「履歴書ってAIで作れるみたいだけどバレないの…?」
「わざわざAI使う意味なんてあるの…?」
履歴書をAIで作るって少し不思議な感じがしますよね。どこで活用するのか、採用担当者にバレないの?といった、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか?
しかし、そういった不安や疑問を吹き飛ばすくらい、AIを活用することでコスパよく履歴書を作成することができるんです!
今回は、AIを使った履歴書作成のコツから、バレない書き方、おすすめの作成ツールまで、実体験を交えながら詳しく解説していきます。
効率的に、かつ自分らしい履歴書を作る方法を身につけていきましょう。
AIで作った履歴書は採用担当にバレる?

結論から伝えると、AIで作った履歴書はバレる可能性があります。
ただし、バレやすい文章の特徴を押さえることができれば、採用担当者の目に留まる文章を素早く作れるのも事実です。
ここでは、AIで作った履歴書だと疑われるポイントとバレずに作るコツを解説します。
AIで生成した内容をそのまま使うのはバレるのでNG
AIで生成した志望動機やアピールポイントの文章をそのまま使うのはNGです!
理由は以下の2つが挙げられます。
- 不自然な日本語が生成されることがある
- 一定の生成パターンからAIだと推測される
AIで文章を生成したことのある方であれば経験したことがあるかもしれませんが、不自然な表現や本来のニュアンスとは異なる表現が生成されることがあります。
例えば、以下の文章。「趣味は旅行すること」と言いたいだけなのに、回りくどい言い回しになるんです。
休日には外出をして過ごすことが多く、旅行はとてもリラックスできる余暇の過ごし方です。
また、AIで生成した文章には少なからず特徴があるため注意が必要です。近年では「生成AIチェッカー」というAIで生成した文章を判別するサービスもあるため、採用担当者は、AIに関する知見がなくてもある程度見抜けるようになっています。
これらの理由から、AIの文章を完コピして載せてしまうと、採用担当者に「自分で作った文章じゃないな」とバレてしまうので注意しましょう!
AIで基盤を作って自身の言葉を付け足すとGood!
AIを使って履歴書を作成する際は、生成された文章を基に自分の言葉で書き直すのが重要です!
私の場合、飲食店でのアルバイトやサークルでの経験を箇条書きにして、AIに志望動機の原文を作ってもらいました。
例えば以下のようになります。
記載した特徴 | ・在籍スタッフ30名の飲食店のホールで3年間アルバイト ・3年目からはバイトリーダーを務めている ・シフト組みの提案 ・後輩バイトの悩みをヒアリング |
AIが生成した原文 | 私の強みは、メンバーの声に耳を傾けながら、チーム全体の働きやすさを高める「マネジメント力」です。 30名のスタッフが在籍する飲食店で、アルバイトリーダーとして働いています。年齢も学年も違うメンバーが多い中で、一人一人の予定や希望を聞いてシフトを組んできました。特に、テスト期間や就活中のスタッフへの配慮を意識したところ、辞めてしまう人が前年より20%も減りました。 また、定期的に後輩たちと話す機会を設けて、仕事の悩みや学業との両立について相談に乗ってきました。こうした経験を通じて身についた「人の気持ちを理解する力」と「チームを引っ張っていく力」を、ぜひ御社でも活かしていきたいと考えています。 |
結構形になっていますよね!
その後、原文を基に、自分の実体験や感じたことを織り交ぜながら文章を再構築していきます。この方法なら、AIの利点を活かしながらも、自分らしさを表現できる履歴書が作成可能です。
履歴書に書いたことは面接で質問される可能性があるため、自分の言葉で書き直すことで、説得力のある表現ができます。
具体的な自己PRのAI生成方法は以下の記事で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください!
内部リンク:「自己PRをAIで生成する方法」の記事へ飛ばす(未公開のため以下リンクは空白)
【採用担当者の本音】AIで履歴書を作るのってあり?
意外だと思うかもしれませんが、AIの活用自体は好意的に受け止められているんです!
「効率的に情報を整理できる」「基本的な文章の型が身につく」といった理由から、賢い活用方法として評価する声もあります。
ただし、それはあくまでAIを補助ツールとして使う場合の話です。重ねての説明にはなりますが、大切なのはAIに頼りすぎず、自分の言葉で内容を組み立てることです。
特に、自己PRや志望動機の部分は、人となりや個性が現れる重要な箇所なので、しっかりと自分の言葉で表現することをおすすめします!
参考:新卒採用(AIを使った履歴書作成は可?)|株式会社トリニティー
履歴書をAIに書かせるメリットあるの?
- 志望動機やアピールポイントで活用できる
- 圧倒的な時間効率・自分で描くよりもクオリティが高い
志望動機やアピールポイントで活用できる
志望動機やアピールポイントといった、文章を記載する欄にはAIが役立ちます。
0から1を生み出してくれるので、参考文章としてうってつけです。
ただし、具体的なエピソードが含まれていなかったり、自分のニュアンスとズレている部分があるので、AIで生成した文章を元に再構築する作業が必須です。
圧倒的な時間効率

自身で履歴書を作成すると、文章を考える時間や何度も書き直す時間など、多大な時間を要する場合があります。
特に紙で書いている方は、1文字間違えただけで書き直しとなるため、手も疲れますし、やる気もなくなるでしょう。
しかし、AIツールを活用することで、スマホやパソコンで履歴書が作成でき、文章も自動で考えてくれるため、無駄な時間を省き効率的に履歴書を作成することができます!
自分で書くよりもクオリティが高い
文章力に自信のある方であれば、わざわざAIを利用して文章を書く必要はないでしょう。しかし、そういった方ばかりではないはずです。
志望動機や自己PRは、自身の熱意や経験を限られた文章量で伝えなければいけません。言葉ではなく文字で伝えるということは、細かい表現や書き方に気を配らなければいけないため、ハードルが高いと感じるでしょう。
そんな時にAIを活用すれば、自身の伝えたいことを限られた文章量でまとめてくれるので、自身で書くよりもクオリティが高くなることが多いです!
AIで履歴書を作成できるおすすめのツール3選
ツール | おすすめする方 |
らくらく履歴書 | ・空いた時間にスマホで履歴書を作りたい ・最低限のキーワードでAIに文章を作って欲しい |
yagish | ・転職用の履歴書を作りたい ・自分の経歴で受かりそうな求人を紹介して欲しい |
ChatGPT | ・プロンプトを用いて自由に表現したい ・回数制限に縛られたくない |
スマホで簡単入力!らくらく履歴書
- 入力フォームに沿って書くだけ!
- 便利な途中保存機能で隙間時間を活用
- 困った時のAI生成機能
就活もデジタル化が進んでいる今、スマートフォンで手軽に履歴書が作成できる「らくらく履歴書」が非常に便利です!
サークルやバイトの合間に、通学電車の中でも作業が進められるのが魅力的です。特に基本情報を入力するだけで、自然な文章を提案してくれる機能は重宝します。
私の場合、飲食店でのアルバイト経験を入力したら、具体的な業務内容や成果を分かりやすく整理してくれました。さらに、文章の表現を複数のパターンから選べるので、自分らしい言葉に修正しやすいんです。
利用は完全無料で、メールアドレスでログインすると、過去に書いた履歴書をダウンロード・編集できます。
転職の履歴書ならyagish(ヤギッシュ)!

出典:yagish
- 生成AIで志望動機を作成
- 隙間時間で作業を進められる
- エージェントからの仕事紹介
転職用の履歴書を作るなら「yagish」がおすすめです!
こちらもらくらく履歴書と同じように、フォーマットに沿って情報を入力するだけで履歴書を作れます。
志望動機などで文章に迷った時に生成AI機能が利用でき、原文を作成してもらえます。また、yagishは求人紹介までサポートしているのが特徴です。
履歴書制作だけでなく、求人紹介までしてほしいという方にはヤギッシュがおすすめになります!
無料で気軽に生成!ChatGPT

出典:ChatGPT
- 可能性は無限大!
- プロンプト次第で自由に作れる
大学でのレポート作成でも重宝したChatGPTは、履歴書作成でも活用できます。
私も実際に試してみましたが、サークルやアルバイトでの経験を入力すると、それなりの文章を提案してくれました。
ただし、使い方には少しコツが必要です。「就活用の履歴書を書きたい」と漠然と伝えるのではなく、「大学3年生、アルバイト経験を活かした自己PR文を作成して」というように、具体的な指示を出す必要があります。
また、無料アカウントで作成する場合が、文章の生成に時間がかかる、精度が落ちるといった点がネックです。
締切が迫った状況では履歴書作成に特化したツールの方が効率的かもしれません。
AIで作った文章でチェックすべき3つの修正点
- 急に文体が変わる
- 専門用語満載で完成度が高すぎる
- 具体的なエピソードがない
「うわ、これAIだな」とバレやすい履歴書には、これらの特徴が見受けられます。
急に文体が変わる
AIを使って履歴書を作る際、最も注意すべき点は「文体が混在する」ことです。
例えば、「です・ます調」と「である調」が混在したり、フォーマルな表現と話し言葉が入り混じったりするケースが多いんです。
例えば以下のような文章です。
私の強みは、多様な人々の意見を取り入れながら、組織全体の生産性を向上させる「マネジメント力」である。
30名が在籍する飲食店のアルバイトリーダーとして、年齢も環境も異なるスタッフ全員が働きやすい職場づくりに努めてました。
特にシフト管理では、各スタッフへの丁寧なヒアリングを実施し、学業や就職活動との両立に配慮した提案を行った結果、離職率を前年比20%削減。
また、定期的な面談を通じて後輩スタッフの悩みに寄り添い、早期離職の防止にも貢献いたしました。
これは、AIが異なるソースから文章を生成ことが原因に挙げられます。文章全体を通して読み返し、終始一貫した文体になっているか確認しましょう。
履歴書の文体は基本的に「です・ます調」で統一するのがベストです!
年相応の言葉を使っていない
年相応の言葉を使っていない履歴書は、「応募者が自分で作った文章ではないな」と怪しまれる可能性があります。
例えば以下のような文章です。
▼大学生なのに敬語満載でカッチリしすぎている
幼少の頃より、家族や友人との食事の時間が、私にとってかけがえのない思い出となっておりました。この「食を通じて人々に幸せをお届けする」という想いを実現させていただきたく、飲食業界で最大シェアを誇る貴社への入社を志望させていただきました。
ファーストフード店でのアルバイト経験におきましては、2年間で約3,000名のお客様への接客を担当させていただき、「美味しゅうございました」「ありがとうございます」というお言葉を頂戴するたびに、食を提供することの喜びを実感させていただきました。
特に、ご家族連れのお客様より「また伺わせていただきます」とお言葉をいただいた際は、この上ない喜びを感じた次第でございます。
あなたが新卒就活の採用担当者なら、「美味しゅうございました」「この上ない喜びを感じた次第でございます」という表現に違和感を覚えますよね!
少なくとも、自分の言葉で書くことで年齢に応じた表現方法になるので、AIの文章をそのまま使うのはやめましょう。
具体的なエピソードがない
AIが作る文章の特徴に、具体的なエピソードに欠けることが挙げられます。
私の場合、アカペラサークルでの活動を書こうとしたとき、AIは「チームワークを発揮し、目標達成に貢献しました」といった抽象的な表現を提案してきました。
これでは私の経験は採用担当者に伝わりません。
例えば、
「10人のメンバーと3ヶ月間練習を重ね、学園祭でのステージを成功させました」
「率先して練習時間の調整や場所の確保を担当し、全員が参加できる環境を整えました」
といった具体的な体験を盛り込むことで、より説得力のある内容になります。
だからこそ自分の言葉で書くのが重要なのです。
AIで履歴書を書く際のよくある質問
ここでは、AIで履歴書を書く際のよくある質問を5つ解説します。
- AIっぽさを消すにはどうすれば良い?
- 履歴書はパソコンだけど大丈夫?
- 学歴・職歴はどこまで書く?
- 本人希望欄には何を書くの?
- 記載内容が不安なら添削を依頼しよう
AIっぽさを消すにはどうすれば良い?
AIの文章特有の不自然さを消すためには、以下の3つがポイントになります。
- 文章を見直す
- 文体を揃える
- 具体的なエピソードを盛り込む
例えば、「飲食店でのアルバイト経験を通じ、笑顔と丁寧な接客を心がけ、お客様満足度向上に貢献。忙しい時間帯でも冷静に対応することを意識しました。」
「体言止めして大丈夫?」「具体性なくない?」と気になるのではないでしょうか?
そこで、「3年間の飲食店アルバイトの経験を通じて、笑顔と丁寧な接客を心がけ、お客様満足度向上に貢献しました。また、ピークタイムでも冷静に対応できるよう、お客様が少なくなる15時〜18時の間にピークタイムの準備を済ませてくことを意識しました。」
と自らの言葉で書き換えることで、人となりのわかる文章になります!
履歴書はパソコン作成で大丈夫?

志望先の指示に従うのが前提ですが、指示がない場合はパソコンと手書きのどちらでも問題ありません。
近年、手書きの履歴書にこだわる企業は少なくなってきています。
私も当初は手書きにすべきか迷いましたが、先輩や就活支援センターに相談したところ、「パソコン作成は全く問題ない」とアドバイスをもらいました。
むしろ、文字の読みやすさや修正のしやすさから、パソコン作成を推奨する企業も増えているようです。
ただし、提出前には必ずプリントアウトして、文字のバランスや改行位置を確認しましょう!
特に証明写真の配置や、押印が必要な場合の余白にも注意が必要です。
学歴・職歴はどこまで書く?
学歴・職歴の記載で迷っている人も多いのではないでしょうか。
「中学?高校?いつから記載する?」「アルバイトは書かなくていいのかな」と悩みますよね。
新卒の場合、学歴は中学校から書きましょう。正社員経験がないので、職歴の記載は不要です。
ただし、アルバイトの経験がある場合は職歴欄に記載することもできます。
一方、転職における履歴書は、高校からの学歴を記載しましょう。職歴は古い順に記載していきます。
本人希望欄には何を書くの?

本人希望欄は、採用担当者があなたの希望を知るための重要な項目です。
具体的には、「希望職種」「希望する勤務地」「希望する雇用形態」「伝えておくべき健康面の不安」などが挙げられます。
特に希望がない場合は「貴社の規定に従います」と記載すればOKです!
本人希望欄はあなたの希望を伝える重要な記入欄ですが、条件が限定的すぎると選考に影響する可能性もあるので注意が必要です。
記載内容が不安なら添削を依頼しよう
履歴書を作成していると、「これで採用担当者に知って欲しいこと伝わるかな?」「ここの言い回しは違和感ないかな?」と不安になりますよね。
一人で見直しをしていると、迷いに迷って、いつの間にか2時間経っていたなんてこともしばしば。
そのような場合は、大学のキャリアセンター(就活支援センター)や、就活サービス、家族、先輩、友人などに添削を依頼しましょう!
自分の視野では見つけられなかった、思わぬ抜け漏れがあるかもしれません。
AIを活用しながら効率的に就活を進めよう!
AIで履歴書を作成するなら「らくらく履歴書」がおすすめです。豊富なフォーマットが用意されており、志望する業界・職種に合わせて最適な履歴書を作成できます。
ガイドに沿って氏名や学歴、スキルなどの情報を入力するだけの簡単作業なので、提出日の前日から作り始めても間に合います。
志望動機や自己PRに何を書くか迷った時は、AI生成機能におまかせ!
スマホ1つで履歴書が作れるので、ぜひ1度利用してみてください。

- AIで作った履歴書はそのまま使わず自分の言葉に置き換えよう!
- 自己PRの内容は面接で突っ込まれやすいため要注意
- 自分の感情を乗せるとAI感が薄れる!