性の高い書類に対し厳重に封筒を閉じることで、文書の改ざんを防止するのが目的です。

そのため、厳封された封筒を開けてしまうと、その書類は無効になってしまいます。

企業側から厳封の指示があった場合は必ず従いましょう。

もし、どうしても中身が見たい場合は、自分用に余分に申請する方法もあります。

コピーは使用不可

成績証明書に限らず、履歴書など採用に関わる書類は「原本提出」が原則です。

コピーした証明書を使い回すと、偽造や隠蔽を疑われ、書類の信憑性がなくなってしまいます。

受け取った採用担当者が「本当にうちで働きたいのかな?」「仕事でも同じ用なことをするのでは?」と思えば、採用に悪影響を及ぼすかもしれません。

不誠実な印象を与えないよう、成績証明書のコピーは絶対に避けましょう。

成績証明書の提出が間に合わないときの対処法

採用担当者に電話で連絡する

成績証明書がどうしても期限に間に合わないときは、採用担当者に電話で連絡しましょう。

気がついた時点ですぐに連絡するのが望ましいですが、状況次第では先にメールで状況説明して、後から電話することもできます。

まずは素直に謝罪し、提出が遅れる理由を正直に説明することが大切です。

その後、いつまでに提出できるか伝え、成績証明書がなくても選考に参加できるかどうか確認します。

期限に間に合わないという失敗は誰にでも起こり得ることですが、重要な場面では信用を失いかねません。

就活中は何かと忙しくなりますが、日頃から計画的な行動をこころがけましょう。

予備を複数枚発行しておく

成績証明書の提出が間に合わない事態を防ぐには、何枚か予備を準備しておくのがおすすめです。

新卒採用の場合、選考の途中で提出が求められる場合があり、タイミングがいくつかの企業で被る可能性が出てきます。

予め何枚か発行しておけば、提出が求められたときにすぐ活用でき、万が一汚したり紛失したりしても、慌てずに対応することができます。

提出期限内に余裕を持って提出するためにも、必要になりそうな枚数を予測して、早めに発行しておきましょう。

成績証明書に関するよくある質問

成績証明書は4年間すべてのものが必要ですか?

成績証明書は、最新の成績が含まれたものを提出するようにしましょう。

証明書の発行時には、その時点での最新成績が自動的に記載されるため、学生が特定の期間を指定する必要はありません。

例えば、4年制大学の場合、4年生の前期に提出が必要であれば「3年生の後期」までの成績が、4年生の後期に提出する場合には「4年生の前期」までの成績が含まれます。

成績証明書の準備は早めに進めることが望ましいですが、あまりにも早く発行すると再提出が必要になる場合があります。

選考の進捗を見ながら、発行するタイミングを判断しましょう。

成績証明書には何が記載されていますか?

成績証明書には、主に以下のような項目が記載されています。

  1. 氏名:学生のフルネーム
  2. 生年月日:学生の誕生日
  3. 学籍番号:大学での個別の識別番号
  4. 履修科目:学生が履修した全ての科目の名称
  5. 成績評価:各科目ごとの成績(A、B、Cなどの評価、または点数)
  6. 取得単位数:履修科目ごとに取得した単位数
  7. 履修期間:学んだ期間、学年ごとの履修状況
  8. 卒業要件:卒業に必要な単位数や条件が満たされているかの確認(卒業見込みの場合はその旨が記載されることもあります)

就職活動において、成績証明書の記載内容が採用結果に直接影響を与えることはほとんどありません。

企業は成績証明書を通じて、学生が順調に卒業できるかを確認し、さらに応募者の興味を持つ分野や人柄を知る手がかりとして活用すると考えられます。

また、履歴書など他の応募書類との整合性を確認するためにも使用されるため、自己PRや実績を誇張せず、正確な情報を記載することが大切です。

封筒に入らない場合は折っても大丈夫ですか?

成績証明書を封筒に入れる際、サイズが合わない場合でも、折らずに提出することが望ましいです。

成績証明書は正式な書類であるため、折れや汚れがあると受け取る側に対して印象が悪くなる可能性があります。成績証明書などの重要書類を送る際は、適切なサイズの封筒をきちんと用意することが大切です。

A4サイズの成績証明書であれば、角形2号や角形A4など、A4サイズがそのまま入る封筒を使用するのが理想的です。もし自宅に適した封筒がない場合でも、コンビニで手軽に購入できます。

少し面倒に感じるかもしれませんが、書類を折らずに丁寧に送ることで、相手に対する印象も良くなります

大事な書類だからこそ、適切な封筒を準備して、きちんと発送しましょう。

成績証明書は合否に関係するのか?

成績を見られていると思うと不安を感じるかもしれませんが、成績証明書の内容が採用の合否を左右することはほとんどありません。

企業が成績証明書を求める1番の理由は、大学を予定通り卒業できるかどうか、履歴書に矛盾がないかどうかを確認するためだからです。

新卒採用の場合、卒業見込みがないと判断されれば、採用をためらわれる可能性があるので、心当たりのある人は注意が必要です。

企業が採用活動で重視しているのは、学校の成績よりも、応募者の志望動機や自己PR、人間性です。

成績に自信がないからといって、落ち込む必要はありません。

自分の魅力をしっかりアピールできるよう、面接に向けた準備に注力しましょう!

らくだ先生
成績証明書を提出するときのポイント
  • 成績証明書は期限内に確実に提出しよう!
  • 成績証明書を郵送するときは、クリアファイルに入れてから封筒に入れよう!

  • 成績証明書は合否に影響しない。素早く提出して面接対策に力を入れよう!