近年は手軽に写真を撮影・加工できるアプリが増え、履歴書用の証明写真をスマホで自撮りする人も増えています。しかし「就活用の写真に使ってもいい?」「企業にバレない?」といった不安から、使用をためらう人も少なくありません。
そこでこの記事では、履歴書の写真をスマホで撮影するメリット・デメリットや、アプリできれいに撮るコツを解説。無料で肌補正や背景変更できるものから、コンビニ印刷・データ保存ができるものまで、履歴書用に使えるおすすめのアプリも紹介します。
証明写真が撮れるアプリを活用して、効率よく就活・転職活動の準備を進めましょう。
履歴書の写真を撮るのはアプリでも問題ない?
履歴書写真がアプリ撮影かどうかは選考に影響しない
履歴書の証明写真は、撮影方法ではなく仕上がりが重要です。アプリで撮影したものでも、一定の品質が確保されていれば、選考に直接影響することはほとんどありません。
近年はスマホのカメラやアプリの性能が向上しており、証明写真機などで撮影した写真との差が縮まっています。特に、データ化された写真は、アプリで撮影したかどうかの判別がつきにくいのが実情です。
明らかに画質が低いものや、過度に加工をした写真は不適切ですが、正しく撮影・調整すれば無料のアプリでも十分に対応できます。
採用担当者が見ているのは「清潔感・明るさ・自然さ」
履歴書の写真は、応募者の第一印象を左右します。
どんな方法で撮影された写真でも、表情や身だしなみから「清潔感」「明るさ」「自然さ」が伝わることが重要です。アプリで撮影された写真が、これら3つの要素を満たしていれば好印象につながるでしょう。
採用担当者は短時間で多くの履歴書に目を通し、応募者の人物像をイメージします。わずかな違和感が第一印象に影響する可能性もあるため、アプリで撮影した写真は、直感的に不自然さを感じさせないことが重要です。
身だしなみや表情・背景などを整え、好意的な印象を与えられる写真を準備しましょう。
履歴書の写真をアプリで撮るメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| 撮り直しが簡単 | 照明や背景に気を配る必要あり |
| 好きな時間や場所で撮影できる | 撮影や加工方法によって違和感が生じる |
何度でも撮り直せるので納得いく写真が選べる
履歴書用の証明写真をアプリで撮影する最大のメリットは、何度でも撮り直せることです。表情や姿勢を微調整しながら撮り直し、複数の写真から満足できる1枚を選べます。
さらに、自宅での撮影ならリラックスできて表情が自然になり、自分らしさが伝わる写真を用意できるでしょう。
写真館だと緊張したり、表情がぎこちなくなったりする人は、アプリを活用するのが効果的です。何度も撮り直しすることで、より完成度の高い証明写真を準備できます。
時間や場所に縛られず撮影できる
アプリを活用すれば、自宅で手軽に撮影できる点も大きなメリットです。時間や場所を選ばないため、忙しい社会人や就活生も都合の良いタイミングで撮影できます。
自宅で撮影できれば移動時間や待ち時間がかからず、営業時間にも左右されません。証明写真機がある場所を探す手間も不要です。応募期限が迫っているときでもすぐに撮影して用意でき、準備をスムーズに進められるでしょう。
照明・背景によっては仕上がりに差が出やすい
アプリで撮影するデメリットとしては、照明や背景の影響を受けやすく、条件次第では写真の印象が大きく変わりやすい点です。
写真館や証明写真機で撮影したものと比べ、暗くなったりぼやけたりして仕上がりに差が出てしまう場合も少なくありません。
自宅は写真館のように照明が整っていないので、影ができたり反射したりして撮影に苦労することもあるでしょう。そのため、背景の壁を整える必要もあります。アプリでの撮影で一定の品質に仕上げるには、照明と背景を整えることが重要です。
撮影・加工のやり方を間違えると不自然になりやすい
アプリで撮影すると、撮影や加工の仕方次第では不自然な仕上がりになる可能性があります。
採用担当者は多くの履歴書に目を通しているため、写真のわずかな違和感にも敏感です。加工しすぎると違和感が目立ち、逆効果になるリスクがあるので注意しましょう。
補正加工をしすぎると、面接時に実物とのギャップが生じる原因となります。加工の程度によっては、マイナスの印象につながりかねません。加工はあくまで整える程度にとどめ、自然な仕上がりを優先しましょう。
履歴書の写真をアプリで撮る手順【5STEP】
履歴書写真に対応したアプリを選ぶ
写真アプリの種類は豊富にあるため、用途や機能をよく確認して選びましょう。履歴書用のサイズを指定でき、背景色を変更できるか確認が必要です。
できるだけ手軽に写真を用意したいなら、証明写真用の専用アプリを活用するのがよいでしょう。用途を選択するだけで自動的に規格サイズに設定でき、背景処理や明るさ調整にも対応しています。
自宅のプリンタ・コンビニでの印刷や、履歴書作成アプリとの連携ができるアプリだと、よりスムーズに準備を進められるので便利です。
撮影前に服装・髪型・背景を整える

引用:ミライトーチ
アプリで証明写真を撮るときは、事前の準備が非常に重要です。撮影前の準備次第で写真の印象が大きく変わるため、手を抜かずに服装・髪型・背景をしっかりと整えましょう。
撮影時の服装は、黒や紺色のスーツと白いシャツ・ブラウスを着用するのが基本です。シワや汚れがないか確認し、襟元やネクタイを整えます。
髪型は清潔感を優先し、前髪や耳周りをすっきりと整えましょう。髪が長い場合は、顔全体が見えるようにまとめます。女性のメイクは、明るく健康的な仕上がりを意識すると好印象です。
撮影は白い壁の前でするのが理想ですが、難しい場合は、大きな白い模造紙などを背景に貼って準備しましょう。模様の入った壁やカーテンの前、直射日光が差し込む場所は避けるのが無難です。影や映り込みの心配が少ない場所を選んで撮影することをおすすめします。
角度や明るさに注意してスマホで撮影する

引用:転職Hacks
スマホでの撮影は、角度と明るさが仕上がりを左右します。テスト撮影を繰り返し、ベストな環境を整えてから本番の撮影に臨みましょう。
まず、スマホを縦にして三脚やスマホスタンドに固定し、目線の高さに合わせます。顔が歪むのを防ぐために、スマホが顔の正面にくるようセットしましょう。
明るさが足りないと顔が暗く映る原因になるため、自然な光が十分に差し込む場所で撮影することが重要です。
スマホをセットしたら、セルフタイマーなどを活用して撮影します。仕上がりを確認しながら納得できる仕上がりになるまで、何度か撮影を繰り返しましょう。
履歴書用サイズ・背景を調整する

引用:転職Hacks
スマホで撮影した写真の中から最も仕上がりのよい一枚を選び、履歴書用のサイズに調整します。
履歴書用の証明写真は、縦4cm×横3cmが基本のサイズです。顔から胸元までバランスよく収まるように位置を調整し、トリミングしましょう。
背景色は、白・淡いブルー・薄いグレーの中から選択します。全体的に明るくしたいなら白か淡いブルー、落ち着いた印象にしたい場合は薄いグレーがおすすめです。ピンクやイエローなどの色合いは目立ちやすいので、背景色として使用するのは控えましょう。
必要に応じて明るさを微調整し、顔色や背景が不自然に見えないか確認します。調整後は必ずプレビューで仕上がりを確認し、応募形式に合わせて保存すれば完了です。
印刷・貼り付けをする
写真の準備ができたら、自宅のプリンタ、またはコンビニなどで印刷し、仕上がりを確認します。画質が低いと写真の印象が大きく変わるため、高画質印刷が基本です。
写真の鮮明さや汚れなどを確認して問題がなければ、履歴書用紙の所定の位置に貼り付けます。写真の貼り方も評価の対象になるので、曲がらないように丁寧に貼り付けましょう。
貼り付けにはスティックのりや両面テープを使うと、写真からのりがはみ出る心配もなくきれいに仕上がります。
履歴書の写真アプリできれいに撮影するコツ
照明を使って顔に影がかからないようにする

引用:エレコム
履歴書用の写真を撮影するときは、顔全体に均一に光が当たるよう調整しましょう。日中は、自然な光が差し込む窓の正面を向くようにして撮影すると、きれいに仕上がります。窓の前で撮影すると逆光となり、影ができやすいので注意が必要です。
自然光だけでは明るさが足りない場合は、補助ライトなどの照明を活用します。フラッシュだと光が強すぎて背景に影ができやすいため、使用は控えましょう。
自然に明るさをプラスしたいなら、レンズの周りから光を当てるドーナツ型のリングライトがおすすめです。顔全体に均一に光が当たるため、影が出にくくなり明るく仕上がります。
上からの照明で影ができてしまう場合は、レフ板を活用するのも有効です。コピー用紙などの白い紙を膝の上に置いて撮影することで、下から光が反射して目の下などに影ができるのを防げます。
自身から1m離した場所からズーム撮影する
スマホで写真を撮るときは、少し離れた場所からズーム撮影するのが効果的です。
スマホの広角レンズは広い範囲を撮影できる一方、近距離で撮影すると中心から離れた部分が歪みやすくなる特性があります。
近くで撮影すると顔の輪郭が歪み、膨張してしまう可能性があるため、1m程度の距離を置いて撮影するのがポイントです。
ただし、ズームしすぎると画像が荒くなるため、1.5〜2倍程度で撮影するのがよいでしょう。2倍程度なら画質が荒くなりすぎず、歪みも抑えられてきれいに仕上がります。
三脚・スタンドを使用し左右の肩のラインを揃える
スマホでの撮影時は、必ず三脚やスタンドを使用しましょう。写真のブレを防ぐには、スマホをしっかり固定して安定させることが重要です。
手持ちや自撮り棒では一定の角度を保てず、構図も崩れてしまいます。スマホを目線の高さに固定して安定させ、真正面から撮影できるようにセッティングしましょう。
また、正しい姿勢で撮るためには、左右の肩の高さを揃えることもポイントです。カメラを正しくセットしても、肩のラインが揃っていないと体が傾いて見え、だらしない印象を与えてしまいます。必ず鏡で左右の高さを整えてから撮影しましょう。
視線はレンズの少し上を見て表情をハッキリさせる
履歴書の証明写真は、視線と表情で印象が大きく変わります。
好印象を与えるには、写真を撮影するときに、レンズの少し上を見るように意識するのがコツです。視線を少し上にすることで目が開いて瞳にほどよく光が入り、明るくはっきりとした表情になります。
レンズを直視すると硬い表情になりやすく、視線が下がると自信がないように見えてしまいます。遠くを見るようなイメージで視線を少し上げ、軽く口角を上げると、印象の良い自然な表情が作れるでしょう。
履歴書の写真をアプリで撮るときの注意点

美肌加工やパーツ修正は使用しない
履歴書用の写真は、自然な見た目であることが最優先です。美肌加工やパーツ修正などの機能は、基本的に使用を控えましょう。
特に、目・口・輪郭といったパーツ補正を行うと不自然になりやすく、面接時の違和感にもつながります。
履歴書は情報の信頼性が求められるため、加工したことに気づかれるとマイナスの印象を与えかねません。アプリの加工は明るさや色味の微調整にとどめ、自然な仕上がりにすることが大切です。
加工で不自然な修正を加えるよりも、ありのままの姿を活かすほうが、結果として採用担当者の信頼につながるでしょう。
背景合成は「切り抜き感」を出さない
背景を合成処理する場合も、自然な仕上がりにすることが重要です。
背景と人物の境界線に「切り抜き感」があると違和感を与えます。特に、髪の毛と背景の境目は歪みやすく、輪郭に白い縁が出てしまうことも少なくありません。
背景には境目がわかりにくい白や薄い色合いを指定し、合成処理した後は人物と境目の馴染み具合をよく確認しましょう。
履歴書の写真では全体像にも気を配る必要があります。顔の写りだけに気を取られて背景処理が雑にならないよう、細部まで丁寧に仕上げましょう。
写真の解像度やファイル形式を指定の条件に合わせる
履歴書をオンラインで提出する場合は、指定された解像度と画像ファイル形式を守ることが重要です。解像度が低すぎると顔がはっきりわかりにくく、印刷したときもぼやけてしまいます。
特に指定がない場合は、300dpi以上を目安に調整するとよいでしょう。300dpi以上あると、印刷してもきれいに見えます。
また、画像のファイル形式は、JPEG・PNGが一般的です。指定されていない形式で保存すると容量が大きくなり、オンラインでの提出時に支障が起きる可能性があります。
さらに、色味が不自然になったり、履歴書の表示エラーが出たりするリスクもあるため、必ず指定された形式で送付しましょう。
【無料あり】履歴書写真に対応したおすすめアプリ・サービス
らくらく履歴書

「らくらく履歴書」は、履歴書の作成と写真の準備を効率的に進められるアプリです。
履歴書用に特化しているため、写真サイズの調整や白背景への変更が容易で、そのまま履歴書のフォーマットに貼り付けられます。中央線や、頭の先とあごの下のラインの目安も確認しながらレイアウトを調節できるので、写真をバランスよく配置できるでしょう。
履歴書の完成後はコンビニ印刷やPDFでのダウンロードも可能で、履歴書の作成を効率よく進められます。
新卒用から転職・アルバイト用まで幅広いテンプレートが用意されており、自己PRの自動作成機能もあるので、複数社に応募するときも役立つでしょう。
証明写真作成アプリ

引用:App Store
「証明写真作成アプリ」は、履歴書用の証明写真を簡単に作れるアプリです。
撮影した写真を保存して必要な枚数を指定するだけで、1枚のシートに複数枚の証明写真をまとめて印刷できます。履歴書用のサイズを選ぶと自動的に調整され、背景色の指定も可能です。
JPEG形式でデータ保存されるので、オンライン履歴書にも対応できます。スマホやデジカメで撮影した写真に対応しているプリンターであれば、自宅で印刷できる点もメリットです
コンビニで印刷する場合は、30円のプリント代だけで済むので、コストを抑えて証明写真を準備できることもメリットです。
履歴書カメラ

引用:App Store
「履歴書カメラ」は、求人サイトで知られる「タウンワーク」がプロデュースしている無料の証明写真アプリです。スマホで撮影した写真を選び、履歴書用のサイズを選択して保存すれば、コンビニのマルチコピー機などで簡単に印刷できます。
肌補正機能は「清潔感」「健康的」「華やか」の3つから選べるので、求める仕上がりに合わせて手軽に調整できるでしょう。くま消し機能もあり、必要に応じて目の周りの影も補正が可能です。
コンビニでは、証明写真4枚のセット、または証明写真入りの履歴書を印刷できます。
AI証明写真

引用:AI証明写真
「AI証明写真」は、AI補正機能が充実している証明写真アプリです。履歴書用のサイズを選択して写真をアップロードし、必要な編集を加えるだけで簡単に証明写真が完成します。
背景色の変更・美顔補正だけでなく、男性・女性用スーツの着替えにも対応。急に証明写真が必要になったときには、非常に便利です。AIが顔の細かなつくりまで読み取って調整するため、自然な仕上がりが期待できます。
証明写真が完成したらデータを保存し、コンビニか自宅のプリンターで簡単に印刷が可能です。データをそのままメールで送信することもできます。
パシャット

引用:App Store
「パシャット」は、スマホで手軽に履歴書用の証明写真を作成できるアプリです。
写真の撮影から編集・印刷までトータルで対応しているので、効率的に証明写真を準備できます。コンビニでの印刷のほか、写真プリントの配送に対応していることも魅力です。
撮影時には、画面に顔の枠が表示されるので、枠内に収まるように位置を合わせるだけでバランスの良い写真に仕上がるでしょう。明るさや背景の調整ができ、スマホカメラの歪みを補正する機能も備えています。
写真プリントは、FUJIFILM純正ペーパーを使用しているので、写真館で撮影したような証明写真を準備したいときにもおすすめです。
履歴書写真アプリに関するよくある質問

アプリで撮った写真だと企業にバレる?
適切に撮影され、過度な加工を施していなければ、アプリでの撮影だと分かることはほとんどありません。
採用担当者は写真の印象で判断するため、撮影方法よりも仕上がりに意識を向けましょう。先述した通り、明るく清潔感があり自然な仕上がりであることが重要です。
最近のアプリは品質が向上しているため、写真館や証明写真機で撮った写真と遜色ない仕上がりが期待できます。照明や背景も整え、補正機能の使用を控えれば、アプリでも十分な品質の証明写真を作成できるでしょう。
自宅に白い壁がない場合はどうすればいい?
自宅に白い壁がない場合は、壁に大きな模造紙や白い布を貼って対応しましょう。通販を利用すれば、撮影用の白い布が安価で手に入ります。
窓や照明の位置によっては影ができたり、余計なものが映り込んだりするため、撮影場所の周りも整えておくと安心です。
どうしても適切な背景が用意できない場合は、無地の壁やカーテンの前などで撮影し、背景合成で調整しましょう。白や淡いブルーなどの背景に変更すれば、問題ありません。
ただし、背景合成を使用すると違和感が出る場合があるので、不自然に見えない仕上がりに調整することが大切です。
コンビニ印刷の画質は証明写真機と比べて問題ない?
コンビニのマルチコピー機は性能が向上しており、証明写真機と大きな差が出にくくなっています。ピクセルサイズ600px×450px、解像度300dpi以上の画像であれば、きれいに印刷できるでしょう。
逆に、元の解像度が低ければ、いくら高性能のマルチコピー機でもぼやけた仕上がりになります。
コンビニ印刷で使用される写真用紙も適度な厚みと光沢があり、証明写真機で採用されているものと遜色ありません。用紙やサイズを間違って選択すると仕上がりに影響が出るため、正しく設定して印刷しましょう。
履歴書写真はアプリでも正しく撮れば問題ない
履歴書の写真は、撮影方法ではなく仕上がりが重要です。正しく設定できていれば、アプリで撮った写真も問題なく履歴書用に使えます。
自撮りする場合でも、服装や髪型などの身だしなみを整え、背景や照明にも配慮すれば、写真館や証明写真機で撮影するときと同程度の品質を確保できるでしょう。
アプリで撮影・編集する場合は、加工の仕方によっても仕上がりが変わります。補正機能は使用しないか、ごくわずかに整える程度にとどめ、不自然にならないよう意識することがポイントです。
何度でも撮り直しができ、編集もやり直しがきくので、自分が納得できる証明写真を作成し、印象アップにつなげましょう。
